『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

豚のテール煮
毎度ありがとうございます!

鶴岡にもコロナ感染者が出始め、その子どもの通う小学校・中学校が休校となり、
予測はしていましたけど、4月5月の第一波時よりも世間は厳しい反応を示しています。

今週末に入っていた7名のご予約もキャンセル。
それも致し方ないところでしょう。

こういう時は流れに身を任せ、なるようにしかなりませんから。
雨の日には 雨の中を 風の日には 風の中を ですかね。

絶対に飲みに出ない、会社の指示で出れないという人もいれば、
大人数にならないように1人2人で来てくれる方もいる。
ご夫婦やカップルなど、いつもの2人で寄ってくれる方々もいる。

本当にありがたいことです。
そんなお客様や常連の方々に喜んでもらえるように、今このタイミングで新メニューを発表します。

【豚のテール煮・・・400円】
これまでも何度も何度もメニュー化に挑戦してきて、なかなか定番化できずにいた
豚のしっぽをじっくり煮込んだトロトロぷるんぷるんのコラーゲンたっぷりの珍品です。
豚の角煮のような醤油ベースで煮込んでますので、味付けは馴染みある懐かしい味です。

食べ安い大きさにカットしてますけど真ん中に骨がありますので、ドンガラ汁やアラ汁のように
回りの骨だけは食べれませんので出してください。

山形県内には【やきとり】の呼称で豚の部位を食べる食文化エリアが多数ありますが、
その最たるエリアが寒河江市でしょう。

【寒河江やきとり】と称して地域の食文化として大きくネットでも発信していますし、
市役所内にはやきとり愛好家の職員で「やきとり課」が設立され、観光課とタッグを組んで
広く世間に広める広報活動にも力を入れている土地でもあります。

自分自身も何度もブログに書いていますけど、寒河江市以上に豚のやきとり文化が根強くあって、
豚モツの流通が盛んで鮮度のいい「やきとり」「やきとん」が提供できる庄内エリアの優位性を、
他店の店主の方々や地元のお客様たちはあまり分かっていません。

もしも、講師としてお招きいただけるのなら1時間はたっぷり講義しますけどね(笑
興味のある方はカウンターに座って、見た目以上に優しい自分に話しかけてみてください(笑

で、寒河江やきとりの店舗で、もうひとつ特徴あるのが「豚足」を出すところなんですね。
やきとりが焼き上がるまで、ほとんどのお客様が豚足を注文しています。

自分も豚足は大好きで、これまでもメニュー化に向けて試行錯誤してきました。
醤油ベースに一昼夜漬け込んで、表面の皮をパリパリに焼いて中ジューシーな「豚足焼き」や、
塩とコンソメベースにトロトロになるまで煮込んだ「豚足煮こみ」など、常連さんの中には
試食に付き合わされた方もいるはずです。

それでも定番化にはできなかったんですね。

これはもう食文化の違いというか、単純に食べ慣れていないというか、
食べ易い料理になっていないというか、そもそも好みの味や見た目ではないというか・・・

だったら、すでに寒河江で定着している「豚足」料理を追いかけるよりも、
どこでも扱っていない「テール」で勝負したほうが、パイオニアになるチャンスはあります。

ホッピーだって、キンミヤ焼酎だって、バイスだって、サッポロ赤星ラガーだって、
鶴岡の飲食店ではどこも扱っていないなか、ウチが一番に取り扱ってきた自負がありますから。

やんちゃといえば「塩ホルモン」ですけど、やんちゃでしか食べれない稀少部位として
これからこの「テール煮」も定着できるように頑張って仕込みます。

自分だけが勝手に意識している寒河江市との「コラーゲン抗争(豚足vsテール)」を
制することができるのか、鶴岡からはたった一人で殴りこみです(笑
(ちなみに寒河江市は親戚も多く大好きな街ですからね)

テール煮、一皿通常400円のところ、お披露目とお試し価格を考慮して
しばらくの間10%OFFの360円で提供いたします。

豚のテール煮・・・小360円 大500円 でどうでしょう。

一度お試し頂いて、気に入ってもらえたら大500円がお得です。
この機会に、やんちゃの新定番を是非一度お試し下さいませ。

鶴岡B級グルメでイケないかな(笑

コロナにも負けてはいられません。
今自分にできることをやるだけです。

今週も宜しくお願いします!!


 






コメント

1. 新鮮さ。

ホント、東京の美味しいとされるやきとん屋さんで食べても、個人的にはやんちゃさんのやきとんが断然美味しいです。
地元だから贔屓しているのではなく、食べてみた感想なのです。
腕が確かなのにプラスして、やはり新鮮さは大事ということですよね。

豚足は沖縄料理でよく食べているので、メニューにあれば頼みますが、テールはまだ口にしたことがなく……くそう!コロナめ!!
憎し!

寒河江とは仲良くやれたらいいのになぁ。
寒河江の話題が出たら、庄内も出るのが普通になれば。

2. >しんさん

豚のしっぽの角煮バージョンですかね。
食感と見た目が大丈夫なら、みなさん好みの味付けかと思います。
何より、軟らかくて美味しいですよ。

庄内で「やきとり」「やきとん」商売をやるなら
もはやネタの新鮮さは必須条件でしょうね。
誰だって比べればわかりますもん。

その分、自店の休業日も増えてしまうわけですけど。

寒河江市の取り組みは、すでに三馬身半リードしている感じです。

将来的に、お互いの良いところを出し合いながら「山形やきとりフェア」とか
「内陸vs庄内やきとりの陣」とかのイベントで盛り上がっていければ。

なによりコロナ対策なんですけどね、今は。
なんとか潰れないように頑張ります!
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