『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

雪かき
毎度ありがとうございます!

大型寒波は通り過ぎたものの、例年並みの寒さには変わりないわけでして。
雪国に暮らす以上、雪かきは必ずしなければならないわけですけど、
こう見えて実は「雪かき」が死ぬほど嫌いな自分です。

まったく生産性がなく、やってもやっても翌日に感じる無力感と疲労感が大嫌いです。
そして、毎年必ず腰痛に悩まされるのも、必ず雪かきの後なんですよね。

マンションとかに住まない限りは雪かきは絶対にやらなければならないんでしょうけど、
宝くじでも当たったら、全面ロードヒーティングにして一切スコップを持ちたくないとさえ
マジで思っています。

実は、今の自宅を購入した当時、自宅前の道路は未舗装で砂利道だったんですよ。
しかも、奥は行き止まり。

当然、除雪車は入ってきません。

それはそれは、途方もない雪かき作業を繰り返していたんですね。
それは、何十年も住んでいたお向かいのホンマさんも同じだったことでしょう。
最初の冬で、もうすっかりこの家を嫌になったことを覚えています。

除雪車が入ってもらうためには、砂利道からアスファルトへ舗装しなければなりません。
ちょっと登記簿を取って調べてみると私有地から鶴岡市へ公道として提供された土地で、
その所有者は同級生ユウジの親父さんだったんですよ。

道路としての使用しか認められない土地だったんで、舗装に関しての公的書類関係の
全面協力は二つ返事で「OK!」と、すぐにもらえたんですね。

お向かいのホンマさんに聞くと、以前は砂利道に面する三軒でお金を出し合って舗装しようと
申請書やら見積書やらを準備したそうなんですけど、その途中でまとめ役がいなくなってしまって
舗装計画はそれっきりになってしまっていたそうなんです。

さらに当時は、行き止まりの私道の舗装工事には補助金が出ず、
舗装費用は、ほぼ全額住民負担だったそうなんですよ。
それでも雪かきが大嫌いな自分は、舗装工事をして除雪車が入ってこれるように動き出します。

まず、いくらするのか見積もりをとって、業者からいろいろ聞いてるうちに
鶴岡市でも書類と条件が揃えば補助金が出るかもしれないと聞かされたんですね。

ダメ元で土木課に確認すると、ちょうど制度が変わったばかりで【行き止まりの私道】でも
幅員5m以上の私道の舗装工事には補助金が出るようになったんだと教えてもらいます。

いま思い返しても、本当にタイミングが良かったんですよね。

隣の家は空き家になってますんで、申請はお向かいのホンマさんとウチだけでいいそうで、
さっそく後輩のヤスヒロに連絡して舗装工事業者を紹介してもらいました。

以前の制度だと一律5万円だったか微々たる補助金でしたけど、
今回の申請では舗装工事代金の50%くらいは補助金が出た記憶があります。
さだかではありませんけど、数十万の工事が一軒あたり数万円の負担で仕上がったんですよね。
もちろん、除雪ルートにも新たに加わるということになって現在に至っています。

砂利道時代、腰の高さまでもあった雪をホンマさんと二人で数時間かけて雪かきしていた
あの冬のことを、大型の除雪車が路地に入ってくるたびに思い出します。

あれ以来、冬は栄養ドリンクを箱買いしておいて「ご苦労さま。」の気持ちで
2本づつドライバーに差し入れするようにしてます。
除雪車が来るのが当たり前でなかったからこその、ほんの少しですが感謝の気持ちなんですよ。

ウチもホンマさんちも随分と冬の雪かきが楽になりました。
それでもまだ、自分は雪かきが大、大、大嫌いです。

家の前の道路にアーケードかけるとしても、さすがに補助金は出ないだろうなぁ。。。(笑
本当に、早く春が来てほしいですね。

今日も一日頑張っていきましょう!


 










コメント

1. 腰痛持ち

私も疲れが溜まると腰痛が出てきますので、除雪作業は大嫌いです。
腰の痛みは、痛みの中でもかなり上位だと思うんです。

今季の雪は……東京にいるとニュースの映像でしか見れませんけど、まだまだ降りそうですもんね……。

2. >しんさん

雪国で暮らす以上、雪かきが大嫌いなんて
言ってられないんでしょうけど、大嫌いです。

まぁ、好きな人もいないのかもしれませんけど(笑

今年は腰痛をかばっていたら、ひじ痛になってしまって
何かと不便な左腕で生活しています。

鶴岡の雪も、まだまだこれからでしょうね。
気が滅入りますよ、トホホ。
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