『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

会津にて④
毎度ありがとうございます!

会津名物の「馬刺し」を求めて、会津藩32万石の城下を彷徨い始めた3人です。
途中「大衆割烹 焼はまぐり」の看板を見つけて、あっさり「馬刺し」を見切って入店したものの、
残念ながらここも満席でした。

何軒か断られながらも、ようやく「居酒屋 舞酒」さんのカウンターの一番端っこを確保できました。
会津の街も休日前の平日とはいえ、飲食店はどこも満席でしたね。
そして、どの酒場も活気があります。

ようやくハイボールで一息ついて、早速お目当ての「馬刺し」を注文しました。
もも・タテガミ・フタエゴの盛り合わせで、フタエゴは赤身の部分のようでした。

赤身と脂身をサンドしてにんにく醤油で頂きます。
ねっとりとした甘みとタテガミのコリコリ感が相まって、これぞ馬刺しの醍醐味です。

十分に美味しかったですよ、確かに。
ただ、亀井鮨で脂の乗った「大トロ」をひと口つまんできた後だけに、
脂の滑らかさや舌触りはやっぱり魚には敵わない印象です。

注文した部位の違いなんでしょうけど、もっともっと真っ赤で肉汁が滴るような瑞々しさと、
肉々しさを求めている自分がいたんですよね。

新庄の「馬刺し」も同じように美味いことも、この舌が覚えていますし。
人間の舌(味覚)なんて、本当に贅沢にできているんだと思います。

感動的という点では、中野にあった今は無き名店「おかやん」で初めて食べた
「鯨の赤身」の旨さを超える一品には、未だに出会っていないかも知れませんね。

注文のたびに笑顔可愛く、愛想のいい若い店員さんに話しかけていくユウスケが
おねーちゃんのいる店に行きたいモードになっていくのが分かります(笑

もうお腹も一杯ですし、そういう展開になることも想定の範囲だったんで、ここでお会計です。

お店を出てすぐにユウスケが「Yancha」というキャバクラを発見して、突撃していきます。
が、ここも「想定外」のお休みだったんですよね。
やんちゃ対決してみたかったんですけど(笑

結果的にそのビルの一階のお店に行って、盛り上がったユウスケがボーイに怒られたりする
ハプニングもありましたけど、詳細はここでは書きませんし書けませんよ(笑

まぁ、女の子たちが可愛くてテンションが上がったのは間違いありませんけどね。
お会計も優良で、割り勘しても決して高くはなかったです。
結構な大型店でしたけど、流行っているのも納得ですね。
ただ、お店の名前は1ミリも覚えていませんけど。

ホテルまでの帰り道、案の定「ラーメン食っていきましょ!」というユウスケに付き合って
食べたくもないラーメンを食った記録がスマホに残ってました。

やっぱりね、飲んだ〆は「そば」ですよ、この歳にもなると。
だれかマジで鶴岡でやったほうがいいと思いますよ。
商売に「絶対」はないけれど、絶対にイケると思いますけどね。

「想定外」のソースかつから〆のラーメンまで、おねーちゃんのいるお店2軒を挟んで
合計7軒の会津の旅が終わりました。

翌日は8時集合で、喜多方に移動して名店「坂内食堂」で朝ラー。
昨夜もラーメンで〆たのに朝飯がラーメンて、どんな腹やねん。

余目の「八千代」のような透明のスープが特徴的で、中華そばというより「塩ラーメン」と
言われたほうが、味覚的にも視覚的にもしっくりくるのかもしれません。
飲んだ次の日には優しい味なんだけど、少しスープに角があって喉が渇く印象でした。

そう考えると、鶴岡って旨いもんがたくさんあるなぁと再認識させられます。
そういう街で飲食店を営む者の一人として、自分ももっともっと頑張って、
お客様からの「旨い!」の声を引き出さなければ!と気合いも入りました。

「他を知り、己を見直すこと。」こそが、繁盛店視察出張の本質なんだと思います。

ふとそんなことを思いながら磐梯山を見上げると、まるで月山のような佇まいに見えたんですよね。
そのシルエットや壮観さは、見慣れた月山を藤島あたりから見上げた姿に何となく似ています。

激動の幕末も今と同じように会津の町を見守り続け、人々の日々の暮らしと共に四季折々を
繰り返し過ごしてきたその山肌に、なんとなく親近感を感じたことも記しておきたいと思います。

たくさんの「想定外」(リサーチ不足ともいう)に直面しながらも、そんなハプニングも
なんだかんだ楽しみながら、なんとか無事に帰還することができました。

貴重な時間を頂きました。
また近いうちに必ずお邪魔することになると思います。

今度は桜の咲く季節にでも。
しっかりとリサーチして(笑


おわり。

コメント

1. ホントだ

塩ラーメンみたい。
喜多方ラーメンも未だ食べたことがない私です。

会津の酒場はどこも賑わっていたようでいいですねぇ。
予約して飲むのは、どうしても時間を気にしてしまうので、私も大概行き当たりばったりです。

鶴岡もSNSで観光に来てる人を結構見るんですけど。
博物館の刀剣関連とか加茂水族館、ラーメン屋巡りなど。
でも、酒場の写真はほとんどなく……是非とも飲んで帰ってほしいものです。


馬刺しの本場でもピンキリだったりするのでしょうね。
それと、期待が大きくなりすぎたり。
馬肉で串焼きをしたらどうなのかしら。

おかやんの鯨は最高でしたね。
思い出すと、石川県金沢市の珉来 若宮店に行きたくなります。
耕ちゃんに会いたいなぁ。

2. >しんさん

そうなんですよ。
あまり時間に拘束されたくないんですよね。
かといって、並びたくもないんで、いつも行き当たりばったりで。

会津のお店は、どこでも何を食べても美味しかったんですよ。
ただ、ちょっと構えすぎちゃったかな、と。

もともと自分は「どこで飲むか。」よりも「誰と飲むか。」を重要視してるんで
駅前のチェーン店なんかでも十分に楽しめてしまう特技も持っています(笑

楽しく飲めれば、それが一番ですよ。

今度は金沢まで行きましょうか!
耕ちゃんに会いに!
お店をやっているなら是非とも行ってみたいですね。
覚えてるかな、オレのこと。

3. 無題

坂内の喜多方ラーメンは、俺には相性抜群で大好きなラーメン屋さんなんですよ。
水沢の坂内には何度か行きましたし、東京では汐留と新橋に行きました。
あと、鶴岡旅の当日は、坂内で食べてから出発してましたよ(笑)
練馬駅前にあるので、近々行ってみます!

4. >タムちゃん

坂内食堂って都内にもあるんですね。
知りませんでした。

自分には少ししょっぱかったですけど、薄口注文とかを会得すれば
もっと自分好みで食べれたのかもしれません。
透明な独特のスープは飲んだ次の日には最高だと思います。

次はサッポロビールの本丸「恵比寿」出張になるかもしれませんよ(笑
東京いきたいなぁ。
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