『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

ボールも心もスッキリと
毎度ありがとうございます!

先週のお盆ウィークに、後輩のタザワが顔を出してくれました。
軟式ボールを綺麗にするボールクリーナーを「いいね!」したのを覚えていてくれて、
わざわざお土産に持ってきてくれたのでした。

「車で来たんで。」というタザワを無理やり引き止め、ウーロン茶で乾杯です。
タイミング悪く、カウンターのとなりには、いつものスガイがひとり酒。

野球だの審判だので、あーでもないこーでもないとトーク炸裂です。

全国各地を飛び回り、高校野球だけでなく中学野球からプロ野球まで、
コツコツと足で取材してきた彼の仕事ぶりと、その年月の中で培った豊富なネットワークは、
話しを聞くだけでもマニアックな自分にとっていつも新鮮で、全然飽きることはありません。

自分の持っている野球に対する長年の疑問や悩みを、あえてデフォルメしてぶつけてみても、
はぐらかすことなくその屁理屈を受け止めながら、名立たる指導者の人柄や会話を例に挙げ、
いろんな角度から、まさに【美味しい答え】を導き出してくれます。

気がつけば、閉店時間から2時間オーバーの午前1時まで喋りっぱなし!(笑

今回の極論テーマは「怒らない(罵倒・叱責)指導者の下では、選手やチームは育たないのか?」
という、ありえないんだけれど自分の中で前々から気になっていたテーマでした。

野球に限らず、どの学生スポーツでも指導者の怒鳴り声が聞こえない日はありません。
叱責されるような事を選手がしているといえば、確かにそれまでなんですけど、
逆に「バカヤロー!何やってんだ!」と指導者が怒るのもイージーなような気もするわけです。

となりにいたスガイも、以前はスポ少や中学野球部でコーチも務めたことのある昭和野球人です。
昭和野球人ですから、もちろん指導方法はスパルタでした。

教えてもできなければ叱責する。
真剣に取り組まないヤツは容赦しない。

自分のやってきた野球も、自分が教わってきた野球も、現役時代は毎日毎日怒られた日々です。
しつけなのか、指導なのかは別として、全く声を荒げず罵倒もしない指導者がいたとして、
そういう人から教わった選手はみんなダメダメなのか、みんな万引きしたりタバコ吸うのかと。

あくまでもディベートのテーマですよ、テーマ。

そしたら即座に、畑喜美夫先生の「ボトムアップ理論」の本を教えてもらいました。
どういう本かというと・・・

「教えない"指導が子どもを変える!」
自主性を促す組織づくりで絶対につぶれない「人間力」を磨く
『個』と『組織力』をともに底上げする新理論

かつては無名だった進学校の広島観音高校を独自の指導で日本一へと導いた名将・畑喜美夫監督。
畑監督は選手が自ら考え、行動する「ボトムアップの組織論」を打ち出し、スタメンや戦術、
メンバー交代までも選手たちに決めさせるという指導法で全国に名前を知られる監督です。
本書はスポーツの育成現場に立つ指導者や教師、また子育てに悩むお父さんお母さんにも
参考となる一冊であり、畑先生が子どもの自立や人間力を育む教育を余すことなく、
具体的に解説、そして提言していくという内容です。

これ、絶対に買って読みます。
少なくとも、こういう指導方法でチームを強くしたという事例を、自分は全く知りませんので。
だからこそ興味がありますし、知りたい世界でもあります。

タザワが帰ってくると、どうしてもマニアックな話題が尽きません。
そして、もらったボールクリーナー、これはやばいくらい使えます(笑

いいものを頂きました。
アマゾンで、もう一個追加購入します!

ありがとう!!
今度は一杯やりながら「朝までトーク」お願いします(笑


 

コメント

1. 無題

来ましたか!神出鬼没タザワ!!
どんな仕事も楽ではないけど、まさにアイツの場合は天職と思います。好きな事を仕事にできてるっていうのは羨ましいです。
今では当たり前ですが今から約25年程前の我々の時はマニアックタザワが分析係でした。マニアックな視点、深く掘りさげて観察する点はその当時も健在でした。そして色んなチームのデータが頭に入ってるタザワが不動のサードコーチャー確定で唯一ベンチ入りが約束されてるもんでした。

高校時代、タザワにこんな質問をされました…
『工藤公康の出身校は!?』って。あのマニアックなタザワがこんなイージーなクイズを出したんです。いや、こいつ案外マニアでも無いのかな?なんても思いました。自信満々で『愛工大名電!!』って答えると違う!って言うんです…
『正解は、名古屋電気高校ですぅー!』だそうです。
その時の憎たらしい顔と語尾ですぅー!が悔しくて未だに忘れられません。

2. >仙台屋の自販機さん

確かに、彼の今は天職かもしれませんね。
プレーヤーとしてではない役割がチームには
絶対的に必要ですからね。

帝京、明徳、、作新学院、花咲徳咲・・・
その名門を率いる監督さんたちの独特な個性と
特徴的な指導方法は聞いていて本当に参考になります。

「名古屋電気」ネタは何度も聞いてますが
63回大会のアサヒグラフの表紙が工藤公康で
表紙をめくると選手宣誓台に向かう三浦淳一主将の
雄姿が目に飛び込んできます。
自分のお宝のひとつです。

3. 無題

先日はごちそうさまでした。思いがけず楽しい夜になりました(笑)

なんだかくすぐったいですが、仕事柄、自分が見聞きしてきたことが誰かに届くのはうれしいことなので、また遊びにいきます。

今回のテーマは、指導って絶対の正解はないものだと思うので、たとえば「ボトムアップ理論」にしても、店主さんの状況にハマるかどうかはわかりません。でもいろいろな方法を知ったり、トライすることが大事だと思うので、また感想やその後を聞かせていただけるとうれしいです。

というわけで、こんどは朝までいきましょう!仙台屋の自販機さんもまじえて(笑)

4. >コーチャーさん

先日はありがとうございました。
お土産のボールクリーナー、すごく重宝しています。

「流しの審判」という発想も面白かったですねー。
オプションで「ウグイス嬢」が選べると、もっといい(笑

「ボトムアップ理論」はすでに注文しました。
たくさんの引き出しの中のひとつとして、なにかの時や
振り幅の大きな議論になった際の極論としても
今から読むのが楽しみな一冊です。

次は朝まで行きましょう!
仙台屋の自販機さんは、酔うと途中でいなくなるんで
トリセツが必要ですよ(笑



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