毎度ありがとうござます!
鶴岡市の市長が代わる。
昨日の選挙の結果、鶴岡市民の民意がそこにはある。
前市長の二期8年という経験と実績は「文化会館建築施工問題」に置き換えられ、
その市民感情のままの結果が出たのではないと思う。
新市長が革新派だの酒田市の元国会議員が付いているだの、その支持母体や後援会に不安を抱く
声も聞こえてくるが、長らく保守地盤で鉄壁の牙城だった鶴岡で初の革新派の市長誕生というのは
前市長の文化会館問題の不信感以外の何ものでもないような気がする。
インフラの整備や、教育問題、少子高齢化対策なんて、正直誰がやっても同じだろう。
文化会館として多くの市民に愛され、文化会館を一度も利用したことが無い市民など誰もいない
鶴岡市を代表する公共施設建築にも関わらず、ギラギラとした滑稽なデザインに目を覆いなくなるような
お粗末なベコベコな外壁と、地元業者の意見書を無視し当初予算の二倍以上に膨れ上がった建設費、
いつの間にか設計図よりも100席近くも減っていた座席数・・・
さらには永く親しまれてきた「文化会館」という名称も一般公募での名称変更を推し進め、
それでも理解を示した多くの市民からはたくさんのアイディアが応募されたにも関わらず、
ネーミング採用者は鶴岡市民からではなく大阪在住の方という…、応募してくれた市民の方々や
文化会館を利用する鶴岡市民を愚弄するかのような不可解な選考結果…
これまでの市長の市政運営手腕は何も文化会館建設だけで判断できないのは当たり前の事だが、
我われ一般市民が永く愛した文化会館の建設に、これからも永く利用していくであろう
文化会館の有様に「ふざけるな!」という市民感情が集約したと言っても過言ではないだろう。
新市長においては保守の牙城この鶴岡で当選したからといって、革新系政党が支持された訳ではなく、
市民の声や市民目線での市政運営に努め、自身の仕事ぶりに同じような傲慢さが見えてきたなら、
我われ市民は保守だの革新だの政党や派閥に関係なく、また選挙でNOと投票するだろう。
派手なことを望まず、穏やかに堅実に働き、多くの民の暮らしを支えあってきた鶴岡市は
明治時代に貧しかった生徒に無償で配った配膳が「学校給食発祥の地」として有名な地である。
我われの先祖は、幕末の戊辰戦争では国内最後の幕府軍として戦い、庄内藩4500人の兵のうち
2200人が一般の農民で組織され、戦いの場では当たり前だった戦利品などの略奪行為を一切せず、
敵側の死者を寺に運び、自らお金を払って供養をしてもらい霊を慰めたという。
最後の最後まで自らの領地に敵を踏み入れることなく、同盟藩だった会津藩の降伏などにより
最後まで勝ったまま降伏したという誇り高き農民の血が流れている。
普段は物静かで、はっきりと意思表示もせず、なんとなくで済ませているような鶴岡市民でも
その奥底に流れる「わが町鶴岡」に対する熱き血は、決して薄れゆくものではないのかも知れない。
96億もかかってやっと完成した文化会館のあのベコベコの外壁を毎日毎日見るたびに、
何ともいえない無力さと、「きっと50年後の文化遺産になるだろう。」という謳い文句が
虚しく心の中をリフレインしてしまうのは自分だけだろうか。
もう出来たものは仕方ないのか。
こうなる前になにかできなかったのか。
そしてもう一つ、今回の市長選と同時に行なわれた市議選には、同級生も新人として立候補していた。
自分も50歳。
この街で暮らしこの街で子育てをし、この街で商売をしている自分の持つ票は、たったの1票。
同級生だから、お店に来てくれるからという理由だけで、気軽に投じることは出来ない貴重な1票だ。
長く県外で暮らしていた彼が、鶴岡で何をしたいのか、何ができるのか、そもそもなぜ立候補したのか。
残念ながら、彼の口からしっかりとその経緯と覚悟を聞く機会には恵まれなかった。
