"家族"カテゴリーの記事一覧
-
毎度ありがとうございます!
先週末はお盆休みをいただきました。
世間が休みの時ほど一番の稼ぎ時だろうと言われますが、仕入れが出来ないため仕方ありません。
内臓(モツ)を扱う商売ですので鮮度にだけはこだわっていますし、そこは譲れないところです。
年末年始だろうが、GWだろうが、屠畜がなければお店はお休みとなります。
そうやって今までもやってきました。
鶴岡でもまたコロナが増えてきていて、お盆休み中は大人しくしていました。
逆に、息子の中学の友人たちが家に泊まりに来るというので、カミさんと大掃除で忙しかったんです。
息子の高校野球が終わったら断捨離しようと話していたんですけど、そこまではいかない大掃除(笑
それでも結構なゴミを出してなかなかのスッキリ感が出てきました。
カーペットや壊れたストーブや7年以上前の帳票類など、可燃ごみや粗大ごみを分別して持ち込んで
気持ち的に少し勢いがついてきました。
掃除のコツは「捨てる」に限ります。
いつか使うだろう、いつか着るだろう、いつか、いつか・・・
こうやって物が増えていくんですよね。
まだまだ不要なものがたくさんあるんで、春までに継続して断捨離を継続していきます。
裏口の物置やガレージも、まだ手を付けていないエリアですんで、まだまだ長期戦になります。
それにしても、高校時代の自分もそうでしたけど、野球が終わるとなんでこんなに楽しそうなんだろう(笑
海に行ったり映画に行ったり、毎日のように部活の手伝いがなければ友達と遊んでいます。
先週末も、中学時代の親友3人とホラー映画を借りてきて夜中までギャーギャーやってました。
みんなで近くの銭湯に行かせて、晩飯は「1㎏カツカレー」をドーン!
まだ現役時代の感覚が抜けなくて、高校生ならみんなこのくらい食えるだろう、なんて出したら
息子以外は全員が「えっ!こんなに?」なんてフリーズ(笑
結局は全員が完食してましたけど、息子はその後さらに最近ハマってるというカップラーメンの
【蒙古タンメン】を「旨い!旨い!」って余裕で食ってましたもんね(笑
やっぱり野球部のヤツらは食うんですよね。
そのくらいが普通だと思っていました。
狭い息子の部屋に布団を2つ敷いて3人が雑魚寝で、一人は特等席のベットへ。
誰がベットで寝るんだだの、いちいちがうるさくて面倒くさい。
それがまた面白いんでしょうけどね。
自分の高校3年の夏は一週間も泊まっていたヤツがいましたから(笑
おふくろから「オオタキくん、家さ帰らねでいいなだが?」って心配されてましたからね。
普通に温泉に行って「いただきます!」って家族と一緒に晩飯も食べてましたし。
それでいいんですよ。
そんなもんなんです。
翌朝は、昨夜のカツカレーがまだ消化されてないのか、みんなが朝飯を辞退するしね。
高校生なんだから、そのくらい食えるだろうなんて誘っても「いや、無理っす。」
高校生の胃袋ってそんなもんかねぇ。。。
さーて、来週の月曜から学校が再開しますし、始業式の日に学力テストがありますからね。
遊んで笑っていられるのも今のうちでしょう。
夏休みの課題も何もやってないそうなんで。
ひと雨過ぎて、これで一気に秋模様かと思いきや、今日は30℃を超す予報の鶴岡です。
気温よりも、コロナの影響がモロに出ていますかね。
ここは踏ん張るしかありません。
のんびりやらせてもらいます。
ジタバタしても仕方ないわけで。
それでは今日もよろしくお願いします。
-
毎度ありがとうございます!
