『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

特例か救済か
毎度ありがとうございます!

センバツが史上初の中止となることが決定しました。
本当に残念で仕方ありません。

先日のブログでも書きましたが、高校野球だけは他の競技とは違うと思っています。
個人的にというよりも、日本の歴史がそうだからです。

アマチュアのしかも高校生の野球大会を有料で開催し、NHKとBS朝日が全国津々浦々に中継し、
5万人もの観客が二週間にわたって球場に駆けつける競技が他にありますか?

プロ野球を見ない人でも高校野球だけは見るという人もいるでしょうし、PL学園や智弁学園など
甲子園がなければ知らないはずの高校を知っているだけで、すでに国技みたいなものなんですよ。

夏に花火を見るように春にはセンバツ、夏には選手権が日本の四季の中に高校野球があるんですよ。
そうやって約100年もの永きにわたって、日本人の暮らしの中に高校野球もあると思うんですね。

今回の中止について、夏に出場できなかったセンバツ出場校にも試合をさせたらどうかという
救済措置案もあちらこちらから聞こえてきます。

確かにそれが出来るならそれに越したことはないでしょうけど、今度は夏に向けて頑張っている
他の学校に示しがつないでしょう。
まして、各都道府県大会で負けているのにセンバツ分で出場できるというのも個人的には疑問です。

やっぱり一発勝負の夏は、優勝したチームが県代表として出場するべきだし、
そこにおまけや忖度は必要ないと思うんですね。
負けたら終わりの緊張感の中で必死になって県大会を優勝したのに、センバツ出場予定校は
負けても甲子園に出れるなら、逆に必死になって戦いますかね。

だったら夏に戻ってこれなかったチームを、開会式で入場行進させたらいいんですよ。
通常の49校のほかにセンバツ出場予定だった高校も、ちゃんとプラカードを持って
堂々と行進させればいい。

試合は出来ないけれど、甲子園の土は踏めるし、写真を撮ることやパネルで残すことも出来る。
学校関係者や保護者やOBもその雄姿を見ることが出来るし、今回のセンバツのために新調した
ユニホームなんかも全国にお披露目できるわけです。

可能であるならば、甲子園練習くらいさせてあげられるのであれば最高ですけどね。

そういったバランスを考えると、1時間くらい開会式が長くなってもいいから、
全チームに入場行進はさせるべきだと思うし、彼らにそのくらいの権利はあるはずです。

まずは、夏に勝つこと。

そしてそれが叶わなかったら、甲子園練習や開会式に堂々と参加してもらう。
なんなら各試合の始球式でエースに投げさせてもいいでしょう。

学校関係者や保護者やOBは、その雄姿を見に甲子園に駆けつけてもいいだろうし、
テレビや新聞を永久保存してもいいでしょう。

午前9時の開会式を8時開始に早めればいいんですよ。
そこで、テレビの実況アナウンサーが
「さあ、参加49校の行進に続いて、ここからはセンバツでこの甲子園に出場するはずだった
チームの行進です。」
「〇〇地区代表!〇〇高校!初出場ですが、前をしっかりと向いて堂々の行進です!」
「彼らのハツラツとしたプレーを見たかった高校野球ファンも多かったことでしょう。」
「よく手が上がっています!その堂々とした行進に、甲子園の観衆が大きな拍手で迎えます!」

そんなこと言われたら、きっと自分はテレビの前で泣きますね。

センバツ中止に伴う救済措置は不公平になるから実施しない。
夏の甲子園の開会式や甲子園練習は特例で参加を認める。

これが自分の個人的な意見です。
あくまでも個人的な、ですよ。

もちろん自分もOBであると同時に、今は現役野球部員の親でもあります。
試合させてくれるなら、もちろんさせてもらいたいですよ、そりゃ。
けどね、そんなに都合良くはいかないのが世の常でしょう。

本当に、開会式の参加が認められたりして。
高野連もこのブログ見てたらどうしよう(笑

というわけで、そろそろ寝ますか。
明日も早い朝です。

もう夏に向けて始動していますから。

おやすみなさい。







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