毎度ありがとうございます!
息子の引退試合が無事に終ったその日、鶴岡ドリームスタジアムでは夏の高校野球山形大会で
母校鶴岡東の一回戦が行われていました。
毎年のように秋が春のどちらかは東北大会に出場していたんですけど、今年のチームは
県大会にこそ出場するものの準決勝にすら進出できず、正直なところ他校との力の差は
例年以上に大きいと感じざるをえない非力で小粒なチームという印象でした。
そんなチームがノーシードの一回戦から登場し、ヤマ場は三回戦の日大山形になるだろうと
高校野球ファンの誰もが予想していたに違いありません。
そして、このチームがさらに勝ち上がっていくための試金石となるのもまた、
三回戦の日大山形戦になることは容易に想像できていました。
センバツに出場し智辯学園とも接戦を繰り広げた日大山形に勝たずして甲子園はないだろうと。
そして、彼らは見事な逆転劇で日大山形を撃破します。
さらには春季県大会準優勝の山形中央が新庄北に敗れ、秋季県大会準優勝の東海大山形が
サヨナラで山形南に敗れ、風向きがアゲインストから大きくフォローへと変わってきました。
高校野球ファンが大好きな140kmピッチャーも今年はいませんし、
ホームランを放つような華のある大型バッターもいません。
コツコツと単打と確実な送りバントを積み重ね、二死からでも1点を狙っていく戦い方は
選手権山形大会史上最多数のホームランが出た今年の山形県大会において、
チーム本塁打が僅か1本のみ、犠打は準決勝出場4チーム中最多という数字が物語っています。
一試合ごとにスタメンが代わり、守備位置の変更も多種多様でありながら、準決勝での失策2以外は
すべてノーエラーで勝ち上がってきた守備力の高さも、特筆するべき勝利要素であるでしょう。
そして決勝は春季県大会優勝チームの第1シード羽黒。
3年前に決勝で対戦した同一カードとなりました。
3年前と違うのは鶴岡東がチャレンジャーであるということ。
スピード自慢の高速ピッチャーに、高校通算を数える長距離バッター擁する羽黒が
有利だろうという記事ばかりが新聞やネットから目に飛び込んできます。
近年の鶴岡東も、そういう選手を擁して甲子園を手にしてきたのもまた事実ですけどね。
初回にいきなり3点を先制されましたけど、スタンドの誰にも動揺はありませんでしたね。
なんだろうな、一言でいえば「点を取られて当たり前。今年の羽黒は強いし。」的な感じで
「いきなりやられたよ、ヤバイな!」みたいな焦りや悲壮感は全くなかったですよね。
もちろん、まだ初回でもあったわけだし。
その裏、羽黒エースの球速は初回から148kmを表示していました。
3回の打者一巡までは目慣らしと変化球の精度のチェックは必要だと思って見ていました。
その予想通り4回に1点、さらには5回に一挙3点を奪い一気に逆転するとスタンドの
ボルテージは最高潮に盛り上がってきました。
がその裏、羽黒もすかさず同点に追いつき、そのまま延長戦へ。
一発の怖さのない鶴岡東は10回11回と得意の犠打を駆使しスコアリングポジションまで
ランナーを進めるものの、あと一本が出ずなかなか勝ち越せない状況でしたから、
得てしてこういう場面ではホームランの一発で決まるシーンを何度も見てきました。
そんな思いの中、4番竹内の打球はライトスタンドへのサヨナラホームランで勝負が決まりました。
誰もがライトへ伸びる勝負を左右する打球を目で追う中で、バッターが一塁ベースを
踏んでいないように一瞬でも見えたのなら、確認(アピール)するのは当然の権利です。
結果的に踏んでいてセーフならセーフでいいんですよ。
疑わしいから確認(アピール)をするというのは、タッチアップの場面でもよくあります。
そして結果セーフだった。
しっかりと踏んでいたのを一塁塁審が確認していたからセーフなんですよ。
その部分を切り取って、往生際が悪いだの、潔くないだの、またまたネットがざわついてますけど
一瞬でも踏んでないように見えたからアピールしたわけで、セーフのコールの後にはきちんと整列し
羽黒の選手の健闘を称え声をかけていた選手たちの、どこが非難されるのか理解できません。
(こういうことを書くと、またお叱りを頂くかもしれませんので、その件へのコメントは結構です)
最後のゲームセットのコールがかかるまで一球に集中し、一挙手一投足に集中するのは
当然のことだと思いますし、「あれ?今、もしかして?」なんて感情を抱えたまま終れますか?
