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毎度ありがとうございます!
7月29日から開幕する社会人野球クラブ選手権東北二次予選は、秋田県大仙市で開催されます。
秋田県大仙市?
未訪の地だったんで調べてみたら、花火で有名な大曲市と仙北郡が合併して出来た市なんですね。
湯沢、横手は行ったことがあるんですけど、大曲は通過したこともない場所です。
Google先生のMAP情報によると、大曲球場まで日本海側7号線を使うと139kmで2時間15分、
鮭川・金山を抜けて13号で北上すると143kmで2時間36分とどちらも大して変わりません。
距離は少し短いけど、秋田市を過ぎてから国道で大曲に入る日本海側ルートよりも、
雄勝こまちICから球場近くの大曲ICまで行ける13号ルートが妥当だと思います。
組み合わせはまだまだ先ですけど、二次予選ですので敗者復活戦もあります。
なので、必ず二日間は試合することになるんですね。
日帰りも出来る距離ですけど、せっかくお店を休んで行くわけですから宿泊はしたいところです。
そうなると、我が家の愛犬カールの預かりホテルの確保も必須になってきます。
いつもの動物病院のペットホテルは、コロナ禍をきっかけに現在は休止中。
先日、フィラリアの注射を打ちに行った際にダメもとで先生に確認してみると、
「どうしてもダメなら1~2日くらいなら預かるよ。木曜日の定休日以外だったら。」
とは言ってくれたんですけど・・・
木曜日?
もしも、試合が金曜日の午前中の試合開始だったとすると、3時間半前には出発しますから
先生のところのオープン9時前に預けることはできません。
となると、前日木曜日の夜から預かってもらえるところでないと厳しいわけです。
なるべくストレスを与えたくないんで、いつもの先生に預かってもらいたいんですけどね。
ペットを飼っていない方には伝わりにくいと思うんですけど、やっぱり子どもと同じ感覚で
一緒に暮らしてますから「お金さえ払っておけばどこに預けておいてもいい。」という感覚には
なかなかならないんですよね。
野球の応援は楽しみなんですけど、カールの預かり問題が浮上してきて悩ましいところです。
まだまだ先の日程ですから時間はあるんで、いろいろと考えてはいこうと思います。
我々のホテル宿泊の予約なんかは、そのあとです。
さて、日曜月曜と連休になります。
ご不便をお掛けしますが宜しくお願い致します。
では素敵な週末を。
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毎度ありがとうございます!
来週の月曜日6日は、食肉公社の休業日となり仕入れができませんので臨時休業となります。
ご不便をお掛けしますが何卒ご了承ください。
というわけで、6日は酒田遠征に行ってきます。(遠征って距離じゃないけど)
当店で未導入のエビスビールを完璧な状態で提供するお店があるんだそうで、
その確認と勉強を兼ねての視察遠征みたいなものです。
酒田で飲むのも、いつ以来になるんだろう。
マナブさんとワタルとで久村で飲んだのが2020年でしたから、約2年ぶりになるんですね。
開店と同時にカウンターに座って、キンキンに冷えたビールで乾杯した8月の暑い日でした。
ガラステーブルの中に見える旨そうな一品料理を眺めながら、長い夜が始まったんだっけ。
久村⇒おばこ⇒海彦⇒北前横丁⇒スナック信と5軒をハシゴしたんですよね。
どのお店での出来事もはっきりと覚えていますし、楽しかった夜でした。
詳しくは書きませんけど、またあんなふうに楽しく飲める日が来るんでしょうかね。
大人になってからのケンカは本当に厄介なもんです。
しかも、あっちでも、こっちでも。
確かにそれぞれに言い分があって、引けない理屈や感情もあるでしょう。
詳しく突き詰めれば、本当にどちらかの一言がアウト!ということもあるとは思うんですよ。
でもね、人間完璧なヤツなんて一人もいないんですよ。
ミスもするし、感情表現や言葉を間違うことだってある。
だから時には口論になったっていいと思うんです。
ただ、お互いにいい歳こいた大人なんだから、関係を修復する術も身につけておかないと、
