毎度ありがとうございます!
今日はお店やりますね。
考え中でしたが予約が入りましたので、今日やります。
でも、今日は仕入先がお盆休みですので、昨日少しだけ仕入れておいたネタが無くなれば、
閉店時間前でも本日はそこで終了します。
ご来店前に、お電話で確認して頂けるといいかもしれません。
さて、先日の月曜日はお休みでしたので、前回不完全燃焼だった酒田へ繰り出してきました。
相棒は、いつものマナブさんとキャプテンワタルとのグルメ部メンバー3人です。
今回は酒田にやきとんの店ができたとの情報が入ったので、駅東の「一豚」に行くこと、
前回はコロナ休業で入店できなかった酒田の名店「久村の酒場」へのリベンジと、
駅前の大衆居酒屋「とらさん」か、やきとり居酒屋「荘内藩」あたりをターゲットに。
酒田までの車中で、マナブさんが「またあの農業女子に会いたいのう。」などとアピールするも
自分は基本的におねーちゃんのいるお店には興味が無いので完全にスルー。
藤島から酒田までの道をちゃんとガイドできないというポンコツっぷりも、
まだアルコールが入る前なので、ここではかろうじて許します(笑
今回不参加だった部員2名の処遇を話し合っているうちに、
ようやく久村に到着して17:30スタートです。
競争率の高いカウンターに陣取ると、すぐに非接触型体温計でおでこをピッ!
熱が無いのを確認してから、今度は一人ひとり手のアルコール消毒と徹底しています。
「こんな時代だから、ゴメンねー」と女将さんが申し訳なさそうに謝ってましたけど、
これが新しい酒場のスタイルになっていくはずです。
ウチでも本当は検温までやりたいところなんですけど、コロナ明けで非接触型の体温計が売り切れで、
「どこのドラッグストアでも売ってないんだよなー。」なんて話していると、隣りで
「売る、売る。何個でも、売る。」などと怪しいブローカーみたいに、突然ワタルが体温計の
セールスをおっぱじめます。
ウチは1個でいいんだけど、もしも他にも欲しいお店の方がいましたらやんちゃまで連絡下さい。
カウンターテーブルの下に並ぶ一品料理の中から、バイ貝、イカ焼、枝豆なんかを
それぞれがチョイスして、ようやくジョッキを重ねて乾杯します。
やっぱりここのカウンターは落ち着きますよね。
偶然にも向かいに座っていた男性が鶴岡の方で中学校の先輩だったりして、
酒場ならではの出会いと会話を十分に楽しんで、約1時間でお会計。
中町から駅裏にある「一豚」までタクシーで移動するも、タクシーの窓からでも見える
店内ギュウギュウのお客さん。
というよりも、お店が極狭店のためすぐに満席になる感じですかねー。
このコロナ禍のなかで意を決してお店を開業するならば、大きな箱でオープンするよりも
このくらいのキャパでスタートさせるほうが絶対にいいでしょうね。
お店にも活気が出るし、入れなくてもまた今度来てみようと思わせる雰囲気が出ています。
乗ってきたタクシーをそのまま駅正面に回してはみたものの「とらさん」「庄内藩」にフラれ、
挙句の果てには幸町のレアスポット「ひょうたん」まで座れない緊急事態。
でもね、中町と違ってディープな雰囲気の駅前には、また違う酒場のドラマが待っているんですよね。
歩きながら看板の灯りにつられて暖簾をくぐったのは「おばこ」さん。
普段は和装の女将さんが一人で切り盛りしているという、いわゆる昭和の風情が残る居酒屋です。
若いお客さんがガヤガヤ行くよりも、馴染みのお客さんが女将さんの手元の按配を見ながら、
一品二品とゆっくりと注文してゆっくりと呑む、そんな雰囲気の落ち着くお店でした。
やきとりは「一豚」まで我慢と思っていたところからの、まさかのやきとり屋3軒アウトでしたから、
ここではやきとりを堪能させてもらいました。
レバー・ハツ・カシラ・そして鳥皮を3本づつ塩で。
