毎度ありがとうございます!
臨時休業を頂いて、会津若松市に行ってきました。
今回の旅の相棒は「焼鳥あばれん坊」のユウスケとの二人旅です。
ユウスケも独立してから8~9年は経っていますから、もう一人前の店主ですよね。
調理技術もさることながら、感覚や感性といったアンテナの感度が抜群に良い男なんで、
そんな感覚をすり合わせながら久しぶりに飲めることも楽しみにしていました。
集合時間は午前9時。
ユウスケの自宅まで自分が迎えに行くことになっていました。
2日前からの寒波の影響もあって少し早めの8時半に出発したんですけど、屋外に止めていたD:5を
久しぶりに動かしてみると、300mほど先の信号待ちでストンをエンストしたんですよ。
バッテリーチェックランプが点いていたんですけど、再始動すると一発でかかったんで、
しばらくぶりに動かしたんでバッテリーが上がり気味なのかな、くらいにしか思ってなかったんです。
またエンストしないようにニュートラルに入れて少し吹かしながら、ゆっくりと発進したんですけど
今度はキュルキュル音がして明らかに吹け上がらないんですね。
「あれ?なんかおかしいぞ。」と思ったら今度は何か焼き付てる臭いがしてきたんですよ。
ビニールが焼けているような、モーターが焼き付いているような、とにかくイヤな臭いです。
止まるにも朝の通勤ラッシュで思うようにはいかず、ユウスケの自宅までの2kmを自走して
なんとかかんとか辿り着きました。
出てきたユウスケも「なんか臭くないっすか?」とその異変に気づきます。
ボンネットを開けて覗いている間にイヤな臭いは消え、すでにキュルキュル音は止まっていたし、
煙や発火も見られなかったんで、このまま出発することにしたんです。
すでに出発から「想定外」の波乱含みの展開です。
この時、甲子園の応援帰りの高速で当時乗っていたアルファードのファンベルトが突然切れて
とんでもない展開になったことを思い出してました。
とにかく確証はないけど、無事に行って帰って来れることを祈るだけです。
いざ高速を使って月山道も越え、上山を過ぎて南陽に入ろうかという手前のトンネルで、
今度はハザードを上げて緊急停止。
トンネル内の工事かなんかで片側通行でもしてんのかな、なんて思っていたら
後ろからパトカーは来るし、消防隊員が消火器を担いで行くわ、救急隊員がストレッチャーを
押して行くわで、明らかにトンネル内事故だと気づきました。
初めて事故渋滞に巻き込まれましたけど、トンネル内で身動きもとれず先の状況が全く分からないまま
時間だけが過ぎていくのがどれだけ不安なことか。
ユウスケが車から降りて少し先を覗いてみると、100mくらい先に事故車両があるようで、
救急車や消防隊員でどんな事故なのかは見えなかったと言います。
不思議なもので、こういう時に限ってトイレに行きたくなってくるんですよ。
後続の車から降りてきた男性もトンネル内にトイレがあるのかを歩いて探しているようで、
「トイレを我慢してるのが女性なもんで・・・」と困惑していました。
行き交う消防隊員や機動隊員に「今、どんな状況ですか?」と声をかけても
「いま事故の処理をしていて、まだ再開のメドはたってません。」と言うばかり。
30分・・・1時間・・・1時間30分・・・
このまま夜になるならいっそ会津に行くの止めて山形で一杯やって帰ろうかな、なんて
邪な考えも思い浮かんでいたら、2時間経ってようやく車が動き出しました。
まだ会津までの半分ですよ。
すでに到着予定時刻だった12時30分を過ぎてから車が動き出し、今度はここから国道121号線を
まだ2時間近くは運転しなくてはならないわけです。
自宅を出たのが8時半、会津のホテル駐車場に無事に着いたのが14時すぎ。
運転嫌いの自分が6時間近くも運転しての道のりは正直「想定外」でしたけど、
無事にメーカー担当のブンちゃんとも合流して、まずは楽しみにしていた鶴ヶ城に向かいます。
天守閣は復元されたものとはいえ、石垣や城を囲むお濠は当時のままのところも多く残っていて、
江戸時代から幕末にかけての激動の時代にもこの場所に建ち、変わらず会津の城下を見下ろして
いたのかと思うと、その凛とした姿になんだか身の引き締まる思いがします。
もちろん天守閣に登って、9代藩主・松平容保(かたもり)の気持ちになって会津の街並みを
望むつもりでいたんですけど、4月29日まで天守閣の修復工事が行われていてその願いも叶わず。
今回の出張の中でも楽しみにしていた鶴ヶ城だっただけに、これも残念な「想定外」でしたね。
まあまあ、こういうことは旅ではよくありますから。
あんまり焦らずのんびり行きましょうか。
・・・なんて余裕かましてるのも今のうちです。
「想定外」の旅はまだ始まったばかり。
つづく。
臨時休業を頂いて、会津若松市に行ってきました。
今回の旅の相棒は「焼鳥あばれん坊」のユウスケとの二人旅です。