意地を張るだけ交友関係が狭くなっていってることに本人たちは気づいてないんですよね。
身近なところで昔から知っていて、仲良くツルんで一緒にいた時間もあったわけじゃないですか。
美味い酒飲んだり、あちこち出掛けたり、バカ話しで盛り上がったり・・・
ケンカしている者同士は「もう関係ねぇ!」「二度と会わねぇ!」とか簡単に言いますけど、
この世で一人きりで生きているわけでもあるまいし、共通する人間関係や組織やグループなど、
そういう周りの人たちにどれほど気を使わせて、心配させているのかを分かってんのかって。
はっきり言って勘弁してほしいんですよね。
大人なんだから「相手のことを許す懐の大きさを持て。」ということです。
昔、横浜からOB会に出席してくれた同期が、地元にいる後輩の生意気な態度や口の利き方を見て、
「お前、なんなんだよ!さっきから黙って聞いてりゃよ!」とブチ切れたことがあったんです。
確かに、高校時代に強豪校で厳しい環境を耐え忍んだ者として、先輩後輩の関係は絶対ですし、
そこだけを見れば許されない態度なのは当然ですし当たり前です。
キレた同期の気持ちも手に取るように分かってましたし、その感覚はもっともだと思います。
でも、そういう生意気な後輩のことも受け入れて「地元にいる仲間」として認めながら
少しづつ少しづつOB会を盛り上げてきたのも事実なんですよ。
30人しか集まらなかったOB会を100人を超える会にまで盛り上げてくれた要因の一つは、
そういう生意気な後輩たちのチカラでもあり、彼らの協力もあったからなんですね。
完璧な敬語なんか使わなくたって、そんなものは大したことではないんですよ。
外から見えるカタチなんかよりも、中身が大事なんだということなんです。
いい大人になっても「押忍!押忍!」みたいな窮屈で堅苦しい上下関係は
居心地が悪く、長くは続かないものです。
だから自分も地元の先輩方とはゆるーい敬語で接しています。
あ、ご存じのように一人全く敬語を使わない先輩もおりますが(笑
いつも言いますけど、いい歳になった大人の交友関係なんて、年上の人の懐の深さや
器の大きさ、面倒見の良さで決まるもんだと自分は思っています。
早く、関係修復してくださいよ。
仲良くしていたこともあった仲間じゃないのかい。
そんな自分たちが過ごしてきた「時間」まで否定していいのか。
今日は、ごく一部の人に向けたメッセージでした。
スイマセン、いつもお節介ばかり焼いてしまう自分です。
そっとしておけない性分なんですよね。
というわけで、6日は酒田で楽しんできます。
いや、勉強させてもらってきます、か。
今週末も頑張ります。
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毎度ありがとうございます!
以前、このブログを読んだという九州の方から、わざわざ6オンスグラスを送って頂いて、
常連さん方に「九州グラス」と呼ばれて愛用してもらっていることを書きました。
そして、横浜の先輩ヒロシさんからと後輩のヤスヒロからも譲ってもらったりしていて、
今は製造していない6オンスグラスを大切に使わせて頂いております。
そんななか、今度はブログを見たオサムちゃんからも6オンスグラスを譲って頂きました。
なんでも、知人が断捨離している中で出てきたんだそうで、わざわざ「サッポロのヤツだけくれ。」と
他社のグラスには目もくれず12個も貰ってきてくれたんです。
ありがとうございます!!
これで、しばらくグラスには困りません(笑
しかもよく見ると、中には「サッポロビール 仙台工場」と入ってるレアなグラスも入っていて、
これまた味のある6オンスなんですよね。
頂いたグラスの中には、経年劣化でロゴやグラスがが黄ばんでいた物もあったんですけど、
そんなものは全く問題ありません。
キッチンハイターに5分漬ければ真っ白に、そして透明に復活しますから。
これで、なんだかんだで24個も集まってしまいました。
こうなってくると、お店で使う分だけ出しておいて予備のグラスは専用のグラスケースに入れて
保管したくなります。
もう製造していない6オンスグラスですから、専用のケースも酒屋には残っていないでしょう。
となれば、ヤフオクをチェック!