今日は朝から息子を連れて、家族で酒田で買い物してきました。
ジャージしか持っていない息子に、普段着るためのTシャツやらハーフパンツやら
普通の高校生らしい私服も必要だろうということで、カミさんがセレクトショッピング。
髪型も坊主が伸びた不精なアタマから、さりげないスポーツ刈りみたいな感じで、
清潔感ある高校生らしい髪型に変身しました。
そんなわけで、今日は田中先生の命日です。
あの日と同じように三川イオンで買い物をしながら、時の過ぎ行く速さにただただ驚くばかりです。
買い物を待つ間、三川イオンの通路の長椅子に座りながら、キャッチャー出身だった田中先生が
まだご存命だったら、同じくキャッチャーをやっていた息子にどんな指導をしたのかな、なんて
ありえもしない想像をしながら肩幅の大きくなった息子の後ろ姿を眺めていました。
田中先生は、特にキャッチャーには指導が厳しかった気がします。
キャッチングはもちろんのこと、スローイングにインサイドワークに守備隊形の指示と
「お前がしっかりやらんか!バカたれが!」といつもノックバットのグリップエンドで
キャッチャー陣は小突かれていたものでした。
そんなやり取りを尻目に、こっちにトバッチリが来ないようにと無難にノックをこなしていると、
「最後までしっかり捕らんか!バカたれが!」と結局ホームに手招きされるんです。
「何を言われとるか、わかっとるんか!」
「ハイッ!」
「分かっとるんなら、しっかりやらんか!コラっ!」
「ハイッ!」
「ハイじゃない、コラっ!」
「ハイッ!」
「ハイ!」しか言えないのに結局は怒られるという理不尽さよ(笑
自分は技術的なことは、ほとんど教えてもらえてなかったんですけど(覚えていないだけか)
当時の自分よりは少しは息子の方が見どころはあると思ってるんですけどね(笑
中学生の頃には、すでに野球は息子に追い越されていた自負もありますし。
でもきっと「よく頑張ったな。息子の方がお前より全然上手いな。」と言うのが目に浮かびます。
先生、明日からまた甲子園が始まりますよ。
大観衆で埋め尽くされた満員の甲子園をまた見たいですよね。
さーて次は、就職に向けての準備だそうです。
願書用の写真だの成績証明書だの、なんだかんだと必要なんだそうで。
先週の今ごろは庭でBBQをやってましたけど、今夜はカミさんと二人でのんびり晩酌します。
息子はバスケ部の友達と公園にバスケしに行きました。
帰りはみんなとラーメンを食ってくるそうです。
昼もラーメンだったのに、若いから関係ないか(笑
のんびりと穏やかな日曜日を過ごしています。
みなさま、素敵な日曜日をお過ごしください。
-
毎度ありがとうございます!
息子の高校野球が終わり、比較的に時間に余裕のある生活になりました。
朝は4時半で起きる必要なし!(笑
夏休みが明ければ、また弁当を持たせることにはなりますが大したことではありません。
進路についても、じっくりと話し合う時間を取って息子本人の考え方や希望を聞いたうえで、
後押ししてあげようと思っています。
子どもの将来を考え、安定的な仕事でボーナスも貰えて転勤もなく・・・
なんて条件ならば地方公務員しかないでしょう。
公務員になるだけの学力があるならそれでもいいのかもしれませんけどね。
子よりも先に生きてきた親は、時に自分の歩んできた道を振り返って損得勘定を交えながら
「子の未来を想って」助言やアドバイスするのはどこの親もみな同じなのかもしれません。
ただ、親が思い描く子どもの幸せと、子ども本人が感じる幸せとは異なることが多いのも
残念ながら今を生きる現代社会ではよくある話です。
子どもには子どもの人生があるということ。
鶴岡東に入学させるときに、たくさんの方々から頑張れ!と激励を受けたのと同時に、
「私立じゃ試合に出れないかもよ。」「3年間補欠で終わるくらいなら県立の高校で…」とか
心配の言葉もたくさん頂戴していました。
実際にその通りの結果にはなってしまったわけだけれど、親の自分がいま振り返って出す答えと
息子本人が出す答えとは必ずしもイコールになる必要はないんですよね。
息子は「3年間キツくて辛いことばかりだったけど、オレは東に行って良かったよ。」と、
自分の目を見てはっきりと言い切りました。
ならば、それがすべてだということです。
人生は「選択」の繰り返しです。
今も必ず何かと何かの選択を繰り返しながらこの一舜、今日一日を生き抜き、
その積み重ねがその人の人生になっているわけです。
選ばなかったもう一つの道を嫉んで「たられば」で後悔しながら生きるよりも、
歩んできた道で、それを選んできた自分を肯定しながら生きていければいいと思うんですね。
あの学校に行けばよかった・・・
あの会社に入ればよかった・・・
あの人と結婚すればよかった・・・
あの時、子どもにあーすればよかった・・・
あの時に戻ったら絶対にこうはさせなかった・・・
子どもは親のモルモットではないということなんですよ。
みつをの書は、読み手側の感情ひとつで読み取り方が全く違ってくるのも特徴的ですが、
その敬愛する相田みつをの書に「育てたように子は育つ」という言葉があります。
みつをが何を言いたいのかということよりも、今の自分の素直な想いをその言葉になぞらえば
「育てた以上に子は育つ」という感覚でしょうか。
子どもの持つ可能性や、子どもの出す答えをすべてコントロールするのではなく、
少しだけ手を差し伸べたり、上手に助言しながらその先にある子どもの未来を楽しみに
親としての自分の人生も充実していけるのならば、それが一番の幸せなのかもしれません。
息子と二人でアイスを食いながら「お前はどうしたいのよ?」「オレはこうしたいんだけどさ。」
そんな会話も男同士でしか話せない雰囲気の中でまた楽しいんですよね。
短い短い学生として最後の夏休みです。
今までできなかった分、思う存分楽しめばいい。
あの夏の自分もそうでしたから。
自分もこの夏休み、なかなか出来なかった家族の時間を楽しもうと思います。
今日は7月最後の営業です。
カウンターは空いていますので、お気軽にお越しくださいませ。
-
毎度ありがとうございます!
