やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ
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毎度ありがとうございます!

「あんだけ鶏のから揚げ食って、まだラーメン食うつもりかよ!酔っ払ってんの?」
「いやいや、全然酔っ払ってないですよ。全然シラフだし。」

なんてアビコと押し問答をやっていると、後ろからさっきの店の子が走って追っかけてくるんですよ。

「アビコさ~ん、アイコス忘れてますよ~!」
「あれ?ほんとだ。スイマセン。」
「・・・思いっきり酔っ払ってんじゃん。」

深夜0時もまわり、正月3日ということもあってか、ラーメン屋などどこもやっていません。
駅前なら一軒ぐらいどこかやっていたでしょうけど、哀愁漂う七日町ですからね。

雪降るなか七日町を2周も徘徊し、それでも諦められないからあげくんは路上待ちしているタクシーの
運転手を捕まえて「この辺でやってるラーメン屋ないっすか?」なんて聞くねばり腰。
最終的に七日町ワシントン一階のローソンで、カップラーメンを買ってご満悦だったようです。

明日は朝食と昼飯を兼ねて、尾花沢にあるササニシキ食堂で「モツ煮こみ定食」を食べる予定で
8時半にロビーで待ち合わせて解散しました。

事前リサーチだと午前10時オープンでしたから、逆算して8時半にチェックアウトし、
一路、尾花沢に向かって13号線を北上します。

予定通り9時50分に到着し、店の前を雪かきしているお姉さんに一応開店時間を確認すると、
なんと「今日は11時ごろからです。」なんて言うじゃないですか。

午後からまた仕事に行くアビコのことを考えると、11時まで待つわけにはいきませんでした。
新庄周りでそのまま鶴岡に向かい、途中の「一番屋」でメシを食っていくことにしたんです。

ササニシキ食堂の「煮こみ定食」は次回の遠征の際の宿題とします。
やんちゃの煮こみを気に入ってくれているアビコが「やんちゃと双璧です。」と言うのなら、
一度は食べてみたいですよね。

煮こみ定食といえば群馬県渋川市の永井食堂があまりにも有名ですが、ここ尾花沢で
「煮こみ定食」をメインに、しかも行列が出来るほど評判のお店だと聞けばなおさらです。

むしろ、昨夜のから揚げリフレイン地獄の最中から、すでに心は「煮こみ定食」にあったと
言っても過言ではありません。

昨年の秋田遠征でもそうでしたが、事前に行きたいお店をチェックしておいても、
正月3日という日程上、年始休業や営業時間変更があったりして、目的のお店に辿り着けない事も
ある意味覚悟しておかなければなりません。

お店がやっていればラッキー、ダメでもしょうがない。
そのくらいの行き当たりばったり旅で丁度いいのかもしれません。

昨年は秋田からの帰り道は「来年はどうする?」なんて会話で盛り上がりましたが、
今年は財布を忘れた反省会と「から揚げ図鑑」の言い訳で盛り上がって帰ってきました。

三川橋直前にある「一番屋」では、胸焼けにもかかわらずカレーの匂いに食欲を掻き立てられます。
高島兄がテレビで言ってましたが二日酔いでもカレーを食うんだそうで、ここはやっぱり
「一番屋」王道のカツカレーを頼んでしまいます。

「で、アビコは?決まった?」
「はい。じゃ、おれもカツカレーで。」
「はぁ?そこは、から揚げ定食じゃないの?」
「ははは、もう、から揚げはいいです。」
「でしょうね。」

鶴岡市内に入り、そのまま自分を降ろす前にアビコのマンションに立ち寄って、
財布を確認させると、無事に部屋の中にあったそうです。
よかったよかった。

今年も、忙しいなか付き合ってくれた旅の相棒アビコに感謝です。

さてと、今週末に開催されるOB会の資料準備のため、またデスクワークに集中しなければなりません。
大したオチもありませんでしたけど、新年から長編お付き合いありがとうございました。

改めて、当ブログも今年も宜しくお願いいたします。
居酒屋オヤジの独り言ですので、のんびりとマンガでも読む感覚で楽しんで頂ければ幸いです。










毎度ありがとうございます!

