『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

世田谷線 上町駅
毎度ありがとうございます!

流通センターでアルバイトを始めて10日ほどたった、ある夜。
朝まで帰ってこなかった彼女と大喧嘩になって、そのままの勢いで別れたんです。
若さなのか、単純なのか、自分の気持ちだけで突っ走って
彼女にしてみたら有難迷惑だったんでしょうね、きっと。

本来なら、彼女が何も言わずに東京に行ったのを知った時点で終わってる話なんですよ。
今の時代なら、携帯で話して「別れましょ。」で終わりだったでしょうから。
それを、田舎から突然東京にやってきて、10時間も待ったなんて聞かされて
「オレも東京来てバイトするから。」じゃ、重たいし、熱すぎるし、何よりイタイ(笑
そりゃ、別れ話も切り出しにくくもなりますよね。

彼女のためにと言うよりも、
「北海道から誰も知らない東京に出てきて、彼女のためにドカジャン着て頑張ってるオレ」
っていう画がカッコいいと思ってたのかもしれないですね。

98fedd734e87778c.jpg帰りのチケット代もないまま、渋谷から東急世田谷線に飛び乗って、
タダシのいる上町までたどり着くのが精一杯だったんです。

「カッコわりーな。オレ。」
「別に。そんなこと、ねぇんじゃねーの。」
なんて会話を何十回と繰り返しながら、その日は朝まで飲んだくれました。
吐くまで飲んで、吐いたらまた飲んで・・・。

今から25年近く前の出来事です。
今は、その娘がどこで何をしているのかは知りませんし、知りたいとも思いません。

だけど、自分の中で「東京」を思い浮かべる時や、
羽田からモノレールに乗って「流通センター」を通過する時には、
必ずと言っていいほど、あの時の青臭い自分がまだその場所にいるようで、
切なくて照れくさいような妙な感覚になってしまうんですよね。

その後も、同じような恋愛を繰り返しては別れ、少しづつちょっとづつ大人になっていって、
25年後の自分には愛すべき家族ができて、好きな商売をしながら鶴岡で暮らす事になるなんて、
ドカジャンを着て必死に作業していたあの時の自分には、想像できなかったでしょうから。

来週、また「東京」に行きます。
あの時と同じように、一人で羽田へと向かいます。(完

長文、お付き合いありがとうございました。

なお、描写がリアルすぎて万が一、家庭生活に不具合が生じそうになった際には、
速やかに全編削除いたします事をご了承下さい。(笑

コメント

1. 16日は

チョット危ない三部作完結、おめでとうございます(笑)

16日は飛行機で上京なのでしょうか?
私の合流は午後なのであれなのですが(笑)

東京は湿度が高い毎日が続いております。
来週には梅雨入り?などとも囁かれておりますが、今年は空梅雨傾向だそうで。
ただ、ゲリラ的に夕立があったりしています。

後四日。
激ってまいりました(笑)

2. >しんさん

途中から、完全に変なスイッチが入ってしまいました(笑

今回は15日に自分だけ東京入りして、
横浜にいる大学時代の友人宅に一泊して、
翌16日に池袋で、当日飛行機で来るサノと合流します。

それより、サノと2人で「着ていく服がない。」と
真剣に悩んでおります(笑
我々「カジュアルファッション」とは無縁で生きてきておりますんで。

ユニクロじゃ入るサイズがないという、悲しい現実。(爆

3. とりあえず

暑いので半袖で大丈夫かな。

4. まるで

倉本聰の世界みたいですねぇ
「北の国から」の巣立ち編みたいな
成就しなかった甘酸っぱく、切ないラブストーリー
誰にでもこういう思い出ありますよね

5. >しんさん

早速、ポロシャツ買いに行ってきました(^○^)
荷物も詰め込んだし、あとは寝坊しないで飛行機に乗るだけです。

待っててくださいね~\(⌒∇⌒)/

6. >酒田むすめさん

初コメント、
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!!
ありがとうございます。

なんか、久しぶりに「東京」に行くもので、
ノスタルジーな気分になってしまいました。
お恥ずかしい限りです。

今回は、家族で行く旅行とは違って、
気分的に楽というか自分の時間を使えるんで、
変にテンションも上がってるんですよね。

取り乱さないように、東京の酒場を堪能してきます。
で、帰ってきたら、いよいよ「壷」発表します!!!!
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