赤いプラスチック製でフタ付きの30個入るケースが980円で出品されてます。
もちろんサッポロのロゴ入りでですよ。
いやでも、よく見ると送料が1400円か。
商品よりも高い送料っていうのは躊躇しますね。
でも他に出品されてないしなぁ。。。
などと悩んでいる時間がまた楽しいわけですけど(笑
そういえば、名取にあるサッポロビール仙台工場って、現在は製造稼働していないんですよね。
併設しているサッポロビール園は営業しているようですけど。
工場内の倉庫に、そういう備品関係って残ってないのかな。
全国各地から大切に保管されていた6オンスグラスが、ブログがきっかけで自分の元に集まり、
また人々の手に取ってもらって赤星を注がれて楽しんでもらえるようになっているという奇跡・・・
中古品を買い集めたわけではなく「お店で使ってほしい。」という皆さまの気持ちの輪が連鎖し、
グラス本来の役目を取り戻した6オンスそのものも喜んでいるようにさえ感じます。
社内で捜索してみてくださいよ、サッポロさん!(笑
来週に会うエリア担当者に聞いてみようかな。
あ!そう言えば一つムカついたことを思い出したんですけど。
パーフェクト黒ラベルだかなんだか知らんけど、お客さんに扮して覆面調査なんかしに来て、
ビジネスパートナーである飲食店に点数なんかつけて、何がパーフェクトだよって。
普通の生ビールよりもあきらかに美味しいと自信があって、たくさんのお客様に飲んでもらって
「やっぱりサッポロの生ビールは美味いな~。」と喜んでもらいたいのなら、
提供できるお店を点数で判断するのではなく、店舗研修や改善講習などを積極的に実施して
それを終了したお店から順次提供できるようにすればいいんですよ。
同じメーカーの生ビールなのに、飲めるお店と飲めないお店を作ってしまっている今の現状を
メーカーとしてどう考えているのかも、しっかりと聞かせてもらわなければなりません。
出せるお店を陰で点数をつけて判別するのではなく、すべてのお店で出せるような対策をとり、
ひとりでも多くのお客様に実際に飲んで喜んでもらう事こそが、本来のメーカーの役割だと
自分は思いますけどね。
「パーフェクト生、全店導入」はメーカーの責務ですよ。
おっと、6オンスグラスから話しが脱線してしまいました。
ありがたいことに、当店はそういった方々との繋がりに支えられて今日があります。
いきなりのブログ登場で、オサムちゃんも喜んでくれるかな(笑
今日も皆さんに喜んでもらえるように、のんびりと頑張ります。
ではまた。
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毎度ありがとうございます!
