『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

仙台遠征①
毎度ありがとうございます!

仙台駅前のオーダースーツのお店を後にして、100m先の名掛丁横丁にある「丸昌」さんへ。

ここは昼間から飲める居酒屋なのはもちろんなんですけど、その佇まいは
まさに上野のガード下を思わせる雰囲気で最高なんですよね。

後輩のユウキとホンジョウを引き連れ、案内されたのは一番奥の小上がり席でラスト席でした。
2時半で満席状態ですから、お店も活気があってこれからの仙台飲みの期待感が膨らみます。

もつ焼きやおでんのほかに壁一面に貼られたメニューの短冊を見ているだけでも楽しいんですけど、
昼営業限定メニューでの展開だそうで、食べたいものが注文できなかったのが残念でしたね。
ま、それでもホッピーやバイスサワーを片手に、煮込みとセンマイ刺しと梅水晶でも、
十分に雰囲気を楽しめます。

しかも、驚くのはその安さ!
メニューには60円だの150円だの、びっくりする値段が並びます。
もちろん一品づつのボリューム感は少なめですけど、安く少量のつまみで
楽しむにはこのくらいで十分なのかもしれません。

お昼を食べずにお邪魔したせいか、自分的にはもう少ししっかりと食べたかった
もので、約1時間でお会計をして、3人で6000円ちょっとだった気がします。

本当は、スーツの採寸が終わったら、東京で「富士そば」を愛する自分は、
仙台の「神田そば」でサッとかけそばを食うのを楽しみにしていたんですけど、
後輩たちが「採寸を待ってる間に食っちゃいました。」なんて言うんですよ(怒
仙台に行っても家族で行くお店ではないんで、こんな機会にと楽しみにしていたんですけど。

「なんで勝手に食っちゃうんだよ!」
「スイマセン。腹へってて。」
「オレだって腹へってるよ。」
「だろ。だからイシカワさんに怒られるぞって言ったろ。」
「お前が神田そばあるぞって言ったからじゃん。」
「あとで、みんなで行こうって言ったよな。」
なんて3人で、どうでもいい会話をしながら国分町に向かいます。

二軒目は、繁華街から少し離れた「ちょーちょ」さんへお邪魔します。
サッポロビールの営業マンに「絶対に予約しないと入れませんよ。」と聞いていましたんで
事前に予約して「5時から7時までなら大丈夫。」ということで入店させていただきました。

筆ペンで書かれたフードメニューやお店の佇まいもドストライクでしたし、何よりも
鯉口シャツを粋に着こなし、お客様との絶妙な距離感で接客する若いスタッフの対応に、
終始、感心しっぱなしでした。

お店のインテリアや装飾は、お金を掛ければどんな雰囲気も作り上げることは出来ます。
でもスタッフの教育というか、マニュアル感の出ないような接客対応を仕込むには、
お店側よりも、そのスタッフ個々の向上意識と高いモチベーションが必要不可欠です。
 
フリーターではなかなか出来ない気配りと優しい笑顔での接客を見せてくれます。

サノとの思い出の酒「きもとのどぶ」をぬる燗でもらって、
うすはりの盃でキューっとやると、じわーっと胃袋に染み渡って
寒い中歩いて冷え切った身体が生き返ります。

お刺身盛り、鶏シュウマイ、はまぐり、わかめおでん、地鶏の炭火焼なんかを
注文したんですけど、どれも本当に美味しく、そして楽しい雰囲気の中で
予約の1時間半を堪能してきました。

お会計を済ませ退店する際にも
「今日は短い時間で申し訳ありませんでした!是非また今度ゆっくりとお越しくださいね。」
なんて声を掛けてくれて、最後まで気持ちよく楽しんでもらうことに意識していることが
手に取るように伝わってきましたもんね。
 
雪のない仙台でしたけど、日が落ちてからの冷え込みは鶴岡よりも寒かったです。
そして一行は本日三件目のお店に向かいます。

つづく。

コメント

1. マニュアル感

マニュアル感がない酒場は気持ちよく飲めます、確かに。
接客時にひと言ふた言トークがあるのも自分は好きです。
あの店員さん、今日もいるかな?なんて思いながら行く事もありますしね。

きもとのどぶは立石 二毛作の思い出かしら。
二毛作の主人も近くに独立して、二毛作跡地は店員さんがそのままで引き継いだようです。

2. >しんさん

まさに「ちょーちょ」さんは、しんさんも気に入るお店だと思います。
なんていうか、距離感が絶妙というか近からず遠からずみたいな・・・

「きもとのどぶ」は、そう!立石の二毛作で初飲でした。

真っ昼間からぬる燗とおでんで一杯。。。
あっという間に満席になって、お向かいさんとも乾杯!したりして。

立石は「鳥房」がまさかの忌引きでお休みでしたんで
是非また訪れてみたい街です。

でも立石はアクセス悪いですからね~。
行くなら、ドカッと腰すえて宿は上野あたりでしょうか(笑

3. 無題

店員さんの接客によって、料理が何倍も美味しく感じる気がします。
また行きたいなぁって思いますもんね!


そろそろ、今年はすすきの酒場巡りの番ですよね⁈(笑)

4. >タムちゃん

すすきの酒場巡りは・・・遠いですから(笑

つうか、そんないい酒場ないでしょ、すすきのには。
風俗店とキャバクラとラーメン屋には興味ないんで(笑
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