-
毎度ありがとうございます!
沼津で飲みに行くなら一番に行きたかった「飛騨」が日曜日定休とは知らず、
次なるターゲット「やきとり・おでん 鶏男(バードメン)」に一行は向かいます。
酔ってなければ500mくらいでしょうか。
途中、イヤな予感がして、歩きながら電話で営業&空席の確認をします。
そして、すぐに到着。
開店直後のせいか他に先客はいなくて、のんびりとスタートできました。
静岡は、愛媛・和歌山などと並ぶみかんの産地なんだそうで、
中でも「三ケ日(みっかび)みかん」をブランド展開しているんだそうです。
となれば、今日の一杯目は「三ケ日みかんサワー」でかんぱーい!
かーっ、これ完全にジュースですよ。
歩いてきたせいか、のどが渇いていたところに「みかん味」ですから、
そりゃあっという間におかわりですよね。
看板にも「やきとりとおでん」と掲げているくらいですから、当然おでんとやきとりを
おまかせ盛り合わせでオーダーします。
出てきたおでんは、一般的な関東風おでん。
あれ?串に刺さった汁のドス黒い「しぞーかおでん」じゃないの??
期待していただけに、ちょっとがっかり。
聞けば、静岡おでんは県内でも静岡市で展開してるおでんのことで、
ここ沼津では一般的なおでんがほとんどなんだそうです。
そうなんだ、またひとつ勉強になった。
山形でも内陸の芋煮と庄内の芋煮では味も具も全く違いますからね。
それぞれの土地での食文化というのは、やはりその場所に行ってみて
初めてわかることや、気づかされるがたくさんあります。
だから食の旅は楽しいし、だから遠征がやめられないわけです。
ここでもみなさんと盛り上がり、勢いがついてくるのが自分でもはっきりと分かるんですけど、
断腸の思いでみなさんとはここでお別れし、次のお店に一人移動します。
昨夜、一人で彷徨っているときに場所をチェックしておいた「喜心」へ。
とりあえずホッピーを注文して、改めてちゃんと沼津名産「アジの干物」を注文します。
干物が出てくるまでホッピーをゴクリとやると、あれ?
いつもの味じゃない気がします。
もちろん、これはこれでしっかりと美味しくて嫌いじゃない味ですよ。
なんだかナカが、キンミヤではない味がするんですよね。
カウンターにいる大将に「ナカは何を使ってるんですか?美味しいですね。」と聞くと
「東京あたりじゃキンミヤなんだろうけど、ウチは寶焼酎使ってるんだよね。」と
気さくに教えてもらいました。
同じ甲類でも、爽とホッピーとの相性は自分的にはイマイチだと思っているんですけど、
この寶焼酎とホッピーの組み合わせは結構合うと思います。
自分的にはアリでしたし、ウチにも寶焼酎をこっそり置いてありますんで、
希望の方にはこの組み合わせで出してみようかなぁ、なんて頭をよぎります。
ここで鶴岡にいるアイタと少し電話で話していただけで「東北からですか?」なんて
大将に訛りで速攻バレちゃったりします(笑
「イントネーションが、うちに来る東北のお客さんと同じだったもんで。」
「ハハハ、訛ってました?」なんて打ち解けてきた頃に、
お待ちかねの「アジの干物」が提供されます。
鶴岡にいても、自分はアジの干物はほとんど食べません。
アジは、握りかなめろうで食うことが多いですし、
干物を頼むなら函館時代から「ほっけ」のほうをよく食べますかね。
ここ沼津の名産「アジの干物」はしっかりと脂ものっていて身も厚く、食べ応え十分でした。
鶏男で、おでんとやきとりを一口づつ食べただけでしたんで、
次は「鳥のたたき」を注文しました。
表面をさっと炙ってポン酢で食べる胸肉ですかね。