どの串も、ねぎが挟んである「ねぎ間」スタイルでしたけど、それがまた妙に新鮮なうえに、
女将さんが丁寧に焼いてくれているのが伝わって、お世辞抜きに美味しかったんですよね。
なんだろう、派手でいま風なメニューは無いんだけれど、旨いつまみがちょこちょこある的な、
近所に住んでいたら「ただいま」って言って入っていきそうな雰囲気のお店です。
カウンターで飲んでいた女性が、いきなりカウンターに入っていってハイボールを作り始めたんで、
ビックリしていたらなんと娘さんだそうで、同年代の昭和トークで盛り上がったところでお会計です。
ここまで来たらあの伝説のお店「海彦」に行かずして鶴岡には帰れません。
正直、お店がやっているのかどうかも分からないような、鬱蒼としたとんでもない場所にある、
ラスボスみたいなお店ですので、恐る恐る電話してみます。
「はい。」とだけ出た電話の奥には、マスターのいぶかしげな雰囲気が伝わってきます。
「これから3人なんですが、入れますか?」
「・・・、・・・、はい。大丈夫です。」
はい、と言われるまでの無言の時間がとても長く感じて、まるで電話越しにこちらの気配を
察知しようとでもしている地下組織の会員制カジノのような緊張が走ります。
そのくらい、とんでもない建物の中にあります。
一回では絶対に辿り着けません。
口では絶対に伝えられません。
でも実際には、とても気さくでシブいマスターが旨い刺身と日本酒を提供してくれる
これまた隠れた名店だったんですよね。
3度目の正直というか、ようやく3回目にしてお邪魔することができました。
大人向けの静かにゆっくりとやるお店です。
カウンター隣りでひとりで飲んでいた男性は、酒田でとんかつ屋さんを営んでいるそうで、
鶴岡の夜の状況や、コロナに対するお店側の対応など、この時期ならではの会話で繋がって
「お互いに頑張りましょう!」などと挨拶して一足先に帰られました。
初めてのお店でも、常連さんの雰囲気でその店の良し悪しが見えることが多々あります。
腕もいい、味もいい、お客もいいとくれば、すなわちそのお店はいいお店と判断して間違いないでしょう。
自分も馴染みのお店では、自分の立ち振る舞いが一見のお客さんにどう見えるのかは
必ず意識するところでもあります。
横柄な態度や聞いていて不快になるような話はしませんし、逆に聞いてもらいたいお客さんの会話に
さりげなく頷いてあげたりして、お店の雰囲気の邪魔をせず、そのお客さんにとっても
楽しい夜になればいいかなと思っていたりします。
酒田の夜は、まだ半分。
明日につづきます。
今日はお店やりますね。
考え中でしたが予約が入りましたので、今日やります。
でも、今日は仕入先がお盆休みですので、昨日少しだけ仕入れておいたネタが無くなれば、
閉店時間前でも本日はそこで終了します。
ご来店前に、お電話で確認して頂けるといいかもしれません。
さて、先日の月曜日はお休みでしたので、前回不完全燃焼だった酒田へ繰り出してきました。
相棒は、いつものマナブさんとキャプテンワタルとのグルメ部メンバー3人です。
今回は酒田にやきとんの店ができたとの情報が入ったので、駅東の「一豚」に行くこと、
前回はコロナ休業で入店できなかった酒田の名店「久村の酒場」へのリベンジと、
駅前の大衆居酒屋「とらさん」か、やきとり居酒屋「荘内藩」あたりをターゲットに。
酒田までの車中で、マナブさんが「またあの農業女子に会いたいのう。」などとアピールするも
自分は基本的におねーちゃんのいるお店には興味が無いので完全にスルー。
藤島から酒田までの道をちゃんとガイドできないというポンコツっぷりも、
まだアルコールが入る前なので、ここではかろうじて許します(笑
今回不参加だった部員2名の処遇を話し合っているうちに、
ようやく久村に到着して17:30スタートです。
競争率の高いカウンターに陣取ると、すぐに非接触型体温計でおでこをピッ!
