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毎度ありがとうございます!
酒屋のゴウが亡くなって、約1ヶ月。
普段通りの生活、自分なりの日常と思っていても、どこかにゴウくんロスしている自分に気づきます。
それならばそれでいい。
無理に立ち上がる必要はないし、自分のペースで歩いていくだけだから。
この1ヶ月は、悔しいことやムカつくこと、そして残念なことばかりが身の回りで起きて、
メンタルが随分とやられた1ヶ月だった気がします。
どこかに旅行に行きたいなとか、好きな酒場巡りを再開したいなと思っていても、
このコロナ禍で思うようにも動けないことにも、またストレスを感じていたり。
そんななか、昨日は野球部の保護者の方々と、宮城県秋保温泉にある「秋保神社」に
参拝に行ってきました。
「秋保神社」は勝負の神が宿る神社として有名で、参道の周りや敷地いっぱいに
御祈祷後に奉納された幟旗がずらりと並んでいて、その光景は圧巻です。
スポーツ団体や企業のほかにも、各種大会に挑む個人での奉納幟旗なども多く飾られ、
あの羽生結弦選手も参拝した神社だけあって、その御利益にあやかろうと全国各地から
参拝に来ているのが分かります。
センバツ出場をかけて東北大会に出場する野球部の勝利を願って、しっかりとお参りしてきました。
しかし、久しぶりに遠出したのもあって新鮮でしたねー。
寒くもなく暑くもなく、秋の紅葉にはまだ早かったけれど、のんびり一般道を通ってのドライブは
いい気分転換になりました。
いつ以来か思い出せないほど久しぶりに、48号線を使って作並温泉を抜けて宮城県に入りましたよ。
参拝後は、他の保護者の方々とは秋保神社で解散して、そのまま仙台市内まで足を延ばしました。
カミさんから、お昼に「牛タン」を食べたいというリクエストがあったのと、10月2日が
カミさんの誕生日だったこともあって、ぶらぶらウィンドウショッピングを楽しむためです。
サラリーマン時代に仙台にも約1年間住んでいましたから、いつ来てもどこか懐かしい感じがします。
よく昼飯を食いに行った会社の前の洋食屋やラーメン屋はすでになくなってしまったけれど、
会社帰りによく飲んでいた駅前の名掛横丁も近くを通るだけでも気分が高揚するのが分かります。
ちょうどお昼どきだったこともあって、利久には外まで行列が出来ていました。
我が家では、基本的に並んでまで食事をしないというのが暗黙の了解になっていて、
サンロードアーケード街をぶらぶらしながら、すぐに入れそうなお店を見つけます。
お箸で食べるパスタ「五右衛門」もお気に入りなんですけど、今日のところは牛タン狙いです。
この辺は地下にもお店がたくさんあるので、お店探しには苦労しませんよね。
大学生のころ、東北学院大に行った中学の同級生キムラと国分町の「太助」に行った際に、
当時は靴を脱いで車を運転する「土禁(土足厳禁)」が流行っていて、そのまま国分町の
コインパーキングに靴だけ置いてきてしまって、その後一歩も車から外に降りれなかったという
アホなエピソードを思い出しながら、カミさんと二人で牛タンを堪能してきました。
この1ヶ月の間に、自宅の浴室のドアが壊れて丸ごと交換で7万円、風呂のボイラーも壊れて
その基盤交換で3万円、と一瞬で10万円の高額支払いが発生していたのもあって、
「誕生日プレゼントはいらないよ。」というカミさんでしたけど、気になるバックがあったようで
手頃なお値段だったこともあって、それを買ってプレゼントとさせてもらいました。
我が家には「サプライズプレゼントはしない。」というこれまた暗黙の家訓があって、
「こっちとこっち、どっちがいいかなぁ。」と悩むカミさんの気に入ったほうを買います。
どうせ買うなら、どうせ使うなら、本人が気に入って永く愛用できるものを買ってあげたほうが
いいでしょうという考え方なんですね。
ケーキやお菓子など、食べてなくなるものはサプライズで買ってくることもありますけど、
アクセサリーや洋服などは好みやサイズもありますから、サプライズプレゼントはしない派です。
大きな買い物はなくて、他にはマスクを買ったり帽子を買ったくらいですけど、
久しぶりの仙台の空気を吸って、いい気分転換になりました。
勢いで「ここまできたら帰りも国道で帰ろうか。」って話しになって、
3時間かけて帰ってきたのは運転嫌いの自分的には失敗でしたけどね(笑
もう腰がパンパンで限界ですもん。
さて、また一週間が始まります。
天気も悪いですけど、気持ちだけでもスッキリと一週間をスタートしたいですね。
今週も宜しくお願いします。
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毎度ありがとうございます!
