"社会人野球"カテゴリーの記事一覧
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毎度ありがとうございます!
昨日は朝4時に起きて、米沢市営球場で行われた第47回全日本クラブ野球選手権山形一次予選の
応援に行ってきました。
上山・南陽あたりを通過する際に大雨だったんでグラウンドコンディションが心配だったんですけど
土の水はけも良く最高の状態で試合が出来ました。
初戦の相手は昨年まで企業チームの「きらやか銀行」の選手が残るB-netYAMAGATAが相手です。
今年からの新規参入クラブといえど、きらやか時代の貯金が十分残っているため実質は実力的にも
手強い相手であることには違いありませんでした。
どうせ当たるなら戦力の充実している状態の初戦でやりたい。
もしもそこで勝てば勢いがついて一気に優勝できるだろう、ということです。
さて、その初戦。
4回に1点、5回に3点を奪われ序盤が終わって0-4のビハインド。
5回表にようやく打線に火がつき5連続安打に相手の2エラーも絡み
この回打者一巡の猛攻で一気に5点を奪って逆転に成功。
しかしその裏すぐに1点を奪われ同点とされると、そのまま互いに決定打が出ず
9回までそのまま均衡状態。
大会ルールで延長10回は無死1・2塁から始まるタイブレーク方式。
タイブレークは明らかに先攻が不利といわれているなか長短打を絡めて4得点の大量リード。
その裏2点を返され反撃されるもここで何とか逃げ切り鬼門だったB-netYAMAGATAを撃破!!
いやー、マジでシビれましたね。
我らがチームには、大学で大活躍したようなスター選手はいないんですけどね。
コツコツとつなぐ野球と明るい雰囲気でのびのびと「楽しむ野球」をやっていた鶴岡野球クラブに
今回は勝利の女神が微笑んでくれました。
B-netは結成後に初の目標としていたクラブ選手権の初戦で少し硬かった気がします。
失策3のうち2つが得点に絡み、そのうちの一つは逆転を許すタイムリーエラーでしたから
「タラレバ」ではないけれど、そのあたりのミスがなければ追いつくことはできなかったかも
しれませんね。
そういう展開のなか鶴クラは失策0ですから、内容十分だったと思います。
ちなみに前回の都市対抗予選で対戦した新庄球友戦でも、負けは喫したものの
失策0は十分価値のある内容だったと評価していました。
まぁ先発全員安打かと思いきや、息子だけ無安打に終わったのは残念でしたけど、
見逃し三振は一つもなくバットを振っていってのアウトですから仕方ありませんかね(甘
さて決勝は、先日の都市対抗予選でサヨナラ負けを喫した新庄球友が相手。
この試合は、鶴岡野球クラブが初回に幸先よく先制するも4回に同点に、
さらに6回に1点を奪い突き放すものの、その裏すぐに追いつかれまたもや同点。
二試合連続でのタイブレークも頭をよぎった最終回、打者一巡の猛攻に相手のエラー2つが絡んで
一気に6得点でゲームを決め、二年連続で優勝し東北二次予選に出場することが決まりました。
決勝も鶴岡野球クラブの失策は0でしたから、そのあたりは本当に大したもんですよ。
息子の湿っていた打撃も最終回の満塁の場面でセンター前に2点タイムリーヒットを放ち、
本人も気持ちよく終われたんじゃないですかね(笑
さて、今年の東北二次予選は青森県弘前市で7月28日~30日に開催されます。
主に西武球場で開催される全日本クラブ選手権の全国大会ですけど、今年は新潟県が開催地で
高速道路から見えるあのハードオフスタジアムが会場となります。
経費負担も少ないですし、なんとか全国大会出場を目指して頑張ってほしいですね。
試合後、B-netの代表を務める鶴商野球部の後輩でもある亘と挨拶を交わしました。
「負けたのは悔しいですけど、二次予選頑張ってきてください!」
「お互いにナイスゲームができて良かったね。」
「この負けをバネにしてまた頑張ります!」
「きらやか時代のように県内一強状態になるのではなく、お互いに切磋琢磨してチーム力が
拮抗してる方が山形の硬式クラブ界も盛り上がるんじゃない?」
「そうですね。そしてその盛り上がりが若い子の硬式離れに歯止めがかかれば尚いいですよね。」
「そういうことだなぁ。高校野球のようにこれがが最後というわけではないから、また次も宜しく。」
「ハイ!こちらこそ。いい課題が見つかったんでもっと練習して頑張ります!」
B-netYAMAGATAとの長い戦いは、今始まったばかりです。
負ける悔しさと絶対王者ではないという現実と課題を与えてしまったかもしれませんが、
正々堂々と社会人らしく爽やかに相手をリスペクトしつつ、これからも対戦を楽しみにしています。
決勝が終わり、寒河江にいるおばちゃんの元気な顔を見ながら息子に優勝の報告をさせて、
すき家で牛丼をかっこんで、自宅に戻ってきたのは22時を回っていました。
朝4時に起きで、猛暑の中で2試合を声を出してスタンドから応援して運転してですから、
正直、成田に行った時よりも昨日一日の方が百倍は疲れた気がします。
でもそれは、嬉しさと充実感が重なったいい疲れだったことには違いありません。
今度、みんなで球場に足を運んでみませんか。
高校野球とは違った雰囲気と楽しさがそこにはありますよ。
応援だのなんだのの前に、ちょっとだけ社会人硬式クラブに興味を持ってもらえれば
それだけで嬉しいですし、それが大きな一歩でもあると思っています。
今日はのんびり身体を休めます。
それでは素敵な日曜日をお過ごしください。
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毎度ありがとうございます!
