"地方にて"カテゴリーの記事一覧
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毎度ありがとうございます!
新潟の夜23時。
両手をポケットに突っこんだまま、黒服キャッチ軍団に向かって一直線に歩くアビコ大先生。
キャッチの茶髪兄ちゃんが「キャバクラどうスか?5000円、いや4000円でいけるっス。」
するとおもむろにキャッチの肩に手を回し「本当にそれでいいんだな?それ以上は出さねーぞ。」
「あ、いや、女の子のドリンクだけは別なんで・・・。」
「おいおい、話が違うじゃねーかよ。」
「スイマセン、ドリンクだけはお願いしますよ。」
「ドリンクはいくらすんのよ?あ?」
もうね、恥ずかしいやらカッコ悪いやらで「アビコ、いいって。」とキャッチから引きはがし、
「じゃあワンタイムだけね。フリーで。」と収めて、お邪魔することにしました。
隣についた女の子と、今日仕込んだばかりの「日本酒のホットをラージで。」ネタで盛り上がり、
ドリンク飲ませたら女の子がすぐに入れ替わり、ちょうど1時間で終了です。
一人4000円で入って、女の子全部で4人にワンドリンクづつ飲ませて会計がちょうど2万円。
女の子のドリンクだって何を飲んでいくらするのか知らんけど、TAXだのサービス料だの
ワケの分からん金額も加算されてそんなもんになるんでしょう。
スナックに行ってボトルを入れたと思えば、一人1万円なら納得できる金額ですよ。
さて、アビコも落ち着いただろうし、本当にホテルに帰るとしましょうか。
で、外に出ると、さっきのキャッチのお兄ちゃんがいて、またアビコに捕まってるんですよ。
「おいおい、話が違うじゃねーか。どうなってんだ?オイ。」
「いや、ドリンクは別だって伝えたじゃないっスか。他にもいい店あるんで、次どうスか?」
「おいおい、今度は大丈夫な店なんだろうな。で、いくらで飲めんのよ?」
キャッチに絡んでいるのか、自ら絡まりにいってるのか、もはやどうでもいい光景なんですけど、
どうしても二軒目のキャバクラに行きたくなかったんで、直前で巻く作戦を決行しました。
58歳にして、知らない街で深夜にビルとビルの間に身を潜めるとは思いませんでしたよ。
数秒後、「あれ?いねーじゃん!どこ行った?」という声が聞こえてビルからバタバタと
走って出てくるアビコ。
「今夜はもう勘弁してくれよ。」と心の中で唱えながら、道行くカップルに
「あの人、あんな隙間でなにやってんの?」的な目で見られながらも、そのまま息を殺していました。
そろそろいいかなと思って通りに出たら、さっきのキャッチのお兄ちゃんに見つかってしまって
「どこ行ってたんスかぁ。さっきのお兄さん、血相変えて探しに行きましたよ。」
「大人にはいろいろ事情があんのよ。今日はここで解散な。ご苦労さん。」
最終的にホテルの前でうろつくアビコと合流して、コンビニで水を買って新潟の夜は終了です。
飲まなければいい人っぽく見えるんですけどね。
飲んだら必ず勢いがつくダメダメな人です(笑
翌朝は、自分が好きな「ゆで太郎」で朝食代わりに「温かいそば」を注文しました。
息子は米が食いたいと「もつ焼き定食」、アビコは朝から「かつ丼」を食ってましたよ(笑
久しぶりの遠征でしたけど、酒場巡りは不完全燃焼で終わりました。
まぁでも、息子の練習も充実したようですし、新潟の夜の空気感だけは肌で感じてきました。
「古町は終わってるよ。」と新潟の人は言うのかもしれないけれど、狭くて汚くても
味のあるお店はきっと古町には残っているはずです。
古町は「宿題」ということで、もう一度新潟遠征を企画します。
むしろ古町にホテルを取った方がいいのかもしれませんね。
次はアビコ、どうしようかなぁ(笑
そこも含めて再検討ということで。
ではまた。
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新潟での夜。
