"高校野球"カテゴリーの記事一覧
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毎度ありがとうございます!
昨日8月8日は、恩師田中先生の命日でした。
酒田まで日本酒を仕入れに向かう車の中で「本間ゴルフに行くのに何回もこの道を先生を乗せて
走ったなぁ。」なんて思い出してました。
もう14年が経ちましたか。
時の流れは早いものですね。
今を生きる自分たちにとって、日々の生活のなかで抱える悩みやストレスを誰かに聞いてもらいたい、
聞いてもらうだけでも楽になることってあるじゃないですか。
もしも今も先生が生きていらっしゃったら、きっとたくさんのことを相談していると思います。
ゴルフをやっていた頃は、打ちっぱなしでマンツーマンで教えてもらいましたね。
アプローチが苦手だと言えば「もっとこうしろ。そうじゃない。」と野球のことは
一切教えてもらったことがないのに、ゴルフは本当に丁寧に教えてくれました。
二人で朝日カントリーに行った際にも、後続がこないのをいいことにグリーン周りから
「この間教えたアプローチやってみろ。」とポケットからボールをポロポロ出して、
何度も本番同様に実践の場で試させてくれるものでした。
ある日、先生がやんちゃに飲みに来た時に「あの頃の練習試合の数、ハンパなかったですね。」
と聞くと「とにかく試合を多くやって、実践の中で鍛え上げていくんだ。」と、
その信条を教えてましたね。
「ノックや素振りも大切だけれども、練習試合という実践の場で結果を出せば自信にもなるし、
チームと個人の課題が浮き彫りになって練習の意味も明確になるだろう。」と言っていました。
確かに、あの頃は部員数が少なかったこともあってか、みんな使ってもらっていた気がします。
だからこそ、そういう練習試合の内容を自分たち選手も見てるし分かっているからこそ、
選手の起用方法やベンチ入りメンバーには文句がなかったんだと思います。
1年生のケンジがいきなりショートのレギュラーで出場しても全員が納得してましたもんね。
3年や2年の内野手よりも1年のケンジの方が上手いのがわかってるんですから。
そうはいうものの、普段の練習も相当きつかったんですけどね。
赤川の土手から車のヘッドライトで照らしてベーランを何十周させられたかわかりません。
打てずに負けると、マスコットバットで素振り300回とかあってキャプテンが「1回目!」と
声を出して全員がブンッ!と振るリズムでやるんですよ。
「191回目!」なんて回数になると、どうせ監督も部長も聞いてないんだから
次にいきなり「199回目!」って数をごまかして叫んでも誰も気づかねーだろうが、なんて
いつも心の中でサボることばかり考えてましたもん。
だからレギュラーにはなれなかったわけですよ(笑
今の広陵の問題も、先生ならどう考えているんでしょうかね。
やっぱり出場辞退が妥当なんでしょうか。
もっとも、鶴岡市営球場で鶴工に負けたあと、スタンドの上から父兄が見ている中で
「情けない試合をしおって!このバカたれが!」とビンタされてた時代ですからね。
先生自体がすでにコンプライアンス違反なんですから(笑
今の時代の高校野球を、先生はどう見ているんでしょうかね。
なんか、また天気のいい朝にゴルフ場まで向かう車の中で雑談したいですね。
現役時代のように直立不動で「ハイ!」しか言えなかった関係ではなくなって、
フランクにそして一人の大人として接してくれたからこそ聞ける話しや話せることが
なによりも嬉しかったし、なによりもそんな時間が楽しかったんですよね。
毎年8月8日はそんなことを思い出す日です。
先生、そっちはどうですか。
楽しくやってますか?
自分の息子はヘタクソながら社会人クラブでキャッチャーやってます。
今もバッティングで悩んでますから、一回ちょっと見てもらえませんかね。
「現役時代のお前よりはいいじゃないか。」
そんな先生の声が聞こえる気がしますけども(笑
また思い出話を書きますね。
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毎度ありがとうございます!
