『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

これまで、そしてこれから
毎度ありがとうございます!

3年前の震災前日も、3月だというのに真冬に逆戻りしたようなドカ雪が積もって、
異常な気象の変化に驚いていたことを思い出します。

今朝の鶴岡もシンシンと雪が降り積もり、ひと足先に春を予感させていたのを
まるで嘲笑うかのように一面、真っ白になりました。
この雪は、積もる雪です。

季節はずれのドカ雪に、またなにか大きな災害が起こるんじゃないかと
心配になっているのは、自分だけじゃないのではないでしょうか。

あの日から、3年。

あの震災のことや被害にあわれた方々のことを、どんなにたくさんの言葉で語ろうとも、
そこに近づくことも、埋めることも、到底できるものではありません。

今年の確定申告も無事に終わりましたが、今年から復興特別所得税なるものが新たにでき、
通常の所得税のほかに新たな税金が加算されることになりました。
消費税も8%に上がり、国民みんなが復興のための負担を受け入れ、
それでも頑張っていこうという雰囲気は、鶴岡にいても感じることがあります。

一人ひとりが、今できることを継続してやっていくことこそが、東北復興の礎になります。
みんなで頑張っていきましょう。


で、そんな中、娘の進学準備のため、家族でニトリに買い物に行ってきました。
パイプベットや生活用品を買いに行ったんですけど、同じように息子や娘を連れて
大きなカートを押しながら店内を見ている家族連れの多さに、思わず笑ってしまいました。
毎年、この時期の風物詩なんでしょうね。

カートに入っているものも、どこもみな同じようなものが入ってるんですよね。
そのせいか、パイプベットとマットレスは品切れで取り寄せになるそうです。
「一人暮らし6点セット」なんていう、フライパン・ナベのセットも飛ぶように売れてました。

どの家族連れもカート一杯の買い物をしていて、
そのそれぞれに子を想う親の気持ちが見えて
なんか微笑ましくなりましたもんね。

我が家もまだまだ準備が終わりません(笑
男子だったら、「向こうでなんとかなるべ。」で済むんでしょうけど、
娘ともなるとそうも言っていられないものです。

自由登校期間を含めると2ヶ月近く、一緒に昼ごはんを食べたり映画を観に行ったりして、
今までで一番長い時間を過ごしている気がします。
日々のいろんな場面で、自分の考えや価値観を話しているうちに、
娘と共有できる話題も日増しに多くなってきました。

新生活に向けての準備のなかでカミさんに何か買い物を勧められても、
「お父さんの意見を聞いてからにする。」なんて言うことも多くなってきて、
なんていうか素直に嬉しいし、これぞまさに父親冥利に尽きるというもんです。

でも、その慌しさも、あと少し・・・。
娘との会話や時間を楽しみながら、もう少しバタバタやっていきます。

今日も一日、頑張っていきましょう。



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