一軒目の個室居酒屋でコース料理を堪能し、2時間飲み放題プランを「日本酒のホットのラージ」
で乗り切って外に出ると、居酒屋の呼び込みとキャバクラのキャッチで路上が溢れていました。
大先生が気を使ってくれて「次はマスターの行きたいお店に行った方がいいんじゃない?」なんて
声をかけてくれるんですけど、店構えや雰囲気でそそるようなお店は一軒もありません。
カッチも「どんな店に行きたい?」なんて聞いてくれるんで、とりあえず「渋い焼鳥屋かな。」
と答えてみると「この中にある?」と見せてくれるスマホの画面はホットペッパーグルメ(笑
「もうすでにここに掲載してるようなお店じゃないのよ、カッチ。」とは言えずに
「うーん、よくわかんねーからどこでもいいよ。」とギブアップ宣言です。
後ろを振り返ると、大先生が浴衣姿ギャルのキャッチに「どこの店?4人いけんの?」なんて
すでに悪い癖が出始めていて、それを「アビコさん、そういうのいいですって。」と息子が
説得してるというカオスな展開になっちゃってるんですよ。
それを見たカッチも「アイツやべーな。オレがよく行く居酒屋あるから、もうそこにしよう。」
はい。。。タブレットで注文するタイプの何でもある大型チェーン系の居酒屋でした(泣
まぁ、それでも野球の話やトークで盛り上がりましたんで、それはそれでいいんですけどね。
朝帰りと1000スイングとアルコールとで、さすがに疲れて眠くなった息子をホテルまで送って
ここから単独行動しようかなと思っていたら、カッチが「どうする?もう一軒行く?」という
展開になりまして。
この日のために、わざわざ新潟駅前にカッチもホテルを取ったくらいですから、
自分の方から「もうお開きにしようぜ。」とも言えず、ここは最終最後の切り札で
「サクッと握りでも食って締めるか。」と切り出します。
寿司屋ならばガチャガチャした雰囲気から少し落ち着くし、越後の地酒でも飲みながら
新潟の雰囲気くらいは味わえると思ったんですよね。
「じゃあ、いつものお店でいいか。」
おっ!さすがに行きつけの寿司屋くらいは持ってんだな、なんて思いながらついていくと
またもや飲食ビルのエレベーターボタンをポチっと。。。?
ビルの中に寿司屋があるのかな、なんて不思議に思っていると、扉が開いたその先には
靴を脱いで個室に通される一軒目と同じスタイルの「寿司も出す個室居酒屋」でした。
応接室にあるようなベロア調のシングルソファーに、まるでポーカーでもやるような雰囲気の
洋風なのかエスニック風なのか、よく分からないギラギラした壁紙のセンスに、
もう握りを頼む気にすらならなかったですもんね。
目の前に威勢よく寿司を握る親方の姿もなく、なにか悪だくみでも企てそうな個室に通され、
お通しのイカとマグロの握りに手を伸ばすこともなく、自分にできることは異空間にいる感覚で
ギラギラした壁紙をぼんやりと眺めることだけでした。
ここは、セレブ御用達?インバウンド狙い?どんなコンセプトの寿司屋?
世の中には、まだまだ知らない未体験のお店がヤマほどありますね。
カッチおススメの「うなぎの白焼き」にも手を伸ばすことなく、ようやくここでお開きです。
まずは練習に付き合ってくれたお礼と感謝を伝えて、先にカッチのホテルの前で別れます。
時間はすでに23時も回っていて、酒場巡りは不発のまま不完全燃焼でホテルに向かって歩いていると
「どうするんスか?もう一軒行きましょうよ。」と悪魔の言葉をつぶやき始めます。
「なんだよ、こんな時間から。」
そんな自分の言葉には一切耳を貸さずに、ホテル前にたむろしている黒服のキャッチ軍団に
ポケットに手を突っ込んで一直線で向かっていくアビコの後ろ姿は、まるでアウトレイジの
主人公のような勇ましさで、もう身を委ねるしか自分に残された道はありませんでした。
つづく。
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毎度ありがとうございます!
