『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

激闘の末に

毎度ありがとうございます!

我が母校、鶴岡東が二年ぶり8回目の甲子園出場を決めてくれました!
新チームがスタートして秋季大会・春季大会・甲子園予選と県内では負けなしの強さで優勝ですから
本当に大したものだと思います。

とはいうものの、甲子園予選ともなれば楽なゲームなどはなく、初戦から苦しみながらまさに
目の前の一戦一戦を必死に勝ち上がっていったという印象ですよね。

一般の方は、分かりやすく140㎞を超える速球を投げるような投手を「いいピッチャー」と呼びますが
球が速いだけでは決していいピッチャーとは言えないのが高校野球なんですよね。

決勝で先発した2年生投手杉浦は球速は120㎞台ながらも、与えた四死球は0。
今大会で杉浦が先発した3試合すべて合わせても四球はわずか1,死球は0という
抜群のコントロールの良さが持ち味のピッチャーです。

もちろんスピードボールは大きなアドバンテージになることには違いないんですけど、
150㎞のクソボールをいくら投げてもバッターは打ち取れないわけです。

そういう意味では、どの高校でも140オーバーの投手が出てくるわけでもなく、
毎年そういう投手が必ず入ってくるわけでもなく、ごくごく一般的な球速ピッチャーで
チームを組み立てて勝ち上がっていくという育成力は、公立高校でもどのチームでも
大いに参考になるのではないのかなと思うところではあるんですけどね。

ゴルフでも、どんなに飛ばしてもOBを打っているようではスコアはまとまらないでしょう。
「スピードよりコントロール」「飛距離よりもフェアウェイキープ」が野球でもゴルフでも
勝利への近道なのかもしれませんね。

それはさておき、先日の山形県内を襲った大雨洪水災害で甚大な被害が出て、
普段の生活が出来ずに今なお不自由な暮らしに追われている方々がたくさんいます。

住居や田畑への影響や交通網の寸断、水道やガスのライフラインの修復など
まだまだ先の見えない復旧が待ち構えている中で、鶴岡東ナインの甲子園での活躍で
少しでも一人でも元気や勇気を与えることが出来るならば、その後押しも力に変えて
ナイスゲームを見せてくれるものと信じています。

出身地は全国各地から来た選手たちではあるけれど、庄内の米を食べて、庄内の野菜を食べて、
庄内の水を飲んで、庄内の人たちに応援されて育ってきた選手たちです。

県外出身者が多いがゆえに、批判も多くアンチファンも多いことも知っています。
それでも彼らの胸には「山形県代表」としての誇りと、応援して支えて頂いた方々への感謝、
そして傷ついた地域に元気を与えたいという純粋な気持ちで満ち溢れているはずです。

甲子園では精一杯の戦い方を見せてほしいと願っていますし、
そんな彼らを純粋に応援してあげてほしいなと願うばかりです。

8月の連休に試合があれば甲子園まで行く予定ですが、それ以外はちょっと難しいですかね。
我が家では弘前での東北クラブカップも控えてますし。

以前にもブログで書きましたけど、甲子園だけは組み合わせ抽選会まで日程が組めないっていうのが
最大のネックだと思うんですよ。

8月4日に抽選やって、もしも大会初日のくじを引いたら3日後に試合ですよ。
仕事の段取りして会社に申請してホテル予約して飛行機予約してって、普通に考えたら無理でしょ。

だから、甲子園で負けたら最後にキャプテンが来年の組み合わせ抽選を引いて、
翌年の日程と対戦カードだけは決めておけばいいと思うんですけどね。

「負けた自分たちの分も、後輩達にはまたこの場所に戻ってきてほしいと願いクジを引きました。」
「今、キャプテンとして最後の役目を終え、後輩たちへの夢を託して憧れの甲子園を後にします。」

それで、なにか不都合でもありますか?

もしも「来年は大会三日目第1試合で山形代表と大分代表が激突します。」と分かっていても
同じチームが出場するとは限らないわけですし、録画された映像や試合結果の数字や情報は
今やどの代表校でも取り寄せて事前にデータ分析して戦っているものですからね。

自分の改定案だったら各県で優勝が決まった瞬間から甲子園の日程に合わせて学校関係者は
動くことが出来ますし、応援に行く予定の人たちだってスケジュールを組みやすいじゃないですか。

過去に鶴岡東も出場した第97回大会の大会初日の開幕カードは、鹿児島実vs北海ですよ。
組み合わせ抽選決定から3日後に、鹿児島と北海道からどれだけ人が甲子園に行けるでしょか。
そういうところなんですよ。

まあ愚痴はこのくらいにして、甲子園でもいい戦いを期待しましょう!
応援よろしくお願いします!!

コメント

1. 無題

甲子園出場おめでとうございます㊗️
関係者が応援に行く場合、時間的余裕がないとほぼ無理ですよね。
昔よく、深夜バスで応援に駆けつけてた学校のリポート見た記憶あります。
美談で扱われがちですが、深夜のバス移動なんて、通常の移動より事故のリスクも高くなるでしょう。
改善は絶対必要ですよね。

2. >タムちゃん

ありがとうございます!

800キロ離れた甲子園までの応援を「はい、行こう!」と簡単に行ける人って
そうそういないと思うんですよね。

対戦県が決まっていては面白さが半減する、とか情報戦が横行して公平性に欠けるとか、
自分の改定案に敢えていろいろ反論してもらうんですけど、どれも響かないというか・・・

応援バスも、ドライバー二人体制で交代で運転するのが当たり前でも、
実際に羽黒高校の応援バスが甲子園の帰りに事故った事例もあります。

もう少し時間的余裕があったら甲子園まで応援に行けたのに・・・
もう少し早く日程が分かっていたら甲子園に来てもらえたのに・・・

そんな悔いの残らないように、万全の準備で甲子園に行けるように
なってほしいなというあくまでも個人的な意見です。

まぁ、そんな難しいことは関係なく、この夏も応援よろしくお願いします!
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