結果は残念な結果に終わったようだが、4年後の次はどうするのか、また出馬するなら何をすべきか。
自分なんかに言われなくても、しっかりと考えているに違いない。
ただ、忘れてはならないのは選挙結果は落選ではあったが、次点候補者だったということだ。
当選議員が突然亡くなったり、選挙違反等で議員辞職などして3ヶ月以内に欠員がでた場合に、
次点候補者が繰り上がる権利を持つ。
997票を投じてくれた彼の支持者の思いはまだ冷めることはないだろうし、
その1票1票の重さを実感する3ヶ月間になるだろう。
政治は難しい。
たった1票しかないが、それは誰にでも公平に与えられた権利でもある。
投票すらしないものが政治を語る資格はない。
支持した候補者が当選しようと落選しようと、これからの鶴岡の未来や明るい明日に向けて
前向きに生きていくのは政治家のおかげなどではなく、自分自身の心持ちひとつなんだと思う。
鶴岡市民もなかなかやるなぁと新聞を眺めて感じた朝だった。
商売人がタブーとされる政治の話しです。
もちろん自分とは違う考えの方もいるでしょう。
いろんな人のいろんな考えがあるでしょうけど、きっと思い描く鶴岡の未来は同じです。
さーて、今週も頑張っていきましょうか。
鶴岡市の市長が代わる。
昨日の選挙の結果、鶴岡市民の民意がそこにはある。
前市長の二期8年という経験と実績は「文化会館建築施工問題」に置き換えられ、
その市民感情のままの結果が出たのではないと思う。
新市長が革新派だの酒田市の元国会議員が付いているだの、その支持母体や後援会に不安を抱く
声も聞こえてくるが、長らく保守地盤で鉄壁の牙城だった鶴岡で初の革新派の市長誕生というのは
前市長の文化会館問題の不信感以外の何ものでもないような気がする。
インフラの整備や、教育問題、少子高齢化対策なんて、正直誰がやっても同じだろう。
文化会館として多くの市民に愛され、文化会館を一度も利用したことが無い市民など誰もいない
鶴岡市を代表する公共施設建築にも関わらず、ギラギラとした滑稽なデザインに目を覆いなくなるような
お粗末なベコベコな外壁と、地元業者の意見書を無視し当初予算の二倍以上に膨れ上がった建設費、
いつの間にか設計図よりも100席近くも減っていた座席数・・・
さらには永く親しまれてきた「文化会館」という名称も一般公募での名称変更を推し進め、
それでも理解を示した多くの市民からはたくさんのアイディアが応募されたにも関わらず、
ネーミング採用者は鶴岡市民からではなく大阪在住の方という…、応募してくれた市民の方々や
文化会館を利用する鶴岡市民を愚弄するかのような不可解な選考結果…
これまでの市長の市政運営手腕は何も文化会館建設だけで判断できないのは当たり前の事だが、
我われ一般市民が永く愛した文化会館の建設に、これからも永く利用していくであろう
文化会館の有様に「ふざけるな!」という市民感情が集約したと言っても過言ではないだろう。
新市長においては保守の牙城この鶴岡で当選したからといって、革新系政党が支持された訳ではなく、
市民の声や市民目線での市政運営に努め、自身の仕事ぶりに同じような傲慢さが見えてきたなら、
我われ市民は保守だの革新だの政党や派閥に関係なく、また選挙でNOと投票するだろう。
派手なことを望まず、穏やかに堅実に働き、多くの民の暮らしを支えあってきた鶴岡市は
明治時代に貧しかった生徒に無償で配った配膳が「学校給食発祥の地」として有名な地である。
我われの先祖は、幕末の戊辰戦争では国内最後の幕府軍として戦い、庄内藩4500人の兵のうち
2200人が一般の農民で組織され、戦いの場では当たり前だった戦利品などの略奪行為を一切せず、
敵側の死者を寺に運び、自らお金を払って供養をしてもらい霊を慰めたという。
最後の最後まで自らの領地に敵を踏み入れることなく、同盟藩だった会津藩の降伏などにより
