『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

14歳おめでとう
毎度ありがとうございます!

今日は11月2日、息子の14歳の誕生日です。

中学2年生、勉強のほうは親に似てまったくできません。
自分の中学時代の点数とほぼ一緒の成績ですから、そんなものかもしれませんね。

勉強は出来るに越したことはないけれど、出来なくてもいくらでも社会で生きていくことはできます。

そのために大切なのは「本を読むこと」です。

今は、夢中になって読んでいる野球マンガでもいい。
活字を読むこと、イマジネーション想像力を膨らますこと、まずはそこからでいいんです。

自分も兄貴の影響で、子供の頃から「ドカベン」「あぶさん」と野球マンガは随分と読みました。
その後「こち亀」で世の中のくだらない事を知り、中川や麗子のような金持ちに憧れ、
「サラリーマン金太郎」や「男樹」で強い男の生き様を学び、「加治隆介の議」で政治に興味を持ち、
「黄昏流星群」で大人の苦悩や人生の光と影を学んだようなものかもしれません。

小説は、もっぱら推理小説が好きでしたね。
西村京太郎シリーズが好きで、鉄道移動の際にはいつもキヨスクで数冊買って
乗ってすぐに車内で読み始めるのが好きでした。
落合信彦のノンフィクション物もよく読みましたし、週刊新潮で連載していた山本夏彦のコラムも
社会風刺の面白さを教えてくれた教科書みたいな本でした。

本が好きなヤツに共通しているのは、読み終わった本を処分できないこと。
今は買取りが盛んですけど、昔はなかなか捨てる勇気が出ないわけですよ、面白かったらなおさら。
だから、今でも読み終わった本は処分できない性分です。

以前、野球部の後輩ユウジに自分の学生時代のバカさ加減を話していたら、
「イシカワさんと話していて、この人頭悪いなと思ったことないですよ。」といわれて
「イシカワさんは頭が悪いんじゃなくて、勉強をやらなかっただけですよ。」なんて分析に
妙に自分自身が納得させられたことがあります。

ま、今さら勉強で点数を競う場面もないですし、新聞を読み世の中の事も自分なりに理解しながら
普通に読み書きができて、しっかりと挨拶ができれば社会人としてはそれでいいと思うんですよね。

子どもは親の思った通りには成長していかないものだと思っていますし、
自分のスイッチが入らなければ、いくら親がケツを叩いても意味がありません。

娘にもスポ少でスポーツをやってほしかった時期もありましたし、ようやく中学で始めた
ソフトテニスも1年の途中で辞めてしまったのも地味にショックだったりして。

随分と厳しく叱って泣かせた事もありますし、思春期には口を聞かない時期もあったりして、
身体が触れただけで嫌な顔で避けられたこともありました。

それでも自分の夢ややりたい事をしっかりと見つけて、今は看護師として埼玉で働いています。
優しくて思いやりもあって、親バカですけど可愛くていい娘です。
そこそこですけど勉強も頑張ってましたしね、息子とは違って(笑

バカはバカなりに生きていけばいいんですよ。
首から自分の偏差値ぶら下げて生活するわけじゃないんだから。
世の中を生き抜くために必要なのは、成績の良し悪しではなくて、逞しさだと思うんですよ。

それを勉強で学ぶのか、野球で学ぶのか。
それとも本から学ぶのか、親から学ぶのか。

今年の息子へのプレゼントは「野球マンガ」にしようかな。
それとも、最近は筋トレにハマっているからトレーニング器具もいいかも。

まだ14歳、まだまだこれからです。
自分は50歳、またひとり大切な友人が突然亡くなったと昨日聞かされました。

つい10日前に飲みにきてくれて、いつものように楽しく笑っていたのに。
「せばのー。ごっつぉさん!」
「ありがどのー。まだのー。」
それが最後の会話になってしまった。

嬉しいこと、悲しいことを繰り返しながら今をしっかりと生きぬくこと。
それが人生なのかもしれません。

それでも今朝も日が昇ります。

近いうちに思い出話しを書いてみようと思っています。
今日も頑張ります!



 



コメント

1. 無題

マスター ご無沙汰しております。

小生も幼い頃は本が大好きでした。

王選手にあこがれ 自伝を読みあさり
枕元には「●●のひみつ」なる学研の科学が出している本が必ずあり、読みながらでないと眠りにつけない そんな癖がありました。

今でもスマホをぼんやり見ながら眠りにつくのは その名残です。

しかし マスターが愛読したマンガはかぶりますね!(笑)

弘兼謙史作品は 殆ど見ました。

古くは「ハローハリネズミ」から
まだ連載しているか分からないけど
「会長 島耕作」まで。

黄昏流星群は うちの近くにある「DOME」で最新版がいつも見れます。

少年ジャンプとか 全然見る気にならないけど、弘兼作品だけは今でも愛読しています。


さてさて 当方も52歳と同世代ですが、今年自分の周りで3人 心筋梗塞になりました。その内一人は残念ながら他界してしまいました。

ある人が言っていた
「50代で一度篩いにかけられるから 気をつけろよ」 の言葉が 身に沁みます。

お互い ご自愛していきましょう。

また 近いうち お邪魔します。

時々 ランチを食べながら読みあさる事も多々。

2. >タイヤ屋さん

お忙しそうでなによりです。

弘兼作品と本宮作品は、自分もほとんど読破しました。
今でも好きなマンガのひとつです。

昔は鶴岡にも「貸本屋」が4軒ほどあって、
一冊20円とか30円とかで借りられましたから
随分と通ったものです。

一回で10冊とか借りても200円とかでしたから。
青年コミックなんかはもっぱら貸本屋でコンプリート
してましたもんね。
数年前に、最後の貸本屋「今成」がひっそりと
閉店したのは本当に寂しかったです。

活字が嫌いでなかったことが、今の自分を形成した
根底にあるような気がします。
県立高校の商業科を余裕で不合格になるレベルですけど
国語や社会は好きでしたもんね。

あと何年生きて入れるのかは神のみぞ知る、ですけど
家族に囲まれ愛犬に囲まれ過ごす日々に幸せを感じながら
一日一日を大切に生きて行こうと思います。

お互い、体調管理はしっかりと。
美味しいお酒もほどほどに(笑
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