ポン酢で食べるつまみは何でも好きですし、このたたきも安定の旨さです。
一人で飲むのはフットワークが軽くていいんですけど、酔うと人恋しくなるというか
誰かと会話したいというか、この楽しい時間を誰かと共有したくなるのは自分だけでしょうか。
幸いにも、お店も混んでませんでしたので、スタッフの皆さんとも会話を楽しみ、
次なるお店へと移動することにしました。
昨夜の反省を活かして、酔っ払う前に一気に北口まで移動してお店を探します。
この日はもう食べるよりも、誰かと会話したくなってショットバーに入ります。
ふらふらと彷徨い歩いて「スタンディングバー パサパ」を発見。
マスターとそのご友人のお客さんが一人、いい雰囲気のショットバーです。
山形から来たことを話すと一気に打ち解けて、普段見ている富士山のことや
沼津でとれる魚のこと、本当に楽しく優しく親切に教えてもらいました。
誰かと話したい気分でしたので、マスターとご友人の飾らない気さくな会話が
すごく嬉しかったです。
そんなほろ酔いのさなかに、急遽翌日に組まれた沖縄代表:沖縄BBCとの交流試合の
スーティングメンバー表の写しが、こんな時間にLINE連絡網で回るという・・・
監督も宿舎で酔ってたんかいな。
よく見たら、4番キャッチャーに息子の名前が書いてある。「ブ、ブーッ!」
飲んでいたモヒートの葉っぱが変なトコに入っていって、思わず咳き込む狼狽ぶり(笑
交流試合とはいえ、沖縄代表と試合できるのは貴重な経験です。
いいところで使って頂いてありがとうございます。
急にホテルに帰って、素振りしたくなりました(笑
自分が出るわけじゃないんですけどね。
グダグダにならず、最後にシャキーンと目が覚めましたよ。
そして、より楽しみが増えました。
というわけで、ここでお会計を済ませてホテルに帰ります。
実は沼津には親戚が住んでいるんで、もしかしたらまたいつの日か
沼津には来るかもしれないけど、ひとり夜の沼津の空気を吸い込んで
少しだけ周辺をパトロールしてホテルに帰りました。
翌朝、球場で会ったほかのお父さんに
「昨日一晩だけで二回もイシカワさんを見かけましたよ。」
「うそー!」
「ビーサン履いて一人で歩いてたでしょ。しかもショットバーにもいたし。」
「うん、いたいた。」
「カウンターのうしろ姿で、すぐわかりましたよ。うわー、ここでも飲んでるよって(笑」
そんな静岡県沼津市の夜でした。
今度はどこの街で飲むことになることやら。
その日を楽しみに、また今日も頑張ります!!
-
毎度ありがとうございます!
翌朝5時過ぎに目が覚め、カーテンを開けると愛鷹山の奥に富士山の頂上が
うっすらとだけ見ることができました。
選手団の球場到着に合わせるため、シャワーを浴びて準備して
朝食も食べたかったんで、少し早めにホテルを出発することしました。
ホテルは素泊まりでしたけど、北口とはいえ沼津の駅前ですし「すき家」や
「吉野家」くらいならその辺にあるだろうとタカをくくっていたんですよね。
そしたら、なーんにも無いんですよ、北口には。
あるのはコンビニだけ。
ま、それならそれでコンビニのサンドウィッチとコーヒーで我慢します。
でも、昼食もコンビニではつまらないなということで、球場周辺の食堂を検索しておきます。
すると、コンビニのすぐ先に「穂瀧」という蕎麦屋を発見して、ちょっと見に行ってみると
雰囲気も良さそうですし、お昼はここに決定しました。
試合のほうは残念ながら0-4で負けてしまい、息子も途中からライトで出場し、
二死2.3塁のチャンスで三塁ファールフライで凡退してしまいましたけど、