4連休、たっぷりとリフレッシュすることが出来ました。
予定では、22日の準決勝に勝って24日の決勝までを見越しての4連休でしたけど、
結果的にはそれは叶わず、カミさんとのんびり過ごした連休となりました。
負けた翌日にOB会グルメ部の仲間たちで残念会を開いてくれて、それはそれで楽しかった夜でしたし。
やっぱりね、人間、嬉しい時も悲しい時も寂しい時も、一人だろうが仲間とだろうが
酒を酌み交わさないとだめなんだなと改めて気づかされますよね。
飲む人にとっては、酒は人が生きていくための「ガソリン」だと思うんですよ。
今回の連休で飲んだのは、その日の一回だけですけど、めちゃくちゃ楽しかったんでそれで十分です。
あとは庭の草刈りをしたり、山形の鶏中華を食べに行ったり、遊佐に牡蠣を食いに行ったり・・・
好きなように好きなことをして過ごしてました。
息子との約束で「高校野球を最後まで頑張ったらiPhoneに機種変更してやる。」という約束も
負けた翌日に速攻ドコモに行くという切り替えの早さにはさすがに笑ってしまったけど(笑
iPhone12だか12proだか知らんけど、どっちも大して変わらなかったんで、好きな方を選ばせました。
自分はドコモのロングユーザーということもあって、スマホデビューしてからずっとXperia派です。
その頃はまだドコモでiPhoneの取り扱いはなかったですし、カミさんと娘が当時Softbankユーザーで
iPhoneを使ってるのを見て、そんなに魅力を感じなかったんですけどね。
今もよく分かっていないんですけど、やっぱりiPhoneはいいんでしょうか。
先日、自分のXperiaを落として割ってしまった時にも、ネットで「スマホ修理」で検索すると
ほぼ90%以上でヒットするのがiPhoneの修理ショップでした。
液晶割れ、バッテリー交換、スピーカー修理・・・
気に入った機種ならば、修理交換してでも末長く使えそうなサポート体制は羨ましい。
それとケースや保護フィルムなど、家電量販店の品揃えの差にはビックリ!
Xperiaの何十倍あるのよっていうくらいの充実の売り場スペースよ。
そんだけiPhoneユーザーが多いということなんでしょうね。
それと、連休中に我が家のファミリーカー「エルグランド」を点検に出したんですけど、
足回りのサビやロアアームのブッシュがダメでガタツキが出ていて修理代約10万円と診断(泣
来年の3月には車検なんですけど、その時にはあちこち交換部品も出てきて現時点での見積もりが
法廷費用も含んで20万以上になりそうだと判明してしまって、いま買い替えを検討しています。
カミさんとも相談して軽自動車2台だけよりも、この先の生活スタイルや高齢のおばあちゃんの
ことを考えても、やっぱり3列ワゴンは1台あった方がいいという判断です。
次はやっぱりトヨタかな。
3.5リッターのハイオク仕様は燃費も悪いし、さすがに維持費がかかりすぎる。
2.4リッターのガソリンくらいでちょうどいいんですよ。
後輩に手放した10系アルファードがまさにそれだったわけで。
さらに、アルファードがそうだったように2列目のキャプテンシートは絶対条件です。
7人乗りで十分ですし、8人乗りだと3列目へのアクセスが悪くてものすごく使いにくい。
4WDもいらないかなぁ。
というより予算的に厳しいだろうから「諦める」が正解かな。
エルグランドに乗った約4年間で4WDをかけて月山を超えたのはたったの2~3回だったし。
というわけで、次のファミリーカーは「ヴェルファイア」か「20系アルファード}を探してみます。
22年式あたりが予算的にはギリギリかなぁ。
甲子園に行くこともなくなったし、ロアアームブッシュも交換せず3月まで時間的余裕もあるんで
知り合いの車屋にのんびり探してもらおうと思ってます。
さて、また今日から営業再開です。
午前中は枝豆を茹でたり、買い出しと銀行回りとで、さすがに5日ぶりの準備は忙しくなります。
いつものようにのんびりやってます。
よろしかったらお立ち寄りくださいませ。
それにしても、あの牡蠣は美味かったなぁ。。
-
毎度ありがとうございます!