連休中に秋季高校野球県大会が開幕しました。
が、スタンドには高校野球ファンの姿は無く、ブラスバンドどころかメガホンを叩くことも、
選手の名前を叫ぶことも、選手の必死のプレーに沸くことも、球場全体がチャンスにざわめくこともない、
静かな観戦が続いています。
チームで戦うとはどういう意味だろう。
全員野球って何をいうのだろう。
静かなスタンドを眺めながら、ふとそんな事を思う、この秋スタンドからの保護者応援です。
控え部員たちのスタンド応援も立派な戦力にかわりはないはずだし、球場のスタンドで観戦する
控え部員たちに、ベンチ入りメンバーと共に戦っているという意識が、どれほどあるのだろうか。
相手のスタンドまで圧倒するくらいの声を張り上げ、血マメだらけの手で必死に叩く太鼓の音は、
あいつらと立っている場所は違えど俺たちも一緒に戦っているんだというチームの一体感と責任感、
そしてプレーに勇気と感動を与えていたことに改めて気づかされます。
今は、まるで映画でも観ているかのように静かに椅子に座ったままで、仲間たちのファインプレーや
タイムリーヒットにも「ヨッシャー!」「ナイスバッティング!」と声を出すことも出来ずに、仲間たちの
躍動する姿をただ眺めているだけのようで例年以上にメンバーと控え部員との立ち位置が
はっきりと分かれてしまっているスタンドです。
球場で戦っているのはメンバーだけじゃないんですよ。
控え部員たちにも戦う場を与えてもらいたいな、と思うのは綺麗ごとですかね。
まぁ「だったらもっともっと努力してベンチに入ればいいだけの話しだろう。」
10人いれば10人がそう言うでしょうけどね。
ごもっともな話しです。
新チームが始まったばかりだけど、引退まで残り一年も残っていないのもまた事実。
この一年の過ごし方が重要になってきます。
これまでは、一人のOBとして会費を納めて、勝っただの負けただの結果だけに一喜一憂していました。
パンフレットを眺めては、こいつは良いピッチャーだとか、こいつは名門シニアから来たヤツだとか、
当たり前だけれども表に出ている選手だけを見てきましたしね。
今は少しだけ立場も変わり、また違う角度から支え応援する立場です。
この秋から、球場のスタンドでの見る位置もこれまでの最前列から最後方に変えました。
これまでは戦う選手たちに少しでも近い位置で見たかったし、応援する声も届けたかったんです。
今は一番後ろから、戦う選手たち以外にも控え部員やたくさんの保護者の姿も見えるように、
そういうのを全部ひっくるめて俯瞰で全体を見渡せるように、最後方で観戦しています。
今は保護者同士でハイタッチすることもできませんし、肩を組み合うこともありませんしね。
意外にも、今まで見えていなかったことが見えたりして結構新鮮なんですよね、これが。
この大会、ベンチに入れなかった息子にも最後の最後まで頑張らせます。
誰かが見てくれていようと、誰も見てくれなかろうと、やるだけやったかどうかは
本人だけが知っていることなんですよ。
あいつ自身が後悔しないためにも、ここからが勝負でしょう。
そして、あいつに残された時間は、あまりにも少ないのかもしれません。
それでも頑張るあいつのために、今日も4時半に起きて弁当を持たせる朝です。
自分も建前や綺麗ごとを並べるだけで、後悔はしたくありません。
自分にとっても今という時間は人生で一度きりしかないんですから。
さーて、また煮こみを作りながらブログを書く朝がやってきました。
このルーティンが一番しっくりきます。
忙しい朝の時間効率が最高にいいんですよね(笑
今日は連休明けでお店はヒマそうですけど、いつものようにのんびりやってます。
よかったら、どうぞのんびりとお越し下さいませ。
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毎度ありがとうございます!