母校の2年連続の甲子園出場は4ー5で日大山形が優勝し、あと一歩のところで
出場切符を手にすることができませんでした。
選手たちは一生懸命に戦いましたし、勝った日大山形には山形県代表として
甲子園でも泥臭く一つでも多く勝ち上がってもらいたいと思っています。
お客様にも「惜しかったねー」と声をかけていただきます。
「8回の満塁で1点しか取れなかったのが敗因じゃない?」と聞かれるんですけど、
自分的に思うには初回に3点先制されたのがやっぱり大きかったと思っています。
追う展開、逆転しなければならないプレッシャーが地味にのしかかっていたのではないかなと。
もちろん、これまでも全国の強豪校との練習試合をたくさんたくさん重ねてきた中で、
先制されてビハインドからのゲーム展開なんて、それこそ山ほど経験してきてるはずです。
それでも、今回の甲子園予選では決勝の日大山形戦まですべて先制してきて、
投手も打線も気持ちに余裕を持って勝ち上がってきた感が否めませんでした。
対戦相手も、東桜学館ー鶴岡高専ー山形中央ー山形南を相手にスルスルと勝ち上がったのに対して
日大山形は、惺山ー創学館ー羽黒ー酒田南と準々決勝からは接戦や逆転で強豪を打ち破ってきた。
よく甲子園などの勝利監督インタビューの中で「一戦一戦を勝つごとに選手たちが成長して
逞しくなっていることに驚かされます。」みたいな言葉を聞いたことないですか。
それって実は、負けたら終わりのプレッシャーの中で積み重ねた経験値の上積みというか、
戦いながら吸収してるというか、アップデートしてるというか、そんな実感なんでしょうね。
これまで甲子園に出場する母校の戦いと勝ち上がりを見守ってきました。
やっぱり予選のどこかでヒヤリとする展開や接戦、タイブレークや逆転などのシビれる経験を経て
勝ち上がった年のほうが甲子園の切符を手にしている気がしています。
まぁ、なんにしても選手たちは本当に最後まで諦めず決勝戦にふさわしい戦いを見せてくれました。
この悔しさは、この後の人生に於いて必ず自分の糧になるはずです。
下を向く必要はありません。
堂々と胸を張って、この先も自信を持って歩んで行ってほしいと思います。
高校野球がすべてではないということに、いつか気づくときがきますから。
さて、高校野球の話しのついでに社会人クラブの告知もしておきます。
来月23日24日と秋田県で開催される「東北クラブカップ」の組み合わせも決まりました。
初戦は青森県代表のキングブリザードとの対戦です。
昨年は同じトーナメント戦でも土曜日に1試合、日曜日に準決勝・決勝が行われたんですけど、
今年は土曜日に準決勝までやってしまう日程に変更されてました。
要は初戦に勝てば、もう一試合をダブルヘッダーでやるということ。
ただ、今までの戦い方を見てると、ダブルの方が結果が出ている気がするんですよね。
初戦を勝った勢いそのままに戦った方が波に乗りやすいんでしょうね。
つうか、てっきり秋田さきがけ八橋球場だと思っていたら「琴丘スカルパ球場」ってどこ?
秋田市内よりもっと遠い球場じゃん。
ま、そういうことで、いま8月の営業カレンダーを作成中です。
8月は食肉公社のお盆休暇もあったりして変則的な営業になりそうです。
というわけで、7月も今日で終わりですね。
まだまだ暑い日が続きますけど、暑さ対策はしっかりと体調管理にはお気をつけください。
ではまた。
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毎度ありがとうございます!
連休最終日、母校の甲子園予選準々決勝の応援に県野球場まで行ってきました。
母校のスタンド応援は、昨年秋の東北大会で久慈との対戦を福島県営あずま球場で観た以来です。
その試合もコールド勝ちしたゲームでしたので、いいところしか見えなかったんですけど、
春は山形中央にサヨナラ負けを喫していましたから、絶対的な確信ないまま球場に向かいました。
ここまでくると戦力がどうとか、課題がどうとかというレベルではありません。
しっかりとした準備と選手個々の意識、あとはミスをしないというところの勝負でしょう。
山形中央の先発はエース小坂ではなく菅野。
体力的な不安なのか、いけるところまで菅野で引っ張って少しでも小坂を温存したいという
監督さんのゲームプランだったんでしょうかね。
試合が終わって同乗して行った前OB会長と相談役にも聞いていたんですけど、
「菅野の許容範囲の設定はどのへんだったんですかね?」
「打者一巡の3イニング、もしくは2失点までだろうな。もしもオレが監督だったら。」
「なるほど。でもその割には小坂は初回からブルペンに入って準備していたわけで。」
「そこよな。だったら先発小坂でゲームを作って、体力的に限界となった時に交代でもよかった。」
「春の対戦時よりも鶴東のバッターはバットが振れてたじゃないですか。2回までの3得点で
打線に勢いがついたところで小坂にスイッチでは遅くないですか?結果論ですけど。」
「まぁ結果を見ればそうなるわな。」
投手陣が豊富な鶴東相手に、もしもプラン通りに2点奪われた時点でスイッチしていたとしても
そこから3点を奪い返すのもなかなかハードな展開になりそうですけどね。
高校野球において先制点がいかに有利にはたらくかを、改めて痛感させられます。
まして、低反発バット導入になって1イニングで大量得点というシーンもあまり見なくなってますし。
なにはともあれ一つのヤマ場を越えましたかね。
次はシード校山形城北を破って勢いのある山形南が相手です。
しっかりと準備して気を緩めることなく挑んでもらいたいですね。
巷ではすでに甲子園が決まったかのようにいう方もいますけど、まだまだ分かりませんよ。
相手も全力でぶつかってくるわけですから。
さて、連休明けの営業が始まります。
公社の稼働の関係で、肉の流通が極端にない火曜日です。
仕入のできない部位がほとんどですので、ご不便をお掛けする営業になります。
なにせ15種類扱っている部位の中で、今日は5種類しか仕入れができないんですから。
まぁのんびりやります。
今日も暑いですが小まめな水分補修を忘れずに。
ではまた。
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毎度ありがとうございます!
