『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

キャンセル料
毎度ありがとうございます!

今日は飲食店の予約キャンセル、いわゆる「ドタキャン」について書いてみたいと思います。

実は昨日、18時半から10名様のご予約が入っていました。
平日の月曜日ということもあってスタッフが1名では足りずに、大学生スタッフに急遽ヘルプを
お願いして、3名体制でスタンバイ万全の状態からのドタキャンです。

その電話も予約時間の18時半に連絡がきました。

予約された方は「大変申し訳ありません。キャンセル料とかあればお支払いします。」と丁寧でしたし、
電話予約の時点でドタキャンされたらキャンセル料発生しますよ、などとは言っていないわけですから
「キャンセル料とかはもらってないんで、次回またお願いします。」とだけ伝えて電話を切りました。

いわゆる大人の対応ってやつです。

でもね、正直面白くないわけですよ。
12名しか座れない小上がりに10名の予約が入ってるわけですから、他に小上がりを利用したい
3名~4名の問い合わせは取れないじゃないですか。
わざわざヘルプで呼んだスタッフの人件費だって、キャンセルになったから0円とはいきません。

これまでも、3人、4人の予約ドタキャンは何度かあります。
仕事の都合だったり、体調不良だったり、やも得ない理由もあるでしょうから、
当日ドタキャンでも、もちろんキャンセル料はもらっていませんでした。

そういう場合でも開店前には連絡が来てましたし、他にもお客様も入っていたりして
「まぁ仕方ないか。」と思えるケースばかりでしたから。

でもね、昨日の10名のドタキャンは、冷静になればなるほど納得がいきませんでした。
しかもその予約の時間にキャンセルって話しありますか。

確かに我々の商売には、契約書や事前告知義務などというものはありません。
あるのは人としてのモラルと社会のルール、そして一般常識と信頼関係だけです。

それがなかったら、無秩序なお客だけになったら、何の商売でも成立しないでしょう。

こんなことはしょっちゅうあるわけではないですけど、今後、7名様以上の団体予約で
当日のドタキャンについてはキャンセル料1000円(お一人様)を頂戴することにします。
もちろん、前日まで連絡をいただければ、キャンセル料はいただきません。

ご予約された人数ではなくなってしまっても、1人でも2人でもご来店してくれれば
キャンセル料など頂戴するわけがありません。

キャンセル料が欲しいわけではないんです。

お店の小上がりのほとんどを予約で押さえておきながら、当日の予約時間のドタキャンって、
しかも幹事の一人も来ないって、どういう理由があるんですかね。
今後、またそういうとんでもないことが起きないようにするための防止策です。

何度も言いますが、キャンセル料が欲しいわけではありません。
1000円ずつ払えば当日ドタキャンしてもいいわけではないんですよ。

そういう不確定な飲み会の予約や、キャンセルになる可能性がある飲み会ならば、
当店への予約はご遠慮下さい。

当店は満席でも19名(小上がり12名)、小さいお店です。
スタッフもギリギリで頑張ってくれてます。

他にも入店したかった団体のお客様がいます。
友人との用事を断って、走って駆けつけてくれた大学生スタッフがいます。
美味しいと喜んでもらえるように、2時間も早く出て仕込みしていた自分がいます。

誰も得しませんし、誰もハッピーにもなりませんので。

こういう商売をしていれば、ムカつくことなんて山ほどありますよ。
そのたびにブログに書いて、うさ晴らしなんてことはしませんけどね。
今回は、お店のルール制定という告知も兼ねて書かせて頂きました。

切り替えて、頑張ります。
では。

【7名様以上の予約当日のドタキャンはキャンセル料1000円(お一人様)頂戴します】










コメント

1. 無題

かなりお久しぶりです ここでは(笑)。

心中お察しいたします。


予約をしてくれたユーザー様の
完全な瑕疵ですよね
どう考えても。


しかも ユーザー自身お金で解決(キャンセル料)という根性が私的に消化できません。 


予約を頂いてからの
マスターの 準備とかもてなしとか

同じ世代だし
業界は違えど私自身の職責を思えば
尚更同感です。

しかも 今回マスターが心苦しい中 
キャンセル料を設定せざるを得ない事だって
予約の電話にいきなりキャンセル時の話も
そりゃぁまぁ お伝えしづらい文言ですよ。

どの業界でも
売り手と買い手の関係は
どちらか言えば買い手が強いのかもしれないけど 
いまさらナンセンスな事で
お互いWINWINが今のトレンドです。


近江商人で いきたいですよね!

長文お許しください。

2. >タイヤ屋さん

同感いただいてありがとうございます。

本文にも書きましたが、決してキャンセル料が
欲しいわけではないんです。
どんな理由があるにせよ、10名様の当日ドタキャン
はさすがにないんじゃないだろうかと。

確かに商売というのは買い手が強いものです。
でも一歩状況が変われば、売り手と買い手の
立場が逆転するのが世の常だと思うんですね。

だから自分はお客相手の「客商売」ではなく
人間相手の「人商売」だと思っています。

おっしゃる通り、お互いにWinWinになるべく、
気持ちのいい商いが出来るように切に願うばかりです。

どうぞご理解いただければ幸いです。
商売ひとつとっても難しい世の中になってきましたね。
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