『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

巴のぬる燗
毎度ありがとうございます!

先日、平成27年度の日本酒新酒鑑評会金賞受賞酒が発表になりました。
山形県は17銘柄が受賞し、福島県に次いで兵庫県と同数の全国二位の受賞数となりました。

新酒鑑評会とは分かりやすく言うところの、日本酒のコンクールみたいなものです。
…うーん、さすがに、ざっくりしすぎですかね(笑

蔵によっては「飲み手が旨いといってくれるお酒を造るだけ。」と、
あえて出品などはしないという方針の蔵元もあるようです。
そこは、それぞれの考え方があっていいんだと思います。

杜氏が精魂込めて造ったお酒が高く評価されることで、働く方々の士気が上がるのも確かでしょうし、
日本酒市場で蔵の注目度が高くなることも、また喜ばしいことでもあるでしょうしね。

最近になって、また日本酒の勉強をしたくなって、たくさんの本やテキストを買ってきました。
知っていたつもりでも理解が足りていなかったり、その時には何気なくスルーしていたことが、
今になってとても重要なことだったと気づいてみたりで、新しい発見や気づきが新鮮です。

酒の師匠サノとも、池袋で開催される新酒鑑評会公開きき酒会に、二年続けて出張に行きました。
純粋に日本酒の話しを肴にして、くだらないことからまじめな話しまで、大の大人が飽きずに
いつまでも盃を片手に、あーでもないこーでもないとやってるのが本当に好きでした。
 
そういう飲み方というか、日本酒片手に語り合うというか、
そんな機会もすっかりなくなってしまいましたもんね。
なんとも寂しい限りです。

同じ酒を飲んで感じ方や好みが違っても、それを否定せずにお互いの
感想に耳を傾けながらもそんな時間が楽しいという、あの至福の時間。

夏でもぬる燗にハマってしまって、福鮨のカウンターに燗どうこを持ち込んで
45℃じゃ早いだの50℃じゃ熱いだの言いながら飲んでたものです。

最近、自分がハマっているのが湯田川本間商店限定にごり酒「巴(ともえ)」のぬる燗です。
43℃くらいがちょうどいいんですよ。

口に含んだときに立つ酸が、飲み込むと同時にフワーっと優しい味わいになって口の中に広がって、
喉から鼻に抜けていく優雅で優しい甘さが、なんとも堪らないんですよね。

にごりのぬる燗だと奈良県久保本家酒造「睡龍 生もとのどぶ」が鉄板ですけど、
渡會本店「巴」のぬる燗も負けず劣らず味わいがあります。
機会があれば、是非一度お試しいただきたいと思います。

日本酒飲みに行きたいなぁ。。。

さーて、これから風呂に入って寝ます。
酒でも飲んでる夢でも見ようと思います。

おやすみなさい。




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