『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

ネクタイ小話
毎度ありがとうございます!

正月休みの間、仙台・新潟とぶらぶらとウィンドウショッピングしていた際に、
なぜかネクタイ売り場をよく覗いていたんですよね。

以前、オーダースーツを作りに仙台まで行ったことはブログにも書きましたけど、
若い頃はオンワード樫山に入社したかったくらいにスーツ・Yシャツ・ネクタイには
結構詳しかったんですよ、こう見えて(笑

今では体型が大きく変わったのと、スーツやブレザーを着る機会が全くないのもあって、
古いネクタイは全部処分してしまっていたんです。

昨年、スーツを作ったのをきっかけに、またちょっとVゾーン(襟・ネクタイ)に
興味が出てきてしまったんですよね。
毎年1月の第二日曜日にOB会がありますので、その際に締めるネクタイを探していたんです。

ちょっとネクタイについての小話をすると、ネクタイのストライプ柄のことをレジメンタルと
呼ぶことがありますがストライプとレジメンタルは少し違います。
ストライプは細く細かいデザインに対して、レジメンタルは色使いが太く遠くからでも
はっきりと見えるような大胆なストライプ幅が特徴的です。

“レジメンタル”とは英語で連隊に属するという意味で特定の組織やグループに属する事を示します。
元々はイギリスの軍隊の旗をモチーフにして作られたものですので、その所属隊を認識するための
アイテムだったんですよね。
その後、スクールタイと呼ばれ大学の伝統色を用いたネクタイが広く普及したわけです。

日本でも六大学や名門大学あたりになると有名なスクールタイが存在しますし、
ラグビーの試合やアメフトの試合を見ると、部員やコーチがお揃いのネクタイを締めている
姿も多く目にします。

イメージで言うと、白とエンジなら早稲田、紺と金なら慶応いうようにネクタイを見るだけで
出身校が分かるのもレジメンタルタイの持つ意味と雰囲気のいいところなんですよね。

我が母校鶴岡東も緑がスクールカラーで定着していますし、OBが緑とグレーのレジメンタルを
締めてOB会に出席するようなフォーマルな雰囲気になればカッコいいと思うんですよ。

ちなみにストライプには、右下がりと左下がりがあります。
イギリスに起源したレジメンタルは、正面から見てカタカナのノの字に
見える左肩下がりの英国式デザインで、
その逆の右肩下がりのデザインは、アイビースタイルを代表する米国式で
”リバース”と呼ばれています。

紺のブレザーにエンブレムを付けて、アイビースタイルで決めるなら、右肩下がりのリバースが
定番の組み合わせというわけです。

レジメンタルの持つ意味から、国連やサミットなどでストライプ柄のネクタイを締める首脳は
ほとんどいないというのもなんとなく理解できますよね。

この正月休みに、鶴岡東カラーのネクタイはとうとう発見できませんでした。
ということは、売ってないんだから在ればオリジナリティと認識性は高いということです。
緑とアイボリーだと報徳のイメージですから、やっぱり緑とグレーがいいかな。

そんな、どうでもいい話題でした。
この冬一番の悪天候ですけど、車の運転には十分に注意して安全運転でいきましょう。


コメント

1. 無題

これは面白いお話ありがとうございます!

模様の向きや太さで違うんですねぇ〜
英国式や米国式なんて、全く意識せずに着用してました。
家帰ったら、クローゼットのネクタイ見てみます(笑)

あっ、ちなみに、赤×黒はコンサドーレカラーですよ(笑)

2. >タムちゃん

ネクタイをしていた頃は、レジメンタルばかり締めていた気がします。

ドット柄やチェック柄も持っていましたけど、
気に入ったネクタイはみなレジメンタルでしたね。
ブレザーを着る機会が多かったのも影響してたと思います。

札幌で緑×グレーのレジメンタルを発見したら
ご一報くださいませ(笑
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