昨日、鶴岡ドリームスタジアムにて行われた全日本クラブ野球選手権第一次山形県予選は、
鶴岡野球クラブが優勝し7月29日から秋田県で開催される二次予選東北大会に進出することが
決まりました。
前日の夜から雨が降り続き、第一試合の開始時刻を1時間遅らせての開催になりました。
沼のような状態から無事に試合が出来たのは、球場の整備に携わっていただいた関係者の
皆さまのご尽力の賜物です。
悪役商会のトモカズを筆頭に、ワタライやノムラといった後輩たちの姿もそこにあって、
泥だらけの顔や靴が、どれだけ作業が大変だったかを物語っているようでした。
息子が子どもの頃から応援してくれていたトモカズが「さっき息子さんと会って話しましたよ。」
なんて久しぶりの再会を嬉しそうに話してくれました。
厳しかった高校野球を踏ん張って、こうしてまた硬式を続けるという選択をした息子のことを
「これからも応援していけるんで楽しみが増えたっす。」なんて言ってくれて、
本当に人相の悪さと性格が反比例してる最高にいい男です。
審判室に差し入れをし、メンバーがアップをしている室内を少し覗いてみたんですけど、
あれ?こんなに人がいたっけ?っていうくらい人数がが揃っていて、このクラブ選手権に賭ける
選手たちの気合いがビシビシと伝わってきました。
初戦の新庄球友クラブ戦でスタメンマスクを被った息子も頑張っていましたよ。
ランナー三塁の場面でショーバンする投球を何個も止めたり、内野手のファインプレーのような
派手さはないけれど随所にナイスプレーもあったと思います。
あとはやっぱりスローイングですよね。
実践慣れしていないせいか、キャッチングとスローイングのリズムというかバランスが悪い。
もっともっと正確性を上げていかないと、他県の強豪クラブには通用しないでしょう。
それでも、久しぶりに試合に出て野球をやっている息子の姿に、カミさんも喜んでいました。
スタメン発表の球場アナウンスとスコアボードに名前が表示されたのを見て感極まったそうです(笑
初戦の新庄球友戦は14-9で勝利。
決定戦の片山商会BC戦はナイターになりましたが4-2で勝利しました。
二週間前の都市対抗予選で7回コールドで負けた片山商会BCからの勝利は大きかったですね。
東北大会まで約二ヵ月時間があります。
限られた練習時間の中でどれだけ技術向上と課題修正ができるか、大切な時間になると思います。
東北大会が開催される秋田には、もちろん応援に行きます!
週末ですが、お店を休んででも行きます。
それが我が家の週末の楽しみでもあり、日常を頑張る活力になっているからです。
意外にも、他のメンバーのご家族もみなさん観戦に来てるんですよね。
みなさん、のんびり緩ーく笑いながら応援しています。
球場にも、同級生のケンシや常連の方々も観戦に来てくれていました。
高校野球とは違った雰囲気の中、社会人の野球はどんなふうに映ったでしょうか。
チェンジで全力疾走なんてしませんし、試合中にベンチから味方へのイジリや笑い声も聞こえます。
プレーも雑だったり、怠慢に映ることもあるでしょう。
ただ、一つだけはっきりと言えることは「やらされる野球」ではなく「自分たちが楽しむ野球」を
彼らが自ら選択し実践してくれているということです。
それは硬式だろうと軟式だろうと、大学だろうと社会人だろうと、カタチやチームは関係ないんですよ。
グラウンドに立つプレーヤーが活き活きと楽しんで野球をやっているのであれば、
勝っても負けてもそれでいいんだと思うんですよね。
7月、我が家の楽しみがまた一つ増えました。
秋田の美味い店、探しておかなくちゃ。
アカスリも捨てがたいしなぁ。
そんな感覚が、また一週間を頑張らせてくれます。
今日はスポ少の審判に行ってきます。
みなさま素敵な日曜日をお過ごしください。
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毎度ありがとうございます!
