『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

若さ
毎度ありがとうございます!

最近、急に飲食店が増えましたね~。
それに伴って若い店主のお店も多くなりました。
その分、料理の腕もなかなか良いというお店も増えてきてますけど、
中にはオーナー業よろしく、お店にいないという店主も多いようです。

以前、ブログに書きかけたんですけど(過去記事:「保育園最終日」参照)
「継続力」っていうのは、説得力でもあると思うんですよ。

我々のような飲食店は、お金さえ用意できれば誰でも開業する事が出来ます。
要するに、何年もお店を維持継続していく事の方が大変なわけです。
その時間の中で、料理の腕だけでなく話術や話題や表情なんかも勉強していくものだと思うんですね。

そうなると、若い子の話しには奥行きがない。
あの女とヤッただのヤってねぇだの、あいつは昔から強ぇ~だの弱ぇ~だの・・・。

要は、相手(お客様)に合わせた会話の引き出しが少ないんですね。
接客業としてNGワードを口走っても、気付かないんです。

それは若く、人生を経験していないんだから仕方ない事です。
その感覚は、ゴルフをやるとよく分かる。
最初は、ルールやマナーを知らなくても、当たり前なんですから。
ただ、それを教えてくれる人が身近にいるかどうかなんですね。

40代、50代のお客様と20代の店主とが、政治の話しをしてもまとまるわけがないんですよ。
背伸びして、知ったかぶりして話しても、可愛げがないだけなんです。
「分からないんで、教えてください!」という謙虚さが信頼を生むんですね。

eyes0870.jpg自分もまだ8年目です。
老舗といわれる名店の方々から見れば、まだまだヒヨッコみたいなもんです。
七輪で牛タンを出してみたり、串も5種類しかできなかった。
日本酒も「大山」一本からスタートしました。

昔、「やんちゃ」開業時に、とある方に
「商売を長く続けていく為に、何か秘訣があれば教えてください。」
と尋ねたことがあります。

「儲けた時に、うぬぼれないこと。明日は、儲からないと思いなさい。」

想定していた言葉とは全然違ったもので、今でも頭の中にズシンと残っています。
地味な毎日の積み重ねがお店の雰囲気を醸し出し、そこにいる店主の人柄とが調和して、
初めて一人前のお店になるんだと思います。

お店は自分の顔だと思ってます。
顔の見えないお店がこのところ多くなってきているのが、少し残念に思う今日この頃です。

まだまだ、若い連中には負けられません。

オッシャー!気合い入ったぞ!
旨い煮込みになるように、これから火にかけます。

でもさすがに、この雪には勝てませーん。トホホ。

コメント

1. talk

一人で飲みに行ったとき、さりげなく話しかけてくれると間がもつので楽しく飲めます~。

話の内容が薄いと、やっぱり聞いていてもつまらないですね。
いっそのこと、食材や酒の話をさてくれた方が嬉しかったり。

金曜日からマンガアシスタントの仕事を再開します。
今年、17年目に突入です。

2. >しんさん

以前は、あえて嫌われるのを覚悟で言ってあげてたんですけど、
最近は、そんなパワーもなく、何となくスルーしてしまっている自分が…。

つまらないスナックに入ったときの、あの薄っぺらいトークが嫌で
ここ何年もスナックには行ってないし。

余計なストレスを抱えたくないっていうのもあるんでしょうけど、
言わないことで、またストレスを感じるし。

あーあ。面倒くさい。

それより、17年目ですか。
すんごいですね。
今度、是非、何か書いてもらいたいです。
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