"家族"カテゴリーの記事一覧
-
毎度ありがとうございます!
以前、新潟のスポーツショップで息子がキャッチャーミットをオーダーしてきたんですけど、
約3カ月待ってようやく完成したと連絡があって昨日早速取りに行ってきました。
高校時代からずっとHATAKEYAMAのミットを愛用しています。
今回は甲斐モデルを基本形に、より小さく土手を薄めにして軽量化に特化したミットを使いたいと
すべて自分の思うようにカスタムオーダーしていました。
高校卒業前に、社会人でも硬式を続けるために買ったキャッチャーミットもまだまだ3年選手。
硬さもしっかりと残っていて艶もあり、今でも十分にエースミットとして使えますけど、
今後はサブミットとしてブルペンや雨の日に使う予定なんだそうです。
社会人4年目になり「自分の働いたお金でこだわりのミットを買う」という楽しみ方は
大人としても、いいお金の使い方だと思うんですよね。
自分が現役の頃の硬式グラブはショップで3.5万円、オーダーすると5万円~だったと思います。
それが40年前の価格ですから、今どきのオーダーの値段を聞くとビックリしますよ。
野球経験者なら全員が共感できると思うんですけど、グラブを買ってまだ硬いところから
ハンマーやボールを使ってパンパン叩いて自分の型を作っていく行程が一番の楽しみですよね。
昨日も車にグラブハンマーを持ち込んで、帰りの車の中でもずっとミットを叩いてましたし、
自宅に戻ってきてもずっと手入れをしてました。
ふと思ったんですけど、野球以外で用具にここまで時間をかけてメンテナンスして馴染ませて、
ようやく使えるようになるスポーツって他になにかありますかね。
サッカー、バスケ、テニス、バトミントン、バレー・・・
買ってからしっかり使えるようになるまで2ヵ月もかかる道具があるスポーツなんか、
野球だけじゃないですかね。
それほど野球人にとって、グラブは身体の一部になると言っても過言ではありません。
以前、子供が産まれるまでの妊娠期間(とつきとおか)は、不安や戸惑いの時間を経て
親になる覚悟や責任感を自覚するため、親にとっても必要な時間なんだと書いたことがあります。
それと似た感覚で、カチカチのグラブをコツコツとメンテナンスしながら手に馴染ませて、
少しずつ少しずつ柔らかくしていきながらポケットを作り、実際にそのグラブを使っている姿や
場面をイメージして育てていく相当な時間は、野球人にとって必要な時間だと思うんですよね。
スチーム加工や湯もみなど、グラブ型付けの技術も進化してきて「買ってすぐに使えるグラブ」を
謳い文句にしているところもありますけど、グラブは硬いところから自分で馴染ませた方がいいと
個人的には思っています。
子供が小さければ小さい時ほど握力がないのを理由に柔らかいグラブを購入しがちですし、
すぐに使えるという利点もあることは理解できるんですけどね。
使えるようになるまで、自分の手になじむまでの日々が上達するためにも必要な時間になると思うし
何よりもグラブへの愛着心が芽生え、モノを大事にする感覚も同時に根付かせるいい機会だと
自分なんかは思うんですよね。
息子には野球を始めた小学生の頃から「道具の手入れだけは怠るな。」と耳にタコができるくらいに
言い続けてきたせいか、いつも綺麗に大切にして使っている方だと思います。
そのせいか、会社の面接で趣味が「グラブ磨きです!」と答えたら役員の方の興味をひいて、
「地道にコツコツやること、時間を忘れて何かに没頭できること。」がアピールできたのか、
その後の面接が上手くいったという、ウソみたいな本当のエピソードを持っています(笑
息子にとっての新しい「相棒」は、どんなふうに仕上がっていくのでしょうか。
そしてその相棒と、これからどんな時間を共有し、この先どんな景色を共に見るのか、
今からその姿も楽しみにしたいと思います。天気も良く、いい休日を過ごしました。
新潟までわざわざ家族みんなでミットを取りに行った理由はもうひとつあって、
それは久しぶりに「アレを食うため」という理由もあったんですね。
そのアレとは・・・
また明日にでも。
-
新年あけましておめでとうございます!
