毎度ありがとうございます!
子どもはいつまで経っても子どもなんだと、親の目線でよく言います。
確かにその通りなんだけど、いつの間にか追いつき追い越されている現実を知ったときに、
老いというか、子の成長というか、寂しさというか、何とも言えない感覚になるものです。
うちは、今でも息子と家の前でキャッチボールをやることがあります。
そのほとんどは息子から「お父さん、キャッチボールやろううよ。」と誘ってきます。
そのセリフは、初めてグローブを買ってあげた日から、ずっと変わらず同じトーンです。
中学までは軟球でしたから全然余裕でしたけど、高校になって硬球を使うようになり、
ちょっと本気で投げられると手が痛くて捕れなくなってしまったんですよね。
「バカ!痛いっつーの!」と声を出すと「ごめん、ごめん。」とふんわり山なりで投げてきます。
それだと自分も悔しいんで、息子が使わなくなったキャッチャーミットを持ってきて、
小さな意地と抵抗はみせますよ。
それでも20球もやっていると手が限界を迎えます。
手は痛いんですけどね、いい球くるなあ~としみじみ感じる時でもあるんですよ。
本当はもっと付き合ってあげたいんだけど、手が悲鳴をあげているんで「ハイ、ラスト3球ね。」で終わり。
もっと投げたい、もっとやりたいのは分かってはいるんですけどね。
いつのまにか逞しくなったことを痛感させられます。
高校に入ってからは、技術的なことは息子に話したことはありません。
過去の甲子園の録画を観ながら、配球や打ち方について「あーでもない、こーでもない」と言いながら、
ワンプレーに対する考え方や準備を確認する時間は増えましたけどね。
長くても、あと半年で高校野球は引退となります。
野球は高校野球で終わるそうです。
自分は、それでも全くかまいません。
自分も高校野球が終わったら野球をやりたくありませんでしたから。
だからこそ自分自身が後悔しないように、最後の最後までやりきってもらいたいと思います。
親として、今の現状に想うところや言いたいことは山ほどあります。
それらをグッと我慢してでも、応援すること、後押しすることしか今はできません。
身体や技術だけでなく、大人の男としてさらに成長したときに、ゆっくり酒でも飲みながら
高校野球を振り返って話をしてみたいと思います。
今日は日曜日。
いつもより少しだけ遅く起きた朝でした。
雪もなくなってきて、少しずつ春が近づいてきている気がします。
雪がなくなる頃には、もうカウントダウンが始まっていることでしょう。
今日も「気合い入れて頑張ってこい!」と送り出す朝です。
素敵な日曜日をお過ごしください。
またいつの日か、近所の公園でのんびりキャッチボールする日が来ることを楽しみに。
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