結果よりも積極的に振りにいってのアウトでしたから、まぁ仕方ないところでしょうか。
見逃し三振だけは、してほしくなかったんで。
お昼は、予定通りに球場裏手にある「穂瀧」へ。
年季の入ったL字のカウンターに蕎麦以外の定食メニューも豊富で、どれにしようか迷います。
でも、ここはあえてセットメニューは頼まず「もりそば」を一枚を注文しました。
もちろん量が少ないのは想定内だったんで、食べ終わる頃にカツ丼も追加オーダー。
奥でおばちゃんが調理してましたんで、出来上がるまでの間ご主人と世間話しをして待ちます。
山形県の鶴岡からだというと、ご主人が若い頃は酒田で仕事したこともあるとか。
沼津のいいところや、最近の山形の様子を話しながら、
少し甘めのカツ丼を堪能しました。
そういえば、おとといの夜に鶴岡を出発してから昨日丸一日、
米を食ってなかったことに、この時にふと気づいたんですよね。
だからでしょうか、この日のカツ丼は格別に旨かったです。
15時30分からの一次リーグ閉会式が終わり、球場スタンドで父母会の宴会部長に
「イシカワさん、今日は残念会やりますか?」と聞かれましたけど、
今日こそ昨日行けなかった「飛騨」に行こうと決めてましたから
「まぁ、みなさんがお疲れでないのならオレは別に・・・」などと、
否定も肯定もせず、やんわりと曖昧な返事をしておきます。
決して、イヤではないんですよ。もちろん。
ただ、どうしても行きたいお店があったもんだから・・・
そのまま夜の連絡事項がないのをいいことに、ホテルに戻って速攻でシャワーを浴び、
17時の開店時刻に間に合うように北口から南口に一気に地下道を通り抜けていきます。
そして逸る気持ちを抑えきれず早足で人混みをかき分け南口の駅前を横切って
お目当ての「飛騨」まであと少しというところで、背後から声をかけられます。
「あー、やっぱりイシカワさんだぁ!」
「ギクッ!」
振り返ると、そこには宴会部長夫婦と同じ学校のご夫婦の姿が!
「うわーっ、めっかっちゃった!!」なんてはぐらかすと
「一人でどこ行くんですかぁ?」
「あ、いや、あの、気になるおでん屋がこの先にあって。」
「えー、偶然!わたしたちもおでん屋さんに行こうと思ってたんですよ。」
「へー、そうなんですか。」
「なんて言ったっけな、たしか飛騨だっけ?」
「ギクッ!ギクッ!」
「あれ?もしかして、イシカワさんも同じトコ目指してたりして。」
「どうやら、そのようですねぇ。」
「やったぁ!イシカワさんが行くなら、そのお店間違いないですね。」
「いや、あの・・・」
そんなことってあります?ふつう。
知らない土地の人混みの中で、しかも星の数ほど飲食店があるのに目指すお店が一緒なんて。
「じゃぁ、みんなで一緒に行きましょうか。」などと、
もしもツアーなみにゾロゾロと二組のご夫婦を引き連れ、昨日は辿り着けていない
「飛騨」に向かって先陣を切って歩き出すのでした。
そして程なくして「飛騨」に到着。
が、看板が点いている様子はなく、ここで初めて食べログでお店の情報を仕入れます。
「あー、残念。飛騨、今日は定休日のようですね。」と自分が告げると、
「だったら、もうひとつ、と・り・お・と・こ?ってお店に行きましょうよ。」
「それ、鶏男(バードメン)のことかな?」
「さすが、イシカワさん。情報入ってるぅ!」
「あ、いや・・・」
ここまで行きたいところ、かぶりますかね(驚
しかも、もう沼津の酒場通みたいに思われてるけど、昨日クミンにやられた男ですよ。
・・・つづく。
-
毎度ありがとうございます!