昨年中は格別のご愛顧を賜り心より感謝御礼申し上げます。
本年も変わらぬご贔屓とお付き合いのほど宜しくお願い申し上げます。
皆様にとって、昨年はどんな一年だったでしょうか。
今年は昨年以上に幸多き一年になるといいですね。
自分も、昨年末に大好きだった寒河江のおばちゃんや同級生が亡くなったりで、
なんとも悲しいお別れが続いた年の瀬になりました。
息子の転職や環境の変化も12月にありましたし、OB会の出席率も過去最低だったりと
なにかと心労が尽きない年の瀬でしたね。
日々日課にしていたブログも、書きたいことと伝えたいこと、読んで欲しい人と読まれたくない人、
書ける建て前と書けない本音が入り交じり、書いてはいろんなことが思い浮かんできて結局は
全削除してはまた書いて、それもまた全削除するなんてことを繰り返し、最終的には更新できないという
【ブログイップス】になっていました。
トモカズには「しばらく更新がないんで体調でも崩したのかなと・・・」と
心配されましたしね。
日々楽しいことばかりの人生ではないし、毎日がブログのネタになるような出来事が
起こるわけでもありません。
それでも、こんなブログを楽しみにしてくれている方々が向こう側にいることが
自分自身、ブログをライフワークにしてきて励みにもなっているんですよね。
今年もどんなことを書けるのか全く分かりませんけど、時には本音で、時には本心を書ければ
いいかなと思っているところです。
年末年始8連休を頂いてますが、カミさんの送り迎えと食事の準備、そして年賀状の作成に追われた
休み前半3日間が終わりました。
自分がどうしても手羽元が食いたくて「手羽元のさっぱり煮」と
カミさんのリクエストで「本気おでん」を大鍋で作りました。
鍋でたっぷり作って30日31日はそれをつまみに晩酌するという手抜き年越し(笑
30日31日が勤務のカミさんの負担が少しでも軽くなれば嬉しいじゃないですか。
今年から実家での「正月礼」を辞めるとのことで、元旦のスケジュールが丸空きになりました。
その判断にも言いたいことが山ほどありますけど、それはまたの機会にでも。
元旦を避けていた初詣に行ってきます。
ではよいお正月をお過ごしください。
-
毎度ありがとうございます!
今日はクリスマスイヴ。
子どもたちもすでに成人し、家でホールケーキを食べることもなくなりましたし、
カミさんや息子にプレゼントを買うこともなくなりました。
そんななか、昨日千葉にいる娘から自分宛てにクリスマスプレゼントが届きました。
大きな箱の中にはノースフェイスのフリースが2着も入っていたんです。
数日前からカミさんと、なにやら連絡してるなぁとは思ってたんですけど、
まさかクリスマスプレゼントが届くとは思ってもいませんでした。
結構な金額になっただろうに、普段から「給料は自分のために使いなよ。」と言っているので
嬉しい反面、複雑な心境でもあります。
去年からノースフェイスのジャケットを買うか迷っていたんで、それを聞いていたんでしょうね。
あまりサプライズはしない中で、ピンポイントに欲しかったものをプレゼントしてくれました。
昨年は手術後の療養を兼ねて、鶴岡に2週間帰省していましたからルカと賑やかなクリスマスでした。
年末年始の休みがしっかりあるならば今年はこっちから行ってもいいかな、と思っていたんですけどね。
転職した息子は9連休ですし自分も8連休なんですけど、カミさんんも娘も病院勤務のため
大型の休暇はもらえなかったようで今回の千葉行きは見送ることにしました。
ルカとカールも会わせたかったんですけどね。
また別のタイミングで千葉遠征を計画したいと思っています。
成田山新勝寺にもまた行きたいですし。
正月は新潟あたりへはドライブに行くでしょうから、そこで娘へ何か買ってあげたいと思います。
娘も10月から職場の副主任へと昇格したんですよね。
少しづつキャリアを重ね中間管理職の立場になって、その成長にも嬉しいかぎりです。
さて年内の営業も残すところあと5日。
まさにラストスパートといったところでしょうか。
年末年始は年賀状印刷や挨拶回り、家の掃除や片付けの雑務で終わりそうです。
ま、そういうのも嫌いじゃないんで別に構わないんですけどね。
体調など崩さぬように気を付けて頑張ります!
ではまた。
-
毎度ありがとうございます!
