『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

念願のデントリペア
毎度ありがとうございます!

先日の定休日に、常連のカドワキくんが経営する車屋さんにお邪魔してきました。
いつもブログも読んでいてくれているそうで、以前に書いた「デントリペア」のツールを
「マスター使いたい時に貸しますんで。」と言ってくれていたんですよね。

先日、買い出しでスーパーを買いまわっている間に、どうやら運転席側のドアに隣の車が
ドアパンチしたようで、線キズとエクボが出来てたんですよ。

ショックはショックですけど、実際に車に乗っていればそんなこともあります。
気づかない傷がついていたり知らないうちに小さなサビが出てきたり、
無垢の状態のまま車に乗ることなんて不可能だと思ってますんで。

線キズはコンパウンドで消えたんですけど、エクボが気になって仕方がないんですよね。
そこでカドワキくんに電話してお願いしてみたら、快く貸してもらえることになったわけです。

工程や手順はYouTubeで予習済みです(笑
もちろん、YouTubeを観ただけで出来るようになるなら、みんな商売にしてるわけですから。
簡単ではないことは十分に理解していたつもりです。

それでも、予想以上に「難しい」です。
焦らずにゆっくりと進めたかったんで、今回は専用ボンドをタブに付けて引き上げる
「ひっぱり」のみやってみました。

まずね、凹みの中心にタブをつけるのすら難しい。
しっかりと凹みを確認してマーキングしても、少しずつ凹みの中心からズレてくっつけちゃう。
で、そのままポンと外れるまで引っ張ると中心からズレると波打って上がってきます。

「どの大きさの凹みに最適のタブを使うのか。」がすでに経験と知識が必要なことが分かります。

実際には、自宅のガレージでやったんですけど、明るい場所では凹みの陰影がはっきり見えず、
少し薄暗い場所や光を遮断できる場所の方が作業はしやすいのかもしれません。
自分はパラソルを広げて明るさを遮断しようとしましたけど、なかなか難しかったです。
シャッターが閉まる車庫でとか、近所迷惑にならないならば夜にやりたい作業でしたね。

時間の限りもあったんで最初から無理をせずに、昨日の作業は一旦終了しました。
もう少し借りていれそうなんで、次回はドアパネルの裏から専用のカギ棒を使って
「押し上げる」作業をやってみるつもりです。

上手くいかないのは当たり前ですけど、それでも面白いし「楽しい」んですよね。
だから「やらない後悔よりも、やった後悔のほうがいい。」というのは当たってますよ。
その過程や経験は失敗談としても、自分の中に残るじゃないですか。

その難しさを知ることで、改めてプロの板金技術の凄さや知識の豊富さにも気づけるわけです。

カドワキくんの車屋さんもこじんまりとまとまっていながら、板金からフレーム修正と塗装まで
細かな作業が出来るようになっていて、一日中そこにいても飽きないような素敵な場所でした。

レストア中のカマロや、塗装ブースやフレーム修正機とか左ハンドルのFJクルーザーとか、
なんならカドワキくんの来ているCHEVROLETのツナギだけでもカッコいい(笑

やっぱり自分にはない知識や経験を持っている人との会話って、本当に楽しいんですよね。
「へー!そうなの!」しか言葉が出てこない(笑

旨いコーヒーもご馳走になりながら、のどかな庄内町の春の景色も堪能してきました。
風はまだ肌寒いけれど、確実に春が近づいています。

帰りは、おふくろの生家がある藤島の「西袋駅」から長沼十文字を経由して戻ってきました。
子どもの頃は盆と正月は必ず訪れた場所です。

幹線の道路は随分と整備されていましたが、集落の中の景色は今でも懐かしくて
一瞬で子どもの頃の記憶が蘇ります。

夏祭りの相撲大会で、鶴岡から来たと飛び入り参加させられて勝つまで何番も取らされたり、
鶴岡ではなかなか食べない田舎料理に戸惑ったり、土間を渡って靴を履いていく便所が暗すぎて
お化けがでそうで怖くて行けなかったり、そんな鶴岡から来た子を親戚のおじちゃんおばちゃんが
面白がってかまってくれたこと世話してくれたこと、全部思い出せますもんね。

のどかで懐かしく、そして穏やかな休日でした。

またデントの報告もしますね。
ではまた。



コメント

1. 無題

出ねぇなー
なんてひと息ついて見てみると
違うところが出っ張ってるから
気つけろよー

2. >ベイスターマンさん

改めて・・・「想像以上に難しい!」の一言です。

でもやっぱりそこが面白い!
日曜日に「もみ出し」に挑戦してみます。
いよいよあの極秘資料の出番です(笑
イメージトレーニングはばっちりなんですけどね~
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