土曜日に米沢で開催されるクラブ選手権の組み合わせが決まりました。
我らが鶴岡野球クラブは、第一試合9:00~B-netYAMAGATAとの対戦になります。
昨年まで企業チームだった「きらやか銀行」が解散し、残ったメンバー13名と新加入メンバーとで
今年からクラブチームとして新規参戦することになったチームとの対戦です。
これまでの企業チームとしての貯金は十分ですし、現時点では10-1くらいの実力差は
あると思っています。
だけど、野球はやってみないと何が起きるかわかりません。
なので、どうせやるんだったらこっちとしても戦力に余力のあるうちに
一回戦で当たったほうがいいと抽選前から思っていました。
米沢で9時試合開始だと、選手たちは朝5時くらいに鶴岡を出発でしょうか。
移動のハンデはありますけど、なんとか体調とコンディションを整えて立ち向かってほしいと思います。
まぁ自分が選手なら、自分だけでも絶対に前乗りして米沢に前泊しますけどね(笑
そもそも米沢にクラブチームがないのに、わざわざ米沢で開催する意味があるのかな。
参加全チームの全選手が移動するわけじゃないですか。
クラブチームと言えど、これからはファンやスポンサーの支えや応援があってこそ
チーム運営が成り立っていくカタチになっていくでしょう。
そうなると、一人でも多くのファンやスポンサーに応援してもらう、観戦してもらうためには
ホーム&アウェー方式で各クラブの本拠地で開催した方がいいと思うんですけどね。
今は山形、天童、新庄、鶴岡にしかクラブチームがないんですから。
県内のどこでもいいから、ただ試合をやってただ代表チームを決めるだけではなく、
関わっているたくさんの人や、選手の家族や友人などの親しい人たちにも気軽に野球場に
足を運んでもらって応援してもらえるような工夫や配慮もあっていいのかなと思うんですよね。
先月に新庄で開催された都市対抗予選は一般の観客も入りましたし、地元の新庄球友クラブが
サヨナラ勝ちで鶴岡野球クラブを下す劇的なドラマがあったりして大いに盛り上がった球場でした。
サヨナラ負けは残念だったけれど、新庄の野球ファンの逆転に向けてのザワザワ感や盛り上がりも
その場所にいた者としては球場全体の雰囲気は良かったと思うんですよ。
山形県のクラブ野球界の底上げや、地域を含めた注目度を高め演出するためには、
今後は「スタンド応援の盛り上がり」が一つのキーワードのように思います。
ただスタンドから観ているだけではなく、ファンやサポーターが一体となって、
コンバットマーチに合わせてメガホンを叩いたり拍手を送ったりする「参加型応援」のカタチが
県内のどのチームでも確立すればいいんですけどね。
現に、東北のクラブチームでもスタンドに設置したスピーカーからコンバットマーチが流れ、
メガホン片手に盛り上がっているチームがたくさんありますし、実際めちゃくちゃ楽しそうでしたもん。
いつの日か、鶴岡のスタンドでもそんなふうにみんなと一緒に声を出して応援できることを
夢見ながら、土曜日に米沢に行ってきます。
それではまた。
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毎度ありがとうございます!