先日の寒河江のおばちゃんの葬儀の際に着た礼服が、経年劣化が原因で起こる生地のトラブル
「バブリング」を起こしてしまっていて、新たに礼服を買いに新潟までドライブに行ってきました。
「バブリング」とは、スーツ生地の中にある接着芯と生地とを貼り合わせている糊が
長年の経年劣化で泡のようにポコポコと浮き上がる現象のことをいうそうで、
クリーニングの技術で直らなければ仕立て直しが必要になるんだそうです。
すでに1年前からその現象はあったんですけど、そんなにしょっちゅう着るものではないし
またの機会に…何かのタイミングで…と先送りにしていた礼服買い替え問題だったんですね。
カミさんが、いつものクリーニング店に持ち込んだところ、
「ご主人の礼服、そろそろクリーニングでは限界ですよ。」と言われたそうで、
ならばと今回の礼服買い替えとなったわけです。
それでも、着れるんだったらまだ着ようかな、くらいに思ってはいたんですけどね。
サイズが小さくなったわけでもないし穴が開いたわけでもないし、もったいないじゃないですか。
「身内だけでなく、同級生の親とか、知人の親とか、こういうのは突然必要になるから。」と
カミさんに説得されて、それもそうだなと妙に納得して新潟までいつものドライブも兼ねて
行ってきました。
今まではダブルのジャケットで1タック入りのオールドスタイルの礼服でしたけど、
全体的にシルエットが太く、今どきのシャープさはなかったんですね。
男性の場合、ズボンのウエストも太ってもいいようにとアジャスター付きにすると、
どうしてもズボンが太くなってしまうものですし、太ってお腹が出てくるのを隠すためにも
ダブルのジャケットを選んでしまいがちですよね。
でも、今のスーツはストレッチ性が高く、タイトなシルエットでも軽くて着心地が良く
わざとオーバーサイズにしなくてもストレスなく着ることが出来るようになっていました。
シングル合わせにノータックパンツ仕様でセミオーダーで作ることにしました。
既製品でもいいんですけどね、自分の体形だと既製品のスーツが合わないんですよ。
肩や胸板に合わせるとウエストが合わないし、胴幅や身頃に合わせると着丈が合わない。
ラガーマン体型とかいうそうで、既製品だと体型にジャストフィットしないんですよね。
それでも、売り場に並んでいるものと同額でオーダースーツを作ることができました。
想定していた予算内でしたし、生地もシルエットも納得したいい買い物だったと思います。
フォーマルですので、できれば葬式で着るよりもおめでたい席で着たいですけどね。
この歳にもなると、悲しいことに葬式でしか礼服を着る機会がありません。
バブリングを起こした古い礼服も、まだ捨てることはせずにもう少し手元に置いておきます。
クリーニングや縫製技術でいつかなんとかして、また着るかもしれませんから・・・
そう言ってすでに着れなくなった礼服が3着、クローゼットの肥やしになっていますけどね(笑
「息子が着れるならおさがりであげようかな。もったいないし。」なんて言っても
「今どきの20代で太いズボンにダブルの礼服を着てる子、見たことないよ。」と言われ
「それもそうだよな。」で納得です。
仕上がりまで約二週間かかりますけど、楽しみに待っていようと思います。
いくら雪が降らないとはいえ、スーツを取りに行く頃には間違いなくスタッドレスでしょうけどね。
さて、今週ものんびりと頑張ります。
ではでは。
-
毎度ありがとうございます!
昨日の未明に、おばあちゃんの姉「寒河江のおばちゃん」が97歳で天国に旅立ちました。
数日前から危険な状況が続いていて、連日おばあちゃんを乗せて寒河江と鶴岡の往復を
カミさんが頑張ってくれてました。
こんな日でも息子だけは警報当番で駆けつけることはできませんでしたけど、
カミさんとおばあちゃんと義妹を乗せておばちゃんに会いに行ってきました。
穏やかな顔で今にも起きてきそうに少し微笑んだような笑顔は、生前のおばちゃんのままでした。
カミさんと結婚してから、おばあちゃんを連れて幾度となく寒河江のおばちゃんに会いに行きました。
芋煮、だし、ひっぱりうどん、裏の畑で採れた野菜でチャチャッと作るおばちゃんの内陸料理は
どれも最高に美味くて、庄内の味覚で育った自分にはどれも新鮮で毎回感動するものばかりでした。
「おばちゃん、これ美味いね~。鶴岡に持って帰りたいな。」
「おとうさんの口に合ってよがったは~。今タッパに入れっから持って帰ってけらっしゃい。」
ゆっくりと穏やかに、そして優しく微笑みながら話すおばちゃんの内陸弁ほど
美しく綺麗な山形訛りを自分は聞いたことがありません。
「おとうさん、鶴岡のばあちゃんば頼むね~。」
「まだいつでも遊びに来てけらっしゃい。」
「たくさん作ったがら遠慮しないで食べでけろ。」
