『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

新潟にて①
毎度ありがとうございます!

連休を使って新潟に遠征してきました。

土曜日の朝に夜勤明けで帰ってきた息子は、その夜に会社の飲み会があって
結局帰ってきたのは日曜の朝6時くらいでしたかね。
会社の先輩や同期たちと三次会まで行ったあと、朝まで快活クラブでダーツをやってたそうです。

今の会社にお世話になり、ちょうど1年。
新しい人間関係や覚えることもたくさんあって、さらに三交代制の勤務ですから
日々大変だろうなと思うんですけど、本人曰く「すごくいい会社だよ。」と言って
一切の不平不満を聞いたことがありません。

「若いうちの苦労は買ってでもしろ。」と先人たちは教えてくれているわけですけど、
石の上にも三年と前職で頑張った経験が活きているからこそ、今の会社でのやりがいや
人間関係にストレスがないんだろうと思います。

新潟への出発はアビコの仕事が終わる11時30分の予定でしたから「少し寝るわ。」と
出発時間ギリギリまで死んだように部屋で寝てましたね。
そんな無茶苦茶な時間の使い方も若さゆえ、大いに結構だと思っています。

予定通りに14時に新潟のカッチと合流して、室内練習場でびっちり1000スイング、
500球はティをやったでしょうか。

前回の熱血指導から1カ月が経ってましたけど、なんとか体の使い方は覚えていたようで、
カッチもスイングを見て喜んでましたね。
交代勤務の合間を見て筋トレと素振りを繰り返していた成果でしょうか。

野球ド素人のアビコでさえも息子のスイングを見て、
「あれ?去年のクラブ選手権の時とフォームが変わった。」って言ったくらいですから。

指導中は二人だけの世界に入りますので詳しく何をどう修正し、どういう形に持って行くのか
少し離れたところから自分は静かに眺めているだけです。

いろんなバランスが崩れた時に、戻るべき「基本のカタチ」を体に覚え込ませているんだそうです。

聞いている息子自身が信頼できる人からの指導に、まるで乾いたスポンジのように
たくさんのことを一気に吸収していくのがわかります。

今回も3時間びっしりと付き合ってもらいました。
これからのシーズンオフ、再度行く機会があれば是非またお願いしたいと思っています。
密度の濃い充実した時間だったと思います。

さて、喉も乾いたところですし、今日宿泊するホテルに向かって移動しますか。

新潟駅前のホテルにチェックインし18時半にカッチが予約したお店でコース料理が待っていると
聞かされたのは、実はこの時です。

「コース料理?」
みなさんはすでにご存じのように、いろんな酒場をポンポンはしご酒するスタイルの自分は
コース料理のお店なんてほぼ無縁の呑み助なわけですよ。

すでにこの時に、なんとも言えない嫌な予感というか「古町、諦めモード」が流れていたのは
正直なところ否めません。

ビルの4階にある完全個室居酒屋で、お洒落な床の間にはお花が飾ってあり
すでに卓上鍋がセットしてあって、本日のコースメニューが和紙に書いてあります。

「よくチームのスタッフたちとこのお店使うんだけど、個室の方が落ち着くじゃんね。」
「う、うん。そうだよね。」

メニューを見ることなく、最初に運ばれたのは「カツオとわさび菜のカルパチョ」でした(笑
「オレはポテトサラダと塩キャベツでいいんだよ。」という心の声を押し殺し、
次々に運ばれてくる大きなお皿にちょこっと盛られた品のいいお料理を堪能してました。

とは言っても、駅前ビルのなかにある個室居酒屋ですから、スタッフには金髪ギャルや外国人もいて
お店の雰囲気や出てくる料理とのアンバランスさが、今の飲食業界や居酒屋業界のリアルを
映し出しているのかもしれません。

日本酒も頼めると言うんで新潟の地酒を頼もうと思って、爪先にぬいぐるみがくっついている
ネイルをした金髪ギャルの日本人スタッフに、「スイマセン、日本酒の燗で。」と頼むと

「カン?」
「そう、妙高山の熱燗で。」
「アツカン?」
「あれ、熱燗が通じない・・・じゃあホットで。」
「あ!妙高山のホットですね~、サイズは?」
「サイズはラージで。(2合って言ってもわかんねーだろうし。)」
「はい、妙高山のホットをラージで。」

おいおい、ここはスタバじゃねーんだぞって!(笑
ちなみに18歳くらいの日本人ギャルスタッフですからね。
日本語が通じないじゃなくて、知識として知らないんですよ(笑

粋な黒いダボシャツに前掛けを腰にまいて、床の間のある部屋で和食のコース料理を食べながら
「日本酒のホットをラージサイズで。」と頼まなければならない不思議な感覚。。。

このあと、少しだけはしご酒はしましたけど、想像通りの展開になっております。
完全アウェー、敗北感しかありませんでした。


つづく。

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