昨日、新庄市民球場で行われた都市対抗山形予選ですが、鶴岡野球クラブは新庄球友クラブと対戦し
8-9で惜しくも初戦敗退となりました。
初回から打者一巡の猛攻で一挙5点を奪い5回終了時で8-3とリードしていたんですけどね。
8回9回の終盤に踏ん張り切れず3点ずつ奪われ悔しいサヨナラ負けを喫しました。
この試合が公式戦の初戦になったわけですけど、ここまで雨の影響などでオープン戦はゼロ。
今年はグラウンドでの練習もやっていないんで、まさにぶっつけ本番で挑んだ都市対抗でした。
正直、ここまで打線が繋がるとは思ってもいませんでしたし、失策0というのも驚きです。
個人個人のモチベーションが高く、公式戦初戦を迎えるアドレナリンで実践不足・練習不足を
カバーしたのかもしれませんね。
勝って「B-net YAMAGATA」と対戦したかったところですけど、それは来月24日に米沢で
開催されるクラブ選手権まで持ち越しです。
息子もキャッチャーで出場させてもらいました。
高校時代に実践経験が少なかったためか、タイムの要求やボールチェンジでの切り替え方など、
サインを出して捕る以外の所作というか、配球も含めてキャッチャー脳がまだ未熟な気がします。
どのタイミングでどういうアクションが効果的なのかは、これからもっともっと実践経験を積んで
今からでもキャッチャーとして成長して頑張ってもらいたいと思っています。
ゴルフでも何でも、終わった後のデータの検証が好きな自分に息子は「今日はどうだった?」と
今でも帰宅してから必ず聞いてくるのがお決まりのパターンです。
ほんの数分ですけど、まじめに野球の話だけをする父と子の時間です。
子どもの頃から野球に関しては一度も怒ったことはありません。
「なんで、あーしないんだ!」「なんで、こーしないんだ!」とまくし立てることは一切ないですね。
たとえ失敗したとしてもそれを責めるよりも「もっとこうしたら良かったんじゃないか。」とか
その原因を紐解いて本人が「理解」して次につなげた方がいい。
失敗したくてプレーする選手なんて一人もいないんですから。
昨日の自分からの助言は「2ストライク先行した後の配球」です。
昨日の試合で新庄球友に打たれたヒットは全部で14本。
そのうち先に2ストライクを取ってから打たれたヒットが5本。
3ボール先行してから2ストライクを取って、そこから打たれたのが1本。
ボール先行は仕方ないとしても、先に2ストライクと追い込んでピッチャー有利のカウントから
5本ヒットを打たれていることを結果的にきちんと理解したうえで、次に繋がる対策ですよね。
「2ストライク後の配球ゾーンが、自分で思っているより狭いんじゃないか?」
「バットの届いてしまうゾーンで、球種だけで勝負にいってしまってるんじゃないか?」
「左右だけでなく高低も意識して、もっと広くゾーンを使ってみたら?」
相手バッターも三振だけはしたくない、バットには当てて何とかしたい、と思うのが
2ストライクを先に追い込まれた後の心理状態のはずです。
テークバックを少し浅めにしたり、ノーステップに切り替えたり、バットを短く持ったり、
その他に球種を読んだりするわけですから、2ストライク先行した状態というのは
明らかにピッチャー有利のカウントなんですよ。
そういう「もったいないヒット」を1本でもなくしていけば、失点のリスクも減るはずです。
当然、キャッチャーだけの問題ではなく、ピッチャーのコントロールや技術力も必要になってくる
わけですけど、そういうことを意識したうえでブルペンや練習に活かせば、もっとチーム力も
上がってくると思うんですよね。
高校野球とは違って「負けたら終わり」の涙はありません。
選手自身が野球を好きだというモチベーションさえ持っていれば、「今度こそ。」「次こそは。」
というリベンジの機会とスキル向上の可能性は、社会人になっても無限にあると思うんです。
残念なサヨナラ負けでしたけど、結果的には自分はいい負け方だったと思います。
むしろ、いい部分もたくさんあった内容でしたから。
ぶっつけ本番だったけれども、初球から積極的に打つ意識が打線爆発にも繋がりましたし、
一塁にヘッドスライディングする気迫ある走塁もあったし、守備陣も失策ゼロですからね。
「ナイスゲーム!ナイスピッチ!」とベンチから引き揚げてくる選手たちには声をかけました。
自分の中には、負けて「残念」という感情はありますけど、負けて「悔しい」という感情はないですね。
結果に「悔しさ」を感じるのは、やっているプレーヤー自身のはずですから。
まだまだ上手くなっていく可能性と伸びしろがあるチームだと思っています。
バックネット裏で遭遇したオサムちゃんの野球マニアっぷりにも感服です(笑
社会人野球を観戦しに新潟まで遠征に行くっていうんですから。
自分も見習わせてもらいますww
でも、社会人野球は面白いですよ。
是非一度、球場に足を運んでみてほしいと思います。
それではみなさま、素敵な日曜日をお過ごしください。
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毎度ありがとうございます!