連休を使って新潟に遠征してきました。
土曜日の朝に夜勤明けで帰ってきた息子は、その夜に会社の飲み会があって
結局帰ってきたのは日曜の朝6時くらいでしたかね。
会社の先輩や同期たちと三次会まで行ったあと、朝まで快活クラブでダーツをやってたそうです。
今の会社にお世話になり、ちょうど1年。
新しい人間関係や覚えることもたくさんあって、さらに三交代制の勤務ですから
日々大変だろうなと思うんですけど、本人曰く「すごくいい会社だよ。」と言って
一切の不平不満を聞いたことがありません。
「若いうちの苦労は買ってでもしろ。」と先人たちは教えてくれているわけですけど、
石の上にも三年と前職で頑張った経験が活きているからこそ、今の会社でのやりがいや
人間関係にストレスがないんだろうと思います。
新潟への出発はアビコの仕事が終わる11時30分の予定でしたから「少し寝るわ。」と
出発時間ギリギリまで死んだように部屋で寝てましたね。
そんな無茶苦茶な時間の使い方も若さゆえ、大いに結構だと思っています。
予定通りに14時に新潟のカッチと合流して、室内練習場でびっちり1000スイング、
500球はティをやったでしょうか。
前回の熱血指導から1カ月が経ってましたけど、なんとか体の使い方は覚えていたようで、
カッチもスイングを見て喜んでましたね。
交代勤務の合間を見て筋トレと素振りを繰り返していた成果でしょうか。
野球ド素人のアビコでさえも息子のスイングを見て、
「あれ?クラブ選手権の時とフォームが変わった。」って言ったくらいですから。
指導中は二人だけの世界に入りますので詳しく何をどう修正し、どういう形に持って行くのか
少し離れたところから自分は静かに眺めているだけです。
今は、打撃のバランスが崩れた時に戻るべき「基本のカタチ」を体に覚え込ませているんだそうです。
聞いている息子自身が信頼できる人からの指導に、まるで乾いたスポンジのように
たくさんのことを一気に吸収していくのがわかります。
今回も3時間びっしりと付き合ってもらいました。
これからのシーズンオフ、再度行く機会があれば是非またお願いしたいと思っています。
密度の濃い充実した時間だったと思います。
さて、喉も乾いたところですし、今日宿泊するホテルに向かって移動しますか。
新潟駅前のホテルにチェックインし18時半にカッチが予約したお店でコース料理が待っていると
聞かされたのは、実はこの時です。
「コース料理?」
みなさんはすでにご存じのように、いろんな酒場をポンポンはしご酒するスタイルの自分は
コース料理のお店なんてほぼ無縁の呑み助なわけですよ。
すでにこの時に、なんとも言えない嫌な予感というか「古町、諦めモード」が流れていたのは
正直なところ否めません。
ビルの4階にある完全個室居酒屋で、お洒落な床の間にはお花が飾ってあり
すでに卓上鍋がセットしてあって、本日のコースメニューが和紙に書いてあります。
「よくチームのスタッフたちとこのお店使うんだけど、個室の方が落ち着くじゃんね。」
「う、うん。そうだよね。」
メニューを見ることなく、最初に運ばれたのは「カツオとわさび菜のカルパチョ」でした(笑
「オレはポテトサラダと塩キャベツでいいんだよ。」という心の声を押し殺し、
次々に運ばれてくる大きなお皿にちょこっと盛られた品のいいお料理を堪能してました。
とは言っても、駅前ビルのなかにある個室居酒屋ですから、スタッフには金髪ギャルや外国人もいて
お店の雰囲気や出てくる料理とのアンバランスさが、今の飲食業界や居酒屋業界のリアルを
映し出しているのかもしれません。
日本酒も頼めると言うんで新潟の地酒を頼もうと思って、爪先にぬいぐるみがくっついている
ネイルをした金髪ギャルの日本人スタッフに、「スイマセン、日本酒の燗で。」と頼むと
「カン?」
「そう、妙高山の熱燗で。」
「アツカン?」
「あれ、熱燗が通じない・・・じゃあホットで。」
「あ!妙高山のホットですね~、サイズは?」
「サイズはラージで。(2合って言ってもわかんねーだろうし。)」
「はい、妙高山のホットをラージで。」
おいおい、ここはスタバじゃねーんだぞって!(笑
ちなみに18歳くらいの日本人ギャルスタッフですからね。
日本語が通じないんじゃなくて、知識として知らないんですよ(笑
粋な黒いダボシャツに前掛けを腰にまいて、床の間のある部屋で和食のコース料理を食べながら
「日本酒のホットをラージサイズで。」と頼まなければならない不思議な感覚。。。
このあと、少しだけはしご酒はしましたけど、想像通りの展開になっております。
完全アウェー、敗北感しかありませんでした。
つづく。
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毎度ありがとうございます!
