『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

「羽陽男山 酒未来 純米吟醸」
毎度ありがとうございます!

少し風邪気味のためか、すんなりベットから出れずに、さっき起きたところです。
普段は、休日でも6時半には起きてますんで、随分とのんびりしていた感じです。

自分は、休日ほど早く起きてしまう習性があって、家族にも呆れられてるんですけど、
今日はすぐには起きれませんでした。
身体が「休息」を求めているのかもしれませんね。

さて、今日はまたもや珍しい日本酒が入荷しておりますので、ご紹介します。
山形市にある男山酒造「羽陽男山 酒未来 純米吟醸」日本酒度+4です。

618a0cfc.jpegこのお酒は「十四代」でおなじみの高木酒造・高木辰五郎氏が、
18年の時をかけてようやく完成した酒造好適米「酒未来」で仕込まれています。

ならば十四代と同じような味わいで仕上がるかというと、さにあらず。
「羽陽男山」にしては、珍しく香り控えめのシャープな辛口酒に仕上がっていて
喉元をすぎた後味には、ほどよい酸味も感じます。 

もちろん冷(ひや)でもいいですけど、自分的にはぬる燗もアリですね。
「おでん」や「あさりの酒蒸し」などのダシの利いたお料理なんかに合いそうです。

ところで、北海道に長く住んでいた自分にとっては「男山」といえば、
旭川の「男山」が真っ先に思い浮かぶんですけど、全国にはたくさんの「男山」があるんだそうです。

「羽陽男山」のHPをのぞいてみると、以下のような説明がありましたのでご紹介します。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、「男山」というお酒は全国各地にあります。
北海道は旭川の北海男山さん、岩手県の陸奥男山さん、宮城県の伏見男山さん、於茂多加男山さん、
福島県の開當男山さん、新潟県の根知男山さんなど、本当にたくさんあります。
室町時代頃までは、酒は高価で庶民の口には入りませんでした。
奈良県などのお寺で作られていた酒が代表的です。
しかし、時代が下がってきますと、兵庫県伊丹あたりで庶民でも飲める清酒が造られはじめます。
江戸時代に入ると、伊丹の酒「剣菱」「男山」が江戸の町で圧倒的な人気を博しました。
今に伝わる仕込み唄にも「酒は剣菱男山」という一節があるほどで、
浮世絵などにも「剣菱」「男山」は頻繁に登場します。
「男山」という銘柄は、大変人気のあるものでしたので、東北など後発で清酒造りを始めた地域では、
伊丹「男山」にあやかって「うちは山形の男山」などと名乗ったものでしょう。
ですから、「男山」の前には必ず小印【羽陽】【北海】【陸奥】【伏見】【根知】などが付いています。
「男山」という銘柄自体は、京都岩清水八幡宮に由来する名前で、全国各地の「男山」は
今も岩清水八幡宮とつながりを持っています。(HPより抜粋)

なるほどね~、またひとつ勉強になりました。
そんな歴史を思い浮かべながら、のんびりと飲んでもらいたい一本です。
そういえば、全国には「正宗」と名の付く銘酒もたくさんありますけど、それはまたの機会にでも。

みなさま、素敵な休日をお過ごし下さい。


 

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