『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

ぶり大根
毎度ありがとうございます!

寒くなってくると食べたくなってくるもの・・・
個人的には1位は「おでん」ですかね、やっぱり。

で、2位はというとここ数年は「ぶり大根」。
光りものが食べられるようになってから、あれほど嫌いだった煮魚まで好きになりました。

けど、「ぶり大根」も家庭の味なのか、美味しいところとそうじゃないところがはっきりしてます。
下処理のひと手間なのかもしれませんけど、甘いしょっぱいがはっきり出る、難しい一品だと思います。

そうなると、自分の口に合うように自分で作りたくなるわけです。
そんなに難しくはありませんので、近日中に自宅で作ろうと思ってます。

自分的には“ぶりの身”で作ったものよりも、アラでつくったぶり大根の方が好きです。
身を食べるというよりも、ぶりの旨みを吸い込んだ“大根”を食べたいわけでして・・・。

img01.jpgそこに熱燗をキュッと流し込んで、ゆっくりとジワーッと酔っていくのを感じながら、
そんな大人の酔いかたを味わいながら、至福の時間を楽しみたいんですよね。

やっぱり絵ズラ的には、ひとり手酌がいいですね~。
「うん。うん。」うなずきながら、箸休めに「きゅうりの一本漬け」なんかあれば、
もう、それだけでいい。

割烹着を着た女将さんが一人でやってるような、
料理はカウンターの上の大皿に乗ってる数品を菜箸で取り分けて
必要以上に話しかけないような、こじんまりとしたお店が鶴岡にもあったら・・・

駅前あたりにありそうですけど、そんなお店をご存知の方、是非ご一報くださいませ。

あー、こんな時間なのに腹減ってきました(笑

 

コメント

1. まるで藤沢周平の世界

藤沢周平さんの代表作「三屋清左衛門残日録」って読んだことあります?
やんちゃさんが「あったらいいなぁ」って思ってる小料理屋のイメージぴったりのお店が出てきます
「涌井」っていうお店で、そこの女将の「みさ」が美しくて艶っぽいんですよ
藤沢文学の有名キャラクターの中でも、男性読者人気がとても高い登場人物なんです
(個人的には「用心棒日月抄」の佐知が好きなんですけど)
小説の中には、女将お手製の海坂藩(庄内藩がモデルの架空の藩)名物の「口細ガレイ」や
「ハタハタの田楽」が登場しています


「ブリ大根」美味しく作って、お店にも出して下さい!

2. >酒田むすめさん

恥ずかしながら、藤沢周平作品は一編も読んだことがないんです。
映画は何本か観たんですけど、嫌いじゃない世界観でしたね。

実は、一軒いい感じのお店を見つけたんですよ。
狭い店内はL字のカウンターと、着物に割烹着きた60過ぎの女将さんがひとり…。
雰囲気だけは最高です。

が、お酒の品揃えと料理がイマイチなんですよ。
あの雰囲気なら、シンプルに「おでん屋」の方がいいと思うんですけど…。

今度、自宅で「ぶり大根」やってみますね。
「ぶり大根」の美味いお店は知ってるんだけどなぁww
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