ここ10日間、毎日長渕剛の「いつかの少年」のサビばかり口ずさんでいる自分がいます。
♪俺の人生はどこから始まり いったいどこで終わってしまうんだろう
突き動かされるあの時のまま そう「いつかの少年」みたいに・・・
9月6日、酒屋のゴウが亡くなった。
それは本当に突然で、何の前ぶれもなく、いつもと変わらない日曜日の朝だったはずだったのに。
まるでその瞬間から時が止まってしまったかのように、ただ呆然と携帯を握りしめたまま、
意識が戻らないまま逝ってしまったと伝える後輩からの一報に、そこに立ちすくむしか出来なかった。
まだ45歳。
本人も、きっと自分が死んでしまったことに、まだ気づいていないだろう。
そのくらい突然に、ゴウは旅立っていってしまった。
そんなことって、こんなことってあるのかよ、ばかやろう!
これまでも、同級生の急逝には、たくさんの涙を流してきた。
サノのときも、カワゴエのときも、そして水沢のケンやマナミのときも、その知らせはいつも突然で、
たくさんの涙を流してきたし、そのたびに神様はなんて罪深いことをするんだと恨んだこともある。
生きたくても生きれなかったアイツらの分も、残された自分たちの人生には意味があるのだろうと、
たとえ時間がかかっても、その悲しさから這い上がり、また一歩また一歩と目の前にある自分の日常を
自分なりに精一杯生きてきたつもりです。
それでもまだ、こんなにも悲しい想いをしなければならないのか。
別れの言葉も、感謝の言葉も、楽しかった思い出も、果たせなかった約束も、
そして、まだまだ一緒に続けていくはずのこれからの商売の話しも、
ひと言も話せないまま、何気ない日常のなかで突然目の前からゴウがいなくなってしまった。
たくさんの仲間がいて、あいつの先輩に対する人懐っこい性格と、後輩を可愛がる兄貴肌で、
あんなにも上にも下にも慕われたやつは見たことがないです。
みんなの思い出のなかにいるゴウは、きっと楽しそうに笑っているゴウでしょう。
酔っ払うと声が大きくなり、と同時に気持ちも大きくなり、そして財布の紐も緩くなり、
かっこつけてたくさん金を払って、最後はどこででも寝るあいつの寝姿は、まさに
いつまでも少年のように無邪気で愛嬌があって憎めなかったものです。
食べたいものを食べて、飲みたいものを飲んで、楽しく酔っ払って、遊びもギャンブルも大好きで
本当に天真爛漫な性格で、いつも「ゴウ、お前はいいよなぁ。」と羨んでいたものです。
「いやぁ、イシカワさん、オレもなんだかんだ大変なんスよ。」なんて否定しても、
全然大変そうに見えなくて、そんないつもの会話が楽しかったんですよね。
「いつも、お前ばっかり儲けやがって!」
「いやいやイシカワさん、オレの儲けなんてちっぽけなもんですよw」
「お前と飲みに行ってどこで飲んでも、また明日お前に注文入るシステムじゃねーかよ!」
「いやいや、オレはお店が儲かってくれれば、それでいいんですよw」
そんな会話をしながら、ゴウから仕入れてるお店を数軒ハシゴするのがお決まりでした。
飲みに行って、体育会系で年上の自分に金を払わせなかった唯一の後輩がゴウでしょう。
それでは自分の気が済まないんで、帰り際にゴウの友人の分まで自分がカッコつけて払うと、
数日後にまたそいつらを連れてうちに飲みに来るような男でした。
豪快なんだけれど義理堅い。
適当に見えてしっかりしている。
気難しそうに見えて気さくで優しい。
そんなゴウにもう会えないと思うと「寂しい」なんてひと言では語れるはずもありません。
あいつはこのブログも大好きで毎日チェックしていて、ゴウのことを書いたばかりの先日のブログも
「知り合いにやんちゃのブログに出てたぞ、と声をかけられるんスよ。」と喜んでいました。
もっともっとお前とのくだらない話しや馬鹿話しをブログで書くつもりだったのに、
お前が死んだ話しをブログに書くことになるなんて・・・
おい!ゴウ、見てるか。
泣いても泣いても涙が枯れる日が来ねーぞ、ばかやろう!
