『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

卒団式に想う
毎度ありがとうございます!

今日は、朝から息子の所属するスポーツ少年団の卒団式に行ってきました。
暘光スポーツ少年団全種目の6年生全員に卒団証が手渡され、
各種目のキャプテンが作文を読み上げるという、シンプルながらも
なんかこの一年を振り返るいい卒団式だったと思います。

春から入団した息子は、卒団するこの6年生の背中を見て頑張ってきた一年でした。
ルールもよくわかっていない息子が、何となくカタチになってきたのも、
6年生のみんなに可愛がってもらえたからだと思っています。

スポ少の野球というものが初めてでしたんで、なにをどうすればいいのかも分からず、
戸惑う場面も多かったんですけど、「イシカワさ~ん!」と気さくに接してくれる6年生に、
自分自身も本当助けてもらいました。

会場には6年生の父兄も多数いらしてましたけど、みなさん入団してからのことを
思い出されていたのではないでしょうか。

ただ、今日のこの場にはいませんけど、残念ながら途中で退団せざるを得なかった子も、
少なからずいるということも忘れてはなりません。

バスケ・サッカー・バレー・卓球・野球と種目はたくさんありますけど、願わくば
好きで始めたスポーツを最後まで続けさせてやりたいと思うのは、親ならみな同じなハズです。

大会で勝つことも、もちろん大事な目標ではあります。
でも、それは「目標」であって「目的」じゃない。
種目によっては、目的と目標が入れ替わっているしまっている指導も少なくありません。

じつは先週、娘の卒業式後に、鶴岡東野球部の「3年生を送る会」に出席してきたんですね。
そこで、今年の3年生部員が31名という人数にも驚かされましたが、それよりも、
4月の体験入部で一人辞めた以外は、正式な入部手続きからは一人も退部者が
出なかったと聞かされ、そこに一番驚かされたんですよ。

自分達の代も44名が入部して残ったのが11名でしたから、高校野球なんて
辞めるヤツの方が多いのが当たり前だと思ってました。
今でも厳しい指導ですし、厳しい環境なんだと思います。
それでも一人も辞めなかった、脱落者を出さなかったということは、もっと評価されるべきです。

私立の強豪校で、「甲子園出場」という明確な目標はあるにせよ、それがすべてではないんです。

甲子園には出場できなかったかもしれないけれど、
一人の脱落者も出さなかった・・・
最後まで続けることができた・・・
全員の卒業を見届けた・・・
ここが一番の本質なんですよ。

そんなことを、卒団式を遠目に眺めながら、ふと考えていました。

来月からは新4小として、スポ少の体制も大きく変わります。
たくさんの子供達にスポーツをやってもらいたいし、
入団したからには卒業まで頑張ってもらいたいものです。

「指導者も保護者も、スポーツを通じてみんなで子供を育成する。」
スポーツ少年団の基本理念をもう一度、再認識しながら、
楽しみながらこれからも携わっていこうと思っています。

夕方からの室内練習で、久しぶりに疲れました(笑
これから風呂に入って、今夜は早く寝れそうです。



コメント

1. 無題

ウチの娘は残念ながら辞めてしまった1人ですが、酒田のチームで楽しく続けてますよ!
でも、スポ少時代のトラウマで試合恐怖症なんです(T_T)
試合には絶対に出たくないと…
でも先日なんとか説得して試合に出させてもらったんです。、今のチームの監督はミスしても絶対に怒らないし逆に励ましてくれるんです。
本人も怒られないとわかっているのですが、どうしても動けないんです。

心の傷って簡単には治るものじゃないですね…


2. >チップインボギーさん

スポ少で娘さんがバレーの楽しさを見出すことができなかったことは
本当に残念でなりません。

それでも元気にバレーを楽しむ・・・まずはそこが大事です。
少しづつ少しづつ慣れて動けるようになる時が必ずやってきますから、
今は焦らずゆっくりでいいと思います。

ただ、中学の部活からはガラリと指導方法も変わるはずですから、
目標に対するストイックさは増してくるでしょうね。

尊敬するマナブさんが酔ってよく言うんですけど、
「小学生までは集中力や礼儀や感謝という、まずは【心】を鍛える。
中学生からは身体も大きくなるので、怪我をしないような体力作りや
ハードなトレーニングで技術向上と身体を鍛える。」
とよく言います。

娘さんも上手く中学の部活に入っていけるといいですね。
陰ながら応援しています。
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