夏の高校野球山形県大会の組み合わせが決まりましたね。
もはや夏の定期戦とまで言っても過言ではない山形中央と同じブロックになり
順当に勝ち進めば準々決勝でまたもや激突するブロックになりました。
甲子園に行くには実力のほかにクジ運も必要だといわれますけど、
今回はまさにいいところに入ったと思いますね。
山形中央戦がヤマ場になるのは見えたし、そこを勝ち上がるための戦力や戦術をしっかりとイメージして
万全の準備をして挑むことができるのではないかと思っています。
日大山形・酒田南・東海大山形・羽黒の強豪私立4校は反対側のヤマですので、
この中の1チームとしか決勝では対戦しなくていいわけです。
山形中央に勝てばおそらく準決勝は山形城北でしょうけど、今までの対戦成績から見ても
春の山形城北の戦い方を見ても、そんなに恐れる相手ではないはずです。
決勝までくれば、あとはもう気持ちの強い方が勝ちますので、そこの勝敗は神のみぞ知るなんですけどね。
もちろん、どのチームもどの選手も最後の夏に全力で必死に戦うわけですから、
戦う前から計算できないところも多々あるわけですけど、個人的な展望予想ということです。
いつもブログに書いてますけど、高校野球がすべてではないと思っていますけど、
そのことに気づき気づかされるのは、高校野球がすべてだと思ってがむしゃらにやること、
そしてそのがむしゃらの先に見えてくる景色だと思うんですよね。
だから後悔しないように、いま目の前の高校野球を全力でやって甲子園を目指して戦って
負けたら泣くだけ泣いて、そして自分の力で次のステージに向かって立ち上がってくればいいんです。
山形中央戦は予定通りに日程が進めば7月21日の祝日ですから、自分も万全の態勢で応援に行きます。
会場は県野球場ですから、帰りは寒河江の「吉亭」の冷たい鳥中華も楽しみなところでです。
以前、ブログに吉亭のことを書いたら、県野球場の応援終わりに人相の悪い緑色のおっさん達が
たくさんいたぞ!という目撃情報が入ってました(笑
第一試合9:00試合開始ですから、終わって直行しても激混みの時間帯でしょうけど、
それでも食べたくなる一杯なんですよね。
そんなわけで、7月5日は東北クラブカップ、21日は高校野球の応援と
また野球の応援で忙しい夏になりそうです。
でも、そういう忙しさは嫌いじゃないです(笑
ではまた。
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毎度ありがとうございます!