今年の1月に新潟のスポーツショップで息子がキャッチャーミットをオーダーした際に、
3か月後の受け取り時に新潟で絶対に食べようと決めていたもの・・・
それは、ステーキなんです。
新潟駅南口を出てすぐに「ウエスタンレストラン ブロンコ」というお店があって、
そこのワンポンドステーキを食うと決めてたんですね。
以前、鶴岡にも「いきなりステーキ」があったんですけど、残念ながら閉店してしまい
それ以降は一度もステーキを食う機会がありませんでした。
いつも気軽にステーキを食べていたわけではなかったんですけど、食べれるお店がなくなれば
食べたくなるのが人間の性(さが)というものです。
しかも年末営業の忙しさを乗り越えて年明け早々に行ったこともあって、
ご褒美かつエネルギーチャージも兼ねて、次に家族で来る時はみんなでステーキを食おうと
心に決めてたんですよね。
新潟にもたくさんステーキを食べられるお店はあるんですけど、なぜブロンコにしたかというと
ワンポンドステーキが食いたかったからと、名物の名物のグリーンサラダも食いたかったから。
あとは、店の雰囲気がびっくりドンキーみたいなカジュアルな雰囲気で気軽に行けるのもグッド。
シェフが目の前の鉄板で焼くようなスタイルのお店は自分には敷居が高いので苦手です。
ステーキも200gだの300gだの中途半端な大きさで食うよりも、1ポンド453gをどーんと
思いっきり食いたかったんですよね。
お店は予約制ではなく先着順に案内されますので、時間帯によっては並ぶ可能性がありますけど
自分たちは日曜の夕方5時半で滑り込みでラスト1卓に案内されました。
いざ1ポンドのステーキが運ばれてくると、結構な迫力があります。
お隣のテーブルにいたカップルも「わー!すごっ!」と声に出してましたもんね。
先に提供されるグリーンサラダも甘みが強く、見た目とのギャップがあるのに美味しくて
カミさんがさらにもう一皿追加注文してしまったくらいです。
さぁ、そしてあとはナイフとフォークを駆使して、ただただ肉に食らいつくだけです。
セットで付いてくるライスは少なめでもよかったかなぁ。
やっぱり、人間は肉を食わないとパワーが出ませんね。
たまにはガッツリ肉を食って、エネルギーチャージが必要なんだなと実感しましたよ。
そのくらい元気が出ましたし、幸せな時間でした。
また疲れたらステーキを食いに行きたいと思っています。
次は息子にボーナスでも出たらご馳走してもらおうか(笑
「いきなりステーキ」はなくなってしまったけれど【たまにはステーキ】をオススメします。
ごちそうさまでした!
それではまた。
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毎度ありがとうございます!
お腹も一杯になったんで「スナックかバーで少しのんびりやろうか。」とアビコに聞くと、
返事は「もちろんスナックで。」となるわけです。
ここで自分がオシッコをしたくなって「どこでもいいからトイレ行きたいんだけど。」と言うと
「了解!」と威勢のいい返事をして、手当たり次第にスナックのドアを開けて突撃していきます。
ガバッと開けては「ここはママ一人でやってんの?」
また違うドアを開けては「1時間ナンボっすか?」
躊躇うことなく5~6件のスナックのドアを片っ端から開けては、手で✖を作って「次!次!」
アビコセンサーで一瞬で店の雰囲気やママさんの容姿をチェックしてるんでしょうね。
「あのよ、オシッコしたいからどこでもいいって。」
「いや、あそこは絶対に気に入らないと思う。」
「オレが気に入る、気に入らないはどうでもいいのよ、トイレさえあれば。」
それでもヨネスケばりにドアをいきなり開けて突撃するアビコの後ろ姿に、
「こいつは飛び込み営業させたらスゴイ成績を上げる逸材だろうな。」なんて思ってしまいます。
「頼むから、もう次の店で決めてくれ。」とお願いして、入ったお店はフィリピンパブでした。
全然落ち着かない雰囲気のなか、速攻でトイレを借りて1時間ちょうどでお会計です。
「よし、少し早いけどホテル戻って指圧マッサージでも呼ぶかな。」なんて話しながら隣を見たら、
「あれ?いない!」振り返ると、キャバクラの呼び込みの兄ちゃんと価格交渉してるんですよ。
詳細はあえて書きませんけど、呼び込みの言ってた1時間セットでもちろん終わるはずもなく、
勢いのついたアビコの「じゃ、延長で!」の声に、ただただ頭を抱えるばかりでした。
延長した途端に、フカフカのソファーの背もたれにガバッと両腕を広げて足を組んで
アウトレイジみたいに貫禄を出してふんずり返って座る「あびこ一郎大先生」の姿に、
大御所感たっぷりすぎて思わず笑っちゃいました。
あんな風にソファーに座る人、映画でしか見たことないですもん。
予定以上に金も使い「そろそろホテル帰ろうぜ。」と促しても、ホテルとは反対に歩き出し、
「蕎麦食いてーな、そば!」と蕎麦屋を探すアビコを引き戻し、偶然にも目の前にあった
「長浜ラーメン」に強引に押し込みます。
歳のせいか鶴岡でいくら飲んでも〆でラーメンを食うなんて、ここ数年やったことないんですけどね。
テーブルの水をコップに注ぎながら「うーん、どうすっかな。」なんてメニューを眺めていると
「おれは長浜ラーメンとチャーハンセットで。」なんて大先生が勢いよく注文してます。
「まだそんなに食えんの?」
「あ、全然。」
前回、二人で山形遠征した時は伝説の「唐揚げ4連発」をやってくれた男です。
勢いがつくとガンガン食うやつだということを忘れてました。
思い返せば、朝からサンドイッチにかき揚げそばとミニ牛丼セットでスタートしてますからね。
ホテルの目の前のコンビニで「ミネラルウォーター買っていこうぜ。」と入ったのに、
アビコの手には「チョコモナカジャンボ」が握られていましたけど、もう自分には
そこを突っ込む気力も残っていませんでした。
翌日は予定通り6時半にはチェックアウトして8時に鶴岡到着しましたけどね。
楽しかったオッサン珍道中もここで無事解散です。
日曜日ということもあってか、山形駅前の飲食店も定休日のお店が多かったのが少し残念でした。
山形遠征の際には必ず立ち寄る「いっこ寿司」も休みでしたし、事前に教えてもらっていた
「ワンカップ」も「そね田」も「小柳」も「麺藤田」も、どこも全部お休みでした。
いつか日曜日以外に行けた時のために「宿題店」としてメモリーしておきます。
次はいつ行けるかなぁ。。。
あびこ大先生、やっぱりあんたは大物だよ。
おわり。
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毎度ありがとうございます!