確認し、そして、そこでの判定には「潔く」です。
試合後に羽黒の関係者に
「ナイスゲーム、ナイスバッティングでした。第1シードの力量通り投打のバランスの取れた
いいチームですね。甲子園での活躍を期待しています。テレビの前で応援していますから。」と
お祝いメールを送って、今年の自分の夏も終りました。
試合が終わるまでは、たとえ同一地区であろうと敵として必死に戦います。
試合が終ればお互いを称えあい、勝った羽黒には県代表の誇りを持って甲子園でも
頑張ってもらいたいし、その躍動する姿を自分は応援していきたいと思っています。
鶴岡東が甲子園に出場した際にも、そうやって温かく送り出して頂いたと思っていますから。
どの学校にもファンもいればアンチもいるのは当然ですし、その考えのどれもが自由だとは思います。
頑張った選手たちを労い、見事勝利したチームに内陸だの庄内だの、地元だの県外だの、
私立だの公立だの、というフィルターは必要でしょうか?
自分は鶴岡東が好きだし、それ以上に高校野球が大好きです。
だから、どこが代表校でも甲子園は必ず観ます。
さーて、煮込みの代わりに、毎日えだまめを茹でる日々です。
マサトモくんちのえだまめは本当に美味しいです。
今週は品種が「おつな姫」で、来週あたりからは「早生甘露」が出てきます。
時間があれば、当店で提供している「えだまめ」についても是非紹介させてください。
高校野球よりも、そっちが先だったかな。
なんのブログだよ、って叱られそうです(笑
息子の引退試合が無事に終ったその日、鶴岡ドリームスタジアムでは夏の高校野球山形大会で
母校鶴岡東の一回戦が行われていました。
毎年のように秋が春のどちらかは東北大会に出場していたんですけど、今年のチームは
県大会にこそ出場するものの準決勝にすら進出できず、正直なところ他校との力の差は
例年以上に大きいと感じざるをえない非力で小粒なチームという印象でした。
そんなチームがノーシードの一回戦から登場し、ヤマ場は三回戦の日大山形になるだろうと
高校野球ファンの誰もが予想していたに違いありません。
そして、このチームがさらに勝ち上がっていくための試金石となるのもまた、
三回戦の日大山形戦になることは容易に想像できていました。
センバツに出場し智辯学園とも接戦を繰り広げた日大山形に勝たずして甲子園はないだろうと。
そして、彼らは見事な逆転劇で日大山形を撃破します。
さらには春季県大会準優勝の山形中央が新庄北に敗れ、秋季県大会準優勝の東海大山形が
サヨナラで山形南に敗れ、風向きがアゲインストから大きくフォローへと変わってきました。
高校野球ファンが大好きな140kmピッチャーも今年はいませんし、
ホームランを放つような華のある大型バッターもいません。
コツコツと単打と確実な送りバントを積み重ね、二死からでも1点を狙っていく戦い方は
選手権山形大会史上最多数のホームランが出た今年の山形県大会において、
チーム本塁打が僅か1本のみ、犠打は準決勝出場4チーム中最多という数字が物語っています。
一試合ごとにスタメンが代わり、守備位置の変更も多種多様でありながら、準決勝での失策2以外は
すべてノーエラーで勝ち上がってきた守備力の高さも、特筆するべき勝利要素であるでしょう。
そして決勝は春季県大会優勝チームの第1シード羽黒。
3年前に決勝で対戦した同一カードとなりました。
3年前と違うのは鶴岡東がチャレンジャーであるということ。
スピード自慢の高速ピッチャーに、高校通算を数える長距離バッター擁する羽黒が
有利だろうという記事ばかりが新聞やネットから目に飛び込んできます。
近年の鶴岡東も、そういう選手を擁して甲子園を手にしてきたのもまた事実ですけどね。
初回にいきなり3点を先制されましたけど、スタンドの誰にも動揺はありませんでしたね。
