『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

負けから学ぶ
毎度ありがとうございます!

金曜日から社会人野球クラブ選手権東北二次予選のために、秋田県大仙市に行ってきました。
二次予選は敗者復活戦まであるんで、我々の宿はペットホテルのある秋田市内にとったんですけど、
直前になって「選手の宿はそれぞれ個々でとるように。」という指示が出て、急遽息子の分も追加で
一部屋とることになったんですよ。

てっきり「チームとして移動の車は乗り合い。ホテルは一緒。」だと思っていたんで、
これが我が家の予定を大きく狂わせることになるんです。

確かに全員が仕事を持つ社会人なんで、全員が同じように動くことは難しいのかもしれませんから
マイクロバスまでチャーターしろとは言いませんけどね。
同じホテルに泊まったり、一緒に晩メシ食いに夜の街に出掛けたりも楽しみの一つじゃないのかな。

今どきっちゃあ今どきなのかもしれんけど、メンバー同士の一体感やコミュニケーション的には
昭和オヤジの自分にはよく分からんドライさだったですかね。

試合会場の大仙市大曲球場から秋田市内のペットホテルまでは片道1時間近くかかる距離です。
当初の予定では8時30分開店のペットホテルに寄ってから、試合開始の11時まで大曲に行く予定で
朝6時前には出発すればいいかな、なんて思ってたんですよ。

それが息子も乗せていくことになり、9時で大曲球場集合になったため6時出発では息子は良くても
そこから秋田市内に向かって手続きしてからまた大曲に戻ると試合開始に間に合わないんですよね。

なので4時起きで5時出発に1時間早めて変更。
球場には8時ちょっと前に着きましたけど「集合時間までの1時間、その辺で待ってろ。」と
息子を球場の入り口で降ろし、そこから秋田市内まで高速を激走します。

ペットホテルの手続きを終え、また大曲球場に戻ってきたのが試合開始10分前でした。
5時間ずっと運転でしたから、正直この時点でもう疲労困憊ですよ。

で、ようやく始まった試合はというと・・・
相手はクラブ選手権本戦出場の常連チーム、秋田県代表のゴールデンリバースです。

幸先よく初回に先制点を奪ったものの、山形地区予選で18奪三振を奪っていたエースが
初回から相手打線につかまり、あれよこれよで気がつけば1-13の大差でコールド負け。

選手層の厚さも羨ましいところですが、野手陣の細かなミスが続き失点の連鎖を
食い止めることが出来ませんでした。
まさに完敗です。

それでもこうして、東北大会二次予選まできて他県のクラブチームの熱量というか、
本戦出場にかけるモチベーションというか、チームの方向性や応援団のあり方なども
実際に出場してみて初めて肌で感じる部分がもの凄く多かったのも事実だったんです。

試合が終わり近くでラーメンを食って、秋田市内のホテルに到着したのが夕方5時。
本当は風呂に入ってアカスリでもして、県庁脇の伸栄でホルモンで一杯なんて計画していたものの、
疲れすぎて一歩も動きたくないんですよ。

結局、風呂にはゆっくりと入っただけで、あとはホテル内のラウンジで適当に飯を食って
9時にはベットで爆睡してました。

翌日の敗者復活戦は9時試合開始ですから、球場に選手集合は朝7時。
途中コンビニで朝食を買う時間も計算すると5時起床、6時ホテル出発でないと間に合いません。
二日間とも、全然旅行気分なんかじゃないんですよ。

敗者復活は福島県代表のエフコムベースボールクラブ。
前身は富士通の企業チームですから、チーム名の入ったのぼり旗を掲げ、お揃いのTシャツを着た
応援団にコンバットマーチのスピーカー演奏と都市対抗のスタンドみたいな雰囲気なんですよね。

でも試合は3回まで相手打線を封じ込め、先制点次第では流れを持ってこれるかもと
期待していたんですけど、センターのフェンス激突の間にランニングホームランで1点を許すと
均衡が崩れ失点を食い止めることが出来ずに、あえなく7回コールドで敗退です。

ちなみに負けたゴールデンリバース、エフコムベースボールクラブともに本戦出場が決定してるので、
全国切符へのハードルの高さは今回はっきりと見えたはずです。

あそこまでやらないと勝てないし、あそこを越えなければ本戦出場は厳しいんだと思うんですね。

鶴岡も野球が盛んな街ですけど、スポ少・中学・高校・社会人軟式・社会人硬式の中でも
熱量的には社会人硬式が一番低いのかもしれません。

楽しむ野球は楽しむ野球で意味があると思うし、そこがいいという部分もあるでしょう。
一方で、戦う集団としての厳しさや負けて悔しいという熱い想いが胸になければ、
なんのために硬式をやるのかの意味がボヤけてしまうような気もするんですよね。

自分は息子の加入をきっかけに、初めて社会人硬式クラブチームの二次予選や
他県のクラブチームの戦い方を見させてもらいました。
結果は残念でしたけど、この二日間の経験はもの凄く楽しかったし、
野球好きの一人のオヤジとしていい勉強にもなりました。

5人とは言わないけど3人でも若い選手が入ってくれれば、欲を言えば投手が入ってくれれば
絶対に結果は変わってくるでしょう。
あとは普段からの個々のモチベーション次第ってとこですかね。

勝てなくても熱い阪神ファンのように、どんなに弱くてもこれからも応援していきますし、
自分に出来る限りのサポートは続けていこうと思っています。

強いチームになる前に、いいチームでありカッコいいチームになってほしいですね。
地元にいる若い人たちが「オレも入ってやりたいな。」と思ってもらえるようなチームに。

早朝起床から長距離運転、からの炎天下でのスタンド応援、そして高速道を行ったり来たりの
大移動を繰り返し、日曜日は疲れて全く使い物になりませんでした(笑

それも仕方ないんですけどね。
それ以上にいいものを見させてもらいましたから。
グルメとアカスリの旅は、また今度にとっておきます。

さて、今日から8月ですか。
楽しみにしていた秋田旅が終わり、なかなか通常モードに切り替わってない気もしますが、
なんとかエンジンをかけて頑張ります。

8月のお楽しみイベントも企画しないとなー
コロナ次第ですかね、こんだけ感染者が広まると。
大げさじゃなくても庭でBBQでもいいんだよね。

まずは仕事頑張ります。

コメント

1. 無題

初日はおつかれさまでした!クラブチームは企業が母体となっていのに強豪の座をキープしている全足利クラブ、松山フェニックスなどはすごいな〜と感じています。東北でも水沢駒形倶楽部などは参考になるかもしれませんね。と言いつつ全国的に見たら鶴岡野球クラブも地域の連盟との連携といった点を考えると総合的な意味では活動が積極的で盛んな方だと思うのでがんばってほしいです!(写真は追ってお送りします!)

2. >コーチャーさん

大曲、お疲れさまでした!
結果はともかく面白かったですね。
自分的には見るもの全てが新鮮でしたから(笑

息子の加入をきっかけに同期の子や後輩の子が
どんどん入ってくれれば、もっと盛り上がるかもしれませんね。
選手層の厚さはもちろんなんですけど、応援団というかサポーターというか
企業チームまでとはいかなくてスタンドの賑やかさや一体感が欲しいと思いましたね。
自称「勝手に応援団長」を襲名してやろうかな(笑
コメントを書く