看板犬すじこ、いやもとい「たらこ」にまたな!と告げ、オッサン二人は山形駅方面に向かって
次なるお店を探しながらふらふらと彷徨い歩きます。
自分は程よく酔いも回って気持ちが良くなってる程度でしたけど、アビコはもうこの時点で
随分と酔ってるのがわかります。
ポケットに手を突っ込んで颯爽と先頭を歩きながら「おっ!牛タン屋あるじゃん!」なんて
店内を覗き込みながら「かーっ!満席かよ。」と呟きながら、次の角を左、そしてその先も左、
さらにその先も左に曲がって一周してるのにも気づかずに「おっ!ここにも牛タン屋あるじゃん!」
なんてさっき覗いた同じお店をまた覗いてるんですよ。
「うわー、ここも満席かよ!」なんて言うんで
「当たり前だろ。さっき覗いた店なんだから。」
「またー、うそでしょ!」
「おいおい、マジかよ・・・」かなりキテます。
「そもそも牛タンを食いたいの?」と聞くと「オレは本場の山形芋煮が食いたい!」なんて、
二度も同じ牛タン屋を覗いていた男が、はっきりきっぱりと言い切ります。
自分もこの時期の芋煮を食べたかったんで「だったら郷土料理とか季節料理とかの店だろうよ。」
ということになって、三軒目は佇まいがTHE昭和を感じさせる「はやし家」にお邪魔します。
本日のお任せセット2200円がおすすめでしたけど、お腹も膨れていたんで
ここは敢えて「芋煮」と「だし冷やっこ」を単品で注文させてもらいました。
そしてこれが大正解!
自分は醤油ベースに牛肉入りの「山形風芋煮」が好きでよく食べるんですけど、
今まで食べた芋煮の中で一番というほど里芋が美味かったんですよ。
あんなに甘い里芋は食べたことがないです。
あの里芋は庄内のスーパーで売ってる里芋と違うのかなぁ。
粘りと甘さがまったく違ったんですよね。
もちろん作り手の大将の腕の良さが一番なんでしょうけど、あの芋煮にはマジで感動しました。
芋煮というだけあって里芋が主役なのがはっきりと分かります。
アビコも「これは旨い!びっくりした!」と何度もつぶやいてましたもんね。
お腹も一杯になり、ふと時計の針に目を落とすと時刻はまだ19時時30分。
17時に「招き豚」でスタートして2時間半で三軒終了ですから、彷徨い歩いている時間を差し引くと
一軒あたり40分くらいの滞在時間ということになるんですかね。
それでも十分に楽しいし、そのお店そのお店の雰囲気や逸品も堪能してます。
意識したことはないんですけど、ブログを書きながらなんとなく思い返してみると、
ファーストオーダーで食べたいものやお店のおススメの逸品を2~3品頼んだら、
あまり追加注文していないことに気付きました。
そのファーストオーダーが出てくるまでは飲み物をおかわりして、食べ終わったら「ごちそうさん。」
なんか、そんなリズムとテンポで「はしご酒」を楽しんでいる気がします。
さて、ここまでは自分の「居酒屋はしご酒」に付き合ってもらったんで、少しはアビコの行きたい
お店にでも付き合ってあげますか。
アビコの行きたいお店・・・そう、ここからがなんだか嫌な予感がするわけです。
つづく。