あんなにたくさんの人たちが、お前の葬儀に来てくれたのを見ていたか?
母ちゃんも嫁さんも、そして小学生の子どもたちも、ものすごく悲しんでるぞ。
大好きな家族にそんな悲しい想いをさせやがって、ばかやろう!
同級生のやつらも、飲み屋の連中も、いい歳こいた大人が人目を憚らず大粒の涙を流して
お前のことを悲しんでいるぞ、ばかやろう!
一週間経ったって、10日経ったって、まだまだ涙が止まらねーんだよ、ばかやろう!
でもよ、毎日思い出すお前の面影は、いつも笑ってるゴウなんだよ。
ばかやろう!カッコつけやがって。
何も言わずに旅立ちやがって。
「イシカワさん、ありがとうございました!お世話になりました!」くらい挨拶していけよ!
ばかやろう!ばかやろう!ばかやろう!
でもよ、ゴウ。
オレもまた歩き出すぜ。
溢れ出る涙と悲しみを閉じ込めようとは思わないけど、立ち止まってもいられないんだよ。
お前が目の前からいなくなり、それでも自分にとっての日常がある限り、
お前の分まで、今度はオレに「お迎え」が来るその日まで、一生懸命に生きていくよ。
長渕剛の歌を口ずさみながら・・・
♪俺の人生はどこから始まり いったいどこで終わってしまうんだろう
突き動かされるあの時のまま そう「いつかの少年」みたいに・・・
本間商店店主、本間豪くん、享年46歳。
心よりご冥福をお祈りいたします。合掌
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毎度ありがとうございます!
今日は「すごくムカついた話」と「ちょっと嬉しかった話」の豪華二本立てです(笑
まずはムカついたほう。
我が家はカミさんが病院勤務のため、月に4~5回当直番があります。
その日は、息子の夕食のおかずと翌朝作る弁当のおかずも兼ねて、某お弁当屋さんで
から揚げをテイクアウトしたんですね。
時間通りにお店に行くと、レジ前にはすでに2人のお客さんが並んでいて、自分は3番目に並びます。
すると、後ろからおっさんが入ってきて、ドンっと自分の肩にぶつかりながら、並んでいる
3人を追い越して、おそらく予約していただろう自分の弁当をちゃっかり受け取ってるんですよ。
もしも並んでいた自分が邪魔だったなら「ちょっとスイマセン。」と後ろからでも声をかけてくれれば、
もちろん避けますよ。そんなの当たり前でしょうよ。
大体、1台しかないレジに3人が並んでいるのを追い越して、自分の弁当を受け取る人がいるなんて
思ってもいないから、人にぶつかっても謝らないことと、その店のシステムにムカついていたんですね。
そしたら、そのおっさん、なんと帰りにもドンって自分の肩にぶつかって出て行くんですよ。
正面から来て、立ち止まっている人に肩がぶつかるって、どういうことですか。
わざとなの?アタマおかしいの?
非常識にも程があるでしょうよ。
入ってきた時に、後ろからぶつかって謝らないのにはギリギリ我慢しましたよ。
帰りにもぶつかるって、こんなの注意せずにやり過ごせますか。
なんなのよ、マジで。ケンカでも売ってんの?
