『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

ステ看の思い出④
毎度ありがとうございます!

電柱に看板を取り付けるには所轄の警察署長の許可が必要で、その許可のないものについては
当然ですが道路交通法違反で違法です。
さらに、取り付けの現場を押さえられると軽犯罪法違反で現行犯逮捕もありえます。

盛岡に関しては市で条例が定めており、即日看板を撤去するか、もしくは撤去にかかる費用の全額を
負担するか、そのいずれにも対応しない場合は罰金刑が処されるという説明だったと思います。

即日撤去は無理なので、後日盛岡の警察まで行き現金で5万円を支払った記憶があります。
それが処分費用だったのか罰金だったのかは記憶が定かではありません。
警察署の押収品置き場みたいなところで、ステ看を指さして写真を撮られたことまでは覚えています。

その事件がきっかけで、その後、営業強化費でステ看を発注することは全支店でNGとなりました。

ステ看がきっかけでヘタ打った自分が、ステ看で起死回生の一発を放ち、そしてまたステ看が
仇となり行政処分されるという、なんともステ看に振り回された激動のサラリーマン時代でした。

その数か月後・・・
身内に不幸があり、転勤が絶対条件のサラリーマン生活に別れを告げ、
函館に戻ってコンビニ商売の道を歩くことになったわけです。

仙台で初めて報奨金をもらって喜んでいた営業マンも一人辞め、また一人と辞めていき、
数年後には会社そのものが潰れたと元同僚から聞かされました。

もう30年近く前の話しです。
いくら会社の指示や方針といえど、違法行為は絶対にダメですよ。

そして今でも、あの時☆係長がまっすぐに自分の目を見て言い放った言葉・・・
「こんな会社にはいたくないからです。」という正直な叫びだけがなぜか耳に残っていて、
あんなふうに会社を辞めれたらどんなに清々しいのだろうかと想像したこともあります。

4年間の短いサラリーマン生活でしたけど、貴重な経験をさせてもらいました。

これだけ時間が経って、あの時のことがこうしてブログのネタになるなんて想像すらできなかったし、
そんな話しでも続きを読みたいという人までいるなんて、世の中本当に不思議なことばかりです。

それでは、20代の頃の思い出の世界から現実に戻るとしますか。

風呂に入ってゆっくりと休みます。
おやすみなさい。



コメント

1. 無題

裏社会の話は、なかなか聞けないですからね

2. >サウスポーさん

いやいや、裏社会の話しなんかではなく
ごくごく普通の会社の話しですよ。

まだ堂々と立ちションしても大丈夫だった時代でしたし
パワハラとかモラハラとかブラック企業とかいう言葉もなかった時代の話しです。

誤解のないようにお願いいたしますよ。
また早トチリする悪いクセが出てますよ。

3. 無題

あっ、またやっちゃいました
申し訳ありません

4. >サウスポーさん

とは言いつつも、当時の風貌は「反社」みたいでしたけど(笑

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