『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

出会いと別れ
毎度ありがとうございます!

昨日は、お世話になった方のご主人がお亡くなりになり、告別式に参列させていただきました。

奥様のことを「おかあさん」、ご主人のことを「おとうさん」と気さくに呼ばせてもらってました。
やんちゃ開業前に「おかあさん」にお世話になり、開業に向けて大変支えていただいてたんです。
おとうさんは職人カタギの無骨な方で、あまり多くを語らない方でしたけど、
「お店、頑張れよ。」と声をかけて頂いたりして、会えばいつも気にかけてくれてました。

半年ほど前に市役所で、おかあさんとご一緒のところをお会いしたんですけど、
随分と体調が悪そうで、心配していたんですよね。

なにより、告別式でのおかあさんの憔悴ぶりに、今度はおかあさんのことが心配になりました。
おとうさんが愛したお孫さんとご家族のために、まだまだ元気で頑張ってもらわないとなりません。

自分も、気がつけば両親ともに他界して、「死」というものを自分にもいずれ訪れる現実として
折として考えることが多くなりました。
自分は死ぬのが「怖い」という感覚よりも、寂しいなという感覚の方が強いですかね。

何百人も集まる葬儀でも、数人だけの葬儀でも、悲しみの深さはみな同じです。
自分にとって大切な人たちが、少しづつこの世から旅立ってしまう寂しさは、
言い表しようのない虚しさが残ります。

最後まで自分らしく生き抜いてこそ、この世に生を受けた意味が見えてくるような気がします。

人は生きている間に、いろんな人と出会います。

偶然とか必然とかということよりも、現実にいろんな人と出会い接することで、
自分にとっても相手にとっても少なからず人生に変化が訪れるものです。
好きな人ばかりとも出会えませんし、得になる人間関係ばかりでもありません。

夫婦にしても、友人関係にしても、先輩後輩にしても、仕事上の関係にしても、
近所付き合いや、父兄とのつながり、恩師や指導者との出会い・・・

人間の一生は「人との出会いとつながり」に全てが集約されている気がしてなりません。
仕事や、お金や、立場なんていうものは、人生の中のオプションにすぎないんですよ。

人が人と出会うきっかけは、いつどこでかは誰にもわかりません。
でも、間違いなく、これからもたくさんの人たちと出会い、つながっていくはずなんです。

自分の向っていく先にある出会いとつながりを大切に、
これからも生きていきたいものです。
他人と同じ人生は絶対にない、自分だけの人生なんですから。

・・・そんなことを、お父さんの告別式の間、ずっと頭をよぎっていました。

今ある命を大切に、出会ったことに感謝しつつ。

おとうさんのご冥福を心からお祈り申し上げます。合掌



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