『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

カタチが先でいい
毎度ありがとうございます!

今週の土曜日19日は臨時休業とさせていただきます
ご不便をおかけしますが宜しくお願いいたします。

毎年出場している「新潟県北交歓中学軟式野球大会」に出場するためでして、
新潟県内はもとより、静岡、宮城、福島、秋田、山形、群馬から40チームが出場する
大規模な2DAYトーナメントの大会です。

勝っても負けても朝5時半出発の2日間で4試合をこなすハードスケジュールではありますけど、
息子にとっても最後の新潟県北交歓大会ですし、自分も保護者会長としての職責もあるので、
思い切ってお休みすることにしました。

荒川、聖篭、村上、胎内、山北、朝日、次第浜の新潟県北地区の各野球場のほかに加治川中、
紫雲寺中、本丸中のグラウンドを含めた10会場同時進行の広域トーナメントでもあります。

四中の初日の会場は村上球場。
1時間半くらいはかかりますかね。
宿泊はせず連日日帰りで頑張ります。

そんななか、先週の日曜日に審判部の気の合う仲間たちと遅ればせながらの
「新年会」という名の食事会を開催しました。

もう5月ですけどね(笑
土曜日開催の審判部の忘年会に出席できなかった自分に気を使って頂いて、
「新年会やりましょう!」が、のびのびの伸びで今頃の開催となってしまったのでした。

新人なのにメンバー最年長という・・・ww
もの凄く気楽で楽しいメンバーでの新年会でした。

もちろん、お酒が入ればそこは審判部の面々ですから、ルールやらジャッジの話題になるわけで、
普段の講習会ではなかなか聞けないような細かな動きやレアケースなルールの部分まで、
ゆっくりと何回も聞きながら納得するまで聞くことができました。

やっぱり審判は難しいです。
でもやりがいはあります。

人間が判断することですから、間違いもそこにはあるでしょう。
でも、審判員誰一人として「ちょっとくらい間違っても仕方ないだろ。」なんて思って
フィールドに立っている者はいません。

一生懸命にプレーするプレーヤーと一緒になって、一生懸命にジャッジしています。
一般の人のほとんどが知らないルールや、いつ起きるとも限らない突発的なプレーに備えて、
日々勉強しているといっても過言ではないでしょう。

大人になり、子を持つ親になり、子どもが野球を始めたことをきっかけに、
スポ少で審判をやらなければならない場面もあろうかと思います。

アウト・セーフのコールはできても、説得力のあるアクションや声や所作は
なかなかできないというのがお父さん方の本音でしょうか。
「所詮、子どもの練習試合だし・・・」と甘えれる雰囲気もあるでしょうしね。

自分は、息子がスポ少を始めた4年生の頃に、内陸地区のチームと対戦した際に、
お父さん方がジャージからわざわざ審判ウェアに着替えて、正しくしっかりと審判をする姿に
ものすごく影響を受けて、それから自分も真似するようになったのがきっかけです。

もちろん、その頃は連盟の審判員ではありませんから、
正式な審判ウェアなんて持っていませんでした。

ネットで買ったそれらしく見える680円のグレーのポロシャツに、
近所のワークマンで買ったなんとなくそれっぽく見える980円のスラックスで、
格好だけでも審判らしくやろうと内陸地区のお父さん方を見習って、
一人だけ完全に浮いていました(笑

「なんちゃって審判じゃん!」と他の保護者にからかわれたことも一度や二度ではありません。
笑われても、それでもいいと思っていました。

でもね、不思議なもので、そういうふうに何となくでもそれらしい格好でジャッジすると、
アウトセーフにも説得力も出てくるから不思議なものです。

そして、中には同じような格好をしてやりたいというお父さんも出てきたりします。
試合終了後に相手チームの方々から「保護者審判なのに、みなさんちゃんとしてますねー。」
なんてお世辞を言われたりすると、みんなでますますその気になったりして(笑

すでに何年も前から内陸のほうでは、スポ少でのお父さん審判のための安価なウェアを
連盟統一で販売(支給?推奨?)しているそうです。

「短パンやジーパンやチノパンで保護者審判をしているのは、鶴岡くらいなものですよ。
 いっそのこと保護者の方々に審判講習会が終了したら審判シャツくらい支給したらいい。」と
直接訴えたことがあります。

今までやっていなかったことをやろうと提案しても、結局のところ「やれ予算が・・・」とか
「それにはそれなりの準備が・・・」とかで実現することはありません。

一生懸命にプレーする子どもたちのために、保護者審判の質の向上ももちろんのこと、
この先人手不足になるであろう審判員の人材発掘と人材確保の機会を増やすべく、
もっと身近で、もっと親しみやすい審判であることを模索するべきではないでしょうか。

カタチが先でいいんですよ。

もしも審判講習会が終わって、終了証の代わりにポロシャツを支給され、
「保護者のみなさん、試合ではこのポロシャツを着て審判をお願いします!」と指導されれば、
10人に1人、いや20人に1人くらいは本気でやる人が出てくると思いませんか?

そういう人は将来、連盟審判員になってくれる可能性が高いんじゃないかと思うんですけどね。

50歳の審判ルーキーの自分なんかが生意気なことを言いましたけど、
自分もカタチから入った一人ですし、結果的になんちゃってじゃ物足りなくなった一人です。

そんな自分の話を、新年会ではみんな耳を傾けて真剣に聞いてくれました。
そんな話しで夜が更けていく、そんな仲間がいてくれることに感謝です。

今日は暑くなりそうですね。
気合い入れて頑張りましょう!!



コメント

1. 無題

寒南ガッツ戦でしたね!
相手方のお父さんたちが着替え始めた時、何事かと思いましたもんね。それに野球道具の置き方に感心しまくったことを思い出しました。
スラックスがワークマンだとは気付きませんでした。さすがです!

2. >まさるさん

そう!寒南ガッツ戦でした!!
あの道具の整然とした置き方には、本当に衝撃を受けましたよね。
同じ小学生なのに、ここまでしっかりとやってるんだ、と。

あのお父さん審判の方々って、連盟の審判だと思ってましたもん。
対して二試合目の球審を務めた自分はアディダスのシャカシャカ・・・
しょすっけなぁ~(笑

あの日が自分の審判の原点だといっても過言ではありません。

しかし、懐かしいですねー。
あれからもう6年ですよ。
歳もとりますよ、そりゃ。
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