『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

袖振り合うも他生の縁
毎度ありがとうございます!

雪で真っ白な朝6時。
今年最後の煮込みを作りながらブログを書いています。

昨日は開店から予約が入っていたんですけど、スタートと同時に「煮込み」の注文が殺到し、
「煮込み9つです!」「煮込み3つ入りました!」「カウンターも煮込み3つです!」で
一瞬にして煮込み15の注文が入るという嬉しい悲鳴が・・・

煮込みを盛り付けしてる間にカウンターに滑り込んだボッチ会のツチダくんからも
「忙しそうなんでさっと出るものあります?」「煮込みなら今すぐ出せるよ。」ということで
合計16コの煮込みが一気に売れて行きました。

最後のツチダくんの煮込みは器もなくなってしまって、以前に試作でチーズつくねを作った時に使った
グラタン皿での提供となりましたもんね。

偶然にも隣にいたこれまたボッチ会のタカノリくんも
「自分もまあまぁやんちゃに通ってますけど、この皿で煮込み出てきたの初めて見ました。」と
小さな取っ手のついたグラタン皿で煮込みがでてきた画に大ウケ(笑
鍋の底から入れたんで、いつもの1.5人前は入ったかもしれませんね。

タカノリくんからも周年記念のお祝いにとプリンの差し入れを頂戴しました。
いつも言ってるんですけど、どうか手ぶらでお願いします。お気遣いは無用ですよ。

我われはご来店していただけることが一番のプレゼントみたいなものなんですから、
差し入れやお花などのお気遣いはどうぞなさらずにお願いします。

偶然にもツチダくんもタカノリくんも職場が酒田ですし、ぐい呑みキープBOXも実はお隣同士。
ならばと上喜元の翁(おきな)をサービスして、お近づきのしるしにと二人で差しつ差されつで
しばらくやっといてもらいました。

ボッチ飲みの方々はたくさんいますけど、一人で飲めばみなボッチ会というわけではなく、
上手く言えないけれど、場の雰囲気や空気を読んでくれて、それでいて会話や物言いに嫌味がなく
カウンターでの時間を楽しめる人、とでもいうのかなぁ。。。

来年こそは「ボッチ会ツアー」を実現したいと思いますね。
人と人とが出会い繋がり仲良くなっていく様子を見るのは、いつだっていつの時代だって
平和で幸せを感じるじゃないですか。

大袈裟かもしれないけれど「袖振り合うも他生の縁」っていう言葉があります。
意味は、道で見知らぬ人と袖が触れ合うようなことでもすべては前世からの因縁であることから、
どんな些細な事やちょっとした人との関わりも決して偶然ではなく何かのご縁によって起こるという
仏教の教えからくる言葉です。

他生とは前世のこと。
ちなみに同じことばでも「多生」と書く場合がありますけど、
この場合の多生は何度も生まれ変わるという意味だそうです。

ちょっと脱線してしまいましたけど、いつまでもそういう出会いを大切にして
自分らしく、やんちゃらしいお店であり続けたいと思っています。

そういえばツチダくんから「夫婦円満の秘訣はなんですか?」と聞かれたんですけど、
秘訣かどうかは分からんけれど「思いやりと感謝じゃないかな。」と答えました。

家の中で「ありがとう。」という言葉が自然に出てくるように意識してますし、
相手に対する思いやりを一番に思っていれば、食器洗いやゴミ出しも全く苦になりませんよ。

フードコートやセルフサービスのお店に行けば、カミさんの分も取りに行くし食器を下げるのも
自分がやるのが当たり前です。
買い物袋を持つのも自分ですし、セルフでガソリンを詰めるのも一緒に行って自分が詰めてあげます。

その都度カミさんは「ありがとうね。」と言ってくれますし、たとえ言わなくてもその気持ちは
いつでも伝わってきてますから。

自分にも苦手なことがあるし、やれないこともあるわけですから、お互いがカバーしあえれば
夫婦はそれでいいと思うんですよね。

だからといって、カミさんと手を繋いで歩いたことは結婚してから一度もないんですよ。
人前で亭主関白を気取って「おい!あれ持ってこい。」とかいう旦那やご夫婦を、
これまでもイヤというほど見てきましたけど、自分にはできないです。
カッコいいとも思わないですし。

ツチダくんも、どうぞお幸せになってくださいね。
奥さんと来店するようになったらボッチ会卒業しちゃうかもなぁ(笑

年の瀬に、自分にとっても楽しい時間を過ごさせてもらいました。
来年も高望みせず、こんな感じで時が流れて行けば幸せです。

では最終日、頑張ります!





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