『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

極寒
毎度ありがとうござます!

ようやく一週間が終わりました。
肉体的には全然疲れていませんけど、精神的にはぐったり疲れた一週間でした。

厳しい状況ではありますけど、ここが踏ん張りどころですかね。
野球で言えば、ずっと守備の時間が続いている感覚です。

ただ、無事に銀行融資も決まったので、少しだけ気持ちに余裕ができたのも本音です。

今まで、無借金経営にこだわってきました。
我々のような小さな飲食店で客単価も高くないお店は、少額といえども借金を抱えていると
一気に経営が悪化するものです。

これから借金を抱えて開業するユウヒを心配するのも、その部分が大きいんですよね。

景気のいい時は、銀行がやってきて「融資できますよ。」とか「もっと大きな箱に移りませんか。」とか
「複数店舗経営に転換しませんか。」とか、いろいろと声を掛けてくれます。

売上で貯蓄が出来て余裕があるなら次の展開へ、というならばいいんですけど、
借金してまで大風呂敷を広げることは、自分の選択肢にはありませんでした。
若い頃の商売の借金で随分と苦労しましたし、カミさんに心配もかけましたから。

贅沢せずに不自由なく暮らせればそれでいい。

商売の規模を大きくしたり、オーナー業には興味がありません。
鶴岡に限っては、それであまり成功している人がいませんからね。

己の身の丈を知る、ということです。

今回の融資も、銀行に預けている定期預金額分だけを借り入れました。
万が一の時に、たとえ貯金ゼロの裸一貫になったとしても「返済」に追われる生き方は
絶対にしたくなかったもので。

ゼロからのスタートならなんでも出来るけれど、マイナスからのスタートの辛さは
自分自身、身を持って知っているからです。

コロナ対策に基づく金融政策で、10年返済5年間据え置き可能、据え置き期間の金利ゼロ。

自分は3年間据え置きにしましたけど、3年後までに使った金額をリカバリーできていれば
金利がつく返済がスタートする前に一括返済するつもりです。
借入金に手をつけずに何とか乗り切れれば、同じように一括返済しますし。

月々返済していく「重り」は、絶対に背負いたくないですから。

そしてここにきて、山形県と鶴岡市の両自治体からの飲食業や中小規模事業者向けの
緊急対策給付金の交付が決まりました。
県の給付対象事業者は前年同月比で30%減で該当しますが、減は30%どころではありません。
まだまだ商売は極寒の厳しい時代が続きます。

ユウヒのお店じゃないけれど、やっぱり借り入れしてここから開業するのは大変だと思いますね。

さて、今日は吹雪の悪天候ですけど、18日が命日だったじいちゃんのお墓参りに行って来ます。
雪国は雪が積もりますから、実際にお参りするのは位牌のある開山堂になりますけどね。

くれぐれも安全運転でお願いします。
素敵な日曜日をお過ごし下さい。









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