最後まで勝ったまま降伏したという誇り高き農民の血が流れている。
普段は物静かで、はっきりと意思表示もせず、なんとなくで済ませているような鶴岡市民でも
その奥底に流れる「わが町鶴岡」に対する熱き血は、決して薄れゆくものではないのかも知れない。
96億もかかってやっと完成した文化会館のあのベコベコの外壁を毎日毎日見るたびに、
何ともいえない無力さと、「きっと50年後の文化遺産になるだろう。」という謳い文句が
虚しく心の中をリフレインしてしまうのは自分だけだろうか。
もう出来たものは仕方ないのか。
こうなる前になにかできなかったのか。
そしてもう一つ、今回の市長選と同時に行なわれた市議選には、同級生も新人として立候補していた。
自分も50歳。
この街で暮らしこの街で子育てをし、この街で商売をしている自分の持つ票は、たったの1票。
同級生だから、お店に来てくれるからという理由だけで、気軽に投じることは出来ない貴重な1票だ。
長く県外で暮らしていた彼が、鶴岡で何をしたいのか、何ができるのか、そもそもなぜ立候補したのか。
残念ながら、彼の口からしっかりとその経緯と覚悟を聞く機会には恵まれなかった。
結果は残念な結果に終わったようだが、4年後の次はどうするのか、また出馬するなら何をすべきか。
自分なんかに言われなくても、しっかりと考えているに違いない。
ただ、忘れてはならないのは選挙結果は落選ではあったが、次点候補者だったということだ。
当選議員が突然亡くなったり、選挙違反等で議員辞職などして3ヶ月以内に欠員がでた場合に、
次点候補者が繰り上がる権利を持つ。
997票を投じてくれた彼の支持者の思いはまだ冷めることはないだろうし、
その1票1票の重さを実感する3ヶ月間になるだろう。
政治は難しい。
たった1票しかないが、それは誰にでも公平に与えられた権利でもある。
投票すらしないものが政治を語る資格はない。
支持した候補者が当選しようと落選しようと、これからの鶴岡の未来や明るい明日に向けて
前向きに生きていくのは政治家のおかげなどではなく、自分自身の心持ちひとつなんだと思う。
鶴岡市民もなかなかやるなぁと新聞を眺めて感じた朝だった。
商売人がタブーとされる政治の話しです。
もちろん自分とは違う考えの方もいるでしょう。
いろんな人のいろんな考えがあるでしょうけど、きっと思い描く鶴岡の未来は同じです。
さーて、今週も頑張っていきましょうか。
コメント
1. 無題
全くもって同意見でございます。
FBでシェアしたいです(笑)
市政に触れたこともない人を市長にするのはどうかと思いましたが、現状を変えて欲しい気持ちから1票入れました。失敗するかもしれないし、成功するかもしれない。でも今よりはいいはず…。未来は子供たちの為に作ってあげたい。
しかし、選挙期間中ホントひまですね(´;ω;`)
2. >ひでさん
酒場のおっさんの独り言ですよ。
シェアなんてとんでもないです(笑
きっと、3人立候補していたら現職の勝利だったでしょうね。
新人に託すというよりも「こんげだやりがだではダメだろや!」
という不支持票が流れた結果だと思っています。
だからこそ、新市長にも気持ちを引き締めて市政運営に
あたってもらわないと、一期の短命で終わる可能性が
十分にあるということです。
「未来は子供たちの為に作ってあげたい。」
おっしゃる通り、まさに同感です。
あのベコベコの外壁を見て近くの保育園児たちが
「なんで、あそこのカベへっこんでんのー?」
「だれか、けっとばしたのー?」
「大工さんが失敗したのー?」
と聞いていたそうです。
「あれでいいんだよ。そういうものなんだよ。」って言えますか。
それが子ども目線であり、市民目線というものでしょう。
この暇な時期を逆手にとって、一杯やりますか(笑
お互いにがんばりましょう!!