『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

短い会話の中で
毎度ありがとうございます!

いつもご家族でお店に寄ってくれるタカノリくんちのリョウタが東京の武道館で行われた
「全国道場少年剣道大会」に副将として出場して、そのお土産を手にまたご家族で
お店に寄ってくれました。

剣道のことは全く分からない自分ですけど、武道館といえば野球の甲子園みたいなもの
なんじゃないんですか?

小学1年生から始めて最初は全然剣道ができなかった子が、毎日少しづつ努力し、苦手を克服し、
学年の上の選手にコテンパンに負けてしまっても、辞めずに諦めずに続けてきたからこそ、
晴れの舞台に立てたのだと思います。

お店に来るたびに、リョウタとたわいない話しをするんですけど、
最近、その受け答えもしっかりしてきたのが分かります。

子供なりの目線で、子供なりの言葉で、子供なりに感じたことを話せるというのは、
とても重要なことだと自分は思っているんですね。

リョウタだけでなく、グラウンドやコンビニなどでバッタリ会った子供たちと会話する場面があります。
「この間の試合、どうだったの?」と聞くと、そばにいる親御さんが「ダメだったよね。」と
先に答えてしまうことがあります。
「緊張した?」と聞くと「緊張したよね。」と親御さんがまた先に答えてしまったり。。。

たとえ「うん。」としか答えられなくても、親以外の大人と会話することは、子供の成長や
社交性を形成していく上で、必要不可欠なものだと思うんですよ。

模範解答を求めているのではなくて、なんだこのおじさん?だれ?と思っていても、
敬語なんかうまく使えなくても、自分の思ったことを自分の言葉で発することができるかどうか、
そういうところが大切になってくるのではないでしょうか。

そして、そういう子供の素の声を聞きたい大人は自分だけではないはずです。

お会計を済ませて、席を立ったリョウタが一人で自分のもとに近づいてきて、
「マスター、あのね、さっきあげたお土産の中にね、手ぬぐいが入ってるんだけど、
 武道館に出た全部の道場の選手の名前が書いてあるから、ボクの名前を見つけてね。」
と話しかけてくれました。

「おー!リョウタの名前入りかぁ。すごいじゃん!相手は強かった?」
「うん。」
「どんなところが?」
「振りも速かったし、足も速かった。」
「足?スススッてすり足?」
「うん。」
「そっか。でもリョウタがそれを感じたんなら、次はリョウタがそう出来るように頑張らなきゃな。」
「うん。」
「いい経験してきたじゃん。もっと強くなりたい?」
「なりたい!」

そばにパパもママもいない、自分とリョウタと二人だけの短い会話でした。
それでも十分に伝わること、十分に感じることがあります。

まだまだこれから、可能性もチャンスも十分すぎるほどあります。
怪我には注意して、これからも剣道を大好きなまま、厳しい稽古に励んでもらいたいと思います。

そしてそれは、野球でも同じです。
小学生のうちに子供の可能性を見切るのではなく、もっともっと先で待っていてほしいものです。

いつの日か、リョウタの剣道の試合を応援に行きます。
これからも、頑張ってな。

リョウタ、お土産ありがとう。
名前、見つけたよ!





コメント

1. ありがとうございました

マスター、先日はありがとうございました‼️
リョウタとそんな会話をしてたとは知りませんでした(^-^;
また、そんな会話を一人で出来たことに驚きました。
あと、手拭いの名前探して頂きありがとうございました!
マスターのブログ読んで、妻と二人で胸が熱くなりました。
親では気づかないことや、子供(リョウタ)のことを見てくれていて本当に感謝です。
また家族でお邪魔したいと思いますので、よろしくお願いします。

鶴岡東ベスト16進出おめでとうございます!

2. >タカノリくん

こちらこそお土産までいただいてしまい
なんだか気を使わせたみたいで恐縮です。
リョウタもちゃんと成長していますから安心ですね。
親目線、家族目線はどうしても低くなりがちです。
自分のようなおっちゃんは気さくに話しかけて
最後に「じゃーねー。バイバーイ!」くらいで丁度いいんです。
これからもリョウタと仲良くさせてください。

鶴岡東への応援ありがとうございます。
そんな言葉が一番嬉しかったりします。
次も勝ってベスト8進出目指します!!
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