並んでいた人と店内で持ち帰りを待っていた人がいましたけど、完全にプチンとキレました。
置き換えれば「人にぶつかったらスイマセンと謝ったほうがいいんじゃないですか。」的なことを
常識ある大人として、自分なりにやさしく分かるように注意させてもらいました。
そんなムカつく出来事があって、決死の思いで買った「から揚げ」を持って自宅に戻ったら、
偶然にも練習がオフだった息子がちょうど帰宅したところだったんです。
カミさんが当直でいないのをいいことに、コンビニで何か買ってくれと言います。
「自分の小遣いで買ってこいよ。」と言っても、一丁前に金欠だなんていうもんですから、
仕方なく近所のローソンにおやつを買いに行ったんですね。
ここぞとばかりにカゴにアイスやらジュースを投げ込んで、会計をしようとレジに並ぶと
目の前で身体の不自由な方がお会計をしているところでした。
その方が会計が終わって、杖をつきながら出口のほうに危なっかしく移動していくと、
一緒に並んでいた息子がスッと近づいていって、ドアを開けてあげて「どうぞ。」なんて
サポートしてくれているんです。
外にもう一枚のドアがあるので、そのドアにも手を添えてあげて、不自由な身体で
ゆっくりと外まで退店していくのを最後まで補助してあげていたんです。
高校生なら、高校球児なら、そのくらいやって当たり前だろうと言うかもしれません。
親バカだと思うでしょうが、自分が「ほら、開けてやって。」と言えば
もちろん開けてくれたと思うんですけど、何も言わずともそういう場面に気づき、
自ら行動をしてくれたことが、なんだか嬉しかったんですよね。
会計が終わり、車に乗ったところでさりげなく「さっきはドア開けてあげてくれてありがとうな。」
と声をかけると「ん?なんで?普通のことでしょ。」なんて、すでに買ったばかりのアイスに
かじりついてるんですよ(笑
もう大人なんだか、まだ子どもなんだか、よく分からない年頃ですけど、
素直に親として息子のそういう一面が見れて嬉しかったんですね。
息子の野球の技術レベルや新チームでどんな位置にいるのか、もはや自分には分かりません。
勉強はからっきしダメですけど、野球を通じてたくさんのことを経験し大人になっていく姿を
これからも楽しみに 見守っていくだけです。
そんな感情が忙しかった、8月のある日の出来事でした。
今日の鶴岡も暑くなりそうです。
この夏、一番暑い日かもしれません。
熱中症には十分に気をつけてくださいね。
無理せず今日も一日頑張りましょう!
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毎度ありがとうございます!
9月になりましたね。
8月までの暑さが和らいだせいか、幾分過ごしやすくなった気がします。
夏の風物詩として好評頂いていた「えだまめ」の提供も今週一杯まででしょうかね。
と同時に「煮こみ」の販売も来週あたりからスタートさせます。
そして、この秋から少しだけメニューもリニューアルさせます。
新しいスタッフも2名加わり、気分も新たに新メニューも登場します。
逆に、なくすメニューもありますけどね。
もう少しまとまったら改めて報告いたします。
さてさて突然ですけど、皆さんの組織のリーダーは「決断力」や「実行力」が伴っていますか。
新しい意見や建設的な提案に耳を傾けて、良いと思えば「決断」し、それを「実行」に移す
行動力がある組織か、という話しです。
もしも「今までそういうのはやっていないから。」とか「いろいろと面倒なことがあるので。」
という返答しかもらえずに、「検討」すらしてもらえない組織やリーダーだとしたら、
残念ながらその組織に明るい未来は見えないと言ってもいいでしょう。
抽象的な書き方しかできませんけど、ここを読んでいる感の鋭い方々なら
「きっとあの組織のことかな。」と気づいてしまうかもしれません。
熱中症注意報が出る猛暑のなかで、協力してくれる方々への熱中症予防対策と安全確保のための
提案をしても、それが実行に移すどころか「検討」すらしてもらえないという無力感は
今後のモチベーションに大きく影響してくるのは当たり前です。