息子の高校野球が終わりました。
ここまで、たくさんの応援と激励の言葉をかけて頂きました。
猛暑の中、球場にまで足を運んでくれて一緒にメガホンを叩いて応援してくれた
友人・知人・同期・後輩たちにも心からお礼申し上げます。
試合終了後から、たくさんの労いのメールやLINEも頂きました。
どれも心に響いて、胸が熱くなる言葉ばかりでした。
本当に、本当にご声援ありがとうございました。
最後まで戦い抜いた彼らを自慢に思うし、同じ時代に同じ苦労を分かち合った仲間がいたことを
親としても誇りに思います。
自分自身はゲームセットの瞬間、悔し涙は出ませんでした。
松浦静山の残した名言で、のちに野村克也の座右の名として有名となった
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉があります。
負けには必ず原因があります。
そこを振り返らずして、成長はありません。
勝つためには、何かが足りなかった。
野球の神様は、彼らにこの負けから何かを学べと言っているのかもしれません。
この敗戦を受けて後輩たちには更なる鍛錬と協調性をもって、先輩たちの悔しさを
晴らしてもらいたいと思っています。
正直なところ、うーん、なんて言えばいいのかわからないんですけど…
自分の中では花巻東との引退試合で、息子の見せてくれた技術的な成長や、やりきった笑顔で、
心の整理はついていたというか、チームがどんな結果になろうとも最後まで息子と同様に
チームをサポートしていくと覚悟を決めて挑んだ最後の夏だったからでしょうか。
だから、悔し涙を流すというよりも、やりきった達成感の方が大きかった気がします。
試合終了後のスタンドで、悔しくて泣き崩れるサポートメンバーひとりひとりに声をかけ、
「メンバーも、オレたちサポートも最後まで頑張ったよ。」と慰めている息子の姿を見て、
胸にくるグッとこみ上げてくるものがありましたけどね。
表に出て派手なことをやるよりも、見えないところで誰かのために自分にできることを頑張る、
息子自身はそんな性格なんだろうと思います。
先頭に立ってグイグイ引っ張って「オレに任せろ」的な自分の性格とは全くの逆です(笑
地元の子は優しいから勝負弱いとか、勝ち抜く逞しさが足りないとか、前に出る積極性がないとか、
今まで耳にタコができるほど散々聞かされてきましたけど、勝って当然、試合に出て当たり前などと
逆に勘違いしたまま大人になっては欲しくないですから。
息子は勉強の成績は悪いですけど、後輩に威張ったり、調子こいたり、人を見下したり、
表に出ないやつをバカにしたりは絶対にしない男です。
そこだけは親として自信をもって言えますかね。
まぁ、文句だけは一丁前に言いますけど(笑
昨日は少しだけ早く帰ってきたんで、カミさんと3人で息子の好きな回転ずしで食事しました。
「お疲れさん。(試合に勝てずに)残念だったな。」と声をかけると、
「うん。データ班のメンバーが夜遅くまでまとめてくれていた決勝戦対策の資料が、
全部使われなくなってしまって、そこがメチャクチャ悔しいわ。みんな頑張ってたのに。」
あ、息子の「悔しい」は、そっちの悔しさなんだって。
こいつはそっち側から見てるんだなって。
なんだか、そんなふうに思える成長が嬉しかったんです。
人のために何か役立つ仕事がしたいと、進路は就職を希望しています。
「野球はもういいかな。」と少し寂しそうに話す息子に、野球を続けろとは言いません。
まだまだ人生のスタートラインにも立ってませんから。
やりたいこと、頑張れることを見つけて、息子らしく逞しく成長していってもらいたいだけです。
そして、自分にとっての日常も大きく変わっていくことでしょう。
今朝も息子は9時集合なのに、いつもの4時半で起きてしまってるし(笑
しばらくは、今までの習慣でそんな生活なのかなぁ。
ふとしたことで寂しくなったり、ふとしたことで過ぎた時間を思い出したり…
だから、自分自身が楽しめるような新しいことに挑戦できる日々が目標です。
もちろんお店の経営が一番なのには変わりないんですけどね。
魚釣りとか庭の手入れとか、断捨離とか車の買い替えとか。
ゴルフ? まだその気になりません。
審判? しばらくはいいです。
OB会? そろそろ世代交代します。
親和会? 次はもういいでしょう。
ブログも止めて、youtube「やんちゃんねる」でも開設してみたりして。
それは冗談だけど(笑
結果的には残りの3連休の予定が、ぽっかり空いてしまいました。
昨日は、球場帰りに物産館でカミさんに牡蠣食べさせて、今日は二人で温泉でも行こうかな。
とりあえず、カミさんの労もねぎらいながら、気持ちと生活を切り替える3連休にします。
あらためて、応援ありがとうございました。
引き続き、変わらぬお付き合いのほど宜しくお願いいたします。
最後にひとつだけはっきりと分かったことは、息子の高校野球が終わると同時に
自分も高校球児の親が終わったということです。
-
毎度ありがとうございます!
