『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

幸せのカタチ
毎度ありがとうございます!

2泊3日で帰省していた娘と愛犬ルカが成田に帰っていきました。
少しの間でしたけど家族全員集合して、賑やかに楽しい時間を過ごすことができました。

カールとルカも兄弟のように仲が良く、家の中のどこに行くにも2匹が一緒についてきて
その動きや表情にも随分と癒されました。

娘がこのタイミングで帰省したのは、90歳になったおばあちゃんの誕生日当日に
湯野浜温泉のホテルに連れて行って「卒寿」のお祝いをしてあげるためだったんですね。

涙もろいおばあちゃんは終始、泣いて喜んでくれたそうです。
いいおばあちゃん孝行ができてよかったです。

その翌日、新潟までドライブしながら「へぎそば」を食べつつ、新潟市内でショッピング。
その車中では昨夜のおばあちゃんの様子や会話なんかを聞きながら、新潟まで向かってたんです。

90歳という年齢もあって、自然に会話も今後の介護のことや医療のことになっていました。
娘も末期の患者さんを扱う病棟で勤務していますので、すんなり状況を理解し会話が成立するご家族と
急に揉め始めるご家族とのリアルな医療現場の話しも教えてくれました。

自分も親父が26の時に、おふくろは42の時に亡くなってますから、その当時の自分にできることは
全てやってあげたという実感はあります。
まぁそれでも、もっとこうしてあげれたのかもとか、こう言ってあげればよかったかなと
自問自答することは今でもあるわけですけどね。

おふくろに関しては兄貴とも相談して「本人に告知をしない」という選択をしたことが
はたして本当に本人にとって良かったのかどうか・・・

もしかしたら自分の人生の締めくくりに、おふくろなりにやりたいことや整理したいことが
あったんじゃないかとか、そんな自責の念にかられることが今でもあります。

親父は自宅で息を引き取って天命を全うしたはずなのに、救急搬送したことで心臓だけ動かされて
植物状態で半年以上も病院で家族の付き添いが必要になり、函館から戻ってくる度に実家の家族が
誰が病院に泊まるかで揉めていて、帰省中はずっと自分が病院で過ごしていた記憶があります。

そんな話しを娘にも聞かせていたら、その流れで「お父さんは告知してほしい?」とか
「延命措置はどこまでやってほしいと思ってる?」と娘が聞いてくるんですよね。
もちろんカミさんにも同じことを聞いてました。

なんだろうな・・・
なんか縁起でもねーぞ!なんて感覚ではなくて、自然に今の自分の考えを冷静に話せたこと、
元気なうちに娘に自分の思いを伝えられたこと、いずれ訪れる自分の終活についての希望を
話せたことでなんかスーッと身体が軽くなった気がしたんですね。

たとえ後から考え方が変わろうとも、元気なうちに明るく話せるうちに、
自分の思いはちゃんと伝えておくべきだなと思いましたね。

ゴウの時のように、ある日突然にということもある。
サノの時のように、余命宣告されてということもある。

若くして旅立った友人たちの面影に、自分のことに置き換えて今から家族に話しておくことを
教えられていたような気がします。

娘からも今の病院で昇進の話しがあること、それでも成田よりも埼玉で働きたいこと、
今抱えている娘なりの悩みや迷いも聞くことができてよかったと思います。

短い時間ではあったけれど大切な話しもできましたし、ルカともたっぷり遊べました。
やっぱり自分は仕事人間というよりも家族人間なんだと改めて実感しますね。
それが自分にとっての「幸せのカタチ」なんだと思います。

楽しい時間はあっという間に終わってしまうものだけど、こんな小さな楽しみや喜びを
日々の中で繋ぎ合わせて、次のワクワクに向けてまた今日も頑張っていくだけです。

次のワクワク・・・28日の弘前の組み合わせも決まりましたけど、それはまた次回に。
今日ものんびりまったりやってまーす。

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