ここではっきりと断言しますが、熱中症は死にも繋がる危険な症状だということ。
世間のほとんどの人は熱中症は一時的なもので、涼しいところで安静にしOS1やポカリを飲んで
横になっていれば、すぐに良くなるものだという程度にしか思っていないんですよね。
重度の熱中症には後遺症が出るケースも多く、めまいや自律神経への影響が出たりして
救命救急措置を経ても長期にわたって治療しなければならず、軽度の症状であっても
体調が戻るまで数日から一週間程度かかり、一度熱中症になった方は再び熱中症になりやすい
という報告もあるんんですね。
熱中症は他人事ではないんです。
誰でもかかる可能性があって、判断を間違えれば命を落とす危険性もあるということなんです。
結果的にそういう事故が起きなかっただけで、今後も、いや来年以降も7月8月の猛暑の中で
屋外活動を行う上での熱中症対策と安全確保を提言させてもらったわけです。
ドーム球場を作ってくれとか、人工芝の球場にしてくれとか、宝くじでも当たらなければ
実行不可能なバカみたいな夢物語を提案してるわけではないんですよ。
ホームセンターに行けば1万~2万円もあれば全部揃うような熱中症対策品の購入をお願いしても
「それは誰が管理するんだ。」とか「まわりで文句を言う人がいる。」とかとってつけたような
理由をつけて、結果的には「動かない」「買わない」でその場をやり過ごして終わりです。
その前の週には実際に熱中症で倒れて入院した仲間が出ているにもかかわらず、
危機管理というか予防対策というか、その程度の出費や決断が出来ないというのには
残念というか失望するしかありません。
もっと大きな事故が起きなければ気がつかないのでしょうか。
そしてそんな事故が起きたら、誰が責任をとるのでしょうか。
スポーツ保険に加入してるので、それで対応して終わりですか。
忘れてはならないのは、我々はみな好きでやっているボランティアだということ。
好きで始めたこととはいえ、家族に「頑張ってね。」ではなく「大丈夫?無理しないでよ。」と
応援ではなく心配させてしまっていることに心苦しさを感じないわけがないじゃないですか。
心配したカミさんが、ホームセンターで熱中症対策用品を買ってきてくれて、
実際に現地では随分と助かりましたし、万が一に備えて心強かったのは言うまでもありません。
もうカレンダーは9月です。
ここから先は涼しくなってきて、熱中症の心配は必要なくなってくるでしょう。
良かれと思って提案した酷暑の熱中症対策についても、もう考えてもらうことすらないでしょう。
そうやって問題点の先送りを繰り返し、決断と実行が出来ない慢性的な人材不足の組織に、
どうやって新しい人材を勧誘しろというんでしょうか。
お揃いの帽子やポロシャツなど、外から見える格好なんかにお金を使うことよりも、
予算が残っているなら熱中症対策や安全確保に費やすことのほうが先だと思うんですけどね。
もしもあなたが野球チームの監督になるとしたら、チームに救急箱を準備しませんか。
熱中症対策のためにチームでジャグタンクを買ってベンチに置きませんか。
万が一に備えて、必要なものをチームや組織で準備しておくとはそういう対策のことです。
そろそろこのへんにしておきますけど、熱中症を侮ってはいけません。
そこだけは、ここを読んでくださる方々へは声を大にして伝えたいと思います。
予防や対策なんてものは、結果的に何も起きなくて後から大袈裟だったかもと笑えるくらいで
ちょうどいいんですよ。
タオルをいつもよりもう一枚多く持って行くとか、もう一枚着替えを準備しておくとか、
もう1本余計に予備のペットボトルを買っておくとか、そんな小さな備えでも
万が一の際には明暗を分けることがあると思っています。
無理せずに、ヤバイと思ったら休憩することも必要です。
ま、結局は自己防衛ということでしょうか。
今日も暑くなりそうです。
無理せずにのんびりと頑張りましょう。
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毎度ありがとうございます!