最後の夏、ベンチ入り20人の中に息子の名前は呼ばれませんでした。
たくさんの、本当にたくさんの方々から、息子への激励の言葉をいただきました。
「頑張れよ!」「応援してるぞ!」「甲子園連れてってくれ!」「期待してるぞ!」
言葉だけでなく、神奈川のハヤシさんとヒロシさんからは素振り用のバットを頂いたり、
悪役商会のトモカズには大会直前にバッテを貰ったり、冬には筋トレのためのダンベルを貰ったりして、
たくさんの用具も頂戴しておりました。
ベンチメンバーに選ばれて、何とかそんなご厚意にも応えたかったんですけど、
目に見える結果として、そうならなかったことに無念の思いでいっぱいです。
でも、息子は最後までやり切ったと思います。
日曜日、岩手の強豪校と引退試合(ラストゲーム)が行われました。
プレーしている息子を見るのは、高校入学以来これが最初で最後となりました。
中学卒業後から2年半ぶりに見る息子のキャッチングは、親バカながら見違えるほど上手くなっていて、
毎日早朝6時から練習していた成果が表れていたと思います。
その背中には、背番号はついていなかったけれど、
そのひたむきさと純粋な気持ちを見てくれていた野球の神様が、最後の
試合で先制のタイムリーヒットを打たせてくれたんだと思います。
中学2年の夏からチーム事情でキャッチャーを始めて、経験1年で
強豪校でベンチ入りできるほど甘い世界ではありません。
場違いなほど底辺のプレーヤーだった息子を、見捨てずに最後までご指導いただいたこと、
ブルペンキャッチャーとしての役割や、やりがいを与えてもらったことにも感謝しかありません。
そしてなにより、そんなヘタクソだった息子を必要だと言ってくれる仲間もいてくれたおかげで、
最後の最後まで陽の当らない場所で頑張ってこれたんだと思います。
心通わせ信頼できる友は、そう多くはいないものです。
いま、この時になってもバカにするやつはバカにしていればいいだろうし、
たかが高校野球ひとつで勘違いする人間にはなってもらいたくはありませんから。
9人で出来るなら、やってみればいい。
支えてくれる補欠メンバーや、裏方で頑張るマネージャーがいて、そしてなによりも好きな野球を
やらせてくれた親がいるから今の自分があるということに気づけないんだとしたら、
それはただただ可哀想なヤツでしかありませんからね。
人間、どこかで負ける経験も必要です。
その経験が、勝つことの尊さや相手を思いやる優しさに気づけるんです。
そして、完璧な人間なんてどこにもいないことにも。
引退試合のあと、保護者も含めて全員で集合写真を撮りましょうとなったときに、
普段は嫌がる息子の隣にくっついてきたカミさんの頭に、何も言わずに自分の帽子を被せた姿を見て、
どうやらそんな心配は無用だったことに気づかされました。
臭くて汚いその帽子を被せてもらったカミさんが、誇らしげに改めてグッと深く被り直して
嬉しそうに笑っている二人の姿を後ろから見ていて、不覚にも涙がこぼれてきました。
大事なことはなんなのか、ちゃんと分かってくれているようです。
あと少しで、夏がはじまります。
今朝も元気に弁当を持ってチャリで朝練に向かいました。
最後まで、そんな日常に感謝です。
背番号のないお前のユニホーム姿を誇りに思うよ。
野球をやってくれて、ありがとう。
この先のお前の人生も全力で応援していくから。
だから、上を向いていけ!!