『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

久しぶりの煮込み
毎度ありがとうございます!

ここ最近は暑い日が続き、生すだちサワーが再開したのをきっかけに休売していた「煮込み」ですけど、
少し雨模様が続くようなので、今朝は久しぶりに「煮込み」を作っています。

自分の作る煮込みは、汁まで飲めるいわゆるサラサラ系の煮込みです。
嬉しいことに「オールシーズン煮込みを食べたい。」という声もよく頂戴するんですけど、
思っている以上に、夏場の煮込みは動きません。

もちろん他店ではどうかはわかりませんけど、ウチは店内で七輪を使いますので、
店内の室温が暑いというのも煮込みオーダー率に関係しているのかもしれませんね。

今は個人の飲食店もチェーン店並みのメニュー化が進んできて、飲み放題は当たり前、
オールシーズンのメニューのほかにも肉系・魚系・揚げ物系・締めのラーメン系から寿司まで
凄いことになっていますもんね。

一年中「えだまめ」が注文できて、一年中「鍋」が食べられるメニューには降参です。
業界紙でいうところの「多様化するニーズに応える」ということなんでしょう。

利用するお客様にとってはいいことなんでしょうけどね。
自分にはそんなスキルもありませんし、そんなに器用でもありませんので、
身の丈でできることの中で一生懸命に仕事させてもらっています。

生すだちサワーも時期によって休売しますし、煮込みも暑くなってきたらお休みです。

ま、こだわりというほどのことでもないんですけど、よく他店で提供される煮込みには
大腸・小腸・胃袋のいわゆるシロモツ系が入っているところが多いんですけど、
うちはあえて肉屋に注文の段階から胃袋(ガツ)だけは外してもらっています。

ガツも煮込むといい味が出てくるんですけど、どうしても食感が硬くなるので、
10年前から煮込み用のシロモツからはガツを抜いてもらってるんですよね。
とにかく軟らかく食べやすくサラサラと、を意識して作っている煮込みです。

群馬や名古屋方面に多い「どて煮」のようなドロドロ系煮込みも、ねっとりとした食感と
濃い味付けが特徴的で、あれはあれで旨いし自分も大好きです。
酒場の一品というよりも、煮込み定食のようなおかず向きな味付けですけどね。

先日まで提供していた「豚耳のごぼう煮」も敢えて醤油ベースの味付けにして、
モツ煮込みとは一味違った煮込み料理を楽しんでいただきました。
コラーゲンが多くコリコリとした軟骨の食感がアクセントになって、
どちらかといえば牛すじ煮込みに風味は近かったでしょうか。

まかないで食べていたスタッフたちにも好評で、スポットでまた作ってみたいと思います。

煮込みもごぼう煮もいつでも作ることはできます。
5~6名様以上のご予約で要望があれば作りますので、お気軽にお問い合わせください。

今日は20時くらいまで所用のため自分は不在になります。
ご迷惑をおかけしますので臨時休業しようと思っていたんですけど、
焼き場は弟子のユウヒが担当しながら営業いたします。

自分が不在の間、ユウヒでは対応できないメニューもあるかもしれません。
ご不便をおかけしますが、温かい目で見守って頂けると幸いです。

すでに独立したユウスケ(焼鳥あばれん坊店主)も、自分が不在の時は店を任せていました。
自分で焼き場に立って、スタッフを動かし、お客様に応対してみなければ分からないことが
実際にはたくさんあります。

将来独立に向けてのイメージを強く持たせることも必要ですし、経験も積まなければなりません。
お客様に育てて頂く機会があることに感謝しながら、精一杯頑張らせます。

そのうち、ユウヒの作る煮込みも食べてみたいものですよね。

それでは今日も一日頑張っていきましょう!!


 




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