『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

4月1日
毎度ありがとうございます!

4月1日、新しい一歩を踏み出す期待と不安の入り混じった日でしょうか。

自分の社会人としてのスタート、4月1日は大阪で第一歩を踏み出しました。
東の兜町・西の北浜といわれる相場の街で、スーツに身を固めて気合いが入っていた記憶があります。

大阪が本社でしたので新入社員全員が一同に揃い、そのまま2ヶ月間の研修に入ります。
証券会社の営業マンは、全員が証券外務員Ⅱ種試験に合格しないとなりません。
その試験合格に向けて寮と研修センターの往復の日々でした。

大学でもほとんど勉強してこなかった分、ここで猛勉強したわけですけど、
人間、急には変われませんよね(笑
講義が始まるとすぐに寝るクセが顔を出してしまって、いつも寝ている自分を見て
同期の連中がつけたあだ名が「トド」でした(笑

それでも、自分なりには勉強しましたねー。
数学や英語が出題されれば完全にアウトでしたけど、
株取引や金融商品についての実務的な試験でしたから、
大学で学んだ証券法や商法や小切手法なんかの知識が活かされて
丸暗記でなんとか乗り切りました。

それでも同期で4人くらいは落ちましたけどね。
落ちたら2ヶ月先の次の試験まで大阪から帰れないんですよ。
「可哀想にな。もう自分、大阪の人でええやん!」とイジられて
寮に残ってみんなを見送りしなければなりません。

本社の寮があったのは京都府八幡市というところで、大阪との境にある街です。
定期を持たされ、朝から満員の京阪電車に揺られて通勤していると、
自分もサラリーマンになったんだなぁと実感したものです。

週休二日で初任給は23万円だったと思います。
週末は琵琶湖まで遊びに行ったり、京都競馬場や大阪城に行ったりして、
試験勉強の合間をぬって、それなりに大阪ライフを満喫していたんですよね。

大阪本社採用の同期も多くいて、初めはあの大阪弁でグイグイくるのが苦手でしたけど、
意外と太っ腹なところもあって、気の合う友人もたくさんできたのも懐かしい思い出です。

あれから27年も経ったのかと思うと、本当にあっという間です。
社会人1年生の頃に、今の自分の姿を思い浮かべることは全くできませんでした。

同期入社の中では一番で会社を辞めて、北海道に戻ってからもいろんな仕事をやって生きてきました。
そんな時間があったからこそ、今の自分がいます。

レミオロメンじゃないけれど、自分とっては3月9日よりも、晴れやかな希望と新しい生活が始まる
4月1日に思いを馳せることが多いです。

みんな最初はゼロからですから。
小さな一歩ですけど、大きく踏み出して行って欲しいと思っています。

新社会人に負けないよう、今日も一日頑張っていきましょう!!



コメント

コメントを書く