取引先である酒屋のゴウくんと少しだけ飲んで帰ってきました。
酒の取引以外に、高校の後輩でもあります。(サッカー部だけど)
我が家のエルグランドの元の持ち主でもあります。
いろんな繋がりと縁が重なって、今に至っています。
出会った当時には10年後にこんな付き合いをしているとは想像も出来なかった関係です。
でも、それでいいんだと思います。
人生なんて、そんなもんだと思っていますから。
予定調和や事前根回しで、本当の人間関係は築くことはできません。
ゴウとの関係が深くなったのは、同級生で酒屋だったサノが亡くなる少し前のことでした。
開業から10年の節目を向かえるにあたって、それまでのメイン酒屋とキリンビールとの付き合いを
スパッと辞めると決断したときからだったはずです。
次のメイン酒屋は自分のところだろうと、サノが思っていたのは勿論分かっていました。
でも、同級生のサノに100%の仕入れを依存ことに、どこか引っかかるところがあったんです。
飲食店にとって酒の仕入れは、云わば財布の中身をすべて見せるようなものです。
ひと月の酒の仕入額から大よその売上も見えてきますし、大体の利益も想像がつくものです。
もちろんその仕入額をサノが誰かに口外するとは思ってもいませんでしたけど、
なんとなくでも自分の純利益を想像されてしまうことに、少なからず抵抗があったんですよね。
それほど普段から密度が濃く、東京出張や講習会などで一緒にいる時間がすごく長かったことも
逆にサノからの100%仕入れ、メイン酒屋として切り替えれなかった要因でもありました。
同級生でもあり、同じ商売人としてお互いに切磋琢磨していくライバルでもあった気がします。
サノが酒屋だけにとどまらずに、ビールBARや地酒BARをスタートさせていたタイミングも
そんな風に思わせたのかもしれません。
そんな時に、それまでのサラリーマンを辞めて家業の酒屋を継ぐといってきた後輩のゴウに
急激に心が惹かれていった部分は否定できません。
サノには随分とお世話になっていたし、教えてもらったこと与えてもらったことが山ほどあったはずなのに
メインの仕入れはゴウからにすると伝えた時のアイツの顔は、今でも忘れられません。
「不義理」といわれれば、本当に不義理なことをしてしまいました。
実際にケンカにもなりましたし、言いたくない言葉も発してしまったのも事実です。
でも、商売は遊びじゃありませんから。
義理と人情も大切ではあるけれど、そこに縛られてしまうと逆に窮屈になってしまうことも多々あります。
きっかけは知り合いのほうが手っ取り早くても、後々その距離感が足かせになるということも
自分はよく知っているつもりです。
医者でも美容院でもガソリンスタンドでも、知り合いのほうが馴染みやすくて最初は良かったのが、
ちょっとしたきっかけで他店に移りにくい、他のところに代えにくいなんて経験はありませんか?
ちょっとしたきっかけ・・・いわるゆるマイナス感情というやつです。
生きているからこそ、オールOKにならないこともあります。
生きているからこそ、文句の一つも言いたくなる場面があります。
それを閉じ込める必要はないし、閉じ込めた気でいても誰かに愚痴ったり相談してみたり、
それが陰口や悪口になって伝わってしまうこともまた、生きているからこそだと思うんですよね。
何の話しだっけ?
あ、ゴウくんの話しだったっけ。
つまり何を言いたいのかというと、人の繋がりや縁というものは、想像しているものよりも儚く、
それでいてドラマチックなものだということ。
今、大嫌いな人でも5年後には大好きな人になっているかもしれないし、その逆もありえるわけですよ。
どれも正解ですし、不正解もありません。
酒屋のゴウくんとは、そんな不思議な縁だと思っています。
ここまで仲良くなるまでに、たくさんの人を傷つけ、裏切ってしまったところからスタートしてますから。
ちなみに、ゴウとの酒の取引は、全体の100%ではありません。
適度な距離感と緊張感を持たずして、なあなあで取引するつもりはありませんから。
複数の酒屋との取引のなかで、バランスよく仕入れを行っています。
そんな関係でも当時のことを思い出すたびに涙ぐむゴウの姿に、彼の心の純粋さと
普段の行いからは想像できない真っ直ぐな信念に、少なからず自分も心が動かされ胸が熱くなります。
明日も弁当作りで早いのに、ブログでゴウのことを書いている自分がその証拠です(笑
もう寝ますけどね。
今日は少し酔っ払いました。
酔ってブログを書くもんじゃないです。
スイマセンです。
おやすみなさい。