勝利の美酒で盛り上がった保護者の皆さんと一人別れ、ここから酔い覚ましをかねて
少し街を散策してみます。
酔っ払いあるあるですけど、酔うとびっくりするくらいの距離を歩けちゃったりするんですよね。
で、結論から言うと、この夜は、このままセカンドバックに裸足にビーサン履いて、
とても観光客には見えない扮装(いでたち)で、結局1時間も歩き続けます(笑
鶴岡ではすぐそこのコンビにまででも車で行く生活の人が、酔って1時間も歩き続けるんですから
酒の力というものは計り知れないものがありますよね(笑
それには実は理由があって、みなさんと別れたあとに行こうとしていたお店があったんですね。
「居酒屋 飛騨」というところで、おでんと飛騨牛を堪能できるお店でして、
鶴岡にいる時点から絶対に行こうと心に決めていたお店でした。
がしかし、ハイペース&ハイボールの影響で、すでに足は千鳥足。
こりゃイカンと、すかさずグーグルマップに「沼津市、居酒屋、飛騨!」と話しかけ、
お店まで矢印でガイドしてもらいます。
これで安心・・・と思いきや、なんだろうな歩くペースが遅いのか、現在地点をはっきりと
認識していないのか、ワケ分からん方向に向かっている気になってくるわけですよ。
スマホはホッカイロかよ!ってくらいに熱くなってるし、熱暴走の影響なのか
重くてカクカクして一向に矢印が動かないんですよね。
酔っ払っているうえに、スマホの画面をひっくり返したりとっくり返したりして歩いて
「目的地周辺です。お疲れさまでした。」と案内が終了した場所をふと見上げると、
そこは真っ暗なJRの駅の倉庫だったりするわけですよ。
ここはどう見ても違うよなぁ。。。
フン!こんなこともあろうかと、次に行きたいお店もピックアップしてたんだっつうの!
というわけで、懲りもせずホッカイロみたいに熱っついスマホに向かって今度は
「沼津市 おでん 鶏男(バードメン)!」と叫びます。
祝勝会会場の「うお鶏」からは、何もなければ10分もかからず着くはずの「飛騨」に、
30分以上も歩いてなお目的地に辿り着かない酔っ払いが、そこからさらに歩いて
重たくて使えないスマホ片手に500m先の「鶏男」まで何分かかると思いますか?
そうです。
正解は「辿り着きません。」
なぜかというと、あちこち歩いているうちに、おでんじゃなくていいやってなっちゃって(笑
だって、どこ歩いてるんだかさっぱりわからないんだもん。
で、どこかのアーケードにある中華料理居酒屋みたいなところに飛び込んで、
とりあえず烏龍ハイで一息入れることにしました。
店員さんもカタコトの日本語で「オリョウリハ、ナンニシマスカ。」と聞いてくるので、
とりあえず「酢モツ」と「やきとりの盛り合わせ」をオーダーしたんですよ。
そしたら「ヤキトリハ、ナニアジニシマスカ。シオ?タレ?クミン?」
「クミン?」なんか聞いたことある名前です。
カレーか何かのスパイスだったっけ?「じゃ、クミンで。」
ここでクミンを知らない人が、クミン味のやきとりをオーダーします。
で、クミンとやらがたっぷりと振りかかった串5本が提供されます。
うーん、もうね、運んでくる時点で何ともいえない漢方みたいな苦辛いような匂いと
一口目から咳き込むような粉っぽさ満点の焼やきとりが見えてましたもんね。
勝手にカレーっぽい味だろうなと決め付けていた自分の勘違いなわけですけど、
初めて口にする何とも言えない摩訶不思議なお味でした、よく言えばね。
正確には、食べ慣れていない香辛料が大量にかかったやきとりを食って、
胃が逆流してくるのが自分でも分かります。
自分でも忘れてましたけど、昨夜鶴岡をバスで出発して、一睡もできずに球場に着いて
カメラ片手にこの日だけで300枚以上もシャッターを押し続け、サッとシャワーを浴びただけで
ハイボールを10杯以上飲み、ここまで1時間も知らない土地をさまよい歩いた末に、
今、生まれて初めて口にする不思議な香辛料たっぷりのやきとりを食ったわけですよ。
普通は、ここでリバースして終了でしょう。
が、酔っ払ってぶっ壊れたオヤジは、ここから北口の宿泊するホテルまで、
また1時間もさまよい歩いて行くことになります。
南口から北口に抜ける人通り少ない寂しい地下道をフラフラと歩いて、出た先には
南口の繁華街とは一変し、怪しくチープな雰囲気が漂う北口独特の昭和な匂い漂う
盛り場がぽっかりと口を開けて待っていたからなんですよね。
アジアンエステやリンパマッサージなど、正統派なのかあっち系なのかよく分からない
怪しいお店が立ち並び、一気に街の様子が変わると同時にシブい佇まいの横丁や
風に揺れるやきとり屋の赤提灯が酔った心をくすぐります。
結局、ホテル到着が23時。
6時間の自由時間でお邪魔したお店はたったの3軒。
そのほとんどを歩いて、ただ歩いて一日目の夜が終了したのでした。
・・・つづく。
-
毎度ありがとうございます!