熱が無いのを確認してから、今度は一人ひとり手のアルコール消毒と徹底しています。
「こんな時代だから、ゴメンねー」と女将さんが申し訳なさそうに謝ってましたけど、
これが新しい酒場のスタイルになっていくはずです。
ウチでも本当は検温までやりたいところなんですけど、コロナ明けで非接触型の体温計が売り切れで、
「どこのドラッグストアでも売ってないんだよなー。」なんて話していると、隣りで
「売る、売る。何個でも、売る。」などと怪しいブローカーみたいに、突然ワタルが体温計の
セールスをおっぱじめます。
ウチは1個でいいんだけど、もしも他にも欲しいお店の方がいましたらやんちゃまで連絡下さい。
カウンターテーブルの下に並ぶ一品料理の中から、バイ貝、イカ焼、枝豆なんかを
それぞれがチョイスして、ようやくジョッキを重ねて乾杯します。
やっぱりここのカウンターは落ち着きますよね。
偶然にも向かいに座っていた男性が鶴岡の方で中学校の先輩だったりして、
酒場ならではの出会いと会話を十分に楽しんで、約1時間でお会計。
中町から駅裏にある「一豚」までタクシーで移動するも、タクシーの窓からでも見える
店内ギュウギュウのお客さん。
というよりも、お店が極狭店のためすぐに満席になる感じですかねー。
このコロナ禍のなかで意を決してお店を開業するならば、大きな箱でオープンするよりも
このくらいのキャパでスタートさせるほうが絶対にいいでしょうね。
お店にも活気が出るし、入れなくてもまた今度来てみようと思わせる雰囲気が出ています。
乗ってきたタクシーをそのまま駅正面に回してはみたものの「とらさん」「庄内藩」にフラれ、
挙句の果てには幸町のレアスポット「ひょうたん」まで座れない緊急事態。
でもね、中町と違ってディープな雰囲気の駅前には、また違う酒場のドラマが待っているんですよね。
歩きながら看板の灯りにつられて暖簾をくぐったのは「おばこ」さん。
普段は和装の女将さんが一人で切り盛りしているという、いわゆる昭和の風情が残る居酒屋です。
若いお客さんがガヤガヤ行くよりも、馴染みのお客さんが女将さんの手元の按配を見ながら、
一品二品とゆっくりと注文してゆっくりと呑む、そんな雰囲気の落ち着くお店でした。
やきとりは「一豚」まで我慢と思っていたところからの、まさかのやきとり屋3軒アウトでしたから、
ここではやきとりを堪能させてもらいました。
レバー・ハツ・カシラ・そして鳥皮を3本づつ塩で。
どの串も、ねぎが挟んである「ねぎ間」スタイルでしたけど、それがまた妙に新鮮なうえに、
女将さんが丁寧に焼いてくれているのが伝わって、お世辞抜きに美味しかったんですよね。
なんだろう、派手でいま風なメニューは無いんだけれど、旨いつまみがちょこちょこある的な、
近所に住んでいたら「ただいま」って言って入っていきそうな雰囲気のお店です。
カウンターで飲んでいた女性が、いきなりカウンターに入っていってハイボールを作り始めたんで、
ビックリしていたらなんと娘さんだそうで、同年代の昭和トークで盛り上がったところでお会計です。
ここまで来たらあの伝説のお店「海彦」に行かずして鶴岡には帰れません。
正直、お店がやっているのかどうかも分からないような、鬱蒼としたとんでもない場所にある、
ラスボスみたいなお店ですので、恐る恐る電話してみます。
「はい。」とだけ出た電話の奥には、マスターのいぶかしげな雰囲気が伝わってきます。
「これから3人なんですが、入れますか?」
「・・・、・・・、はい。大丈夫です。」
はい、と言われるまでの無言の時間がとても長く感じて、まるで電話越しにこちらの気配を
察知しようとでもしている地下組織の会員制カジノのような緊張が走ります。
そのくらい、とんでもない建物の中にあります。
一回では絶対に辿り着けません。
口では絶対に伝えられません。
でも実際には、とても気さくでシブいマスターが旨い刺身と日本酒を提供してくれる
これまた隠れた名店だったんですよね。
3度目の正直というか、ようやく3回目にしてお邪魔することができました。
大人向けの静かにゆっくりとやるお店です。
カウンター隣りでひとりで飲んでいた男性は、酒田でとんかつ屋さんを営んでいるそうで、
鶴岡の夜の状況や、コロナに対するお店側の対応など、この時期ならではの会話で繋がって
「お互いに頑張りましょう!」などと挨拶して一足先に帰られました。
初めてのお店でも、常連さんの雰囲気でその店の良し悪しが見えることが多々あります。
腕もいい、味もいい、お客もいいとくれば、すなわちそのお店はいいお店と判断して間違いないでしょう。
自分も馴染みのお店では、自分の立ち振る舞いが一見のお客さんにどう見えるのかは
必ず意識するところでもあります。
横柄な態度や聞いていて不快になるような話はしませんし、逆に聞いてもらいたいお客さんの会話に
さりげなく頷いてあげたりして、お店の雰囲気の邪魔をせず、そのお客さんにとっても
楽しい夜になればいいかなと思っていたりします。
酒田の夜は、まだ半分。
明日につづきます。
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