いよいよ今週の土曜日、社会人野球クラブ選手権山形予選が鶴岡ドリームスタジアムで開催されます。
出場チームは「鶴岡野球クラブ」「新庄球友クラブ」「片山商会BC」の3チームです。
3チーム総当たり戦ですので3試合が予定されています。
09:00 新庄球友クラブ VS 片山商会BC
11:30 新庄球友クラブ VS 鶴岡野球クラブ
14:00 片山商会BC VS 鶴岡野球クラブ
お時間のある方はのんびり野球観戦でもいかがでしょうか。
片山商会BCには先日行われた都市対抗一次予選で7回コールドで負けていますからねぇ。。。
高校野球のように毎日練習して、ミスをすぐに修正できるというものでもないんで、
打順の入れ替えや継投の組み合わせなどを熟考して挑むしかないでしょう。
後はバッターボックスでの意識でしょうか。
何としても転がして進塁打を打ちたいのか、犠牲フライでもいいから外野に飛ばしたいのか、
バッターボックスでの意識が感じられないのが一番かもしれませんね。
野球は確率のゲームでもあるんで、同じ場面を何回かやっていれば無意識に打っても
結果オーライになる時ももちろんあるわけです。
今はタイムリー欠乏症でも、何回かチャンスがあればそのうち一本は出るでしょう。
チームとして、このケースでどう点を取っていくのかの意思統一ができているのかが
勝敗のカギになってくるよな気がします。
・・・なーんて、いかんいかん。難しい見方をしてしまう悪いクセが出てしまいました。
高校野球でもあるまいし、やっている選手たちもそこまでガツガツしていないチームですから。
そこはそこで、社会人クラブチームの楽しみ方でもあり、のんびりと観戦できるのも社会人野球の
良さでもあるわけですから、あまり本気になって野球を見てはダメなんだと思います。
選手はどうか知らんけど、初出場のチームに7回コールドで負けてしまっても
「打てなかったなぁ。さーて昼メシはどこで食べて帰ろうか?」みたいなノリで
夫婦でのんびり観戦するくらいでいいんだと思います。
都市対抗予選の一塁側スタンドには、自分とカミさんの二人しかいませんでしたからね(笑
ただね、野球をやってきた者として思うのは、やっぱり負けたら悔しいと思うんですよ。
会社のレクレーションならいざ知らず、高い道具を自分で買って、仕事の合間に練習をして、
TSURUOKAの名を背負って戦うJABA登録の硬式チームじゃないですか。
昨年は東北大会に出場して、目標にしていた全国大会まであと1勝を勝てなかったチームとは
思えないほど和気あいあいでほんわかした雰囲気に、まだ見慣れていないのかもしれません。
いや、いいんですよ、今のままで。
全然文句とかではないんですから。
企業チームのような厳しさがないところがクラブチームの良いところでもあるだろうし、
逆にそこが勝てない理由にも言い訳にもなるんだろうし。
本気でクラブ選手権出場を目指すなら、こっちも本気で応援していきますし、
そこそこでいいなら、あまり熱くならずにのんびり応援すればいいだけの話しですからね。
今はまだ、アイスコーヒー片手にのんびり観戦がちょうどいいんだと思いますよ(笑
実際にクラブチームを長く存続させていくこと自体が大変なことなのも知ってますしね。
チーム内の競争意識や選手の活性化。
試合における個々のモチベーションの違い。
今さら硬式は無理、という先入観で有望新人が入ってこない。
それでも野球が好きで、働きながら硬式を続けることの大変さも知っているからこそ、
勝っても負けても応援したいという気持ちに変わりはありません。
後輩タケシが「地下アイドルのファンの心理に似てますね。」と上手いことを言ってました。
メジャーになっていない、未完成でたどたどしい、そういうところを応援している親近感・・・
まさに、その通りだと思いましたね。
週末は、天気も良さそうです。
結果はどうであれ、また球場のスタンドでアイスコーヒーを片手に観戦します。
今日も一日頑張っていきましょう!!
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毎度ありがとうございます!