沼津での初日、記念すべき全国大会一勝に沸くスタンドで、保護者会宴会部長のお父さんから
「イシカワさん、このあと祝勝会やりましょうよ!せっかく沼津まで来たんですから。」と誘われ、
もちろんお断りする理由もなく、二つ返事で「いいですねぇ、やりましょう!」とOKサイン。
球場を後にした選手団は、バスでそのまま宿舎に移動して、明日の朝までサヨウナラ~。
さぁ、ここからは酒飲みオヤジたちの時間が始まります。
集合時間は午後6時20分、沼津駅南口集合です。
4時すぎにホテルに戻って、バス車中泊の疲れも忘れてシャワーを浴びてすぐに出掛けます。
が、球場までの徒歩圏内の距離を優先して泊まったホテルは駅北口。しかも自分ひとりだけ。
ここ沼津駅は、駅の構内の通り抜けができないうえに、線路下の迂回路が結構遠回りなんですよ。
ぐるっと3倍以上も遠回りするのが面倒くさくて、駅員さんに直接通り抜けを打診すると、
入場料140円かかるのでそれもよければとのこと。
さすがにそれはもったいなくて、渋々ぐるーっと遠回りすることにしたんですね。
南口に着いた頃には時すでに5時半をまわってるんですよ。
さすがにここまで来てチェーン店には行けないんで、
一番最初に見つけたシブい居酒屋に飛び込みます。
入ったお店は複合居酒屋「ちょうちん村」。
地酒の看板に引かれて入ったものの、これから始まる祝勝会にあまりに勢いが
つきすぎても困るんで、かるくハイボールで一人かんぱーい! お店の方に一時間弱でおすすめですぐ出てくるものを、とお願いすると、
お刺身の盛り合わせと、アジの干物が運ばれてきました。
ここ沼津は、アジの干物の生産量が日本一なんだそうで、
お刺身と一緒に運ばれてきたアジの干物はお通しだそうです(驚
さすがに日本海の魚で育った庄内人としては、刺身の軍配は簡単には
上がりませんでしたけど、酒飲みの猛者たちが待ち受ける大宴会前の
慣らし運転にはこのくらいでちょうどいいんです。
ハイボールを一気に流し込み、日本酒のメニューを見ないようにしながらホッピーをオーダー。
やっぱりリターナブル瓶で出てくるホッピーは格別に旨く感じます。
しかも、内容量も山形で流通しているサイズよりも大きいんで、余裕でナカ3杯は注文できます。
一列で20人は座れるんじゃないかというくらい長いカウンターのど真ん中に陣取って、
改めて全国大会までの軌跡を思い出しながら、たくさんの方々に応援されて支えられて、
ここ沼津まで来たんだなぁなんてしみじみやっていたら、やべっ!集合時間の5分前じゃん!!