東京や仙台ならば、昼間から飲めるところは山ほどあるわけですけど、地方ではなかなか
昼間から一杯やれるところがなくてお店を探すのにひと苦労します。

もちろんラーメン店や町中華ならば、ビールで一杯ぐらいどこでも飲めますけどね。
居酒屋メニューでとなると、なかなか難しいんです。

そんななか「Qsキューズ」さんは山形でも午前中から飲める貴重なお店だということで、
一度は訪れておきたいお店だったんですよね。

お腹は満腹でしたけど、ここは軽めに「酢モツ」と「ポテトサラダ」をチョイス。
ちなみに、自分はポテトサラダにソースをかける派です。

どのメニューも安いですし品数も多く、昼からこのメニューで飲めるなら何の不服もないでしょう。

今度は一軒目から来てみたいなぁ、なんてメニューを眺めながら考えていると、目の前で
「すいません!トンペイ焼きと・・・鶏のから揚げを1つ。」なんて注文してるんですよ。

「ウソだろ、おい。マジで注文するの?」
「ええ、大丈夫でしょ。余裕です、よね。」
「よね、じゃないよ。どういうつもりよ?山形から揚げ図鑑でも作る気か?」
「ははは。図鑑、おもしろい。」
 
確認しますが、この男、今日は財布持ってませんからね。

「オレは知らねーぞ!もう、から揚げはムリだって!」
「おれが頑張ります。」
「頑張って食うもんじゃねーだろうよ。」

そして、出てきた鶏のから揚げが、まさかのジャンボサイズ、しかも6個も!

これはヤバイです。
ヤバイ大きさです。
絶対に食えません。

しかもこの後に、この地獄のテーブルに「トンペイ焼き」も運ばれてくるんですよ。
見ているだけでもウプッと込み上げてくる胃液と格闘しながら、アビコが完食するのを待ちます。

酒場巡りの際に、自分はどうしてもたくさんのお店を回りたいので、フードはちゃんと考えながら
注文しないと、後半に酒場巡りそのものが飽きてしまうのを知っています。
一品でもいいんですよ、そのお店の特徴的な一品が食えれば。
僅かな時間でも、お店の雰囲気やお客様の空気感は伝わりますから。

お腹が一杯になれば、必然的に居酒屋よりもスナックやバーに足が向かうものです。
そうなってしまうと自分にとっての遠征の趣旨が変わってくるわけですよ。
別にキャバクラやスナックに行きたくて、わざわざ泊りがけで来てるわけではないんですから。

そんな話しを、ジャンボサイズのから揚げ越しに力説したところで、アビコの心に届くはずもなく、
案の定、次なるお店は後輩スガイ御用達のスナックに向かって歩き出すのでした。

「山形に行ったら自分のボトル飲んでいいんで。」なんて言葉を思い出して「ふれんず」へ。
母と娘のアットホームな落ち着くいいお店でした。

ただ、ここに来るまで全部で何個のから揚げを食ってきたかなんて知る由もないママさんが、
これまたサービス精神旺盛で、お通しのほかにも食べ物が出るわ出るわ・・・
最後に「これも食べてけらっしゃい。」なんてリンゴまで剥いてくれたりして。

さらに、飲んでいいよと言われたスガイのボトルも、底から1cmしか入ってねーし。
一杯だけ飲んでカラになったボトルを前に、ニューボトルを入れずに帰れるはずもありません。
これを自分は「スガイトラップ」と呼んでいます。

アイツの思惑通りに、たっぷりのボトルを残して七日町に戻ってきました。

ぼたん雪が降るなか、今度は中学時代の同級生がやっている「ラウンジ凪」へとお邪魔します。
昨年の夏に開催した同窓会にも駆けつけてくれたので、そのお礼も兼ねて久しぶりの訪問です。
同窓会ではゆっくりと話しが出来なかったので、あの頃のむかし話で盛り上がりました。

これまでどんな人生を歩み、どんな日常を送っているのか、酔った勢いで聞くほど野暮じゃありません。

場所や形態は違えど同じ時期にお店を構え、ここまで頑張ってきた云わば同志のようなものです。
目の前のお客様に喜んでもらえるように、そんな日々の積み重ねが16年17年となりました。
懐かしさよりも、自分もまだまだ頑張らなければ、という気持ちにさせてもらいました。
ラストまで居座って、しかも驚くほど忖度したお会計で、なんだか申し訳なかったです。

深夜の七日町はとても静かで、ゆらゆらと落ちてくる大きな雪の結晶にフーッと白い息を吐いて
「今年はどんな年になるのかなぁ。」なんて夜空を見上げながら、ひとり哀愁に浸っていました。

「マスター、ラーメン屋どっかあります?ラーメン!」

そういえば、この男がいたのを忘れていました。



・・・つづく。











 
毎度ありがとうございます!