毎日のようにワイドショーでやっている「誤送金問題」について思うことを書いてみます。
もちろん自分の金じゃないんだから、ネコババしたら犯罪になるのは当然なんですけどね。
ただ、忙しいなか自宅から2時間もかけて自分の銀行の窓口に連れていかれて、役場のミスなのに
「はい、ご迷惑をおかけしました。ありがとうございました。」で終わってしまっては、
やっぱり邪な気持ちになる人って世の中にはいると思うんですよね。
今回の件、自分は落とし物を拾ったケースと似てると思うんですよね。
落とし物、いわゆる拾得物を届け出た場合、報労金は5%~20%と法律で決まっています。
さらに届け出から3カ月以内に持ち主が出てこなかった場合は、その全額を受け取ることができます。
今回のケースでいうと、4,630万円ですから報労金は2,315,000円~9,260,000円の間になります。
金額が大きいんで、実際はどのくらいの報労金が妥当なのかはピンとはこないんですけど、
役場の人間が容疑者宅を訪れた際に「やっぱ100万くらいは欲しいっすよね。」と冗談めいて
話していたそうですから、お金に困っている人が4,630万円なんて金額を見てしまったら
やっぱり謝礼は欲しいと思う人もいると思うんですね。
今回のケース、もしも誤送金への報労金の法整備が確立されていたとして、役場の人間が
「公金という性質上、報労金の最低ラインの額しかお渡しできませんが231万円をお渡しする予定です。」
「お手数をおかけしますが、お手持ちの口座窓口での返還手続きにご協力をおい願いします。」
と伝えて車で片道2時間移動させていたなら、結果は違っていたと思うんですけどね。
あとは、拾得物の報労金のように、受け取らないということも権利として残しておけば
「そんなお金は結構ですから。」という方がいてもいいわけじゃないですか。
昔ありましたけど、ゴミステーションや山中などで紙袋に入った札束を拾って届け出たら、
持ち主が出てきたら謝礼をもらえるし、3カ月経っても出てこなかったら全額もらえるんですよ。
そういうのって貰えるから届け出るわけじゃないですけど、結果的には貰える権利はあるわけで。
もちろん犯罪を容認するつもりもありませんし、仕方ない事件だとも思ってはいませんけど、
「そちらが勝手に間違っておいて、車で2時間もかけて連れて行かれるのもどうなの。」くらいは
正直、ひょっとしたら自分でも思うかもしれません。
ネットバンキングなどが全盛の今の時代、誤送金って結構多いそうなんですよね。
今回の事件とは少し性質は違うんですけど、自分もOB会の事務局を務めていますから、
OB年会費や甲子園の寄付金などの口座を管理する際に、必ず誤送金というか振込人名義不明で
振り込まれるケースが後を絶ちません。
「お振込みはOBご本人の名前で振り込んでください。」と、どんなに大きな文字で告知しても、
親の口座から手続きしたのか振込人がOB名簿では判明しないような見知らぬ名前だったり、
「野球部OB会代表 渡辺清」の受取口座に【ワタナベキヨシ】で振り込んでくるケースだったり。
その都度、銀行やゆうちょ窓口に問い合わせても、個人情報だの振込人の承諾が必要だの、
もちろん振込時に入力した電話番号もこちらには教えてもらえませんし、そのほとんどが
判明できないことの方が多いんですね。
今回の件とはズレてしまいましたけど、そのくらい銀行で行う返還手続きや不明入金の解明などは
思っている以上に大変で労力を使うということなんです。
全く知らないところから自分の口座にお金が振り込まれたなんていうのは、
落とし物の財布を拾ったようなものじゃないですか。
返して当然、当たり前ですけど、思っている以上に手続きが面倒くさいわけで、
そのあたりの善意をどう労ってやるのか、ということなんです。
財布を拾ったり、紙袋に入った札束を拾ったケースと比べても、誤送金に対する受け手側の
処理や善意は軽んじられているんじゃないのかなというのが、小心者の私の私見です。
以前、お店の前でスタッフが5万円入った財布を拾って交番に届けたら、翌日すぐに
持ち主が謝礼1万円を持ってそのスタッフにお礼に来たことがあります。
お礼を貰うか貰わないか、その金額が多いか少ないかではなくて、
「ありがとうございました。助かりました。」という感謝の気持ちがそこにあって、
お礼をカタチにすることが出来たのであれば、今回のような事件にはならなかったような気がします。
自分が間違って送ってしまった側ならば、やっぱり「お礼はしなくては。」となるでしょうし。
今回のようなヒューマンエラーは、これからもっとカタチや内容を変えて出てくると思いますよ。
便利になった反面、思わぬトラブルや事故に巻き込まれるケースもあるでしょう。
「善意」が「悪意」になってしまわないように、これからの時代に沿った法整備も必要なのかも
しれませんね。
今日の鶴岡は暑くなりそうです。
水分補給を忘れずに、元気に頑張っていきましょう!