毎度ありがとうございます!
今日は恩師田中先生のご命日です。
自分の中で一年に一度、田中先生を偲びブログに書いて思い出を振り返る日でもあります。
今年は母校が甲子園出場を決めてくれて、日曜日に聖光学院との試合が控えています。
先生ならどう戦うのか、どこを勝負どころとして見ているのか、誰をキーマンと考えているのか、
ご存命であったなら聞いてみたいことが山ほどあります。
勝負師ではあるけれどゴルフや麻雀を楽しんでいた姿を見ていると、実は堅実派というか
慎重派だったというイメージが強く残っています。
奇をてらったり、大きくメンバーを変更したり、意表を突く戦術だったり、そういう大きな変化というか
大胆なアクションよりも、基本に忠実にそして正確に野球を指導されていました。
だから口ぐせも「丁寧にやらんか!丁寧に!バカたれが!」
自分が現役時代のある日の試合で、滅多に試合に出ない自分をネクストバッターサークルから呼び寄せ、
「いいか。前のバッターが四球で出たら、お前は初球にセーフティバントしろ。もしもそれを失敗したら
次のストライクボールを普通に送りバントだ。行け!」と耳元で囁かれて送り出されたんですよ。
足も遅かったですし、人生でセーフティバントなんて一度もやったことのない自分にそれ出すの?
で、その初球・・・
悟られないようにヒッティングの構えから一転、投球と同時にバントの構えでコン!のはずが
相手投手の投げたボールは自分の体に向かって一直線ですよ。
もちろんデッドボールの方が結果オーライだしチャンスも広がるのも分かってはいますけど、
条件反射で体の目の前でバットに当ててしまって結局はファール。
ちらりとベンチを見ると田中先生が「それは当たらんか!バカたれが!」と鬼の形相で怒ってる!
「いやいや監督、さすがにそれは無理ですって。」と心の中で思ってましたけど、
気持ちを切り替えて次の送りバントをしっかり決めようと慎重になってました。
その慎重さが仇となったんですかねぇ。
次の送りバントはキンッ!なんてバットの真芯に当たっちゃって、ピッチャー前に強めのイージーバント。
1ー6ー3のダブルプレーで一気にチャンス消滅ですよ。
ベンチに戻って監督の一番遠い場所に座ったら「ちょっと来い!」と呼ばれて
「何をやっとるんだ、お前は!」とベンチで公開説教です。
それは怒られても仕方ありませんけどね、さすがに。
ヘタなやつは何やってもダメなんですから「ヘタなやつにいろいろ求めすぎじゃない?」なんて
大人になった今なら先生にも笑いながら軽口を返せるんですけどね(笑
自分みたいなやつは、たまにもらったチャンスでもこういうミスをやらかすから
結果的にいつまで経っても補欠なんですよね。
「ダメだな、こりゃ。」って自分でも思いますもん。
そういう苦い思い出があるからこそ、先生からの
「基本に忠実に、きちんと丁寧に。」という言葉がいつも耳に残っています。
今年の母校の甲子園での戦いは、先生ならどんな風に見てるんでしょうかね。
甲子園の決まった夏は嬉しい反面、先生がお亡くなりになったあの年の夏を思い出してしまって
寂しくなるのは自分だけでしょうか。
もう、あの夏から13年も経ったんですね。
「イシカワ、甲子園まで行くから乗せてけ。」と、まるで近所へゴルフでも誘うように
突然電話がかかってきそうで、不思議な感覚になる時があるんですよ。
田中先生も茂木先生も、きっと銀傘の上で後輩たちの頑張りを応援してくれているでしょう。
時代も変わり戦い方のスタンダードも変わりつつある高校野球ですけど、送りバントやノーエラーという
基本通りの戦い方が出来ればきっと勝機はあるはずです。
いい戦いを期待したいと思います。
応援よろしくお願いします。
今日は恩師田中先生のご命日です。
自分の中で一年に一度、田中先生を偲びブログに書いて思い出を振り返る日でもあります。
今年は母校が甲子園出場を決めてくれて、日曜日に聖光学院との試合が控えています。
先生ならどう戦うのか、どこを勝負どころとして見ているのか、誰をキーマンと考えているのか、
ご存命であったなら聞いてみたいことが山ほどあります。
勝負師ではあるけれどゴルフや麻雀を楽しんでいた姿を見ていると、実は堅実派というか
慎重派だったというイメージが強く残っています。
奇をてらったり、大きくメンバーを変更したり、意表を突く戦術だったり、そういう大きな変化というか
大胆なアクションよりも、基本に忠実にそして正確に野球を指導されていました。
だから口ぐせも「丁寧にやらんか!丁寧に!バカたれが!」
自分が現役時代のある日の試合で、滅多に試合に出ない自分をネクストバッターサークルから呼び寄せ、
「いいか。前のバッターが四球で出たら、お前は初球にセーフティバントしろ。もしもそれを失敗したら
次のストライクボールを普通に送りバントだ。行け!」と耳元で囁かれて送り出されたんですよ。
足も遅かったですし、人生でセーフティバントなんて一度もやったことのない自分にそれ出すの?