昨日は母校野球部の「3年生を送る会」に、OB会からとして草島副会長と共に出席してきました。
来賓として自分が出席したのは15年ぶりになるでしょうか。
なかなか日曜日に開催とはならずスケジュールが合わずに出席できずにいたわけですけど、
今年は日曜日ということもあってお邪魔させていただくことができました。
涙あり笑いありの感動的な送る会で、とても素晴らしかったと思います。
息子の時はコロナの全盛期で卒業式に父母の参列は認められず、卒業証書も教室で配布という
もの凄い制限と制約の中での卒業式でした。
もちろん謝恩会も三送会もあるはずもなく、県外生の父母たちときちんと挨拶もできないままに
卒業し解散したあの雪の日のことを思い出してました。
卒業生が一人一人壇上で、指導者や親御さんや仲間たちに自分の言葉で感謝の言葉を伝えるシーンは
現役父兄ではないけれども感情移入して感極まるものがありましたね。
あの日、もしも三送会が行われていたら、息子はどんな言葉をかけてくれたのか、
どんな想いを伝えてくたのだろうか、などと想像してしまう自分がいました。
当たり前のような日常や、当たり前のようなお祝い行事が行われるなかで、
甲子園大会も開催されず目標を失い悔し涙を流したあの時間を経験した者にとっては、
とても感動的で微笑ましく、そしてとても羨ましい送る会だったと思います。
卒業する3年生の進路はみな別々でしょうし、ここから様々な出来事が待ち受けているでしょう。
そしてさまざまな場面で「鶴岡東野球部出身」ということが何かのきっかけだったり、
何かの支えや救いになり自分を評価される場面が必ずあるはずです。
メンバーとかメンバー外とかレギュラーとか補欠とか全く関係なしに、「鶴岡東野球部」を
最後まで諦めずにやり遂げ、耐え忍び努力し続けた者だけが見える「景色」というものがあるんですね。
彼らのこれからの人生において、その事がどれだけ自分の支えになり自信となるかに気づくのは
まだもう少し先になるでしょう。
社会に出て少し周りを見る余裕ができたら、是非ともOB会にも出席してほしいと思います。
恩師である監督や部長と再会し、思い出話をしながら酌み交わす酒の美味さに気づくのも
出席した者でなければ分からない至福の時なのかもしれません。
素敵な会に出席させてもらいました。
マナブさんと二次会・三次会と流れて、22時に車で迎えに来てくれたのは息子でした。
クラブの練習帰りに球場から野球の格好のまま迎えに来てくれたんですけど、
そんな何気ない日常が自分には嬉しかったりします。
そして、また自分にとっての一週間が始まります。
部屋中に充満する煮込みの匂いに包まれながら、コーヒー片手にブログを書くいつもの朝です。
いい刺激をもらいながら、自分の日常を頑張ります。
ではまた。
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毎度ありがとうございます!
昨日の甲子園、早稲田実業との対戦は延長10回タイブレークの末0-1で惜敗となりました。
たくさんの方々から応援や激励やご寄付を頂き、この場をお借りして熱く御礼申し上げます。
いやぁ、しかしナイスゲームでしたねー
鶴岡東の櫻井も100点の出来でしたけど、早実の中村も100点のピッチングでした。
あそこまで投手力が高いと、どちらの打線も攻略を見いだせずに淡々とイニングだけが進んでいく、
まさに手に汗握る拮抗した試合展開になりますよね。
昨夜もお客様にタイブレーク10回表の攻撃について、いろいろと聞かれることがありました。
まずは送りバントの場面。
これはね、結果的に送ることはできなかったけど酒井を責めることはできません。
むしろチャージしてきたファーストを褒めるべきだし、よく丁寧にサードに投げましたよ。
ファースト経験者なんでわかるんですけど、早実のファーストが左利きだったために決まった
プレーでもあって、右投げのファーストならダッシュして捕ってから反転してサードにストライクを
投げるのって意外に難しいものなんですよね。
ステップロスするし、ショーバンを投げてしまったり、ファールゾーンの方へ引っ掛かってみたり。
スリーバント失敗したわけでもないですし、あれは不運だったとしか言いようがない。
それよりなにより山形大会から甲子園までノーエラーでセカンドを守り続けた酒井ですよ。
守備でどれだけチームに貢献してきたかと思えば、あのシーンはバント失敗ではなく
一塁手のファインプレーだと声を大にして言いたいわけです。
そして一死1・2塁からのダブルスチールの場面。
1回から9回までの打撃を見て、早実中村の投球にまったくタイミングが合わず、
ヒット4本とはいうものの芯を食った打球もほとんど飛ばず、外野手も前進守備の中で
ワンヒットでセカンドランナーが戻ってこれるイメージが湧かなかったのではないかな、と。
しかも打席も9回までノーヒットでタイミングも合っていない田崎でしたし。
積極的に攻める戦術にはリスクが必ず伴うわけで、決まれば称賛されるし失敗すれば批判される。
でも、相手もまさかと思う場面だからこそ、その奇策が決まる確率が上がるわけで、
監督がリスクを冒してでもダブルスチールを敢行したのは全然アリだと思います。
相手投手からヒット2本は続かない、でも3塁にはランナーを進めておきたい・・・
送りバントが決まらなかった時点で、自分の中では次はセーフティでも面白いかなと思ってました。
結果的に打者がアウトになったとしても二死2・3塁の場面は作れるし、次打者は前の打席で
サード強襲のヒットを打っている9番秋田でしたから。
それでも監督と選手全員で、あの場面でもリスク覚悟で果敢に攻めていった結果だと思いますし、
素晴らしいゲーム内容だったと思います。
また一つ、高校野球ファンの心に残るゲームを甲子園で見せてくれました。
そう遠くない未来に「鶴岡東が甲子園でベスト8」という日が訪れそうな気がします。
上る階段は一歩ずつでいいんですよ。
一段一段足元を見ながら、しっかりと登って行きましょう。
新チームにも期待します!
ナイスゲームありがとう!!