無事にチェックインを済ませ、荷物を置いたらすぐに七日町に繰り出します。
以前、アビコと酒田飲みを敢行した際に、酒田の屋台村「北前横丁」がちょっと不完全燃焼だったらしく
リベンジと慣らし運転を兼ねて「山形ほっとなる横丁」に向かいます。

自分は何度も来ている屋台村ですが、口開けはどうしても「鈴木製作所」さんに入ってしまいます。

お店構えも好きですし比較的に大箱なことが選んでしまう理由ですかね。
他の小さなお店だと、まだ酔っていない状態で他のお客さんとの距離が近すぎて、
お店の活気というか熱量に馴染みにくいからなんですよね。

ホッピーで乾杯し、自分は「ふわふわ玉子焼き」と
安定の「とり皮ポン酢」を注文。
アビコはお腹が減っているとのことで「とりのから揚げ」をチョイス。

大きなから揚げが5個、52歳のおっさん2人の一軒目にしては
なかなかのボリュームです。

風呂上りの渇いた喉にあっという間にナカ2杯を飲みきり、ハイボール2杯飲んでお会計です。
二人で4,000円ちょっとはお財布に優しいですよね。

そのまま花小路にアビコを案内するも、正月の3日ではまだ開いているお店も無くあっさりとUターン。

あまり歩きたくなかったんで、花小路の向かいにある「焼き鳥とワイン 彩鶏いろどり」さんへ。
ここ数年、他店では本当にやきとんを食べなくなりました。
焼鳥はもっぱら「とり串」が食べたくなります。

もっとも1月3日はまだ豚のモツは流通していませんので、必然的に鶏になるわけですけどね。
王道のふりそで、せせり、ハツの三種を注文します。

「で、アビコは何にする?」
「じゃ、とりのからあげで。」
「はぁ?さっきも食ったじゃん!」
「だって当店一番人気ってメニューに書いてあるし。」
「いやいやいや、それにしても、だって。」
「大丈夫っすよ。食えますから。」

ちょっと注文センスを疑いたくなりましたけど、アビコが楽しいならまあいっか。
とはいえ、さすがに胃が重くなってくるわけでして。

このへんでちょっと甘口のジュースみたいな白ワインが飲みたくなって、
マスターにお願いしてみたんですけど、残念ながらグラス売りがありませんでした。
みなハーフボトルからの注文で、アビコもそこまでワインを飲みたくないっていうんで、
ここで区切りよく会計をすることにしました。

ちなみに、串の打ち方や焼き場のレイアウトなんかを見ると、なんだかどこかで見たことが
あるような気がしていてなんとか思い出そうとしていたら「やきとり大吉」出身なんだそうです。

まだ函館にいた頃に夢でしかなかった飲食店経営を、よりリアルに実現へ加速させてくれたのは
近所にあった「やきとり大吉」でしたし、社長の著書「金が無いやつほど店をやれ」も穴が開くほど
何度も読んで「自分だったらこうすかるなぁ」とか、将来の自分のお店をイメージしたものです。

20年ぶりくらいに、あの頃を思い出す懐かしい焼き鳥を堪能させてもらいました。
そして今度は本当に「やきとり大吉」の暖簾をくぐってみたいと思いました。

正月の3日とはいえ、なんか久しぶりの七日町の灯りが寂しいのは気のせいではないようです。
山形市に単身赴任中のスガイ情報だと、今は七日町よりも山形駅前のほうが賑やかだというので、
駅前の空気も吸うべくタクシーで流れることにしたんです。

今後のために山形市では珍しく昼11時から飲める居酒屋「Qsキューズ」が気になっていて、
昼酒ではないですけどせっかくの機会なんでそこを目指します。

そして、あの男がまたやってくれます。



・・・つづく。
毎度ありがとうございます!

山形に到着してすぐに「財布がない。」というアビコ。
独身ですからマンションの部屋に財布があるのかどうかも調べようがありません。

「部屋に忘れたっていうならいいんだけど、駐車場とかに落ちてないの?」
「鶴岡に戻っていいですか?」
「えー!今から戻るの?」
「ええ。マスターが風呂に入ってる間に・・・」
「危ないから止めなよ。お金ちょっとなら貸せるから。」
「すいません。」

その後、一応マンションの駐車場を確認してもらうために知人に連絡を取るというので、
ここでようやく自分だけテルメへ入館です。

フロントで電話予約しておいたのに「アカスリAコース30分でご予約を承っています。」というので
ま、別にそれでも構わないけどと敢えてBコースにはせず、かけ湯をしてから浴槽へドボーン!