早朝5時です。
久しぶりに野球のために早く起きた朝です。
今日は新庄市民球場にて、社会人硬式野球の都市対抗山形一次予選が開催されます。
今年は、昨年まで企業チームだった「きらやか銀行」が解散(報道では無期限休部)となり、
その残留メンバーを中心として「B-net YAMAGATA」というクラブチームが発足しました。
昨年から山形のテレビや地元のマスコミにも大きく取り上げられ、非常に注目度の高いチームです。
銀行のバックアップもあるため、きらやか銀行の球場や体育館などの福利厚生施設を使用し、
県内で見れば環境的には一番整ったクラブチームということになるでしょうか。
折しも、昨日は県内の銀行の経常利益が発表され、山形銀行と荘内銀行が黒字決算の中で
きらやか銀行の過去最大額の赤字決算という報道を見れば、企業チームとして年間多額の経費が
必要となる野球部の存続には「解散」という経営陣の判断も仕方ないところでしょう。
山形では、あまり取り上げられる機会の少ない社会人硬式野球ですが、こうして新しくクラブチームが
参戦し、各クラブチームが切磋琢磨していく環境は歓迎するべきだと個人的には思っています。
どんどん衰退していく社会人野球の中で、新しいクラブチームのカタチや他のクラブとの化学反応を
前向きに捉えながら、普段からの活動にフィードバックしていかないとダメでしょうね。
これまでは、きらやか銀行の一強だった社会人野球界の中で、クラブチームは目標を西武ドームで
開催される「クラブ選手権」に置いて活動してきたわけですけど、今後はすべてクラブチームとして
そこを目指して行くことになるでしょう。
選手の勧誘や募集、クラブチームとしてのやりがいや楽しみ方、そしてそれに伴うような結果が
求められてくるような気がします。
昨日は鶴岡地区での軟式野球大会「モーニング野球大会」の開会式も行われたんですけど、
今年度の参加チーム数はなんと8チームですよ、信じられますか。
全盛期は130チームも参加していたモーニング野球が、今年度8チームですから。
登録が簡単で気軽に始められる軟式のチームでさえもそんなような現状の中で、
社会人硬式野球チームの発足・存続がいかに難しく大変かということなんですよね。
少子化だけではない野球人口の激減と人気低迷の危機を、社会人クラブチームがいかに乗り切るのか
その手腕にも今後注目して応援していきたいと思っています。
チームを活性化させるひとつの方法ですけど、サポーター・スポンサーの募集が必須でしょうね。
自分がもしもGMならば、人が集まる飲食店を中心に年間1万円以上のスポンサー契約をします。
スポンサー料が年間3万円とか5万円とかならばウェアのどこかにロゴマークを付けたりして、
クラブスポンサー感を前面に出します。
選手たちは大会後の反省会や練習終わりの飲食の機会やプライベートの飲み会でも
積極的にスポンサーのお店を使うようにして売上の貢献を図ります。
飲食店にはリーフレットやパンフレットを配布し、スポンサーの飲食店名と合わせて
所属選手名簿や成績も大きく掲載して、チームや選手をより身近に感じてもらって
「おらが街のクラブチーム」として応援の波及に期待します。
全く更新もしないチームのホームページなんか開設して、なんとなくやった気になるよりも、
パソコン印刷でもいいから顔写真入りでパンフレットを作って各店舗に配った方がいいんですよ。
そういう地道な広報運動を積み重ねていけば、軟式チームとは違う社会人硬式クラブチームとしての
注目度が上がり、その結果スポンサーとしての価値も高まるわけですから。
さらには若い世代の硬式野球離れを少しでも食い止め、高校野球が終わっても次は市民球団の
一員として全国大会「西武ドーム」を目指したいと思ってもらえるような土壌作りにも繋がります。
同時進行で応援担当係を任命して、球場での一体感とサポーター感を盛り上げていきます。
アンプスピーカーを持ち込んで、コンバットマーチの音楽に合わせてメガホンを叩けば
都市対抗に出るようなお揃いのTシャツに鉢巻きした応援団を大掛かりに結成しなくても、
球場の雰囲気だけでも楽しんでもらえるようになるでしょう。
そういう市民の注目度が高まっていけば、選手たちのモチベーションも上がってきますし、
クラブチームのネックでもある活動費・部費の個人負担も軽くなり、より質のいいチーム運営に
結果的には結び付くはずです。
そういうことを公約に掲げる市会議員がいたら、必ず一票を入れますけどね。
誰か、立候補しませんかね(笑
さて鶴岡野球クラブにとっては、今日がオープニングゲームです。
さすがに優勝は期待できないんで、怪我をしないように頑張ってもらえればいいでしょう。
それでは、これから準備して新庄に行ってきます。
お店は今日も営業します。
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毎度ありがとうございます!