なんだろうな、一言でいえば「点を取られて当たり前。今年の羽黒は強いし。」的な感じで
「いきなりやられたよ、ヤバイな!」みたいな焦りや悲壮感は全くなかったですよね。
もちろん、まだ初回でもあったわけだし。
その裏、羽黒エースの球速は初回から148kmを表示していました。
3回の打者一巡までは目慣らしと変化球の精度のチェックは必要だと思って見ていました。
その予想通り4回に1点、さらには5回に一挙3点を奪い一気に逆転するとスタンドの
ボルテージは最高潮に盛り上がってきました。
がその裏、羽黒もすかさず同点に追いつき、そのまま延長戦へ。
一発の怖さのない鶴岡東は10回11回と得意の犠打を駆使しスコアリングポジションまで
ランナーを進めるものの、あと一本が出ずなかなか勝ち越せない状況でしたから、
得てしてこういう場面ではホームランの一発で決まるシーンを何度も見てきました。
そんな思いの中、4番竹内の打球はライトスタンドへのサヨナラホームランで勝負が決まりました。
誰もがライトへ伸びる勝負を左右する打球を目で追う中で、バッターが一塁ベースを
踏んでいないように一瞬でも見えたのなら、確認(アピール)するのは当然の権利です。
結果的に踏んでいてセーフならセーフでいいんですよ。
疑わしいから確認(アピール)をするというのは、タッチアップの場面でもよくあります。
そして結果セーフだった。
しっかりと踏んでいたのを一塁塁審が確認していたからセーフなんですよ。
その部分を切り取って、往生際が悪いだの、潔くないだの、またまたネットがざわついてますけど
一瞬でも踏んでないように見えたからアピールしたわけで、セーフのコールの後にはきちんと整列し
羽黒の選手の健闘を称え声をかけていた選手たちの、どこが非難されるのか理解できません。
(こういうことを書くと、またお叱りを頂くかもしれませんので、その件へのコメントは結構です)
最後のゲームセットのコールがかかるまで一球に集中し、一挙手一投足に集中するのは
当然のことだと思いますし、「あれ?今、もしかして?」なんて感情を抱えたまま終れますか?
確認し、そして、そこでの判定には「潔く」です。
試合後に羽黒の関係者に
「ナイスゲーム、ナイスバッティングでした。第1シードの力量通り投打のバランスの取れた
いいチームですね。甲子園での活躍を期待しています。テレビの前で応援していますから。」と
お祝いメールを送って、今年の自分の夏も終りました。
試合が終わるまでは、たとえ同一地区であろうと敵として必死に戦います。
試合が終ればお互いを称えあい、勝った羽黒には県代表の誇りを持って甲子園でも
頑張ってもらいたいし、その躍動する姿を自分は応援していきたいと思っています。
鶴岡東が甲子園に出場した際にも、そうやって温かく送り出して頂いたと思っていますから。
どの学校にもファンもいればアンチもいるのは当然ですし、その考えのどれもが自由だとは思います。
頑張った選手たちを労い、見事勝利したチームに内陸だの庄内だの、地元だの県外だの、
私立だの公立だの、というフィルターは必要でしょうか?
自分は鶴岡東が好きだし、それ以上に高校野球が大好きです。
だから、どこが代表校でも甲子園は必ず観ます。
さーて、煮込みの代わりに、毎日えだまめを茹でる日々です。
マサトモくんちのえだまめは本当に美味しいです。
今週は品種が「おつな姫」で、来週あたりからは「早生甘露」が出てきます。
時間があれば、当店で提供している「えだまめ」についても是非紹介させてください。
高校野球よりも、そっちが先だったかな。
なんのブログだよ、って叱られそうです(笑
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