速攻でお会計を済ませ、急いで南口に向かいます。
どうやら随分と前から、みなさん自分が来るのを待っていたそうでスイマセン。
ようやく全員が揃ったところで向かったお店は「うお鶏」。飲み放題つき4000円会費ですから、お料理もそれなりのメニューでしたけど、
全国大会一勝に盛り上がるオヤジたちには、料理の内容なんて全く眼中になく、
ただひたすらにハイボールをおかわりし続けるのでした。
10杯くらいまでは数えていたけど、これが効いたわけでして・・・
バスの疲れと嬉しい勝利とが重なって、異常なハイテンションのままお開きとなりました。
明日は7時過ぎには球場入りというハードなスケジュールなんて、この時点ですでに
頭からはぶっ飛んでいましたもんね。
お店を出たところでみなさんと別れ、
ここからひとり沼津で流浪の旅に出ることになります。
・・・つづく。 -
毎度ありがとうございます!
それでは少しづつですけど、静岡での出来事を書いていこうと思います。
出発は金曜日の21時30分。
雨がザーザー降る鶴岡を夜に出発し、途中休憩をはさみながら翌朝8時頃に沼津到着の行程です。
選手たちは、まるで修学旅行にでも行くようなテンションで盛り上がっていましたけど、
大人たちはみな、この狭いバスの座席でどうやって寝るかを考えるので必死でした。
バスで車中泊なんて7年前の甲子園応援以来ですし、まして今回はアルコール無しですから
簡単には寝れないだろうとは覚悟はしていたんですけどね。
朝方に着いた足柄SAまで、まったく寝れませんでした。
朝食と球場入りの時間調整のため2時間は停車していたんですけど、朝メシ食って
お腹一杯になったら急に眠くなったりして(笑
球場に9時30分に到着し、試合開始は12時の予定でした。
前日からの雨で、グラウンドコンディションが心配でしたけど、幸いにもぬかるみもなく
ベストな状態で試合することができました。
初戦の相手は、開催地でもある静岡県代表:静岡KWB選抜。
初回から連打を浴びピンチになるものの何とか切り抜け、
早く自分たちのリズムで試合を進めたいと思っている最中の2回に
先制され、なんとなく嫌なムードが漂います。
それでも投打にわたって調子のいいカタシのタイムリーで4回に追いつき、さらには5回6回と
効率よく2点づつをあげて突き放し5-3で見事全国大会一勝をあげてくれました。
決勝トーナメント進出には6チーム1ブロックで2試合を行い、①勝敗数②失点数③得点数の順で
比較して優位な1チームだけが決勝トーナメントに進出できます。
つまり、同じ1点差ゲームで勝利するにしても10-9で勝つよりも1-0で勝つほうが
圧倒的に有利ということになるんですよ。
なぜ得失点差で比較できないかというと、野球にはXゲーム(エックスゲーム)というものが
存在するからなんですね。
勝っているチームは最終回の攻撃をやらずに勝利が確定する、もしくは最終回に勝ち越した時点で
ゲームセットになるため、攻撃機会が平等ではないからなんです。
でも、野球は1点でも多く相手よりも得点しているほうが勝つスポーツ。
1点も取られなかったとしても、1点が取れなければ0-0では勝てないスポーツなんですよ。
直接対決しない相手との優劣を失点基準にしてしまうと、たとえば最終回に5点差をひっくり返す
みたいな野球の持つ大逆転のスリルや醍醐味は半減します。
同じAブロックの第一試合は、我がチームとは直接対決しない兵庫県代表チームでしたが
2-0の完封勝ちを収めていました。
我われも5-3で勝利し、2点差勝利は収めてはいるものの・・・
もしも翌日の試合順が兵庫県代表が先に試合だったとして、そこで3失点以内に勝ってしまえば、
我われは試合する前に決勝トーナメント出場の可能性がなくなるわけです。
そうなると、絶対的エースを連日酷使してでも失点を抑えなくてはならないというような