昨日のWBC準決勝、日本vsメキシコの試合はしびれましたね~。
改めて野球の面白さと難しさ、9イニング中での試合の流れというか終盤のドラマを
本当に痛感させられるいい試合でした。
佐々木の投球も良かったし、吉田の同点ホームランにもテレビの前で声が出ましたもんね。
村上のサヨナラヒットも、ここまで打てなかった村上が打ったからこそ心を揺さぶられる感動が
そこにはあったわけです。
日本の野球の歴史にはセオリーがあると言われてきました。
「ノーアウトのランナーは送りバントをしてでも送った方が1点が入りやすい。」
誰もがそんなセオリーを聞いたことがあると思います。
ただ、今やそんなセオリーも数字として検証してみると、送りバントをさせても
そのまま強行で打たせてもほぼ得点確率は同じというデータは高校野球でも当たり前になっています。
自分が監督の立場ならメキシコ戦の9回の裏、1点ビハインドで負けている状況での無死2塁1塁で
結果の出ていない村上に回ったのなら迷わず送りバントのサインを出しています。
ダブルプレーだけは避けたいのと、一死3塁2塁ならタッチアップでも同点になるわけですから。
送って一死3塁2塁になったところで、サヨナラとなる2塁ランナーを周東に交代でしょうね。
プロのプライドや役割というものを一切考慮しなくていいならという、ど素人の戯言ですよ。
結果的にあの場面だけを切り取れば、栗山監督の覚悟と村上の気迫が勝ったということでしょう。
しかし、野球は9イニングだからこそドラマが生まれると思いませんか。
野球ならではの8回9回の終盤の攻防は、波(ウェーブ)というか感動のドラマがあることを
野球をやったことがある人なら誰でも経験しているはずです。
今年からJABA(社会人硬式野球)も大会によって7イニング制を導入することになりましたけど、
それって野球の面白さを半減させるような気がするのは自分だけでしょうかね。
ゴルフで例えるならば、15番でホールアウトするようなものじゃないですか。
最後の締めくくりの「上がり3ホール」とはよく言いますが、野球の8回9回が無くなったら
奇跡のバックホームとか、サヨナラ押し出しとか、8点差の大逆転とかのドラマは、
今後は生まれにくいと思うんですよね。
もちろん、成長途中の小・中学生の大会や高齢のマスターズの7イニング制は賛成ですけど、
高校生以上の野球は基本9イニングでやった方がいいと思うんです。
時間短縮・スピードアップが目的なら、ソフトボールのように離塁(リード)禁止にすればいい。
そうすれば必然的に牽制球はなくなるし、曖昧なボーク判定もなくなるわけですから。
結果的に盗塁もなくなるでしょうけど、攻撃のバリエーションが限られてくるからこそ、
しっかりと「打つ」ということに集中できるし、点差の開かない白熱したゲームが多くなるでしょう。
高いレベルの試合になればなるほど、結果的に1個も盗塁しなかった(できなかった)ゲームと
いうものが結構多かったりするんですよね。
盗塁そのものが試合結果に与える影響も当然ありますけど、リードを禁止するルールだけで
リスク覚悟で盗塁してもいいし、キャッチングミスを見逃さずに盗塁してもいいんですよ。
硬式野球を7イニングにするよりも、こっちの方がよくないですかね。
そのうちに大学野球、そしていずれは高校野球も7イニング制になってしまったら、
野球の持つ醍醐味というか9回までのドラマというかストーリーが半減するような気がします。
などとブログを書いているうちに、今永が打たれてるし。
今日はここでやめましょうか(笑
ちょっとWBCに集中します。
このテーマでは、またいつか書いてみたいと思っています。
ではまた。
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毎度ありがとうございます!
