『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

その先に
毎度ありがとうございます!

ワクチン接種から2日目。
腕の痛みは全くなくなりましたし、微熱もありません。
とりあえず1回目の接種はOKということですかね。

昨夜帰宅したら、息子が履歴書を書いていました。
今までアルバイトもやったことがありませんし、履歴書を書くのも初めての経験だと思います。

学校の就職担当の先生から「上手くなくてもいいから丁寧に書きなさい。」と指導されたようで、
らしくない緊張した字で丁寧に書いていました。
なんでも経験です。

自分が初めてバイトしたのは高校2年の年末年始でした。
野球部の練習が一週間の休みの間に、タイルと米と酒の配達助手のアルバイトです。
数日間だけでしたけど、アットホームな雰囲気で気軽に緊張せずに楽しく働いた記憶があります。

野球を引退してからは、地元のスーパーで鰻の蒲焼を販売した経験もあります。

大学生になってからは、ほとんどがバイト生活でしたかね。
交通誘導員、結婚式場のウェイター、流通センター、ホテル旅館の布団敷係、
イベントガードマン、米屋の配送、クロネコヤマト、函館朝市、日通航空・・・

大学1年の時は、下宿生活から一人暮らしをしたくてアパート費用を稼ぐために、
アパートに入ってからは車を買うために、ほとんど大学には行った記憶がありません。

テストの時だけ顔を出して、結果が悪ければ教授に日本酒を持って行ってレポート提出で乗り切る。
教員免許も取らずに大学でしか得れない資格は一つも取っていません。

もちろん大学で出会った友人たちや、僅かに覚えた金融の知識やアルバイトの経験は
自分にとって大きな財産になっているとは思います。

ただ、もしも奨学金を借りて800万もの返済義務を背負ってまで、大学に行く意味を見出せたか
と言われれば、自分の考え方は否定的なんですよね。

大学を出て就職した会社に今でも勤めているならば、そうは思わなかったかもしれませんけどね。

だから息子には、きちんとした将来の目標や、なりたい職業に必要な資格を取るために
大学に進学するというのなら応援はするけれど、高校の延長線上でなんとなく…で
進学できるものではないよ、と子どもの頃から教えてきました。

娘の時もそうだったように、奨学金を借りれば進学だってすることは可能です。
要は、そこまでして進学することの必要性と価値観だと思うんですよね。

借りずに進学させれるならそれに越したことはありませんけど、借りたものは返す必要があります。
月々2~3万円とはいえ20年以上も返済を続けていくことは、頭で計算するほど容易ではありません。

それでも返済に十分な給料をもらえる職種や、将来安泰な公務員になれるなら価値はあるでしょう。

人生はどうなるかは誰にもわかりません。
その時に必要なのは、学歴ではなく、生き抜く力と知恵と人脈だと思うんですよね。

誤解がないように言っておきますけど、自分は大学進学を否定しているのではありません。
なりたい職業や打ち込みたいものがあるならば、大学で頑張って花を咲かせればいい。

親元を離れて一人暮らしすることも、アルバイトに明け暮れるのも大切な経験だと思います。
子どもが自立するためには必要だと自分も思いますし。

それぞれの家庭に、それぞれの考え方がありますので、もうこのへんで止めておきます。
30人いる同期の野球部員で、就職希望者はうちの息子を入れて2人か3人だそうです。
そんな時代なんですよね。

当たり前じゃない選択の中から、人生のホームランを打てればそれでいいんですよ。

息子に負けないように、今日もまた自分も頑張ります!



コメント

1. 無題

私の学生時代のバイト遍歴は、コンサートの設営・警備、デパートの天井照明の清掃・点検、植木市で野菜の苗の販売、陶器市で陶器の梱包・搬送、家庭教師、塾講師、テレビの視聴率調査、ガソリンスタンドのサービス調査(覆面)、缶ジュース工場で製造ラインに入っての深夜勤務などです。今となってはどれも良い思い出ですが、一番きつかったのは陶器市のバイトでしたね。
生活費以外にもパチンコの負けを取り返すためにも一生懸命働きました。
大学はいわば職業訓練校に進んだようなものだったので、大学を卒業しただけでは何の意味もなく、その後の国家試験に合格しないと就職できないプレッシャーが凄かったです。
やっぱり高校も大学も、入学した先で何を学ぶか、そして将来にどう生かすかだと思います。それは勉強の知識だけでなく、他者とのコミュニケーションや、社会常識といったものなのでしょう。息子さんが鶴東野球部で学んだことは、きっと社会人になって生きてくるのだと思います。
社会人になった息子さんと、いつかやんちゃのカウンターでご一緒したいものです。

2. >ジュニアさん

お久しぶりです。

学生アルバイト、いろいろやってますねー
自分にとっても学生時代のいい思い出です。
そういう意味では、大学は社会勉強の場と捉えれば
たとえ資格を取らずともその4年間に大きな意味は
あるのだと思います。

自分の歩いてきた道を否定はしませんけど、
奨学金を借りてまで大学に行くのであれば
やはり何かしらの資格は取っておかないと
これからの時代は厳しいだろうと自分は思っています。

息子も高卒で社会に出て何ができるのかは分かりません。
何もできずに笑われることもあるでしょう。
それでもいいと思うんですよね。

いつか息子も交えて一杯やりたいですね。
早くコロナが収束しますように。
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