娘のことも息子のことも、いつもいつも気にかけて応援してくれてました。
息子が鶴岡東に入ってからテレビで高校野球をやるたびにおばあちゃんに電話をくれて
「鶴岡東は強いね~。応援してるカンタロウくんが映るかと思ってテレビ見て応援しったんだ~。」
と嬉しそうに話してたそうです。
高校時代はプレーしている姿を見せられなかった分、社会人になっても頑張ってる姿を
実際に野球場で見せてあげたかったです。
足が悪くなり歩行や階段が厳しくなってしまって、その夢は叶わなかったわけですけど、
すぐ近くの県野球場での試合なら連れて行けたかもしれなかったんですけどね。
今年一度だけ、県野球場で試合があった際に誘ってみるかと話したんですけど、
足が痛いうえに炎天下での観戦は危険だということで諦めたことがあります。
やっぱりそこは心残りですね。
10年くらい前に、おばちゃんの誕生日にケーキを持って遊びにいったことがあって、
涙を流して喜んでくれたこともありました。
些細なことでも、小さなことでも喜んで感動してくれて、涙もろくて優しくて、
本当に本地にかわいくて愛くるしい寒河江のおばちゃんでした。
寒河江に遊びに行って帰る際は、ずっと車の中まで手を入れておばあちゃんの手を離さず、
「まだ寂しぐなるは~、まだすぐ会いに来てけろな~」と涙を流すシーンがお決まりでした。
アルファードからE51エルグランドに乗り換えた際に、後部座席の窓が開かない車だったために
いつもの年老いた姉妹の「バイバイの儀式」ができなくなってしまって心苦しかったですもんね。
「後ろの窓が開かない車は絶対にダメだ。」は、その後の我が家の車選びの最重要事項になりました。
明日、おばちゃんとの最後のお別れに寒河江に行ってきます。
今までで一番楽しくない月山越えです。
それでもあの優しい笑顔で、天国でも永遠に穏やかに過ごせるものと信じています。
97歳、おばちゃん、頑張ったね。
いつまでも忘れません。
合掌
-
毎度ありがとうございます!
日曜日、57歳の誕生日を迎えました。
なにか特別に嬉しいとか、もうすぐ還暦かとか、そういう感覚は特にないですけどね。
ただただ、丈夫な身体に生んでくれたおふくろに感謝する日です。
家でも特にケーキやプレゼントもなく、それは自分が望んでいたことなんで全然構いません。
娘から「お父さんの誕生日に食べてね。」と贈られてきたふぐ料理セットで、てっさとふぐ鍋を
カミさんと息子とみんなで食べられたことが一番嬉しかったですね。
息子は警報当番のない日曜日だったんで昼近くまで寝ていて、昼からは後輩タザワに頼まれて
鶴岡ポニーの練習の手伝いに行ってました。
大したプレーヤーでもないのに、役立つことなんてあるんだろうかと思ってましたけど、
本人的には充実した時間だったようで、メシを食いながら「こういう休日を過ごしたいんだよ。」
なんてボソッと呟いていました。
いつもブログに書いてますけど自分は、いい仕事をするためには、いい休日が必要だと思ってます。
身体を休めるために一日寝て過ごすこともあるかもしれませんが、それだと夕方に起きたら
「また明日から仕事かぁ。」とイヤイヤ会社に行くだけの一週間になりませんか。
映画でも、釣りでも、野球でも、食べ歩きでも、ドライブでも、模様替えでも、小旅行でも、
一週間を頑張れる楽しみや休日のワクワクを小さくてもなんでもいいから計画しておくと、
一週間なんてあっという間だし仕事も頑張れちゃうものなんですよね。
それを「気力の充実」といいます。
その気力の充実度が人生の幸福度につながっていくわけですから、どんな仕事に就くかとか、
いくら稼ぐとかいうことよりも、どんな休日を過ごせるか、自分らしい時間を持てるかという方が、
自分の人生観の中ではウェイトが大きいような気がしています。
どんな仕事でも、どんな会社でも、どんな商売でも、簡単で楽なものなんて一つもないでしょう。
だからこそ、そこで頑張る糧やガソリンがないと走り続けるのが困難になってくるんですね。
家族みんなが置かれた場所で咲く花のように、平凡でも自分らしく地に足をつけて、
頑張ることと楽しむことを上手く繰り返しながら、それぞれの日々を笑顔で過ごしてくれることが
自分にとっては何よりのプレゼントだし、いつでもそれを願っています。
だから、「ふぐ美味しい!」と喜ぶカミさんの笑顔と「野球面白かったよ」と楽しそうな息子と、
みんなで笑いながら夕食を囲めただけでも、今年の誕生日はいい誕生日でした。
さて、煮込みが出来上がるまではもう少し時間がかかりそうです。
家族みんなが出勤したこの時間から、朝食の後片付けとゴミ出しと買い出しが待っています。
仕方なくやらされている家事じゃなくて、自分がやりたくてやっている家事です。
だから面白い、だから楽しいんですよ。
今日も一日頑張っていきましょう!