時間になってアカスリ部屋へ行くと、予想通りの韓国おばちゃんがスタンバイしてます。
カタコトの日本語で挨拶をして、そのまま一気に垢をこすっていくわけですけど、
イタ気持ちいいこの感じが、正月休みのリフレッシュを実感させてくれます。

Aコースに洗髪なんて入ってたか分からなかったんですけど、シャンプーしているときに
「オキャクサン、コレ、ジゲデスカ?」なんて聞くんで、てっきり自分をカツラだと思ってるのか、
だとしても「いいえ、カツラです。」なんて告白する人がいるのかと想像したら可笑しくなって
思わず吹きだしてしまったんですよ。

「ははは!シャンプーしてもらって私カツラですって人いる?」
「ソウジャ、ナクテ、コノカミ、アノー、パーマデスカ?」

・・・あ、そういうことね。
天然パーマやクセ毛という言葉が出なかったのか、ジゲ?と聞かれて思いっきり勘違いしました(笑

そんな和やかな時間も、終わってみればしっかりと45分が経っていました。
なんでだろ?勘違いしたのかな、それともサービスしてくれたのかなー。
力強くてマッサージも上手くて、アカスリには若さや国籍は関係ないと本当に思いますね。

去年の秋田華の湯でのアカスリも、過去ベスト3に入るくらいの満足度でしたけど、
ここ山形テルメのアカスリも十分に気持ちよかったです。

他にも施術してくれるおばちゃんがいましたから、たまたま自分が良い人に当たったのか、
他の方がどうなのかは分かりません。

30分のところを45分しっかりと擦ってくれたんですから、大満足の評価以外ありませんよ。

入館から1時間半、身体も心も満たされて駐車場に行くと、すでにアビコが待っていました。
マンションの駐車場には財布は落ちていなかったそうです。
となれば、おそらく自分の部屋の中に忘れたんだろうと。

これでなんとなく一安心しました。

そして今夜の宿、山形七日町ワシントンホテルに向かいます。

懐が寂しくなったことで、キャバクラ好きのアビコが少しは大人しくなるだろうと思っていたら
また違う別のスイッチが入るとはこの時点では思いもしなかったんです。




・・・つづく。


 





 

明けましておめでとうございます!
昨年中のご愛顧に心から感謝申し上げるとともに、
本年も変わらぬご贔屓を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

令和2年は1月6日から営業いたします。
スタッフ一同、気合い十分でお待ちしております。


というわけで、年末年始休暇はいかがお過ごしでしょうか。
今年はカレンダーと食肉公社の関係で、過去最長の7日間のお休みを頂いております。
ちょっと長い気もしますが、せっかくですのでのんびりダラダラと過ごしています。

そんななか、1月3日に毎年恒例のプチ酒飲み遠征に行ってきました。
昨年は秋田市でしたけど、今回は山形市にしました。
なぜなら、相棒が3日の午前中まで仕事で、4日の夕方から仕事という過密スケジュールだったから。

今回の旅の相棒は、昨年に引き続き同級生のアビコ・・・
えー、昨年のこのブログですっかり有名人になったあのアビコ一郎先生です。

同い年ですが同じ学校になったことは一度もなく、大人になってから仕事上で知り合ったのが
きっかけでしたから、アビコは取引先の自分にプチ敬語を自然に使います(笑

自分にとって、酒場巡りの際に行き先決定の大きなポイントとなるのが「アカスリ」の有無です。
なぜなら、なかなか泊りがけでは行けないので鶴岡にはないアカスリでリフレッシュしたいから。

山形県内では山形市のスーパー銭湯「山形テルメ」ただ一軒でしかアカスリをやってません。
生粋のアカスリマニアとしては寂しい限りです。

圧雪の月山道を命がけで越えるのはプロドライバーのアビコに任せ、アカスリマニアの自分は
助手席からテルメにアカスリの予約を入れておきます。

アカスリは20分以上は浴槽に浸かり、身体をしっかりと温めておいてからでないと施術できません。
アカスリの前は身体を洗ってはいけませんので、最低でもトータル1時間半から2時間くらいは
銭湯にいるくらいの時間的余裕を持って行きましょう。