弊害を誘発する可能性が出てきますし、ゲーム状況や点差に応じて、終盤に控えの選手たちに
経験を積ませたいみたいな選手の起用法も必然的に難しくなってくるわけですよね。
ならばXゲームをなくして、勝っていても最終回の裏までしっかりと攻撃させて、
全チーム得失点差で判断するというのはどうでしょう。
ま、結果的には、翌日の長崎県代表:対馬BBCには0-4で完封負けを喫してしまいましたので
そういった大会ルールに翻弄される心配も無用だったわけですけど。。。
第18回を数える全国大会ですけど、全国各都道府県から48チームが出場するため
一次リーグ方式を設けた今大会は、実質のところは第1回大会と言っても過言ではないでしょう。
最後まで勝負を諦めず、最終回の大逆転や全員野球全員出場などを演出するためには、
リーグ突破のルール基準の見直しも必要となってくるのかもしれません。
これはあくまでも私見ですよ、私見。
それでも選手たちは、山形県代表として勇敢にも立派に最後まで
全力で戦ってくれました。
山形の中学生も全国レベルに引けをとることなく互角に勝負できます。
ただ、勝負の分かれ目があるとするならば、勝負に対する貪欲さと、
勝ちにこだわるための細かなプレーを大切にしているところでしょうか。
ヒットを打った流れでオーバーランをするのか、二塁まで行くつもりで迷わず全力で回って
アウトになりそうだから結果的に止まったオーバーランなのか、そんな違いだと思います。
投げて打つのは、みな互角ですよ、選手個人を比べてみても。
予選リーグは敗退となりましたけど、大会主催者側が交流試合をセッティングしてくれて
最終日は沖縄県代表:沖縄BBCと試合することができました。
山形にいて沖縄のチームと試合できるチャンスなんて滅多にありませんから、
この交流試合は本当にいい経験になったことでしょう。
この試合は初回に2点を先制するも、すぐに逆転される苦しい展開の中で、終盤に追い上げ
結果的には5-6で負けてしまいましたけど、内容あるナイスゲームだったと思います。
普段は控えで挑む選手たちをスタメンで起用し、たくさんの経験をさせてあげたいという
コーチ陣の考えが、観戦していた保護者たちにも十分に伝わってきました。
ありがとうございます。
息子も含めて、選手たちの目には、全国大会という景色は
どう見えていたのでしょうか。
何を感じ、何を持って帰ってきたのか、
時間があるときに聞いてみようと思います。
親子で、本当に貴重な経験をさせて頂きました。
決勝トーナメント出場を狙っていただけに、本当に悔しい敗退でしたけど、
この悔しさは次のステージで晴らすべく、さらに練習に打ち込まなければなりません。
でも、さすがにちょっと疲れました。
沼津の夜の話しは、また後ほど。
おやすみなさい。
-
毎度ありがとうございます!
無事に静岡から戻ってきました。
たくさんの方々から応援やら寄付金を頂戴いたしましたので、すぐにでもブログを書きたいのですが、
たまりに溜まった三日間2人分の洗濯やら今日の営業の準備やらと、延べ1000カットを
連写で撮りまくった写真データを整理してグループLINEにアップする任務が急務のため、
もう少し落ち着いてからブログ更新したいと思っています。
一次リーグでは初戦の静岡県代表:静岡KWBを逆転の5-3で全国大会1勝を記録し、
次戦の長崎県代表:対馬BBCには0-4で敗退し、残念ながら決勝トーナメント進出の目標は
叶いませんでした。
その翌日は沖縄県代表:沖縄BBCと交流試合を行い4-5の僅差では敗れたものの、
全国各県の強豪チームと対戦できたことは、選手たちにとって大きな財産となるでしょう。
たくさんの支えの中で全国大会に出場できたこと、そういう思いを胸に刻んで次のステージでも
頑張ってもらいたいと思います。
ではまた後日、楽しみにしていてください!