『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

逆戻り
毎度ありがとうございます!

コロナの影響で、潰れそうなくらいにヒマです。
4月5月の営業自粛期間をなんとか乗り切って、ようやく少しづつ客足も戻りつつあったのに、
新しい生活様式を取り入れながら笑顔でお客様と会えていたのに、残念としか言いようがありません。

経済を回すのか、感染を抑えるのかの議論が連日テレビで議論されていますけど、
自分のような田舎で小さな飲食店を営むものにとって、そんな大局的なことはどうでもいいんですよ。

GoToトラベルだのGoToイートだの、政治家や官僚が考えるような起爆剤的な経済回復策なんて
全くと言っていいほど恩恵はありませんから。
観光地で商売をやっているわけでもないし、県外のお客様をアテにした商売ではないもので。

地元のお客様が日常のなかで、仕事帰りに一杯、友達と一杯、気の合う仲間たちと一杯・・・
そんな日常の一コマの中で商売をさせてもらって、その売上で生活させてもらってるわけです。

全国共通のキャンペーンなんかよりも、こんな時だからこそ感染者の少ない地方や、
感染の抑え込みに成功している都道府県単位ごとに、県をまたぐ移動を避け地元での経済活動を
促進する「地産地消キャンペーン」や「泊まって応援キャンペーン」だけでよかったんですよ。

結果的に札幌や大阪はGoToから除外され、東京だって時間の問題でしょう。

東京で200人感染者が出ようが、大阪で100人感染者が出ようが、鶴岡の人はあまり気にしません。
マスクをして手を洗い、除菌をして、県外には行かない県外の人と接触を持たなければ、
多少不便なことは増えたけれど普通に生活はしてていいんだな、という感覚だったんですよ。

それがたった1人出ただけで、そこから2人4人となるにつれ、恐ろしいほどのゴーストタウンに
なってしまいました。

個人的な考えですけど、旅館とビジネスホテルも区別して考えるべきで、御食事のつくホテルや旅館は
素泊まり料金で宿泊できて、館内での豪華な食事分は宿泊応援チケットかなんかで補填してやれば
地元の人でもこの機会に泊まってみたい旅館やホテルが一つや二つあるでしょう。

自分だって、普段は12,000円の旅館に半額で泊まれて、豪華な食事や温泉を楽しめるなら、
たとえ地元でも、自宅すぐ近くの旅館だって家族を連れて泊まりたいと思いますよ。

仕事上どうしてもビジネスホテルを利用する県外からの方については、GoToチケットを配って
ホテルの外に出させるのではなくて、地元の飲食店とタイアップしながらルームサービスで
館内に留まらせて、好みの食事を選択できるようにすればいいんですよ。

いまやどこの飲食店でも「県外からのお客様お断り」の張り紙がしてあって、
肩身の狭い思いをしてまでメシを食う場所を探すくらいなら、ルームサービスで地元のお店が
届けてくれる地元メシに缶ビールでのんびりした方がいいでしょう。

ビジネスホテルへのデリバリー提携飲食店は、新しい雇用が生まれ、新たな市場の開拓にもなるし、
ビジネスホテル側も朝夕食事付きの宿泊プランの必要性に気づき、館内への設備投資を
この機会にするかもしれないわけです。

あくまでも、ど素人の個人的な意見ですからね。

もちろん今回のGoToキャンペーンで大きく恩恵を受けて、景気回復と売上向上につながっている
たくさんの業種もあることは知っています。

どの業界も一般消費者も苦しいなか耐え忍んで、ようやく希望の光が見え始めていたところで、
これですから。

帰省したいのに我慢している子どもや、様子を見に行きたいのに行けない親や、
リモートでは触れることのできない家族との温もりを我慢してここまでやってきたんだから、
愚痴の一つも書かせてもらっていいでしょう。

感染を抑えながら経済を回す。

それには「地産地消」しか、今はないでしょう。
地元に留まって地元で普段通りに生活をすること。
県外には行かない、県外の人とは接触しない。

そんなに難しいことですか。

今日も売れるアテのない食材を買って、いつものように仕込みます。
のんびりやりますよ、半分開き直って。









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