サウナでも銭湯でも、どこのアカスリ施設でもそうですが、95%は韓国人のおばちゃんです。
さらにアカスリのコースも大体は30分・45分・60分の3コースが用意されています。

全員とまでは言いませんけど、韓国のおばちゃんは貪欲ですので30分コースを申し込んでも
なかで「アナタ、カラダ、オオキイヨ、ジカン、タクサン、カカルヨ。」とか
「45フンノガ、イチバン、イイデスヨ。」とか言われることが多く結構面倒くさいので
いつも45分のBコースを、まぁ松竹梅で言ったら竹を注文するようにしています。

ゆっくりと丁寧にやってもらえますし、一年で数回の贅沢だと思えば高くはないですから。

夕方5時に飲み始めるとして、3時までテルメに到着すれば時間的には十分です。
渋滞もなくスムーズに月山道を越え、無事に到着したのが2時50分。

すべてが順調のはずでした。
いや、順調すぎたのかもしれません。

駐車場に着いて「よーし!風呂入ってアカスリしてサッパリしてから繰り出すかぁ!」なんて
タオル片手に車から飛び降りたものの、後ろから「あれ?あれ?」などと車内をガサゴソやってる
アビコ一郎の声がします。

「まさか・・・」
「早くしろって。どうしたんよ?」
「あ、いや・・・」
「なに?どうしたのよ?」
「さ、サイフが無いです。」
「はぁ?無いってどういうこと?落としたの?忘れたの?」
「わかりません。」

「わかりませんって、どうすんの?」
「途中でコンビニに寄ってれば気づけたのに。」
「あれ、オレのせい?」
「あ、いやいや。」
「確かに途中でコーヒー買いに寄らなかったもんなー」
「出発する時に奥さんがドリンクくれたから・・・」
「あれ?カミさんのせい?」
「あ、いやいや。」

正月早々、なにやら不穏な空気が流れます。


・・・つづく。


 

毎度ありがとうございます!

早朝から鶴岡を出発して埼玉県熊谷市で娘のタントを受け取り、鶴ヶ島市のディーラーに
売上にもならないのに2回もお手を取らせ、寮まで帰る娘のテールランプを見送ったのが
すでに17時30分。

旧友のタダシとは中野北口で待ち合わせしていました。
東武越生線~東武東上線~山手線~東西線とスムーズに乗り継いでも1時間10分かかって、
中野についたのは、すでに19時を回っていました。

タダシは、ガキの頃からずっと遊んできた仲間です。
若い頃は酒癖が悪く、飲めばケンカ、飲めばトラブル、警察沙汰も珍しくありませんでした。
シラフでは何ともないんですけど、少しづつ酒が回るとトークや表情にある特徴が出ます。

まぁ、勢いがつくというんですかね。
そのサインは見逃せないんですよ。

久しぶりの中野の夜は雨でした。
でも数年ぶりに訪れた中野の雰囲気に、傘も差さずにテンションが上がっていました。

最初に訪れたのは「立ち吞み十七番地」。
ここはタダシ同様に、ガキの頃からツルんできた同級生ヒロユキの息子ミサキが
店長として切り盛りしている焼鳥屋です。

もちろんミサキが生まれたときも知っていますし、ミサキのスポ少時代に会った事もあります。
先客は1名でしたが、こじんまりとしたいい雰囲気のお店です。

焼き場の目の前に陣取り、焼鳥の盛り合わせと鶏の白レバーのちょい焼きを頼んで、
白ホッピーで乾杯です。

正直、美味しかったですよ。
串も丁寧に焼いていましたし、タダシが頼んだチャーハンも美味しかったです。
途中で先客も帰り、同じく鶴岡二中出身のスタッフ「タクヤ」を含め4人全員が鶴岡人という
魔の庄内弁タイムに突入したあたりからタダシに勢いがついてきてるのがわかります。

「兄ちゃんたちも、なんか飲めっちゃ!」
「いただきまーす!」

何回乾杯したのかな。
そろそろ次に行きたいお店もあるんだけどな・・・
などと思いつつも、勢いのついたタダシは誰も止められません。

「よし!もう店閉めて、お前らも次さ行くぞ!」
「はぁ?まだ夜の9時だぞ、しかも土曜日の。」
「だって、客いねーじゃん。今日はもう誰も来ねって。よし、お前ら準備しろ!」
「ウッス!」