ユウスケも独立してから8~9年は経っていますから、もう一人前の店主ですよね。
調理技術もさることながら、感覚や感性といったアンテナの感度が抜群に良い男なんで、
そんな感覚をすり合わせながら久しぶりに飲めることも楽しみにしていました。
集合時間は午前9時。
ユウスケの自宅まで自分が迎えに行くことになっていました。
2日前からの寒波の影響もあって少し早めの8時半に出発したんですけど、屋外に止めていたD:5を
久しぶりに動かしてみると、300mほど先の信号待ちでストンをエンストしたんですよ。
バッテリーチェックランプが点いていたんですけど、再始動すると一発でかかったんで、
しばらくぶりに動かしたんでバッテリーが上がり気味なのかな、くらいにしか思ってなかったんです。
またエンストしないようにニュートラルに入れて少し吹かしながら、ゆっくりと発進したんですけど
今度はキュルキュル音がして明らかに吹け上がらないんですね。
「あれ?なんかおかしいぞ。」と思ったら今度は何か焼き付てる臭いがしてきたんですよ。
ビニールが焼けているような、モーターが焼き付いているような、とにかくイヤな臭いです。
止まるにも朝の通勤ラッシュで思うようにはいかず、ユウスケの自宅までの2kmを自走して
なんとかかんとか辿り着きました。
出てきたユウスケも「なんか臭くないっすか?」とその異変に気づきます。
ボンネットを開けて覗いている間にイヤな臭いは消え、すでにキュルキュル音は止まっていたし、
煙や発火も見られなかったんで、このまま出発することにしたんです。
すでに出発から「想定外」の波乱含みの展開です。
この時、甲子園の応援帰りの高速で当時乗っていたアルファードのファンベルトが突然切れて
とんでもない展開になったことを思い出してました。
とにかく確証はないけど、無事に行って帰って来れることを祈るだけです。
いざ高速を使って月山道も越え、上山を過ぎて南陽に入ろうかという手前のトンネルで、
今度はハザードを上げて緊急停止。
トンネル内の工事かなんかで片側通行でもしてんのかな、なんて思っていたら
後ろからパトカーは来るし、消防隊員が消火器を担いで行くわ、救急隊員がストレッチャーを
押して行くわで、明らかにトンネル内事故だと気づきました。
初めて事故渋滞に巻き込まれましたけど、トンネル内で身動きもとれず先の状況が全く分からないまま
時間だけが過ぎていくのがどれだけ不安なことか。
ユウスケが車から降りて少し先を覗いてみると、100mくらい先に事故車両があるようで、
救急車や消防隊員でどんな事故なのかは見えなかったと言います。
不思議なもので、こういう時に限ってトイレに行きたくなってくるんですよ。
後続の車から降りてきた男性もトンネル内にトイレがあるのかを歩いて探しているようで、
「トイレを我慢してるのが女性なもんで・・・」と困惑していました。
行き交う消防隊員や機動隊員に「今、どんな状況ですか?」と声をかけても
「いま事故の処理をしていて、まだ再開のメドはたってません。」と言うばかり。
30分・・・1時間・・・1時間30分・・・
このまま夜になるならいっそ会津に行くの止めて山形で一杯やって帰ろうかな、なんて
邪な考えも思い浮かんでいたら、2時間経ってようやく車が動き出しました。
まだ会津までの半分ですよ。
すでに到着予定時刻だった12時30分を過ぎてから車が動き出し、今度はここから国道121号線を
まだ2時間近くは運転しなくてはならないわけです。
自宅を出たのが8時半、会津のホテル駐車場に無事に着いたのが14時すぎ。
運転嫌いの自分が6時間近くも運転しての道のりは正直「想定外」でしたけど、
無事にメーカー担当のブンちゃんとも合流して、まずは楽しみにしていた鶴ヶ城に向かいます。
天守閣は復元されたものとはいえ、石垣や城を囲むお濠は当時のままのところも多く残っていて、
江戸時代から幕末にかけての激動の時代にもこの場所に建ち、変わらず会津の城下を見下ろして
いたのかと思うと、その凛とした姿になんだか身の引き締まる思いがします。
もちろん天守閣に登って、9代藩主・松平容保(かたもり)の気持ちになって会津の街並みを
望むつもりでいたんですけど、4月29日まで天守閣の修復工事が行われていてその願いも叶わず。
今回の出張の中でも楽しみにしていた鶴ヶ城だっただけに、これも残念な「想定外」でしたね。
まあまあ、こういうことは旅ではよくありますから。
あんまり焦らずのんびり行きましょうか。
・・・なんて余裕かましてるのも今のうちです。
「想定外」の旅はまだ始まったばかり。
つづく。
コメント
1. ネタの宝庫
それを聞きつつ仕事をしながら、今頃トイレ我慢してそうなと思っていたんですよ……。
2. >しんさん
ユウスケは我慢できずに非難帯で立ションしてましたけど
確かに女性は難儀したと思いますねぇ。
無事に辿り着いてよかったですよ。