で、その初球・・・
悟られないようにヒッティングの構えから一転、投球と同時にバントの構えでコン!のはずが
相手投手の投げたボールは自分の体に向かって一直線ですよ。
もちろんデッドボールの方が結果オーライだしチャンスも広がるのも分かってはいますけど、
条件反射で体の目の前でバットに当ててしまって結局はファール。
ちらりとベンチを見ると田中先生が「それは当たらんか!バカたれが!」と鬼の形相で怒ってる!
「いやいや監督、さすがにそれは無理ですって。」と心の中で思ってましたけど、
気持ちを切り替えて次の送りバントをしっかり決めようと慎重になってました。
その慎重さが仇となったんですかねぇ。
次の送りバントはキンッ!なんてバットの真芯に当たっちゃって、ピッチャー前に強めのイージーバント。
1ー6ー3のダブルプレーで一気にチャンス消滅ですよ。
ベンチに戻って監督の一番遠い場所に座ったら「ちょっと来い!」と呼ばれて
「何をやっとるんだ、お前は!」とベンチで公開説教です。
それは怒られても仕方ありませんけどね、さすがに。
ヘタなやつは何やってもダメなんですから「ヘタなやつにいろいろ求めすぎじゃない?」なんて
大人になった今なら先生にも笑いながら軽口を返せるんですけどね(笑
自分みたいなやつは、たまにもらったチャンスでもこういうミスをやらかすから
結果的にいつまで経っても補欠なんですよね。
「ダメだな、こりゃ。」って自分でも思いますもん。
そういう苦い思い出があるからこそ、先生からの
「基本に忠実に、きちんと丁寧に。」という言葉がいつも耳に残っています。
今年の母校の甲子園での戦いは、先生ならどんな風に見てるんでしょうかね。
甲子園の決まった夏は嬉しい反面、先生がお亡くなりになったあの年の夏を思い出してしまって
寂しくなるのは自分だけでしょうか。
もう、あの夏から13年も経ったんですね。
「イシカワ、甲子園まで行くから乗せてけ。」と、まるで近所へゴルフでも誘うように
突然電話がかかってきそうで、不思議な感覚になる時があるんですよ。
田中先生も茂木先生も、きっと銀傘の上で後輩たちの頑張りを応援してくれているでしょう。
時代も変わり戦い方のスタンダードも変わりつつある高校野球ですけど、送りバントやノーエラーという
基本通りの戦い方が出来ればきっと勝機はあるはずです。
いい戦いを期待したいと思います。
応援よろしくお願いします。
コメント
1. 無題
先生、罰当たりですみません(_ _)
2. >エスコバーさん
先生の命日にちなんで、競馬で8-8買う教え子がいますよ!
天国からバチを与えてください!
ちなみに勝ったらこっそり教えてください。
3. 無題
18:30発走です。
4. >エスコバーさん
5. 鶴岡東、初戦突破
しかし最後は、肝を冷やしました。
次は15日の木曜13:10に早稲田実業との対戦。
見逃せません。
6. >池ちゃんさん
山形大会初戦の山形中央との一戦を彷彿させるゲーム展開でしたね。
今となればああいう僅差のゲームを経験して勝ち上がったことが
間違いなく甲子園でも活かされていると言っていいでしょう。
次戦も強豪ですが、勝つと信じて応援よろしくお願いします!
そして、ベスト16まで行けば甲子園に行く予定です。