『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

函館回想 第二章
毎度ありがとうございます!

では、昨日のつづきでも。

大学の推薦試験が面接だけってことで、俄然テンションが上がったわけです。
やはり、野球部でもまれたって事で、姿勢は良いし声もでかいし、ハキハキ受け答えも出来るし。

それで、こうなったら仙台会場じゃなく函館の大学会場に行ってみよう!ってことになりまして、
いきなり北海道に一人で出発したんですよね。

eyes0523.jpg12月9日、雪の鶴岡駅を出発して秋田で乗り換えて青森まで、
電車で6時間くらいかかったんですよ。
で、青森からは青函連絡船でさらに4時間かかる。

青森駅の青函連絡船待合室で初めて見る「乗船名簿」に記入してから、
2時間くらいの待ち時間があって、いざ乗船。

テープでドラの音がジャンジャンジャンと流れて、いよいよ北海道に向かうんだなって
気持ちが高ぶるんですよ。

でも、冬の津軽海峡は凄く荒れてて、初めて乗った大型客船なのに大ーきく揺れて
「コレ、沈むかも。」なんて全身緊張しっぱなしでマジ疲れました。

ようやく船の窓から、函館の街の明かりが見えたとき、なんか感激しましたね。
なんだかんだで、鶴岡出発から函館到着まで12時間くらいかかったわけですから。

駅前に出たら、路面電車なんか走ってて、まさに異国情緒たっぷりでオシャレな街だなって
いうのが函館の第一印象でしたね。

で、ようやく函館に着いたはいいけど、宿はとってなかったんですよ、何とかなると思ってたモンで。
それで、駅のすぐそばにあった「大黒屋」という旅館に飛び込んで、素泊まりで泊めてもらいました。

宿では、面接のシュミレーションしながら、とにかく頭に叩き込みました。
えーっと、ドアを開けて挨拶して「どうぞお掛け下さい。」って言われてから椅子に座って、
志望の動機を聞かれたら、「貴大学の推進する少人数制での講義が、より深い専門知識を
習得するためには大変魅力的でして・・・」みたいな事を覚えていくわけです。
何回も何回も、繰り返し繰り返し暗記したもんです。

翌朝、大黒屋のおばさんがおにぎりを握ってくれて、いざ面接会場へ。

いよいよ自分の番になって受験番号を呼ばれます。
コンコン。「失礼します!」「高校名と氏名、生年月日をお願いします。」
そうそう、シュミレーション通り。
で、このあとは志望の動機とか聞かれるんだよな、確か・・・えーっと。

そしたらいきなり、面接官の教授がビシーッとスプレーで固めた自分のアイパーを見て
「君、カッコいい髪形してるね~。それ何分くらいかけてるの?」って全く予定にない質問したんですよ。
「はいっ?あっこれですか。これは・・・あの~15分くらいッスけど・・・。」
「やっぱりスプレーとか、たくさん使うの?」
「いやっ、そんなには使わないッスね・・・。多分。」
「じゃポマード使ってるのかな?」
「いやっ、自分はジェルっていうか、なんていうか・・・」
「フーン・・・。そうなんだ。」
って、なにこの質問。この髪型はヤバかったんかな。髪型の事しか聞かれねーし。

・・・中途半端に、つづく。

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