ウッスって、おいおい大丈夫なのかよ。
土曜日だぞ、マジで。
タダシの勢いに押されたのか、ご馳走になったビール3杯でモードが変わったのか、
ミサキとタクヤも、あっという間に帰り支度が完了してます(驚

「タダシさん、すぐ近くに藤島出身の店長がやってる居酒屋ありますよ。」
「ふじしまぁ~?よし、そこ連れでげっちゃ!」
「ウッス!」

完全に昔のタダシに戻っています。
オレ、まだ一軒目なんだけどなぁ・・・
中野、楽しみにして来たんだけど・・・
なんて、言える雰囲気はありません。

もう二軒目の店の名前もチェックしてないんですから。
なんか藁(わら)焼きが有名なお店だそうで、美味しかった記憶があります、確かに。
店員さんの愛想や、お店の雰囲気も良かったですし。

ただ、何年か越しの中野で、もっと街の雰囲気や新規開拓したかった自分の思惑とは裏腹に、
大きなうねりに飲み込まれてしまう自分にもう気づいていて、諦めモードっていうですかね。
もう自分が舵を切れる雰囲気ではなくなってしまった現実を受け入れながら、やけになって
繰り返し出されるざくろ酢サワーを煽っていました。

もういいや、今夜はどうにでもなれ。

なんて思っていたら、そう、本当にここからどうにでもなります。
このあと、お店を出たところでキャバクラのキャッチにつかまります。

このままバックレようかと思ったら、後ろから「こっち、こっち!」と連れ戻されます。
田舎の若いもん引き連れて、結局4人で2時間はいたのかな?

次々とおねーちゃんが入れ替わって、店の子たち全員来たんじゃね?ってくらいにズラリ並べて
そのたびに「キミもなんか飲めば。」なんてカッコつけちゃってるんですから。
会計が6万か8万だった気がします。
会計表に丸い数字がチラッと見えたんで。

当然若いやつらに払わせるつもりはありませんから、我々がピッとカッコつけるわけですよ。
タダシも自分からは半分も受け取らなかったですけどね。

20代の頃は、そんなカッコつける飲みが当たり前でした。
カッコつけて翌日に後悔する、この繰り返しですよ。

もちろん、隣に若いおねーちゃんが座って盛り上げてくれれば、楽しいいですよそりゃ。
でも、虚しいじゃないですか。
旨いもんも食ってないのに、カッコだけつけて何万円も払うの。

だからスナックやキャバクラは行かない、行きたくないというスタイルでやってきたんですけどね。

タダシの流れに身を任せ、久しぶりにため息の出る会計を払って、
締めに「串かつでんがな」じゃねーつうの(笑
「ため息でんがな!」

でもね、串かつは旨かったです。
そういうチープで庶民飲みが落ち着くんだよなぁ。
もう立派なオッサンだし。
娘よりも若い子のミニスカート見たって、面白くも何ともねーもんな。

「にぎにぎ一」にも「ぢどり屋」にも、チラッとでいいから行きたかったですよね。
「おかやん」は休みだったのかな、シャッターが閉まっていた気がします。

世田谷まで帰るタクシーでもカードが使えないことで、一触即発モードになるし、
若い頃の飲んだ帰り道を本当に思い出して、むしろ懐かしくなりましたもんね。

通いなれた懐かしい世田谷のマンションに着いて、殺風景な部屋に布団を並べて敷いて
昔話から最近の同級生事情なんかを話しながら、いつの間にか寝落ちしてました。

行きたいところ、食べたいものは叶わなかったけれど、旧友との再会と無駄遣いして後悔した朝や
二人で山手線の車内で庄内弁で喋る姿も、どれもみな懐かしく若い頃を思い出させてくれました。

夏に開催する同窓会の話しもできたし、自分の短かった東京暮らしを語るうえで、
タダシと世田谷のマンションは絶対に褪せることはないんだと実感させられましたしね。

そう考えてみれば、タダシの勢いと流れに身を任せて大枚をはたいた事も悔しくはありません。
ただ、次はきっと横浜に行きますけどね、間違いなく(笑

いつまでも旧友として仲良くできること、
いつまでもバカな飲み方をしてしまうこと、

そんなことが嬉しかったりするものです。
ちょっと違う展開にはなってしまったけれど、それはそれで慌しくも楽しい二日間でした。

次は、いつ遠征に行けるんだろうか。
次は、タダシに連絡するのはやめておこうかな(笑





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