『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

無事是名馬なり
毎度ありがとうございます!

先週の日曜日に、羽黒山神社に家族でお参りに行ってきました。
本当は湯殿山神社にお礼参りに行きたかったんですけど、ちょっとワケがありまして。。。

我が家のファミリーカー「エルグランド」の引き取り先も見つかって、週末しか動かさない車に
ガソリン高騰のこの折にハイオクを満タンを詰める必要もないだろうとセコイ考えが頭に浮かび、
ガソリンゲージ2メモリほどの残量で湯殿山に向かったんです。

普通に行けば十分に行って帰って来れる距離なんですけどね。

世間は紅葉シーズン真っ盛り!
しかもコロナ規制の解除も解けて、月山道から左折したあたりからすでに大渋滞してるんですよ。
それでも、上には広い駐車場もありますし少しづつでも前に動いてるんで大丈夫だろうと
軽く考えていたんですね。

細い山道に入ったところで完全に止まって、そのまま20分、30分と時間ばかりが過ぎていきます。
そのうち、とうとうエンプティランプが点いて気持ち的に完全に焦ります。

Uターンすら出来ない山道で前も後ろも大渋滞で、この先にガソリンスタンドなんかあるわけがない。

「お父さん、どうするの?ガソリン大丈夫?」
「うーん、ヤバいかも。」
「えー、どうすんの?止まらない?」
「うーん、止まるかも。」
「えー!!」
そんなカミさんとの押し問答がさらに15分ほど続き、渋滞にはまってからすでに45分・・・
その場所から、まだ駐車場までは半分以上あるし・・・

「だめだ!Uターンして朝日のガソリンスタンドまで引き返そう。」

ハザードをあげ、狭い山道ででっかいエルグランドを何回も切り替えし何とか方向転換して、
下り坂を利用して月山道はずっとニュートラに入れて惰性で下りてきました。

なんとかガソリンスタンドまで辿り着いて、ハイオク5000円分を詰めてホッとしたところで、
もう一度あの大渋滞に向かう気力は残っていませんでした。

羽黒山頂にある羽黒山神社・湯殿山神社・月山神社を祀る「三神合祭殿」の方へ
お参りしようということで、一路羽黒山に向かうことにしたんです。

昨年の同じ時期に、湯殿山神社で息子のためだけにお参りをしました。

まずは「最後まで怪我をしないように無事でありますように。」
そして「結果はどうであれ、悔いの残らない高校野球でありますように。」

残念ながら甲子園には行けませんでしたし、ベンチ入りも果たせませんでしたけど、
現役生活で一度も医者や整体に通うことなく、怪我のないまま最後までやり遂げてくれました。

自分は「無事是名馬」(ぶじこれめいば)という言葉が好きです。
「秀でた才能がなくとも怪我無く無事に走り続ける馬は名馬である。」という意味です。

人生に置き換えても当てはまる言葉で、最後まで投げ出さずきちんと仕事をやり遂げる人などにも
よく使われる言葉なんですよね。

息子も捕手というポジションでありながら、怪我せず最後までやり遂げてくれました。
「名馬」かどうかは分からないけれど、怪我をしないということも一つの才能なんだと思います。

高校では陽の当らないまま終わった息子ですが、野球の神様がひとつ光るメダルをくれたんでしょう。

息子が高校に入学してから、カミさんと始めた御朱印巡りも二冊目に突入しました。
これまで御祈祷してきた神社には、改めて感謝を込めて「お礼参り」に巡る予定です。

秋の紅葉を眺めながら参拝するのも、心が洗われるような気がしていいものです。
若い頃には紅葉なんて1ミリも興味なかったし、神社にお参りなんて初詣しかしなかった自分が、
今ではそれを楽しみにしているんですから不思議なものです。

今週末は、おばあちゃんを連れて寒河江市まで月山越えです。

91歳になったおばちゃんの顔を見に、そして息子のことを最後まで応援してくれたお礼も兼ねて、
息子からありがとうの言葉と地元就職内定の報告をしに行く予定です。

今月も残りわずかですけど、最後まで頑張ります。
山形県からは新たな補助金の実施が発表されましたが、前回同様に自分は対象にはなりません。
もらえない補助金に文句を言うよりも、これからの自分の頑張りでこの難局を乗り切るだけです。

今日ものんびりやってます。
よかったらぶらりと遊びに来てください。





コメント

1. 無題

湯殿山神社、登山というかトレッキングがてら行けば健康にもよくて一石二鳥ではないでしょうか(笑)。田麦俣あたりから六十里越街道ルートで行き、帰りがしんどい場合はバス利用で!

2. >コーチャーさん

羽黒の石段登りでさえギブアップした自分に
六十里越街道ルートで登れと?(笑


でも今まさに最高のシーズンなんですよね。
コロナ明けで余計に山や海に人が出かけてますから。
庄内浜もあちこちに釣り竿が出ていて
秋の行楽シーズン真っ盛りを実感します。
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