『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

ナイスゲーム!
毎度ありがとうございます!

昨日の甲子園、早稲田実業との対戦は延長10回タイブレークの末0-1で惜敗となりました。
たくさんの方々から応援や激励やご寄付を頂き、この場をお借りして熱く御礼申し上げます。

いやぁ、しかしナイスゲームでしたねー
鶴岡東の櫻井も100点の出来でしたけど、早実の中村も100点のピッチングでした。

あそこまで投手力が高いと、どちらの打線も攻略を見いだせずに淡々とイニングだけが進んでいく、
まさに手に汗握る拮抗した試合展開になりますよね。

昨夜もお客様にタイブレーク10回表の攻撃について、いろいろと聞かれることがありました。

まずは送りバントの場面。
これはね、結果的に送ることはできなかったけど酒井を責めることはできません。
むしろチャージしてきたファーストを褒めるべきだし、よく丁寧にサードに投げましたよ。

ファースト経験者なんでわかるんですけど、早実のファーストが左利きだったために決まった
プレーでもあって、右投げのファーストならダッシュして捕ってから反転してサードにストライクを
投げるのって意外に難しいものなんですよね。

ステップロスするし、ショーバンを投げてしまったり、ファールゾーンの方へ引っ掛かってみたり。
スリーバント失敗したわけでもないですし、あれは不運だったとしか言いようがない。

それよりなにより山形大会から甲子園までノーエラーでセカンドを守り続けた酒井ですよ。
守備でどれだけチームに貢献してきたかと思えば、あのシーンはバント失敗ではなく
一塁手のファインプレーだと声を大にして言いたいわけです。

そして一死1・2塁からのダブルスチールの場面。
1回から9回までの打撃を見て、早実中村の投球にまったくタイミングが合わず、
ヒット4本とはいうものの芯を食った打球もほとんど飛ばず、外野手も前進守備の中で
ワンヒットでセカンドランナーが戻ってこれるイメージが湧かなかったのではないかな、と。

しかも打席も9回までノーヒットでタイミングも合っていない田崎でしたし。
積極的に攻める戦術にはリスクが必ず伴うわけで、決まれば称賛されるし失敗すれば批判される。

でも、相手もまさかと思う場面だからこそ、その奇策が決まる確率が上がるわけで、
監督がリスクを冒してでもダブルスチールを敢行したのは全然アリだと思います。

相手投手からヒット2本は続かない、でも3塁にはランナーを進めておきたい・・・
送りバントが決まらなかった時点で、自分の中では次はセーフティでも面白いかなと思ってました。
結果的に打者がアウトになったとしても二死2・3塁の場面は作れるし、次打者は前の打席で
サード強襲のヒットを打っている9番秋田でしたから。

それでも監督と選手全員で、あの場面でもリスク覚悟で果敢に攻めていった結果だと思いますし、
素晴らしいゲーム内容だったと思います。

また一つ、高校野球ファンの心に残るゲームを甲子園で見せてくれました。
そう遠くない未来に「鶴岡東が甲子園でベスト8」という日が訪れそうな気がします。

上る階段は一歩ずつでいいんですよ。
一段一段足元を見ながら、しっかりと登って行きましょう。

新チームにも期待します!
ナイスゲームありがとう!!



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