毎度ありがとうございます!
少し話しを整理すると・・・。
当時はまだ携帯電話は自由化になっておらず、
「docomo」ではなく「NTT移動体通信網」だった頃なんです。
あの頃、携帯電話を持つには
保証金:10万円
新規加入料:45800円
基本料金:月16000円
通話料:10円6,8秒
という大金が必要で、誰でも持てたモノではなかったんですよ。
だからこそ、我が社のようなファイナンス会社が資金をつぎ込み、
携帯電話を大量に新規加入し月割りでリース・レンタルするという事業は景気が良かった。
プリペイドカード式携帯なんて、まだこの世に無かった時代ですから、
選挙・イベント・工事現場・旅行会社・運送会社・病院・・etc、ニーズは無限にあったんです。
ただ、1台返却になる度に携帯電話(端末)を返却し、
名義人が通話料金を精算してからでないと利用休止できませんでしたから、
その端末が紛失ともなれば、保証金は戻らない、紛失届けは出さないといけない、
なによりNTT移動体からの評価が下がるという、最大のリスクは避けたかったわけです。
電話加入権の保有数はNTTに次ぐ第二位で、代理店ではなく特約店という重責も担ってましたし、
当時これからまだまだ発展成長するであろう携帯市場に参入していくためには、
金では解決できない、信頼と実績を積むことが急務だった背景もそこにはありました。
「通話料未納、端末未回収だけは絶対にイカン。」が本社からの至上命令でしたから。
そのあたりの社内事情を、元支店長たちに聞いていたハシモトに逆手に取られた。
あの日ホテルのロビーで、ボディガードに見つかり追い込まれたハシモトは
「まとまったお金を用意するまで、この携帯使ってていいわよ。いくら使っても大丈夫だから。」
と言ってその場をしのいだんだそうです。
ヤ〇ザも自分達の名前が表に出ることなく、あの当時、無制限に携帯が使えると言うのは、
いろんな使い道があって、ある意味おいしい取引だったともいえるわけです。
そんな状況にあったのに「あれ、ウチの旦那様なの。」じゃねーよ、クッソー。
話しを応接間に戻すと・・・。
「たっぷりと使わせてもらったが、通話料はもちろん払わんぞ。
契約したハシモトから貰えばいい。」
「そうですね。まぁ料金的なことは、全部こちらで処理しますんで。」
「だが、詐欺で警察が動いてるとなると話は別じゃ。
その詐欺と我々は一切関係がないわけだし
むしろ、勝手に住所を使ったケジメをつけさせないと、しめしがつかん。」
「・・・。」
「このまま、この携帯を捨ててもよかったんだが、こっちとしてもハシモトの持ってる携帯まで
止められても困るし、こんなもん持ってて変に警察から勘ぐられるのも困る。
だったら、あんたのとこにコレ返却して恩を売っておいたほうがいい。」
「・・・。」
「なんか連絡があったら、警察より先に教えてくれや。頼むで、な。」
「・・・。」
それだったら、さっき電話ありましたよ、と言いかけてやめた。
確かに携帯は持ってきてくれたが、今度はこの人たちの話がどこまで本当なのか。
この人たちに、ハシモトが捕まったらどうなるんだろ、とか考えたら背中に冷たいものが走ったんです。
・・・つづけても、いいですか?
少し話しを整理すると・・・。
当時はまだ携帯電話は自由化になっておらず、
「docomo」ではなく「NTT移動体通信網」だった頃なんです。
保証金:10万円
新規加入料:45800円
基本料金:月16000円
通話料:10円6,8秒
という大金が必要で、誰でも持てたモノではなかったんですよ。
だからこそ、我が社のようなファイナンス会社が資金をつぎ込み、
携帯電話を大量に新規加入し月割りでリース・レンタルするという事業は景気が良かった。
プリペイドカード式携帯なんて、まだこの世に無かった時代ですから、
選挙・イベント・工事現場・旅行会社・運送会社・病院・・etc、ニーズは無限にあったんです。
ただ、1台返却になる度に携帯電話(端末)を返却し、
名義人が通話料金を精算してからでないと利用休止できませんでしたから、
その端末が紛失ともなれば、保証金は戻らない、紛失届けは出さないといけない、
なによりNTT移動体からの評価が下がるという、最大のリスクは避けたかったわけです。
電話加入権の保有数はNTTに次ぐ第二位で、代理店ではなく特約店という重責も担ってましたし、
当時これからまだまだ発展成長するであろう携帯市場に参入していくためには、
金では解決できない、信頼と実績を積むことが急務だった背景もそこにはありました。
「通話料未納、端末未回収だけは絶対にイカン。」が本社からの至上命令でしたから。
そのあたりの社内事情を、元支店長たちに聞いていたハシモトに逆手に取られた。
あの日ホテルのロビーで、ボディガードに見つかり追い込まれたハシモトは
「まとまったお金を用意するまで、この携帯使ってていいわよ。いくら使っても大丈夫だから。」
と言ってその場をしのいだんだそうです。
ヤ〇ザも自分達の名前が表に出ることなく、あの当時、無制限に携帯が使えると言うのは、
いろんな使い道があって、ある意味おいしい取引だったともいえるわけです。
そんな状況にあったのに「あれ、ウチの旦那様なの。」じゃねーよ、クッソー。
「たっぷりと使わせてもらったが、通話料はもちろん払わんぞ。
契約したハシモトから貰えばいい。」
「そうですね。まぁ料金的なことは、全部こちらで処理しますんで。」
「だが、詐欺で警察が動いてるとなると話は別じゃ。
その詐欺と我々は一切関係がないわけだし
むしろ、勝手に住所を使ったケジメをつけさせないと、しめしがつかん。」
「・・・。」
「このまま、この携帯を捨ててもよかったんだが、こっちとしてもハシモトの持ってる携帯まで
止められても困るし、こんなもん持ってて変に警察から勘ぐられるのも困る。
だったら、あんたのとこにコレ返却して恩を売っておいたほうがいい。」
「・・・。」
「なんか連絡があったら、警察より先に教えてくれや。頼むで、な。」
「・・・。」
それだったら、さっき電話ありましたよ、と言いかけてやめた。
確かに携帯は持ってきてくれたが、今度はこの人たちの話がどこまで本当なのか。
この人たちに、ハシモトが捕まったらどうなるんだろ、とか考えたら背中に冷たいものが走ったんです。
・・・つづけても、いいですか?
コメント
1. おふこーす!
形、金額すべてが「ごんげだ」携帯だったんですね…
良くも悪くも、今では幼児から高齢者まで、
誰でも持つ世の中になりましたもんね。
時代は流れているんですね~
2. 無題
3. 火スペみたい
ひとつ質問
死人でますか?ガクブルガクブル
4. >Milk lover さん
期待して頂いたものとは、違った終わり方になってるかもしれません。
長編、お付き合いありがとうございました。
5. >佐藤妻さん
なぜか、奥さま方に絶大な支持を受けていたようで・・・。
長編、お付き合いありがとうございました。
6. >酒田むすめさん
幸いにも、自分が知っている限りでは死人は出ておりません。
長編、お付き合いありがとうございました。