久しぶりの更新になってしまいました。
週末は審判、平日は仕事という日常の中で、来週1日~2日に弘前で開催される社会人野球
「東北連盟会長旗杯争奪野球大会」への遠征が我が家の楽しみだったんですけど・・・
残念ながら、あっさりと「棄権」となりました。
9人しか人数が揃わないのが理由だそうです。
コロナの影響なのか、それとも会社を休めないのか、はたまたモーニングの県大会と被るためなのか…
いずれにしても、5月28日の時点ですでに10月上旬の東北大会出場権を得ているわけですから
9人しか人数が揃わないという理由でのこの「棄権」はなんだか腑に落ちないものがあります。
我が家同様に有休をとって準備していたメンバーもいましたし、掛け持ちで軟式チームには所属せずに
純粋に硬式クラブに専念しているメンバーもいます。
企業スポンサーからも年間活動費の援助を受け、野球連盟からも活動助成費の補助を受けているのに
肝心の東北大会に出れないというのは、どういうことなんですかね。
これは大きなテコ入れと、今回のようにならないための対応策が必要なのかもしれません。
これはあくまでも個人的な意見ですけど、自分ならチームを辞める(抜ける)選手がいたら
名前だけでも残させてもらって、いざという時の人数合わせで来てもらえないだろうかと
保険をかけておきますけどね。
抜ける理由にもよりますけど、年齢的なものや軟式専念のような理由ならば年会費は徴収しなくとも
登録メンバーには残しておけばいいんですよ。
社会人野球(JABA)は選手も審判員も記録員も、関わるすべての者が登録制です。
大会直前に登録用紙に名前を書けば、いつでも試合に出れるというものではないんです。
選手個人のチーム移籍にも1年間の出場停止期間が設けられていたり、生年月日から最終学歴まで
すべてが登録され厳格なルールの中で運営されているんですね。
その一人ずつに登録番号が発行され、一度登録した選手の番号は引退しても管理されています。
チームとしては保険や登録料がかかりますが、大会を棄権するくらいに人数が足りないなら
そのくらいの数人分を経費で使ったとしても、十分意味があると思うんですけどね。
今回のように9人で棄権するくらいなら、コーチャーや外野に入ってもらってでも
試合を成立できるなら、そういう万が一の時の保険メンバーも残しておけばいいんですよ。
現にクラブを抜けても軟式でユニホームを着ているメンバーも山ほど地元にいるわけですから。
クラブのOBとして出場辞退・棄権の可能性があるなら人数合わせで参加してもいいよと言ってくれる
引退後も友好的なOBだっているはずなんですよね。
そういう有り難いOBメンバーを厳選して登録は残しておけということなんです。
新しいメンバーなんかは、募集してもすぐには集まらないでしょう。
大会に出場せずに実績も残せないなら、どうやって社会人硬式野球の面白さや醍醐味を
新しい人たちに伝えることができるでしょうか。
鶴岡で軟式よりも硬式が盛り上がらない理由はこういうところにあります。
自分一人がブログで吠えたところで何も変えることはできませんけど、
なんとかサポートしながら盛り上げていきたいなとは思っています。
強いだの弱いだのなんて二の次、三の次ですよ。
まずは試合が出来るように人数を確保し、環境を整えるところからでしょう。
そうすれば自ずと選手たちの意識も変わってくるはずです。
というわけで、残念ながら弘前行きはなくなりました。
たとえ20ー0のコールド負けだったとしても出場して欲しかったですけどね。
昨日から「ハァ~」というため息が止まりません。
こんなにもカミさんと二人でため息をついたのは、息子がギリギリで背番号をもらったのに
コロナが出て出場を辞退した春季地区大会の時以来でしょうか。
息子はこれからもクラブの夜間練習に行くのかな。
その前に、来年もやるかどうかも知らんけど。
自分はまた何か楽しみを見つけて、日々のモチベーションを上げていかないとなりませんね。
これはいよいよ「酒場巡り」の遠征を復活させる時がきたか。。。
それとも、本格的に「釣り」に取り組もうかな。
まだ「ゴルフ」っていう気分じゃないんだよな。
まずは仕事を頑張りますわ。
ではまた、忘れたころに更新します(笑
あ、あさって23日は祝日ですが営業しますので。